私的良スレ書庫
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元スレさやか「絆地獄たち」
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まどか「そんなこと無いです!」
マミほむ「!?」
まどか「魔法少女にはなれないけど、遊びに行くくらいの仲にはなりたいです」
さやか「そうですよー。……それにマミさんも、人なんですからね」
マミ「人……」
ほむら「……そう、人よ。こんな体でも、心は人間のままでしょう?」
マミ「……そうね。私、何考えていたんだろうね」ウルウル
マミ「みんな、これからもよろしくね。家に来れば、お茶くらいは出すわ」
まどさや「はい!」
マミほむ「!?」
まどか「魔法少女にはなれないけど、遊びに行くくらいの仲にはなりたいです」
さやか「そうですよー。……それにマミさんも、人なんですからね」
マミ「人……」
ほむら「……そう、人よ。こんな体でも、心は人間のままでしょう?」
マミ「……そうね。私、何考えていたんだろうね」ウルウル
マミ「みんな、これからもよろしくね。家に来れば、お茶くらいは出すわ」
まどさや「はい!」
―――――――見滝原病院・病室前―――――――
看護婦1「あら、上条君のお見舞い?ごめんなさいね、診察の予定が繰り上がって…今ちょうどリハビリ室なの」
さやか「あぁ、そうでしたか…。どうも」
看護婦1「助かるわ、難しい患者さんだしね。励ましになってくれてるといいんだけど……」
看護婦2「歩けるようになったとしても、指の方はね…。もう二度と楽器を弾くなんて、無理でしょうね」
さやか「(……もしも私がキュゥべえや国連に頼んで恭介の体が治ったとして、それを恭介はどう思うの?)」
さやか「(ありがとうって言われて、それだけ?それとも、それ以上のことを言って欲しいの?)」
さやか「(あたしって……嫌な奴だ)」
さやか「(それにまどかやマミさん、転校生を見て……今更だけど、怖くなってきちゃった)」
さやか「(ごめんね恭介。あたし、もう耐えられない)」
看護婦1「あら、上条君のお見舞い?ごめんなさいね、診察の予定が繰り上がって…今ちょうどリハビリ室なの」
さやか「あぁ、そうでしたか…。どうも」
看護婦1「助かるわ、難しい患者さんだしね。励ましになってくれてるといいんだけど……」
看護婦2「歩けるようになったとしても、指の方はね…。もう二度と楽器を弾くなんて、無理でしょうね」
さやか「(……もしも私がキュゥべえや国連に頼んで恭介の体が治ったとして、それを恭介はどう思うの?)」
さやか「(ありがとうって言われて、それだけ?それとも、それ以上のことを言って欲しいの?)」
さやか「(あたしって……嫌な奴だ)」
さやか「(それにまどかやマミさん、転校生を見て……今更だけど、怖くなってきちゃった)」
さやか「(ごめんね恭介。あたし、もう耐えられない)」
―――――――電話回線:日本⇔国連軍事部―――――――
さやか「とりあえず、志願はしないことにしたよ」
オペ子「ほ、本当ですか!?」
さやか「まぁ……ね。少なくとも、今の望みは要求しないことにした」
オペ子「そうですか……よかった。本当に、良かった……!」グスン
オペ子「……でも、どうしてまた?」
さやか「…………、色々考え直して。やっぱり恭介の事は、あたしが手を出すべきではないんじゃないかって」
オペ子「さやかさん………」
さやか「それに最近、友達が詐欺に遭いかけたんだ」
オペ子「詐欺……ですか」
さやか「酷い目には遭わずに済んだけどね。アレを見て、やっぱりわが身は大切にしなきゃ、って思ったんだ」
オペ子「……ようやく、分かってくれたんですね」
さやか「うん。心配かけてごめんね」
さやか「とりあえず、志願はしないことにしたよ」
オペ子「ほ、本当ですか!?」
さやか「まぁ……ね。少なくとも、今の望みは要求しないことにした」
オペ子「そうですか……よかった。本当に、良かった……!」グスン
オペ子「……でも、どうしてまた?」
さやか「…………、色々考え直して。やっぱり恭介の事は、あたしが手を出すべきではないんじゃないかって」
オペ子「さやかさん………」
さやか「それに最近、友達が詐欺に遭いかけたんだ」
オペ子「詐欺……ですか」
さやか「酷い目には遭わずに済んだけどね。アレを見て、やっぱりわが身は大切にしなきゃ、って思ったんだ」
オペ子「……ようやく、分かってくれたんですね」
さやか「うん。心配かけてごめんね」
オペ子「(これで、あの子は生きていける)」
オペ子「(パイロットの仕事はまだあるかもしれないけど……少なくとも、当分の命の心配はなくなった)」
オペ子「(……あの二人の殉死の報も、まださやかさんには届いていない)」
オペ子「(例の戦闘機も対策が進んでいる。次の機会があれば、きっと勝てる)」
オペ子「(後は、誰かが志願してくれさえすれば……)」
オペ子「(でも、何だろう。妙に胸騒ぎがする)」
オペ子「(パイロットの仕事はまだあるかもしれないけど……少なくとも、当分の命の心配はなくなった)」
オペ子「(……あの二人の殉死の報も、まださやかさんには届いていない)」
オペ子「(例の戦闘機も対策が進んでいる。次の機会があれば、きっと勝てる)」
オペ子「(後は、誰かが志願してくれさえすれば……)」
オペ子「(でも、何だろう。妙に胸騒ぎがする)」
第四章「闇に赴く」
―――――――見滝原病院・夕刻の病室―――――――
恭介「さやかは、僕を苛めてるのかい?」
さやか「え?」
恭介「何で今でもまだ、僕に音楽なんか聴かせるんだ。嫌がらせのつもりなのか?」
さやか「(…………!?)」
さやか「だ、だって恭介、音楽好きだから…」
恭介「もう聴きたくなんかないんだよ!自分で弾けもしない曲、ただ聴いてるだけなんて!」
さやか「恭……介……」
―――――――見滝原病院・夕刻の病室―――――――
恭介「さやかは、僕を苛めてるのかい?」
さやか「え?」
恭介「何で今でもまだ、僕に音楽なんか聴かせるんだ。嫌がらせのつもりなのか?」
さやか「(…………!?)」
さやか「だ、だって恭介、音楽好きだから…」
恭介「もう聴きたくなんかないんだよ!自分で弾けもしない曲、ただ聴いてるだけなんて!」
さやか「恭……介……」
書いてる奴も外野もどっちもくっさ
まどかSSってもうこんなのしか残ってないのな
まどかSSってもうこんなのしか残ってないのな
連呼カス死なねーかなマジで
こいつのせいでクソスレが落ちないからバカが調子に乗る
こいつのせいでクソスレが落ちないからバカが調子に乗る
恭介「僕は…僕は…っ!ああ!!」
さやか「あっ、そんなに振り回したら!」
恭介「うあぁっ!!」ガスッ
さやか「あ………え………」
恭介「動かないんだ…もう、痛みさえ感じない。こんな手なんてっ!」
さやか「大丈夫だよ。きっと何とかなるよ。諦めなければきっと、いつか…」
恭介「諦めろって言われたのさ」
さやか「え…………」
さやか「あっ、そんなに振り回したら!」
恭介「うあぁっ!!」ガスッ
さやか「あ………え………」
恭介「動かないんだ…もう、痛みさえ感じない。こんな手なんてっ!」
さやか「大丈夫だよ。きっと何とかなるよ。諦めなければきっと、いつか…」
恭介「諦めろって言われたのさ」
さやか「え…………」
恭介「もう演奏は諦めろってさ。先生から直々に言われたよ。今の医学じゃ無理だって」
恭介「僕の手はもう二度と動かない。奇跡か、魔法でもない限り治らないんだよ」
さやか「そんな………」
恭介「……分かったらもう出ていってくれよ。自分がみじめで仕方がないんだ」
さやか「恭介……」
恭介「早く出てけよっ!!」
さやか「………!!!」
恭介「僕の手はもう二度と動かない。奇跡か、魔法でもない限り治らないんだよ」
さやか「そんな………」
恭介「……分かったらもう出ていってくれよ。自分がみじめで仕方がないんだ」
さやか「恭介……」
恭介「早く出てけよっ!!」
さやか「………!!!」
さやか「(あたし……どうすればいいの?)」
さやか「(もう契約も志願もしないって決めたのに……どうして今更、悩んでるの?)」
さやか「(恭介の腕は治らないかもしれない……でも、マミさん達との約束を破ったり、まどか達を置いて死にに行くのは嫌だ)」
さやか「(それに恭介の腕を治してバイオリンが聴けるようになっても、それだけであたしは満足するの?)」
さやか「(……あたし、弱くなっちゃったのかな)」
さやか「(もう契約も志願もしないって決めたのに……どうして今更、悩んでるの?)」
さやか「(恭介の腕は治らないかもしれない……でも、マミさん達との約束を破ったり、まどか達を置いて死にに行くのは嫌だ)」
さやか「(それに恭介の腕を治してバイオリンが聴けるようになっても、それだけであたしは満足するの?)」
さやか「(……あたし、弱くなっちゃったのかな)」
―――――――見滝原・夜の郊外―――――――
さやか「(どうすればいいんだろう……)」
仁美「…………」ヨロヨロ
さやか「あれ、仁美じゃん。今日は習い事は無いの?」
仁美「あら、さやかさん……御機嫌よう」
さやか「……ねえ、どこに行こうとしてるの?」
仁美「どこって、それは…ここよりもずっといい場所、ですわ」
さやか「ずっといい場所……?」
仁美「ああ、そうだ。さやかさんもぜひご一緒に。ええそうですわ、それが素晴らしいですわ」
さやか「仁……美……?」
さやか「(どうすればいいんだろう……)」
仁美「…………」ヨロヨロ
さやか「あれ、仁美じゃん。今日は習い事は無いの?」
仁美「あら、さやかさん……御機嫌よう」
さやか「……ねえ、どこに行こうとしてるの?」
仁美「どこって、それは…ここよりもずっといい場所、ですわ」
さやか「ずっといい場所……?」
仁美「ああ、そうだ。さやかさんもぜひご一緒に。ええそうですわ、それが素晴らしいですわ」
さやか「仁……美……?」
―――――――見滝原・工場地帯―――――――
仁美その他「…………」ゾロゾロ
さやか「(何だよこれ……いつの間にか凄い人数じゃん!)」
さやか「(それに誰もかれも焦点が定まってない。催眠術にでもかかってるみたいな……)」
――――魔女は結界の中に隠れ潜みながら、社会に災いを振りまく。理由の分からない自殺や殺人は、大抵魔女が原因なのよ――――
さやか「(……!!まさかこれ、魔女の仕業!?)」
さやか「(えっとアドレス帳……あった。マミさんの番号だ)」プルルルル
さやか「マミさん!!何か工場地帯で催眠術にかかったみたいな人がやたら集まってるんですけど!」
マミ「何ですって!?……その人たち、体のどこかに小さな入れ墨みたいなのは無いかしら?」
さやか「……あります。皆例外なく、首元に小さな印が」
マミ「それは『魔女の口付け』よ!魔女に魅入られて死のうとしている人に現れる印だわ!」
さやか「やっぱり……!!」
マミ「待ってて。いま暁美さんと一緒にそっちに向かうから!」
さやか「お願いしますっ!」
仁美その他「…………」ゾロゾロ
さやか「(何だよこれ……いつの間にか凄い人数じゃん!)」
さやか「(それに誰もかれも焦点が定まってない。催眠術にでもかかってるみたいな……)」
――――魔女は結界の中に隠れ潜みながら、社会に災いを振りまく。理由の分からない自殺や殺人は、大抵魔女が原因なのよ――――
さやか「(……!!まさかこれ、魔女の仕業!?)」
さやか「(えっとアドレス帳……あった。マミさんの番号だ)」プルルルル
さやか「マミさん!!何か工場地帯で催眠術にかかったみたいな人がやたら集まってるんですけど!」
マミ「何ですって!?……その人たち、体のどこかに小さな入れ墨みたいなのは無いかしら?」
さやか「……あります。皆例外なく、首元に小さな印が」
マミ「それは『魔女の口付け』よ!魔女に魅入られて死のうとしている人に現れる印だわ!」
さやか「やっぱり……!!」
マミ「待ってて。いま暁美さんと一緒にそっちに向かうから!」
さやか「お願いしますっ!」
さやか「(みんな工場の中に入っていく。やっぱり、集団自殺?)」
さやか「(それに仁美まで……最近習い事で疲れてるみたいだったし、そこを魔女に付け入られたとか)」
さやか「(どっちにしろ、やばい事には変わりない!)」
さやか「(……あれ?あの車椅子、どこかで見た事あるような……)」
さやか「(嘘………っ!!)」
さやか「(アレ、恭介じゃん………!!!!)」
さやか「(それに仁美まで……最近習い事で疲れてるみたいだったし、そこを魔女に付け入られたとか)」
さやか「(どっちにしろ、やばい事には変わりない!)」
さやか「(……あれ?あの車椅子、どこかで見た事あるような……)」
さやか「(嘘………っ!!)」
さやか「(アレ、恭介じゃん………!!!!)」
中年男性「そうだよ、俺は、駄目なんだ。こんな小さな工場一つ、満足に切り盛りできなかった」
さやか「(ここの工場長か何かかな……っと、何か取り出した。これ、洗剤?)」
中年男性「今みたいな時代にさ、俺の居場所なんてあるわけねぇんだよな」
さやか「(混ぜて塩素ガスでも発生させるつもりか……っ!)」
さやか「こらぁぁぁぁーーーーーっ!!止めなさーーーーーい!!!」
恭介「……邪魔をする気なのかい?」
さやか「恭介!?」
仁美「アレは神聖な儀式なのですよ……邪魔は許されませんわ」
さやか「仁美も……分かってるの!?あれ混ぜたら皆死んじゃうんだよ!!」
恭介「そう。僕達はこれからみんなで、素晴らしい世界へ旅に出るんだよ……生きてる体なんて邪魔なだけだ」
仁美「美樹さん、あなたもすぐにわかりますから。これがどんなに素晴らしいことか……」
さやか「(だめだ、正気を失ってる!)」
さやか「(ここの工場長か何かかな……っと、何か取り出した。これ、洗剤?)」
中年男性「今みたいな時代にさ、俺の居場所なんてあるわけねぇんだよな」
さやか「(混ぜて塩素ガスでも発生させるつもりか……っ!)」
さやか「こらぁぁぁぁーーーーーっ!!止めなさーーーーーい!!!」
恭介「……邪魔をする気なのかい?」
さやか「恭介!?」
仁美「アレは神聖な儀式なのですよ……邪魔は許されませんわ」
さやか「仁美も……分かってるの!?あれ混ぜたら皆死んじゃうんだよ!!」
恭介「そう。僕達はこれからみんなで、素晴らしい世界へ旅に出るんだよ……生きてる体なんて邪魔なだけだ」
仁美「美樹さん、あなたもすぐにわかりますから。これがどんなに素晴らしいことか……」
さやか「(だめだ、正気を失ってる!)」
さやか「(とりあえずあの洗剤を何とかしないとヤバい!)」
さやか「でぇぇぇーーーーーーーーーーーーいいっっ!!!!!」ブーン バシャーン
さやか「はぁ……はぁ……、これでひとまず………」
モブ達「………よくも………っ」
さやか「(ッ!?襲いかかってくる気か!?)」
モブ達「よくも儀式の邪魔を……!」
さやか「(ちっ、やるしかないか!?)」
さやか「(……ぼーっとしてる分、大したことない。これなら余裕で全員昏倒させられる)」
さやか「でぇぇぇーーーーーーーーーーーーいいっっ!!!!!」ブーン バシャーン
さやか「はぁ……はぁ……、これでひとまず………」
モブ達「………よくも………っ」
さやか「(ッ!?襲いかかってくる気か!?)」
モブ達「よくも儀式の邪魔を……!」
さやか「(ちっ、やるしかないか!?)」
さやか「(……ぼーっとしてる分、大したことない。これなら余裕で全員昏倒させられる)」
さやか「こんなもんか………あとは、あんた達だけだね」
恭介「……さやかはそんなに、僕が憎いのか」
さやか「……え?」
恭介「バイオリンのできない僕なんか何の価値もないのに、音楽ばかり聞かせて……あてつけのつもりかよ」
恭介「耐えられないから死のうとしても、それさえも邪魔する!」
恭介「さやかは僕を虐めて楽しいのか!?」
さやか「恭介ッ!!」
恭介「もうほっといてくれよ!…おとなしく死なせろよぉっ!!!」
仁美「…………」キッ
さやか「……………………!!!」
恭介「……さやかはそんなに、僕が憎いのか」
さやか「……え?」
恭介「バイオリンのできない僕なんか何の価値もないのに、音楽ばかり聞かせて……あてつけのつもりかよ」
恭介「耐えられないから死のうとしても、それさえも邪魔する!」
恭介「さやかは僕を虐めて楽しいのか!?」
さやか「恭介ッ!!」
恭介「もうほっといてくれよ!…おとなしく死なせろよぉっ!!!」
仁美「…………」キッ
さやか「……………………!!!」
さやか「(………あたしだけじゃ、恭介を助けられないの?)」
さやか「(恭介は、右腕が戻らない限り……また魔女にでも魅入られて自殺するかもしれない)」
さやか「(その度にあたしは、恭介を苦しめてでも止めるの?)」
さやか「(……これ以上、恭介を苦しめ続けるの?)」
『H.N.Elly(Kirsten)』
さやか「(しまった、魔女の気配……!このままじゃ……)」
さやか「(恭介は、右腕が戻らない限り……また魔女にでも魅入られて自殺するかもしれない)」
さやか「(その度にあたしは、恭介を苦しめてでも止めるの?)」
さやか「(……これ以上、恭介を苦しめ続けるの?)」
『H.N.Elly(Kirsten)』
さやか「(しまった、魔女の気配……!このままじゃ……)」
>>194
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