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    元スレ久「全国姉巡り」

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    51 = 3 :

    ―――――
    「洗いっこなんてなんだか懐かしいわ、やったことないのに」

    「そうですねえ。分かりますよ」

    「哩おねえちゃんの肌すべすべだー」

    「こ、こら言わんでよか」


    「あったまるー」

    「疲れが癒されるわ…」

    「すばら…」

    「んっ……っはぁ」


    「哩おねえちゃんの匂いだー」

    「私のお気に入りの香水よ」


    「すばらっ!」クルン

    (形状記憶合金…?)

    52 = 3 :

    ―――――
    「それで、渡したいものとは?」

    「まず手土産の高遠饅頭よ、出身らしいから特別に」

    「これはすばらな物を!ああ懐かしい…練習帰りによく食べていたものです」

    「それとりんご」

    「これまたすばら!」

    「知り合いの農家に頂いた物で、腐らせるよりはと思って」

    「それと焼き芋ね」

    「少し多くはなかか?」

    「永水に行ったら貰ったのよ。かるかん食べる?」

    54 = 3 :

    「いや、よかよ」

    「これはこれは沢山の物を。ではこちらも返礼の品を…」

    「いいわよそんな。こっちがお礼代わりに持ってきてるんだから」

    「そういうことでしたらありがたく受け取っておきます。ありがとうございます」

    「こちらこそ何度でもお礼を言いたいぐらいよ」

    「哩おねえちゃんの膝枕気持ちいい」

    「そうか……」

    56 = 33 :

    久のアンテナも中々の形状記憶

    57 = 8 :

    咲さんのホーンも

    58 = 3 :

    ―――――
    「眠くなってきちゃった」

    「こっちはダウンしとる」

    「スー………スー………スー……」

    「ではそろそろ布団を敷いて寝ましょう。雑魚寝ですが修学旅行と思えばすばらっ」

    「咲を真ん中に、私が端に寝るからお姉さん二人が両隣についてあげて。それじゃおやすみなさい」

    「スー……スー……スー……スー……」

    「なんちゅう……」

    「まあ、色々あって疲れているのですよ…………多分」

    「ところで花田……いい加減『部長』呼びばやめんね…」

    60 = 3 :

    ―――――
    「もう一度お礼を言わせて。ありがとう」

    「そんな。こちらも貴重な体験をしましたし、望んでやったことですから」

    「私も…楽しかったと思っとる」

    「そこでですね。親愛の証にうんしゅうみかんと」

    「通りもんやらのお菓子ば持っていき」

    「…参ったわね、そう言われたら断れないじゃないの」

    「やられっ放しではいられませんよ……二人とも、お元気で」

    「ええ、お互いに心身の健康に気を付けないと。それじゃあまた会いましょう」

    「ああ」

    「ありがとう。煌おねえちゃんも、哩おねえちゃんも」

    「大好き!」

    62 = 3 :

    「ええ、私も大好きですよ…咲」

    「咲、私もよ。私も好いとうよ」

    「またいつでも遊びに来なさい」

    「そん時は皆で大歓迎すっとよ」

    「煌おねえちゃん、哩おねえちゃん、少ししゃがんで」

    「はい、なんでしょ…おや//」チュッ

    「こんくらいでよか…む//」チュッ

    「えへへ//また会おうね」

    「勿論!」

    「…ありがとう」ニコッ

    63 = 22 :

    姫子が嫉妬しちゃう……

    64 = 3 :

    ―――――
    (哩は想定外だったけど、結果的にはいてくれて良かったのかもしれないわね)

    「さて、新幹線で大阪まで時間があるわね。咲、一眠りしていていいわよ」

    「私はその間に姫松と連絡を取っておくから」

    「次は姫松。集合は部室ね」

    65 = 22 :

    ふんふむ

    66 = 10 :

    部長は何を企んでるんだ

    67 = 43 :

    末原ちゃんがカタカタしてまう…

    68 :

    この咲さん冗談抜きで放火とかしそうで怖い
    とりあえず支援

    69 = 3 :

    ――――――――――姫松
    洋榎「そろそろやな」

    恭子「ですね。しかしこんなに買って大丈夫なんですか?」

    洋榎「まあ大丈夫やろ」

    由子「それより、なんで二人ともここにいるのよー」

    絹恵「用事あるから今日は練習休みや、て言われたら自主練しません?」

    洋榎「流石うちの妹や。けどな、休む言うた人間と同じ方向に歩き続ける時点で部室で用事やって察してほしかったわ」

    「そう言われても、実力不足やから練習一日でも休んじゃいられないですよ」

    恭子「これは主将が悪いですわ」

    由子「大雑把過ぎなのよー」

    洋榎「…そこまでにせんと、あんまり言うと他県の監督になって姫松潰しに行くで」

    恭子「まあ私ら来年いませんし」

    由子「後処理は後輩に任せるのよー」

    70 = 3 :

    絹恵「まあまあ先輩方、そこまでにしとかんと、お姉ちゃん本当に出て行きかねないですから」

    洋榎「絹は優しいなあ!それに比べて同級生ときたら」

    絹恵「お姉ちゃんは確かに雑でガサツで大雑把で投げっ放しで打ちっ放しで」

    洋榎「ちょっと市役所行ってくる」

    絹恵「お姉ちゃん…」

    洋榎「なんや絹、言いたいことでもあるんか」

    「戸籍謄本と戸籍抄本間違えたらあかんで」

    洋榎「妹が一番辛辣や!もうええ絹の姉やめたる!」

    「あら本当?それは助かるわ」ガチャ

    「お邪魔しまーす…」

    洋榎「おー、よう来たな。まあ入り、と言いたいところやけど。邪魔するんなら帰ってやー」

    「それは失礼。じゃあ咲、行きましょう」ガチャ

    71 = 22 :

    絹ちゃんかわいい

    72 = 3 :

    洋榎「てホンマに帰るんかい!」

    「流石大阪人はツッコミのタイミングも完璧ね」ガチャ

    「お邪魔しまーす…」

    由子「邪魔するなら帰るのよー」

    「ほな、さいなら」バタン

    「いや二回目はおかしいわ」ガチャ

    「お、お邪魔しま」

    洋榎「天丼はもうええねん!」

    「ひっ!ご、ごめんなさい!」ビクゥ

    「あんまり大声出さないでよ。おびえちゃってるでしょ」ジト

    洋榎「あ、すいません…」

    73 :

    74 = 43 :

    なんかのショックで幼児退行してるんじゃないかとすら思える

    75 = 3 :

    由子「恐がらなくてもいいのよー」

    恭子「せ、せや。別にだ、誰も怒っとらんで」カタカタ

    「先輩のほうが恐がってますやん」

    洋榎「なんや、まだトラウマ治ってないんか。情けないやっちゃな」

    恭子「そ、そんなん言われても…」カタカタ

    由子「今日は対局はしないから大丈夫なのよー」

    洋榎「それに、見てみい。雰囲気全然ちゃうやろ…ほれ咲、笑ってみせたり」

    「さっきから誰かさんが外まで聞こえる声出してたせいで委縮しちゃってるわよ」

    「あーこれは洋榎さんがアカンわ」

    由子「洋榎さんギルティなのよー」

    洋榎「元はと言えばお前らが……まあええわ」

    76 = 22 :

    >>73
    大阪のお姉さんは洋榎ちゃんじゃないのか……

    77 = 3 :

    洋榎「あー…咲、その…さっきは済まんかったな。別に咲が嫌いなんでも怒ってもないんや」

    洋榎「どうしたらええか……せや、うちの変顔で許してや。ほれ」

    「プッ…あはは、おねえちゃん面白いね」

    洋榎「そ、そうか?照れるな、はは。洋榎おねえちゃんと呼び」

    「うん、洋榎おねえちゃん!」ペカー

    洋榎「というわけで恭子。見たりや、この愛らしい笑顔を」

    絹恵「ホンマにかわいいなあ。妹に欲しいぐらいや」

    「対局中とまるで別人ですね」

    「それで今更ですけど、なんでここに?」

    由子「用事ってこれなのよー」

    洋榎「なんや、全国の現地姉とかいうのを巡っとるらしい。それで大阪はうちら三年に白羽の矢が当たったんや」

    78 :

    菫さんにてるてるの前で甘えるの早よ

    79 = 40 :

    これはすばらですね

    80 = 3 :

    絹恵「はあ……」ジー

    洋榎「なんや、絹もお姉ちゃんやりたいんか?」

    絹恵「うん。妹に慕われる姉、演じてみたいわあ。かわいい妹にお姉ちゃんお姉ちゃん言われてみたい」

    恭子「な、なんなら代わろか?え、遠慮せんでもええで」ガタッ

    洋榎「それは無しや。苦手なんはしゃあないとしてもそないな態度はあかんで」

    恭子「う……それはそうですけど…」

    洋榎「まあ、それもええわ。今日で克服したらええ」

    洋榎「咲、紹介したる。頭が団子の由子姉ちゃんや」

    由子「アンパンマンじゃないのよー。せめて『団子乗せた頭』なのよー…よろしくよー」

    洋榎「さっきからカタカタ震えとるんが携帯電話や」

    恭子「誰がバイブレーション機能や」

    洋榎「恭子姉ちゃんや。まあ金属探知機みたくなるけど気にせん方がええで」

    恭子「近くでも遠くでも振動の幅変わりませんて」

    81 = 3 :

    洋榎「でこれが」

    絹恵「絹お姉ちゃんや!」ダキッ

    絹恵「かわええなー咲ちゃんはもう私の妹になり名字変えずっと一緒にいような」

    洋榎「落ち着けや、嫌われるで」コツン

    絹恵「はっ!ご、ゴメンな、つい」バッ

    洋榎「最後にこのデコが漫姉ちゃんや」

    「えっいや…え?なんで?いや私姉になったつもりも立候補もしてないですやん?」

    洋榎「ほらもうついでに?年も上やしええやん」

    「でも…大丈夫なんですか?あんまり多くても困りません?」

    「おねえちゃんいっぱいだー」

    洋榎「大丈夫やな。そんで、二人にメールでお姉ちゃんのルール送っとく。目を通しとくんやで」

    83 = 3 :

    ―――――
    洋榎「そろそろ良い時間や。アレやっとくか」

    恭子「そうですね、準備してきます」ガタ

    「何するの?」

    由子「お昼の支度するのよー」

    「作ってくれるの?」

    洋榎「ちゃうで。皆で作るんや」

    由子「たこ焼きパーティーよー」

    絹恵「それで大量に買い込んどったんやね。でも少し多なかった?」

    「少しどころかちょっとした屋台開けますよ、あれ」

    由子「そこが大雑把なのよー」

    84 = 22 :

    ふんふむ

    85 = 3 :

    ―――――
    「おいしい!」

    洋榎「せやろー流石やろー!」

    絹恵「昔からうまかったもんなー」

    由子「こっちも本気だすのよー」

    「この触感、味は…餅ですか」

    恭子「不満か?油性か?シャーペンがいいんか?」

    「ちゃいますよ!ちょっと驚いただけで!」

    「お餅入りもおいしい!」

    恭子「そ、そうか?」ドキ

    86 = 3 :

    ―――――
    「難しい…」

    洋榎「どれ、貸し。こうやってこうクルッとやるんや。ホッホッホッとな」

    「洋榎おねえちゃんかっこいい!」

    洋榎「ホンマか?照れるわ///」

    由子「こっちのたこ焼きも食べるのよー」

    「ん…おいしい!」

    由子「もちろんよー」

    88 = 3 :

    ―――――
    洋榎「初めてにしては上出来やな。素質あるで」ナデナデ

    「やったあ」

    絹恵「おいしいなあ」

    「確かに」

    由子「末恐ろしいのよー…」

    恭子「ま、まあまあやな…」カタカタ

    洋榎「恭子、ちゃんと褒めたらんと、そないな育て方やと子供が将来グレるで」

    恭子「う……お、おいしかったで、咲…」カタカタ

    「本当!?嬉しい!」ギュ

    恭子「ひっ!」ビクン

    90 = 3 :

    「あ…ごめんなさい…あんまり近づかない方がいいよね……」シュン

    恭子「あ、いや…………」カタカタ

    恭子(対局以外はええ子やっちゅうんが今日分かった…私はこんな子を悲しませて、何をしとるんや…)

    恭子(プラマイゼロがなんや!ええ加減立ち直れ!やったる!)

    恭子「そ、そんなことないで、咲!」カタカタ

    「…でも」

    恭子「それは私が弱いだけや、咲ちゃんは悪ない…咲ちゃんはええ子やって分かった」

    恭子「咲ちゃんは仲良くなろう思て接してくれたのに私が勝手に恐がって避けとったんや。ごめんな…」ナデナデ

    「うん……」

    洋榎「ええ話や…」

    絹恵「良かったね咲ちゃん…」

    由子「心が洗われるのよー…」

    「感動したわ…」

    91 = 10 :

    感動した

    92 = 3 :

    ―――――
    洋榎「ふう…ごちそうさんでした」

    絹恵「ごちそうさまでした」

    「ごちそうさまでした」

    恭子「ご…ごちそうさまでした」

    由子「ごちそうさまなのよー」

    「ごちそうさまでした…」

    洋榎「腹いっぱいになったか?咲」

    「うん、もう食べられないよ…」

    由子「片づけするのよー」

    絹恵「あ、手伝います」

    「私も手伝います」

    洋榎「漫は咲の相手したれ。うちは恭子とジュース買ってくる」

    「えっ?うわっ!」ドン

    「漫おねえちゃん。お話しよっ」

    94 :

    これはいい咲ちゃんだな
    咲と怜の姉妹ssを以前読んで良かったから期待したい

    95 :

    久どこ行った

    96 = 3 :

    ―――――
    洋榎「ようやったな恭子」

    恭子「頑張りました…」ガクガク

    洋榎「まだ震えとるようやけど、あとは慣れや」

    恭子「はい……咲ちゃん、ええ子ですよね」

    洋榎「ああ、せやな……これもどっかのアホいや馬鹿のおかげや」

    「馬鹿は失礼なんじゃない?」

    洋榎「事実や……なあ、聞きたいことあるんやけど」

    「何?答えられる事ならなんでもいいわよ」

    洋榎「咲の好きな飲み物や。それと…………今いくら持っとる?」

    98 :

    妹役はあわあわでやってくれよう

    99 = 15 :

    >>94
    くわしく

    100 = 3 :

    ―――――
    洋榎「戻ったで」

    恭子「ただいま」

    「おかえりなさい」

    洋榎「膝枕かあ、気持ち良さそうやな」

    「気持ちいいよ」

    恭子「仲良うなったみたいで、私も嬉しいわ」

    由子「終わったのよ―」

    絹恵「ただいまー」


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