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元スレP「765プロ内で勢力が二分しているですって…!?」

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151 = 119 :

伊織「ほ、ほらっ!まだ聞いてないじゃない…その、アンタからの感想…」

P「感想?」

伊織「だからっ、このコスプレの感想よ!……こんなカッコ恥ずかしいのに、アンタの為に頑張って着てあげてるんだから…」チラ

P「え、なんだって?最後の方よく聞こえなかったんだけど」

伊織「~~~っ///と、とにかくっ、さっさと感想を聞かせなさーいっ!!」

P「ああ、感想か…そうだな………伊織、可愛いよ」

伊織「……えっ?」

P「みんなもすごく似合ってて可愛いと思う。あ、でもあずささんと音無さんは可愛いってよりは綺麗…かな」

ナシ派組「………///」モジモジ

美希「ハニー!?いつもミキにはそんな事言ってくれないのに!」

伊織「にひひっ♪まぁ、当然よね。なにせこのスーパーアイドル伊織ちゃ――」

P「伊織」

伊織「何よ…?」

P「ウサ耳も似合っててすごく可愛いぞ」

伊織「っ!!?///ばっ、馬鹿ね、そう何度も言わなくてもわかってるわよ!/////」

152 = 119 :

真美「ね→ね→いおりん」コソコソ

伊織「な、何よ?」

真美「そのカッコ、兄ちゃんに見られて恥ずかしくない?兄ちゃんは男の子なんだよ?」

伊織「なっ…///」

真美「真美なら恥ずかしくて着れないよ。真美、成長期だけど、あずさお姉ちゃんとかお姫ちん、ミキミキみたいにボンキュッボン!のナイスバデーって訳でもないし↓」

真美「だから、真美とあんまサイズ変わらないいおりんも屈んだ時に胸元とか気をつけた方が――」

伊織「そ、そんなの知らないわよっ、もうっ/////」カァーッ

真美「いおりんはダイタンだなぁ。真美にはまだマネできないよ」

P(よし、これは手応えありだな。素直に褒めたことでみんなも喜んでくれてるし、パーフェクトコミュニケーションだ!)グッ

美希「むー、なんだかつまんないの。早くミーティング終わらせて、オフになった午後からはハニーとラブラブデートなの!あはっ☆」

あずさ「あらあら~美希ちゃん、らぶらぶでぇと?うふふ、妄想するのは自由だけど、プロデューサーさんの御迷惑にはならないように…ね!」

美希「別に妄想なんかじゃないよ?このミーティングが終わればすぐにわかる事なの!」

春香「そうだね、すぐにわかる事。本当はみんな仲良く解決したかったけど、でも…最後に笑うのは私たちだから!」

やよい「うっうー!春香さん、私たちだって負けませんっ!」

「へへっ、そうだぞ。自分たちが勝って、プロデューサーに好きな願い事を聞いてもらうんだ!」

153 :

いつの間にかPが神龍みたくなっとる

154 = 119 :

P「ん?好きな願い事?」

千早「この勝負の勝利チームには、プロデューサーに1つ好きな願いを叶えて貰える権利が与えられるんです」

P「なっ…なんだそれは……律子、俺何も聞いてないぞ」

律子「プロデューサーがご存知でないのは当然です。プロデューサーには何も言ってませんでしたから」

P「さっき教えてくれなかったのはこういう事だったのか。願い事って…自慢じゃないが俺、あんまり貯金ないんだぞ」

春香「ふふっ、大丈夫ですよプロデューサーさん!『私は』そんなお金を使うようなお願いなんてしませんから!」

P「私はって…えっ、もしかして1人1コなのか?」

貴音「あなた様、如何でしょうか?これは私の提案だったのですが」

P「う~ん、まぁ現実的な事だったら全然構わないけど…俺だって普段頑張ってくれてる皆には感謝してるし、皆の願い事も俺できいてあげられるものなら叶えてあげたいと思うし」



真美「わぁ…やっぱり兄ちゃんは真美が思ってたよりずっと大人だぁ。ね、いおりん」

伊織「なっ、なんで私に振るのよっ!?」

156 = 21 :

凄いスピードだな

157 = 119 :

真美「だっていおりん、さっきから兄ちゃんの事チラチラずーっと見てるし。兄ちゃん、カッコイイよね」

伊織「うっ、うるさいうるさいっ///あんなヤツの事なんて見てないわよ!」

真美「えっ、でもいおりんさっきからずっと…」

伊織「もうっ、アンタこそさっきから何なのよ!今は私の事なんて放っておきなさいよ///」

真美「いおりんは素直じゃないなぁ」

伊織(アンタが急にアイツは男だとか、胸元がどうとか言い出すから…変に意識しちゃってるんじゃない…ばか)


P「いや、でも待てよ…?今、千早が言っていた『この勝負の勝利チーム』って一体何の……あ、もしかして今回のミーティングの議題だっていう…」

小鳥「はい。今朝、プロデューサーさんにお話ししようとしていた事です。結局は何も話せなかったんですけど…」

美希「あーっ、小鳥の方こそフライングしようとしてたの!そっちはさっきからヒキョーな事ばかりして、すっごくズルいの!」

小鳥「その…違うのよ美希ちゃん!」

律子「美希、小鳥さんのは私がお願いしたことだからいいのよ。プロデューサー殿には軽く知っておいてもらった方が話が早く進むでしょ?」

美希「なーんだ、それならそうと言えばよかったの。あれ?でもそれじゃあさっきミキがハニーに話そうとした時はなんでいけなかったの?」

亜美「だってさっきのミキミキはいかにも亜美たちがワルモノ~って感じで言いそうだったじゃん!だから止めたんだYO!」

158 = 119 :

美希「……ミキ、そんなの知らないの。ただ、ホントのこと言おうとしてただけなの」

伊織「ふーん、どうかしらね?」

美希「…でこちゃん、何か言いたい事があるならハッキリ言えばいいの」

伊織「じゃあ言わせてもらうわ。アンタの事だからどうせ『ハニーを守るのはミキなの!』とか言おうとしてたんでしょ?」

美希「っ!?だ、だって…ハニーは…ミキのプロデューサーは、ちゃんとミキが自分で守らないと…」

伊織「その様子じゃ図星みたいね。…守るって何なのよ!?まるでアンタだけのプロデューサーみたいな言い方してるけど、全くもって違うわよっ!」

美希「違わないよ!ハニーは…ミキだけのハニーだもん……」

伊織「何よ、まだ言う気?!」

P「お、おい伊織…何をそんなに怒ってるんだ?みんな仲良くやろう!な?」

伊織「……わかったわよ。アンタがそう言うなら仕方ないわね」

P「お、おう。あ、ウサ耳がちょっとズレてるぞ」スッ

伊織「へっ!?………あ、ありがと///」

P「?」

律子「………」

159 = 119 :

「あれ?今気付いたけど、この大きいテーブルみたいのなんだ?」

やよい「なんでしょう?なんかカバーみたいなのがかぶさってますね!」

「ああ、コレ!ボク達が会議室に入った時には既に置いてあったよ」

春香「なんだろうねーコレ。真ん中がちょっと膨れてるみたいだけど」

貴音「周りには椅子も置かれていますが…はて?」

小鳥「……律子さん、これは何ですか?」

律子「これは今回のミーティング用にお借りした特注の電子ボードです。みんな、コレ高くて壊れやすいみたいだから、叩いたり雑に扱わないようにね」

P「ただのミーティングなんだろ?わざわざ高価な機材まで借りて、どういうつもりなんだ?」

律子「まぁ、その説明はあとにして、とりあえずは席に着いてからミーティングを始めましょうか」

亜美「ほーい!亜美は兄ちゃんのとなり~♪兄ちゃん兄ちゃん、こっち来て→!」

律子「あ、席は決まってるわよ。椅子の後ろに名前が書いてあるから、各自確認してから座ってちょうだい」

亜美「え→!亜美ココがよかったのにぃ!…あ、亜美の席ちょうどココだ」

真美(よかった。真美の隣はどっちも兄ちゃんじゃないや)

ワイワイガヤガヤ

P「あれ、おかしいな…俺の席はどこだろう?」

160 = 147 :

うむ

161 = 153 :

おめーの席ねーから!!!

163 = 123 :

支援は紳士のつとめ

164 = 119 :

美希「ハニー」

P「ん、美希か。どうした?」

美希「さっきはミキの事、守ってくれてありがとなの」

P「ああ、気にするなよ。俺だって、お前達が喧嘩してるとこなんて見たくないからな」

美希「うん!でも今度はミキがハニーを守る番だから…」クイッ

P「!」

美希「待っててね、ハニー…!」ゴニョゴニョ

P「?」

伊織「ちょっと美希、今見てたわよ!アンタ、あいつの耳元で何を囁いてたのよ?!」

美希「にひひっ♪でこちゃんには内緒なの~♪」

伊織「内緒って…っていうか今、私の真似したわよね!?あ、ちょっと、待ちなさいってば!」

律子「ほらほら、伊織も自分の席を立たない。はい、これでみんな席に着いたわね」

P「……なぁ律子、俺の席が見当たらないんだけど。ココの空いてる席は律子のだし」

雪歩「あの…私、予備の椅子を持ってきましょうか?」

律子「大丈夫よ雪歩、ありがとう。プロデューサー、あなたにはちゃーんと特等席を用意してありますから安心して下さい」

165 :

スレタイでワロタ

166 = 119 :

P「特等席?」

律子「千早、このカバーを剥ぐのちょっと手伝ってくれる?」

千早「ええ」

バッ

亜美「な、ナンダコレ」

貴音「はて、このぼたんのようなものはなんでしょう?」ポチ

やよい「勝手に触っちゃって大丈夫なんでしょうか?…でもなんだろうコレ、何も起こりませんねー」ポチポチ

あずさ「真ん中には椅子があるわね~何かしら?」

春香「あ、さっきのちょっと膨れてた所って椅子があったんだ」

小鳥「まさかプロデューサーさんの席って…」

P「えっ…律子、まさかソコが俺の席なのか?」

律子「はい、そのまさかです。ここを開ければあの席まで行けますから…はい、どうぞ」パカッ

P「えー、なんだよコレ…罰ゲームかよ」

あずさ「あら~プロデューサーさん、こんなに可愛い女の子達に囲まれて、幸せだと思いませんか?」

P「それは…まぁ、考えようによってはご褒美かもしれませんが……いやいやそうじゃなくって!」

167 = 119 :

「何か不満があるんですか?」

亜美「兄ちゃん、ハーレムキング状態だよ?みんなの視線が兄ちゃん一人にクギヅケなんだよ?」

P「だからそれが恥ずかしいんだってば…!うぅ…まるで面接でも受けているみたいな感覚だ」

律子「そこから抜け出そうだなんてしないで下さいね。この上に乗って体重かけちゃったりしたら壊れちゃいますから」

P「なんでこんなことに…これじゃ完全に晒し者状態じゃないか。それに…これ、律子と常に対面してる状態で…なんか照れくさくないか?」

美希「そうなの!こんな席っておかしいって思うの。ミキの席からじゃハニーの後ろ姿しか見えないの」

春香「私は主にプロデューサーさんの後ろ斜め45°あたりくらいしか見えないよ」

真美(うぅ…真美はほとんど兄ちゃんの正面でハズカシイよ~///)

律子「安心して下さい。そのプロデューサーの椅子は自動で回転しますから。プロデューサー、試しに回転させますから、手を挟まないように注意してて下さいね」ポチッ

ウィィーン

P「おっ…この椅子……動くぞ!」

ウィィーン……ピタ

「あ、自分の目の前で止まったぞ!」

亜美「あーっ、ひびきんいいな→」

168 = 119 :

P「どうだ響、こうして対面してると恥ずかしいだろ?」

「うっ、そう言われると確かになんか……恥ずかしいかも」モジモジ

ウィィーン

「えっ、もう回転するの?」

律子「恥ずかしいんでしょ?それに、これは単なるテスト稼働だから」

ウィィーン

美希「あっ、やっとハニーの顔が見えるくらいになったの!ハニー、ココ!ミキの前で止まって欲しいの!」

P「いや、これ俺の意思じゃないからな?っていうかテスト稼働って言ってたじゃないか」

ウィィーン……ピタ

伊織「へっ…私!?」

P「よっ、伊織」

伊織「な、何よっ!あんまりジロジロ見るんじゃないわよ、この変態っ!///」

P「変態て…何もしてないじゃないか。それにすぐ回転始まるって。な、律子」

律子「うーん、そうねぇ…ミーティングはこの位置から始めましょ」

伊織「なっっ…だ、ダメよ!」

169 = 119 :

律子「それはなぜ?誰から始めたって、どちらのチームに有利不利って訳でもないでしょう?」

伊織「それは…そうだけど、今はまだ……と、とにかくっ!私から始めるのは断固反対よっ!」

美希「そうなの!まだミキの前に止まってないし、勝手に決めるのはズルいの」

小鳥「律子さん、他に公平なやり方ってないんですか?」

律子「……わかったわ。それじゃあランダム機能を使えばいいのね」

春香「なんだー、そんな機能があるなら早く使ってくださいよ~」

ウィィーン

雪歩「……な、なんだかドキドキするね、真ちゃん」

「! あ、うん!そ、そうだね雪歩…」

雪歩「「……昨日はごめ――」」

雪歩「あっ…」

「…昨日は言いすぎてごめん、雪歩。なんだかボク、熱くなっちゃって…」

雪歩「ううん、私の方こそごめんね、真ちゃん」

雪歩「えへへ///」

170 = 119 :

ウィィーン……ピタ

律子「とりあえずちゃんと一周もしてバッチリ稼働する事もわかったし、始めましょうか」

P「いよいよか……で、ミーティングの内容は?なんで俺の椅子だけ回転するんだ?」

律子「……みんな、わかってるわよね。プロデューサーが止まった目の前にいる人から…ね。終わったら目の前にあるボタンを押して次の人に回してちょうだい」

一同「………」コクン

P「え、今から何が始まるんだ?そろそろ俺にも教えてくれよ」

小鳥「プロデューサーさんに…決めてもらうんです」

P「な、何をでしょう…」

小鳥「あなただけの……アイドルをです」

P「えっ、それってどういう――」

律子「それじゃ、ランダムボタンを押すわよ。止まった人からだから、心の準備をしておきなさいね。プロデューサー殿も…ね」ポチッ

ウィィーーン

P「だから俺だけのアイドルってどういう…わっと、なんだか回転のスピードが少し上がったぞ」

ウィィーーン………ピタ

一同「!?」

171 = 119 :

P「止まったけど……どうなるんだ?」

「そう。トップバッターは私…という事ですか、わかりました」スクッ

「聞いて下さいプロデューサー…そして、私を選んで下さい」

P「選ぶってどういう…まぁ、まずは話を聞くことにするよ――」


P「――千早」

眼鏡無し派一人目:如月千早(16)162cm41kg B72/W55/H78 2月25日生まれ 魚座 A型 右利き 趣味:音楽鑑賞(クラシック)、トレーニング

千早「はい、よろしくお願いします。では…プロデューサー、すみませんが少しの間、目を閉じながら私の話を聞いて下さい」

P「ああ、わかった。目を閉じながら話を聞けばいいんだな……閉じたぞ」

千早「ありがとうございます。では、いきます…!」スゥー

千早「……目と目が逢う 瞬間 好きだと気付いた『あなたは今どんな気持ちでいるの?』~♪」

P(これは…千早のデビュー曲『目が逢う瞬間』…か)

一同「………」

172 = 119 :

――――――――――――――――ー

千早「もう二度と会わないとさよならする――」

P「………」パチパチパチ

千早「……ありがとうございます。これが、私がこれまでプロデューサーに頂いたもの全てです」

千早「私の今持てる力全て…プロデューサーの…あなたの心の瞳には、ちゃんと映りましたか?私は、あなたに育てていただいて、支えていただいて今日までやってこれました」

千早「こんな言い方…今日でお別れする訳ではありませんが、言わせて下さい」

千早「私は、あなたと共に歩んでこれて本当によかった。そしてそれはこれからも……ずっと、ずっと、これからの人生…プロデューサー、あなたと共に歩んでいきたいです」

千早「きっと…後悔はさせません。あなたと一緒なら、どんな海も飛び越えて行けそうです。プロデューサーがくれた…翼があるから」

千早「プロデューサー…目を開けて、私の事を見てください」

P「………」

千早「私、如月千早は…例えこの先どんな事があっても、あなたに一生付いて行きます」

千早「あなただけを信じるって…誓います。だから、どうかこの私をパートナーとして選んで下さい。お願いします…!」

P「千早…」

千早「……ふふっ、私の話はこれで終わりです。さ、次はそちらの番ですね。どうぞ」ポチッ

173 :

さるよけ

174 = 119 :

ウィィーーン

春香「千早ちゃん、私なんだか感動しちゃったよ~!千早ちゃんが同じチームでほんっとによかった」

千早「ふふっ、そうかしら」

あずさ「素晴らしかったわ~私も負けてられないなぁって思っちゃった。うふふ」

(う、確かに今の千早のアピールは胸打たれたぞ…)

雪歩(うぅ~今の千早ちゃんのお話を聞いてたら、まだまだ私、心の準備が~~)

伊織(今の……どう考えても愛の告白よね。プロデューサー、そもそも千早自身もその事実に気付いているのかしら?)

ウィィーン………ピタ

美希「!」

チーム・メガネーズ一人目:星井美希(15)161cm45kg B86/W55/H83 11月23日生まれ 射手座 B型 右利き 趣味:友達とおしゃべり、ネイルアート

亜美「次はミキミキだNE!」

真美「ミキミキファイトだYO!」

「今の千早のアピールのあとじゃかなりのプレッシャーだろうなぁ」

やよい「美希さん、頑張ってくださいっ!」

美希「うん…!ミキ、ホントは一番最初が良かったんだけど、しょうがないから二番目でガマンするの」

175 = 119 :

美希「けど……ハニーの一番はミキだけの特等席だから、覚悟しててねハニー!」

P「美希…」

美希「あのね、ハニーに聞いて欲しいことがあるの。ハニー、聞いてくれる…?」

P「ああ、聞くぞ」

美希「ありがと。…ミキね、アイドル辞めようと思ってるの」

一同「!?」

P「美希!?急に何を言い出すんだ…!アイドル辞めるだなんて」

美希「ううん、違うの。今すぐに辞めるって事じゃなくて、ミキの夢が叶ったらって意味なの」

P「夢が叶ったら?」

美希「うん、いつか夢が叶ったら…その時は」

P「そっか…今すぐって訳じゃないんだな。安心した」

美希「あ、ハニーそんな事言っちゃっていいの?ミキの夢…何か知ってる?」

P「トップアイドルになる事…か?」

美希「ハニーはミキがトップアイドルになったら嬉しい?」

P「ああ、もちろん。それは俺の夢でもあるからな!」

176 = 22 :

社長「なにこれ・・・」

177 = 119 :

美希「そっか、やっぱりミキは間違ってなかったの。ハニーの夢はミキの夢で、ミキの夢はトップアイドルになって、ステージの上でもどこにいてもずーっとキラキラする事なの」

美希「それとね、ミキの夢はあと一つあるんだよ。ハニー、わかる?」

P「…なんだろうな。降参!わからないよ」

美希「もう、ハニーは諦めるの早すぎなの!しょうがないから答えを教えてあげるね」

美希「あのね、ミキは…ミキのだーい好きな人のお嫁さんになって、その人の為だけにいつまでもずーっとキラキラしていたいの。死ぬまでずーっとだよ?」

P「そうか。それも美希らしくていい夢だな」

美希「あはっ、ありがとなの!そのミキのだーい好きな人はね、ナマケモノだったミキを魔法を使ったみたいに変えてくれた人なの。ミキだけの魔法使いさん…誰だかわかる?」

P「それは……えーと…」

美希「今日はね、覚悟を決めてきたの…!ミキはまだ15歳でケッコンはできないらしいから、今回のは予行練習って事になっちゃうんだけど…」

美希「けど、勇気を出して言うね…!」


美希「プロデューサー、ミキがトップアイドルになれたら、ミキとケッコンしてくださいなの!」

179 = 119 :

一同「!?」

P「み、美希?な、何を…」

美希「そして、ずーっとミキの事を見てて欲しいの。ミキがおばあちゃんになってもずーっと…」

P「美希…」

美希「ミキはここにいる誰よりもハニーの事が大好きなの!ミキ、ホンキだよ?」

P「美希、ありがとう…素直に嬉しいよ。でもな、美希――」

美希「あっ、ダメだよハニー、ミキはまだ答えを聞いちゃいけないの!ミキがトップアイドルになれたら、もう一回ハニーに告白するの!だから、その時に答えを聞かせてね?」

P「………わかった」

美希「ハニーにはゼッタイにミキの事を選んで欲しいの!よろしくねハニー♪」ポチッ

ウィィーン

貴音「美希、大変立派でしたよ」

「自分、まさか美希がプロポーズしちゃうなんて思ってなくてビックリしたぞ…でも、これなら千早にだって全然負けてないぞ!」

美希「ありがとなの!」

やよい「わぁー、今のがプロポーズなんですね!美希さんすごいですーっ!」

美希「やよいにだって負けないの☆」

180 = 119 :

雪歩(美希ちゃん…余裕を見せてる風だけど、ちょっと震えてる…かなり勇気を出して告白したんだろうなぁ)

ウィィーン………ピタ

伊織「えっ!?」

眼鏡無し派二人目:水瀬伊織(15)153cm40kg B77/W54/H79 5月5日生まれ 牡牛座 AB型 右利き 趣味:海外旅行、食べ歩き

やよい「あ、次は伊織ちゃんの番ですー!」

亜美「いおりん、ガンバ!」

あずさ「伊織ちゃん、頑張ってね」

伊織「え、そんな…私まだ心の準備が……」

小鳥「伊織ちゃん、どうかしたの?あんまり顔色が良くないみたいだけど、大丈夫?」

真美「なんだかいつものいおりんらしくないね」

美希「それもしょうがないの。ミキのすぐ後だし、でこちゃんが怖気づいちゃうのも無理は無いって思うな」

伊織「っ!」

春香(本当に無理もないかも。普通あんな本気の告白聞いたあとじゃ誰だってやりにくいに決まってるよ…)

伊織「誰が……誰が怖気づいてるですって?!私は竜宮小町のリーダーで、スーパーアイドルの水瀬伊織ちゃんよ!怖気づくだなんて有り得ないんだからっ」

181 = 102 :

社長「なんだよこれっ……おまえら仕事しろよっ」

182 = 119 :

伊織「……いい?プロデューサー、一度しか言ってあげないんだからよく聞いてなさいよっ!」

P「わ、わかった…」

伊織「私の…私たち竜宮小町のプロデューサーは律子よ。律子の事は信頼しているし、これからだって私たちは律子について行くわ」

律子「………」

伊織「…けど、プロデューサー、アンタは765プロのプロデューサーなのよ。それってどういう意味かわかるかしら?」

P「意味、というと…?」

伊織「だからっ、アンタは私のプロデューサーでもあるって事よ!私は竜宮小町のリーダーである以前に765プロに所属してるアイドルなんだから当然でしょ」

P「あ、ああ。そうだ、そうだな」

伊織「私のプロデューサーなら、アンタがやらないといけない事くらいわかってるわよね?」

P「えーと…色々サポートしたり、応援したり…とか」

伊織「もっと具体的に言いなさいよ!」

P「具体的にってなんだよ。果汁100%のオレンジジュースを買ってくる事……とかかな?なんて…」ハハ

伊織「わかってるじゃない。そう、私はオレンジジュースなら果汁100%がいいの。アンタはね、そんな風にもっと私の事を色々と知っていくべきなのよ」

伊織「……それと、ただでさえ一緒にいられ……っじゃなくて!か、顔を合わす機会だって最近は少なくなってきてるんだから、私が近くにいる時くらいは私に誠心誠意尽くすべきなの!」

183 = 119 :

伊織「私たちに仕事をとってきてくれるのは律子…でも、アンタにそういった事は期待してないわ。ただ、私が気持ちよーく次の仕事に行けるように、とことん尽くせばいいの」

伊織「わかるでしょ?アイドルのメンタルケアをするのもプロデューサーの仕事…それは、アンタの仕事なのよ」

伊織「私はね、何でも1番じゃなきゃイヤなの。そして、自分が1番だってことを証明したいの」

P「そうか」

伊織「ここまで言えばわかるわよね?」

P「え?えっと…つまり?」

伊織「~~~っ!だからぁっ!私は1番じゃなきゃイヤなの。私のこと、1番に考えてくれなくちゃイヤなの!そうじゃないヤツの言うことなんか、私は聞く気にならないの!」

P「伊織……」

伊織「私が……1番なの。アンタの1番も、ゼッタイ私じゃなきゃイヤなんだから!……だから、私を選びなさい!っていうかありえない。私以外の選択肢なんてありえないんだから!」
   
伊織「ちゃんと…アンタが私の事を選んでくれたら、今より頑張る…!ゼッタイに頑張れるからっ……だからお願いよ…プロデューサー、私をアンタの1番に選んでちょうだい」

P「それは…」

伊織「今は、まだいいの。ただ、あとでちゃんとアンタの答えを聞かせてね。期待して待っててあげるんだから…!」

P「……ああ、わかったよ伊織」

伊織「にひひっ♪いい返事ね!それじゃ、私の番は終わり」ポチッ

184 = 119 :

ウィィーン

美希「でこちゃんもなかなかやるの!」

伊織「ふふっ、当然よ!アンタには…ううん、アンタ達にはゼッタイに負けないんだから♪」

「うぎゃ~みんなすっごく本気だぞ!自分、まだ心の準備がぁ~」

貴音「響、落ち着くのです。まだ響には心を落ち着ける時間はあるのですから。恐らく、次に止まるのは…」チラ

やよい「えっ、わ、私ですかー?」

ウィィーン………ピタ

やよい「はわっ、すごいですーっ!ホントに私のところに止まっちゃいました!あっ、次……わ、私ってことですかー?!」

チーム・メガネーズ二人目:高槻やよい(14)145cm37kg B74/W54/H78 3月25日生まれ 牡羊座 O型 右利き 趣味:オセロ、野球、家庭菜園

雪歩「やよいちゃん、頑張ってね」

千早「高槻さん、あなたとは違うチームで残念だけれど、応援しているわ。頑張って!」

やよい「あ…はいっ!ありがとうございます!私もみなさんに負けないようガンバりまーす!」

やよい「……あの、プロデューサー、今度は私の話を聞いてください!」

P「うん、わかった」

185 = 119 :

やよい「私、アイドル始めたころは、ウチが貧乏だし、家族の為にがんばろーって思ってました。あ、それはもちろん今でも思ってますよ」

やよい「きびしいレッスンとかお仕事でしっぱいしちゃって大変だった時もあったけど、今は毎日がすっごく楽しいんです!」

やよい「こうしてアイドルとしてがんばれてるのは、事務所のみなさんとプロデューサーのおかげです!いつもありがとうございますっ!」

やよい「私、世界一元気なアイドルになることが目標なんですけど、最近はそれだけじゃダメかな~って」

P「いや、その目標だって立派で素晴らしいじゃないか。それでもダメなのか?」

やよい「はい!ただ私が元気なだけじゃなくて、世界中のみんなを元気にしてあげられるアイドルになりたいって思うようになったんです!」

P「世界中のみんなを元気にしてあげられるアイドル…か」

やよい「そのためにも、まずは私が世界一元気にならなくちゃダメなんです。私が元気じゃなかったら、元気だって分けてあげられないかなぁって」

やよい「……でも、元気も分けてあげてるだけじゃいつかはなくなっちゃいます。自分でも元気をいっぱいたくわえないといけません」

P「やよいは、自分が元気になるために何かやってるのか?」

やよい「はい!元気になりたい時は、いつもよりたーっくさん朝ゴハンを食べます。昨日の2倍元気になりたかったら、朝ゴハンも2倍食べるんです!」

やよい「それに、朝ゴハンパワーより元気になれるとっておきの方法もあるんですよー!」

P「それはすごいな。どうすればいいんだ?」

やよい「それはですねー…プロデューサー、いつものアレいっきますよー!」

P「アレ?アレっていうと…あ、ああ!」

186 = 119 :

やよい「プロデューサー、ハイ、ターッチ!」

P「ターッチ!」

やよい「イェイ!えへへ、ありがとうございます!プロデューサーからいっぱい元気を分けてもらえました!」

P「今のハイタッチで元気でたのか?」

やよい「はい!元気満タンですー!」

P「そっか。ハイタッチひとつでやよいに元気を分けてあげられるのなら、これからいくらでも――」

やよい「ちがいますよ、プロデューサー」

P「?」

やよい「プロデューサーとハイタッチして、たーっくさん元気を分けてもらいました。でも、それだけじゃないんです」

やよい「私には、私とハイタッチしてくれる人がいる…いつも私を見てくれている人――」

やよい「プロデューサーがそばにいてくれてるから…だから、私は安心してただ一生懸命、元気でガンバることができるんです!」

P「やよいぃ~」ウルッ

やよい「そういうわけでプロデューサー、これからもずーっと私のことを見ていて下さいね!よろしくお願いしますっ!!」

187 = 119 :

P「もちろんだ、やよい!これからもトップ目指して一緒に頑張っていこうな!」

やよい「はいっ!」

美希「ちょっと待つの!」
伊織「ちょっと待ちなさいよ!」

P「えっ?」

千早「『えっ?』じゃありません。プロデューサー、一体どういうつもりですか?」

P「え?えっと…あの……何が?」

美希「ハニー酷いの…いくらなんでも酷すぎるの。ミキ、さっきは勇気出して告白したのに…」

伊織「ホントふざけてんじゃないわよ!アンタそれでもプロデューサーなの?!」

P「や、待ってくれよ!別にふざけてなんか…」

千早「高槻さんを想うプロデューサーの気持ちもわかります。ですが、いくらなんでも私たちに対して酷すぎる仕打ちだとは思いませんか?」

P「な、何を言ってるんだ?俺はただ、これからもやよいと一緒に頑張っていこうと――」

伊織「どうしてやよいにだけ即答なのよ?!……わ、私たちなんて眼中にないって言いたいわけ?」

美希「ハニー、ミキを見捨てないで欲しいの!ミキ、ゼッタイにトップアイドルになってみせるから!ね?お願いハニー!」

P「そんな…誤解だって!俺はお前たちだってやよいと同じくらい大事に思っているんだぞ?」

188 = 129 :

(事の発端は眼鏡が似合うかどうかだったのにナンダコレ…)

189 = 119 :

千早「では何故高槻さんにだけ……あっ、別に高槻さんの事を責めているわけじゃないのよ」

やよい「あ、はい…!」

P「いや、そんな事言ったって……じゃあ逆に訊くけど、もしやよいにあんな風に一生懸命言われたら、お前らならどうしてる?」

千早「そんなの……即OKに決まっています!あんな一生懸命な高槻さんを前にして、まさか嫌だなんて言えるハズもありません」

P「だろう?俺もおんなじだよ」

千早「あっ……」

伊織「…まぁ、確かにそうよね。そういう事ならわかったわよ…アンタが私たちの事も大事に思ってくれてるってこともね。にひひっ♪」

美希「ミキはなんだかあんまり納得できてないけど、やよいが相手ならしょうがないの…」

P「なんとか3人ともわかってくれたか」

あずさ「誤解も解けたことですし、やよいちゃん、次に行きましょうか~。そろそろ私の番かもしれないし、うふふ、緊張しちゃうわ~」

やよい「あ、すみません!ボタン押すのすっかり忘れてましたー!」

P「あ、やよいちょっと待ってくれ。あのさ、ここまでやって今更なんだけど一つ聞いていいかな?」

律子「なんですか?」

P「これ……なんのミーティングなんだ?」

小鳥「プロデューサーさん、今の4人の話を聞いてわかりませんか?」

190 = 119 :

P「…4人の話を聞いて、みんな真剣に本気で俺なんかの事を信頼してくれてるんだなってわかって…すごく嬉しかったですよ」

P「これまでプロデューサーをやってきて、こんなにまで言ってもらえて、プロデューサーとしてこれほど嬉しいことはありません」

P「美希に至っては……」チラリ

美希「!」ニッコリ

P「けど、はっきり言ってみんなのしようとしてる事は全く分からない。音無さんがはじめにおっしゃっていた『俺だけのアイドルを決める』ってなんなんですか?」

律子「まんま言葉通りの意味ですよ、プロデューサー」

P「言葉通りの意味って…アイドルは俺だけのものじゃない。ファンや応援してくれてる人みんなのアイドルだろう」

小鳥「プロデューサーさん、そうじゃないんです。本当に言葉通りの意味なんですよ。現に、あたしはアイドルじゃありませんし、律子さんだって今はプロデューサーです」

あずさ「今やってるアイドルとはまた別として、プロデューサーさんだけのアイドルに、なりたいんです。ここにいるみんな全員が、そう思ってるんですよ?」

伊織「ま、中には自分が本当はどう思ってるのか自覚できてないコも何人かいるみたいだけどね。でもみんな気持ちは同じなハズよ。私も含めて…ね」

P「俺だけのアイドル…?俺は…どうすれば……」

美希「カンタンだよ?ハニーは選べばいいだけなの。ハニーだけのアイドルを1人だけ……ううん、ここにいるハニーだけのアイドルたちの中から1人トップアイドルを選んでもらうの!」

P「1人だけ…トップアイドルを選ぶ?」

191 = 119 :

貴音「今日はその1人をあなた様に決めていただく……いえ、私達皆で決める大事な日なのです」

亜美「兄ちゃん、責任重大だYO!」

千早「私だけでなく…この場にいるみんな、覚悟を決めてこのミーティングに臨んでいると思います」

雪歩「わ、私だって、今日は勇気を出して、私の気持ちをプロデューサーに伝えたいって決めてきたんですぅ!」

「ボクだって…正直迷いましたけど、雪歩には…ううん、みんなにだって負けたくないから覚悟を決めてきたんですよ!」

P「みんな…」

春香(え、この流れどうなってるの…?最初の千早ちゃんの時からなんかおかしいなぁとは思ってたけど…響ちゃん知ってた?)

(自分、こんな事になるなんて全然知らなかったぞ!誰もこんな…こ、告白するみたいなこと言ってなかったし)

真美「ま、真美だって…真美だって、真美のキモチを兄ちゃんに言っちゃったら、兄ちゃんに嫌われちゃうかもってホントは怖くて…
   怖い…のに……今日頑張んないと、兄ちゃんが前みたいに真美と一緒に遊んでくれなくなるかもしれないって考えたら…そんなの真美耐えられないよぉっ!」グスッ

P「お、おい…急にどうしたんだよ真美!?さっきも言ったけど、俺はお前達みんなを大事に思っているんだぞ。真美の事だって、何があっても嫌いになるはずないじゃないか」

真美「うぅ、兄ちゃ……ん…ぐすん…うん、ありがと」

律子「プロデューサー、おわかりになりましたか?ここにいるみんな本気なんです。それじゃ再開しますよ?やよい、ボタンを…」

P「いや、待ってくれ。もう一つ聞いてもいいか?」

律子「……どうぞ」

192 = 119 :

P「最終的に俺は、この中から1人だけを選ばないといけないって事…だよな?」

律子「はい。1人だけ選んでいただきます」

律子「ちなみに、個人戦みたいになってますけど一応これはチーム戦なので、選ばれた子がいるチームの勝ち…そして、プロデューサー殿にお願いをきいてもらえるって事になります」

P「そういえばさっき聞きそびれたが勢力が二分してるって話だったな。……そっか、わかった」

P「どういう経緯でこんな事をする事になったのかはわからないけど、ハッキリ言わせてもらう。俺の答えはもう決まってるよ」

あずさ「あら~?それってどういう事なのかしら?私の番は必要ないって事なのかしら~?あらあら~?」

小鳥「プロデューサーさん、まだ全員が話し終えたわけではないんですよ?!あ、あたしだってまだですし…」

美希「あっ、ミキわかったの!アピールし終わったミキたちの中から決めるって事なんでしょ、ハニー?ミキ、嬉しいの~♪」

伊織「ちょっと美希、アンタなに一人で選ばれた気になってるわけ?私がいるのを忘れてるんじゃないの?!」

真美「に、兄ちゃん…真美の番もまだだけど、やっぱり真美は初めから選んでもらえなかったんだね……うぅっ」グスッ

亜美「兄ちゃん、また真美泣かしたー!ホントは亜美だって泣きたいくらいなんだYO!だってこれじゃもう亜美は不戦勝みたいなもんじゃん」

P「や、ちが――」

雪歩「ぷ、プロデューサー酷いですぅ!私なんかの話なんて、聞いてももらえないって事なんですかぁ?」グスッ

「プロデューサー酷いですよっ!ボクだって、こんなカッコまでして必死にアピールしようとしてたんですよ!なのに……」

193 = 1 :

さるよけ

194 = 119 :

ヒドイヨー コノヒトデナシー トーヘンボクー ロリコンー

P「ロリコンて…それは……あっ、いや、だから違うんだって!話を聞いてくれ!ちょっとみんな一旦静かに――」

貴音「皆、静まるのですっ!!」

一同「!?」ピタッ

貴音「プロデューサー、あなた様の事です…何か考えがお有りなのでしょう。さぁ、お話になってください」

P「あ、ああ…すまない貴音、助かった」

P「えっと、俺が言いたいのは…みんなの中から誰か1人だけなんて選べないって事なんだ」

P「だってそうだろう?俺はみんな同じように大事に思ってるし、誰かを見捨てるなんて事はできない。同僚の律子や音無さんだっておんなじだ」

P「選ばれなかった子が悲しんだり傷ついたりする事なんて、俺はしたくないんだよ」

P「いいじゃないか、誰か1人を決めるなんて事しなくても。みんな一緒にトップを目指す……それがいいと思う。うん、だから俺は誰も選ばないって決めた」

春香「そ、それいいですねー!逆に誰も選ばない!その考えはなかったなぁ~ね、響ちゃん」

「う、うん!それが平和的でいいと思うし、自分もその考えに賛成するぞー!」

P「そうか?わかってくれたみたいでよかった。じゃあこれでミーティングは終わりということで――」

律子「話は………話はそれで終わりですか?プロデューサー」

P・春香・響「えっ?」

196 = 119 :

小鳥「終わりみたいですね。それじゃ、続きいきましょうか」

あずさ「うふふ、次こそ私の番になっちゃうのかしら?」

雪歩「はう~緊張しちゃうね、真ちゃん。私からになったらどうしよう」

「大丈夫、次はボクたちのチームの番だから、雪歩はまだ心の準備をしておけるよ」

P「いや、だからっ、俺はもう誰も選ばないって言ってるだろ!もうやめてくれよ」

シーン

律子「………本当に誰も選んでくれないんですね?」

P「それが一番いいと思う。お互いのためにもさ」

小鳥「どうしても選んでくれないんですか?」

P「ええ。こんなほとんどの子が悲しい思いをするはめになる事はやめにしましょう」

律子「そうですか…。なら、私たちにも考えがあります」

P「え…?」

小鳥「プロデューサーさんが、誰も選んでくれないというのなら……」

貴音「私達は、この事務所を去ります」

197 = 119 :

春香「えぇーっ!?」

P「な…っ!事務所を去るって…な、何を言っているんだ、冗談だろ…?」

貴音「冗談などではありません」

P「いやだって、俺は誰も選ばないと言ってるだけで、これからもみんなとトップを目指していきたいと思ってるんだぞ?」

律子「プロデューサー、私たちも全員本気だから、言ってるんですよ。真剣なんです」

P「1人だけを選んでどうするって言うんだよ?もし誰か1人を選んだとしても、俺はこれからもみんなをプロデュースする!俺はみんなと一緒にトップを目指したいよ!」

あずさ「ふふっ、やっぱりプロデューサーさんはお優しいんですね。こういう優しさがあるから、みんなプロデューサーさんについて行きたくなっちゃうんでしょうね~」

P「……これは優しさなんかじゃなくて、俺の単なる我儘なのかもしれません。争いからは何も得られない…ただ悲しみを生むだけだって、そう思うんです。だからみんな――」

千早「甘やかさないでくださいっ!!」

P「千早…?」

千早「悲しみを生む?それの何がいけないんですか?私たちは、それも覚悟の上です。そうでもなければ、さっきのような事…言えるハズもありません!」

美希「そうなの。さっきも言ったけどミキ、ホンキだよ?ミキだけじゃない…千早さんも、でこちゃんもやよいも、ここにいるみーんな、ホンキだよ?」

伊織「アンタも男ならハッキリ決めたらどうなの?今のアンタは、私たちが傷つくのが怖いんじゃない…ただ自分が私たちを傷つけるのが怖くて逃げてるだけよ!」

やよい「私もそう思います!プロデューサー、怖がってちゃいけません!勇気を出してくださいっ!」

P「みんな…」

198 :

流れが良くわかんないからだれか三行で説明して

199 = 98 :

めんどくさすぎワロタ

200 = 129 :

>>198
プロデューサーは
私の
ものだ


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