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    元スレ久「全国姉巡り」

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    151 = 133 :

    洋咲と恭咲は心のオアシス

    153 = 3 :

    ―――――
    「さて次は、岩手は宮守女子ね」

    「それにしても、飛行機を手配してくれた龍門淵には感謝しないと。金銭面でもかなり助かってるし…」

    「愛されてるわね……咲」


    「うん……予想はしていたけど、そうね…予想を超えてくるわね、岩手」

    「空港に降り立ちえっちらおっちら歩き電車に乗り換えガタゴト揺られ…変わらない景色にうつらうつらと舟を漕ぎ…」

    「無人の改札という人間の良心に頼り切った素晴らしい信頼関係には感動すら覚えたわ」

    「遠野物語からそろそろ百年になるかしら…少しずつ発展しながらも当時の面影を残し未だにその雰囲気を引きずる風情の町」

    「といったところかしらね。さて、確かこの辺り……あったあった」

    154 :

    長野にも無人駅くらいありそうだけど

    155 = 3 :

    ――――――――――宮守
    「お邪魔します」

    「お邪魔します」

    「いらっしゃい、二人とも」

    「彼女は奥?」

    「ダルいってボーッとしてる」

    「久しぶり、咲ちゃん。私のことは塞とか適当に呼んでね」

    「塞おねえちゃん」

    「もう一人いるわよ」

    「連れてきたよ」

    白望「ん…いらっしゃい……」

    157 = 3 :

    「相変わらずねえ」

    白望「ダルい……」

    「ダルいの?」

    「口癖というか行きざまみたいなものだから、気にしなくていいよ」

    「そうね。あとシロって呼んだら喜ぶわよ」

    「シロおねえちゃん?」

    白望「……」プイ

    「ね?」

    「シロおねえちゃん!」ギュ

    159 = 3 :

    「ところでご両親はいつ頃帰宅されるのかしら」

    「昨日旅行に行ったよ。電話貰った後シロが私も含めて家に泊めるって言ったら『邪魔だろうから』って言って」

    「それは申し訳ないことをしたわ」

    「いや、あれは前から計画してたがシロが心配、そこに面倒見れる人が来るから丁度いい、ってのが真相と見た」

    「ご両親は仲がいいのね」

    「さて、お土産の時間よ。あげると増えるお土産のおかげで鞄一つ使う破目になってるから多めに渡すわ」

    「農作物方面まずりんご。次に芋。蜜柑にブドウときて最後に茄子」

    「水ナスかあ。どうしたの?」

    「確か、空港で待ってたら隣のおばちゃんに話しかけられて…そこから気付いたら持ってたのよ」

    「ははは、それは災難だったね」

    161 = 3 :

    「きんつばとかるかんと福岡銘菓詰め合わせとけし餅とみたらし餅と飴ちゃん多数で一応終わり」

    「飴ちゃん?ああ、ポケットに…でもこれ貰っちゃっていいの?」

    「残念なことにもう一セットあるのよ。永水の分が多かったのもあるし、貰ってくれないと困るわ」

    「じゃあ遠慮なく。あ、折角だから晩御飯は水ナスで何か作ろうかな」

    「みかん食べる?」

    白望「ん…食べる…」

    「はい、口開けて」

    白望「あー……ん」パク

    「おいしいね」

    白望「ん…」

    「はい」

    白望「ん…おいしい……」

    163 = 43 :

    >>154
    チノパンに轢き殺された人の実家の最寄駅が無人だな

    そして俺の家の最寄駅でもある

    164 = 133 :

    宮守でお姉ちゃんっぽいのはシロと豊音かな

    165 = 3 :

    ―――――
    「なんだか眠くなってきちゃた…」

    「シロを布団代わりにすると気持ち良く寝られるよ」

    「いい…?」

    白望「……」

    「シロおねえちゃん…」

    白望「…………ご自由に……」

    「ありがとー……気持ちいい…」

    「掛け布団持ってこようかね」

    166 = 22 :

    えー……
    豊音ー

    167 = 3 :

    ―――――
    「シロー、ってそういえば咲ちゃん乗せてたんだった」

    白望「残念だけど動けないから……」

    「態度と言動くらい一致させようか」

    「何か手伝うことがあるなら、私が代わりにやろうか?」

    「ああお願い。実は料理の味見を頼みたいんだけど」

    「そんなことでいいの?」

    白望「…………」

    168 = 133 :

    おかみさんルックが定番となった塞さん

    169 = 3 :

    ―――――
    白望「咲……起きて…」ユサユサ

    「んん……シロおねえちゃん…おはよう……」

    白望「ご飯だから……」

    「さ、食べるよ」


    「おいしい!」

    「そう?ありがと」

    「同じ女性として料理上手は羨ましいわね」

    白望「……」

    172 = 3 :

    ―――――
    「お風呂の順番どうする?」

    「塞おねえちゃん一緒に入ろっ」

    「お、入る?入ろうかー」

    「先にどうぞ」

    「本当?じゃあ先に入っちゃおうか咲ちゃん」

    「うん」

    173 = 3 :

    ―――――
    「お湯流すよー」

    「はーい」シャー

    「はいおしまい」

    「ありがとー。今度は塞おねえちゃんの背中流すね」

    「ありがと」

    174 = 3 :

    「はあー気持ちいいね」ザザー

    「そうだねー。あ、ちゃんと肩まで浸かってないと風邪引いちゃうよ」

    「うん……」ジッ

    「何どうしたの?」

    「塞おねえちゃん…奇麗」

    「そ、そうかな」

    「そうだよ」

    「咲ちゃんだって可愛いじゃない」

    「そんなことないよ」

    「いやいや、咲ちゃんが奇麗だって言う私が保証するよ、咲ちゃんは可愛いって」ニコ

    「えへへ…」

    「そろそろ出よっか」

    176 = 133 :

    この組み合わせにこの展開はss速報の人?

    177 = 3 :

    ―――――
    「……」ペラ

    白望「……」

    「……」ペラ

    白望「お茶いる…?」

    「お願い」


    白望「はい…」コト

    「ありがとう」ズズ

    「みかんいる?」

    白望「うん…」

    178 = 3 :

    「はい、剥けたわよ」

    白望「どうも…」パク


    「ただいまー」

    「あ、みかん食べてる」

    白望「いる…?」

    「いるー」

    白望「はい…」

    「あーん…甘い」モグモグ

    180 :

    紫煙

    181 = 3 :

    ―――――
    「風が出てきたわねえ」

    「この辺りは山間の上雪も降りやすいから、もしかしたら明日は外出出来ないかもね」

    「冗談じゃないわ」

    「いやあ本当にねえ」

    白望「…そろそろ寝る……」

    「随分早くない?」

    白望「…咲がお眠だから……」

    182 = 133 :

    しえしえ

    183 = 3 :

    「じゃあ、そうね…」

    「シロ、咲ちゃんを部屋まで連れて行ってあげてよ。こっちは明日のこととか聞いておくから」

    白望「分かった…」

    白望「…………」

    白望(起こすのダルい…抱えていこ…)

    白望「……軽っ…」

    「よろしくね」

    184 :

    きたい

    185 :

    さるったってさ

    186 = 22 :

    またさるったのか

    187 = 133 :

    しえん

    188 = 22 :

    ふんふむ

    189 = 133 :

    うー

    191 = 22 :

    193 = 133 :

    総合も遅いし今vip咲スレ民少ないっぽいな

    194 = 3 :

    ―――――
    白望「さて……」

    白望(まあ…床でもいいかぁ…)

    「うーん……」ギュゥ

    白望「……」クイ クイ

    「スー……スー……スー…」ギュゥ

    白望「……はぁ」

    白望「…ダル……くもないか…な……」

    白望「…寝るか……」

    195 = 15 :

    >>154
    大糸線ユーザーだった俺登場
    松本~信濃大町の20くらいの駅のうち、無人駅は5つあったな
    4駅に1つが無人駅で、他は5時を過ぎると駅員が帰って無人駅になるところが半数以上

    196 = 156 :

    シロってなんか良いね

    197 = 3 :

    ―――――
    「二人とも、朝だよー」

    白望「…おはようございます……」

    「ん……おはようございます…」


    白望、咲「「いただきます…」」

    「シンクロしてるね…」

    「これはどっちがどっちに感染したのかしら」


    白望、咲「「ごちそうさまでした」」

    「お風呂沸かしたから、目ざましに二人で入ってきなよ」

    白望「分かった…」

    「うん…」

    199 = 3 :

    ―――――
    白望「あー…」ザパー

    「ふう、さっぱりしたあ」フルフル

    「シロおねえちゃん、頭洗ったげようか?」

    白望「あー…お願い……」


    「かゆいところは?」

    白望「ない…」

    「お湯かけるから目を瞑ってね」

    白望「うん…」ザー


    「体は?」

    白望「お願い…」

    「任せて」


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