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    元スレQB「魔法少女候補が二人殺された」

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    タグ : - 色々残念 + - 魔法少女まどか☆マギカ + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    1 :

    織莉子マギカよりゆま登場

    2 = 1 :

    QB「マミ、大変だ」

    マミ「どうしたのキュゥべえ」

    QB「魔法少女候補が二人殺された」

    マミ「どういうこと?」

    QB「射殺された。暁美ほむら。魔法少女だ」

    マミ「魔法少女がなぜ? 何者なの?」

    QB「僕にもよくわからない」

    マミ「どういうこと? あなたと契約して魔法少女になったんでしょ?」

    QB「そうとも言えるし、そうでないとも言える。あの子は極めつけのイレギュラーだ。どういう行動に出るか、僕にも予想できない。  この街で契約したい子が二人いるんだけど、候補を悟られると危険で接触できない。参ったよ」

    マミ「心に留めておくわ」

    3 = 1 :

    杏子「一丁あがりっと」

    杏子「おいガキ。災難だったね。でも現実なんてこんなもんさ。震えたって泣いたって、死んだ両親は帰ってこないよ」

    ゆま「……」

    杏子「……食うかい?」

    4 :

    >>1でウルトラマン思い出した

    5 = 1 :

    ………

    ゆま「キョーコが強いのは魔法少女だから?」

    ゆま(ゆまがいじめられるのは、ゆまが弱いから。キョーコだっていつかゆまをすてちゃうんだ)

    ゆま「ゆまも魔法少女になりたい!」

    杏子「バカ言ってんじゃねえ!」

    QB「杏子、知らせておきたいことがある」

    ゆま「わあっぬいぐるみがお話してる」

    杏子「なっ」

    QB「おっと気づかなかったよ。こんなところに魔法少女の素質のある子がいるなんてね」

    ゆま「ゆまも魔法少女になれるの?」

    杏子「何の用だ」

    6 = 1 :

    「聞いた? ニ年の転校生メチャ美人らしいよ」
    「暁美ほむらって子でしょ? 転校生って珍しいよね」

    マミ(この学校だなんてね)

    マミ「暁美さんはいるかしら?」

    「暁美さんなら保健室だと思いますよー」

    マミ「そう、ありがとう」

    7 = 1 :

    ドア「ガラッ」

    マミ『暁』

    ほむら『あなたと話すことは何も無い』

    ほむら「昼休みにわざわざついてきてくれてありがとうまどか。心強いわ」

    まどか「なんてことないよ」

    マミ『そうはい』

    ほむら「保健係だから?」『そういうことだから』

    まどか「ほむらちゃんだから……かな」

    マミ『あの』

    ほむら「嬉しいわ。私もまどかだからこうして甘えてるの」『そういうことだから』

    そう言いながらほむらはまどかの手を取った。

    まどか「わたしも嬉しいな」

    まどかは頬を染めながらその手を握り返した。

    8 :

    くぅ~

    9 = 1 :

    あ、魔女の出現順とかデタラメです

    10 :

    ORICOとキリカのあの事件経験したらほむらたんとしてはループ開始直後に殺すしかねえよなあ
    あれは許される

    11 = 1 :

    シャルロッテの結界

    マミ(イレギュラー、来ないのかしら)

    マミ「ティロ・フィナーレ!」

    縫いぐるみのような身体から白い顔。黒い筒状の中身が飛び出した

    マミ「なっ」

    12 = 1 :

    一人称についてはwikiのセリフ集等を元に個人的嗜好で統一しました

    マミ「私」
    杏子「アタシ」
    ゆま「ゆま」
    さやか「あたし」
    まどか「わたし」
    ほむら「私」

    13 = 1 :

    杏子「オラァ!」

    赤い槍がそれを串刺しにした。結界が消えグリーフシードが現れる。

    マミ「佐倉さん!」

    杏子「何油断してんだマミ」

    マミ「助かったわ。でもどうしてここに?」

    杏子「キュゥべえに呼ばれた。イレギュラー狩りだ。このグリーフシードはもらうよ」

    マミ「利己主義のあなたがなぜイレギュラーを?」

    杏子「質問は無しだ。とにかく一時休戦と協力をしろ」

    マミ「そのつもりよ。首尾は?」

    杏子「アタシが尾行。アンタは魔女反応を追ってかち合うようにしてくれ」

    マミ「わかったわ」

    14 = 1 :

    杏子「駄目だね。候補のクラスメイトにべったりだ。人通りの多い道を通って一人になろうとしない。
       一人になると尾行を警戒してて撒かれる。完全に感づいてやがる」

    マミ「魔女も先に始末されてるか、限界まで待っても現れないかだわ」

    杏子「家も普通じゃない。何部屋か使ってアタシを察知して逃げやがる」

    マミ「気長にいきましょう」

    杏子「そうもいかない」

    マミ「?」

    杏子「……質問は無しだ」

    15 = 1 :

    QB「状況は深刻だ」

    杏子「何?」

    QB「ワルプルギスの夜が来る。それまでに鹿目まどかだけでも契約したい」

    杏子「鹿目まどかだけでいいのか?」

    QB「彼女が契約すればほぼ確実に勝てるだろう」

    マミ「明日、家に押しかけて説明しましょう」

    16 = 1 :

    学校の屋上

    QB「非常事態だ」

    マミ「どうしたの?」

    杏子「何だ?」

    QB「やられたよ。僕の死体を学校に持ち込んだんだ。それで鹿目まどかと美樹さやかが候補であることがばれた。人目を離れたときが最後だろう」

    杏子「死体? どういうことだ?」

    QB「僕はいくらでも替えがきくんだ」

    マミ「そんなことずっと一緒にいてなんで教えてくれなかったのよ!」

    杏子「今そんなこと言ってる場合じゃねえだろ。護衛するぞ」

    17 = 1 :

    マミ「暁美さん!」

    さやか「あれ? ほむらの知り合い?」

    ほむら「知らないわ。無視しましょう」『巴マミ、どういうつもり?』
    まどか「無視はないんじゃないかなあ」

    マミ「知らない振りだなんてひどいじゃない! 一緒に帰りましょうよ」『あなたのことなんてお見通しよ』

    ほむら「私はこの二人と一緒に帰るのよ」『そう、そういうわけね』

    マミ「じゃあ四人で帰りましょう。私の家に招待するわ。そうしましょう」

    ほむら「嫌よ」

    さやか「まあまあほむら、そんなこと言わずにお呼ばれしようよ。謎の先輩、なんか楽しそうじゃん」

    まどか「そうだよほむらちゃん」

    ほむら「……仕方ないわね」

    杏子「おっ奇遇だな。ほむら、マミ」

    ほむら「どちら様かしら」『佐倉杏子』

    さやか「あーまた知らんぷりだろーさては友達を一人占めするつもりだなー」

    まどか「ほーむーらーちゃん」

    ほむら「ああ、もう」

    18 = 1 :

    マミ「その組は確か早乙女先生のクラスね」

    ほむら『1500mから1700m東北東。魔女が発生。運が良ければまだ間に合うわ)

    さやか「そーなんですよーもうあの先生彼氏がどうとかで大変でー」

    杏子『嘘こけ。なんでわかる?』

    ほむら『能力の一端よ』

    杏子『どーせ罠だろ』

    ほむら『最近魔女の何体かが誕生直後にロストしてるわ。私よ』

    マミ『見過ごせないわ』

    まどか「どうしたんですか?」

    杏子『くそっ おいキュゥべえ近くにいるな? 先に行って確かめろ。そっちに向かう』

    QB『わかったよ』

    杏子「おい、テレパシーを使うぞ」

    さやか「え?」

    19 :

    VIPでやるなカス

    20 = 1 :

    杏子『走るぞ。説明は後だ』

    マミ『暁美さん先行しなさい。出すぎないことね』

    まどか「え? え?」

    ほむらが先導し、マミがまどかの、杏子がさやかの手を取って走りだした。

    QB『本当みたいだ。間もなく孵化する』

    杏子『畜生、お前ら覚悟しとけ』

    さやか『あんたら速すぎ。これがテレパシー?』

    QB『孵化したよ。急いで』

    五人が結界についた。

    21 :

    転載禁止にしてくれない?

    22 = 1 :

    ほむらが最初に入った。次に杏子、さやか、まどか、マミの順だ。結界に入るとほむらは変身していた。

    杏子「先にいけ」

    杏子がほむらにせっついた。槍で突こうとしたのだ。ほむらは消えて数歩先に姿を現した。
    手にはアサルトライフルを構えドイツ語で歌いカイゼル髭を生やした使い魔や、同様に髭を生やした蝶の羽を持つ使い魔をやり過ごしてる。

    マミ『いまやりあうのはやめておきましょう。魔女の退治が先決よ』

    ほむらが見過ごした使い魔を撃ち抜きながらほむらと杏子に言った。

    杏子『ふん』

    マミ「さっきもいったように私たちは魔法少女よ。ここは魔女の結界であいつらは使い魔。魔女の手下。これから本丸に乗り込んで魔女と相対するわ」

    マミはほむらの背中に向かって槍を構え、隙あらば一撃食らわそうとでもしているような杏子を静止しながら、
    ほむらが看過した使い魔を撃ち抜いていた。ほむらは時々瞬間移動し、最小限の使い魔だけを撃ち落として進んでいたので、
    マミが分担する使い魔の数は多かった。

    23 = 19 :

    VIPでやるなカス

    25 :

    面白そうだけどなんか読みにくい

    26 :

    文体が速報向きだよね、面白いけど

    27 = 1 :

    >>21
    悪いけれど、今のところそのつもりは無いです。少しでも読んで欲しいってのがあって。

    書き慣れてないから意見あると助かる

    28 = 21 :

    つまりまとめに載りたいだけなのか死ね

    29 :

    投下してる時は馴れ合うな、ただ投下だけを考えろ
    あと転載禁止にしろとかいうやつは無視しろ
    したところで自意識過剰と叩かれるがオチ

    31 = 1 :

    さやか「ほえー」

    マミ「あなたたちは魔法少女候補。キュゥべえが見えるのが証拠よ」

    まどか「魔法少女ってなるものなんですか?」

    QB「そうだよ」

    QB「だから僕と契約して魔法少女になってよ」

    銃弾がキュゥべえめがけて飛んできたのをマミが防いだ。

    杏子「やんのか?」

    ほむら「ついね」

    まどか「契約?」

    QB「僕は君たちの願い事をなんでもひとつ叶えてあげる」

    さやか「え、ホント?」

    まどか「願いごとって……」

    QB「なんだってかまわない。どんな奇跡だって起こしてあげられるよ」

    32 = 1 :

    さやか「うわぁ…金銀財宝とか、不老不死とか、満漢全席とか?」

    まどか「いや、最後のはちょっと」

    杏子「呑気だなお前ら」

    QB「でも、それと引き換えに出来上がるのがソウルジェム。
      この石を手にしたものは、魔女と戦う使命を課されるんだ。
      マミの頭、杏子の胸、暁美ほむらの手についてるのがそれだ」

    QB「あれが魔女だよ」

    さやか「う……グロい」

    まどか「あんなのと……戦うんですか……」

    いつのまにか持ち替えた軽機関銃とマミのサポートで魔女はたちまち蜂の巣となった。結界が消え、グリーフシードが現れる。

    33 = 1 :

    さやか「かっ、勝ったの?」

    まどか「すごい……」

    杏子「よこせ」

    杏子が言うまでもなくグリーフシードは豪速球でキュゥべえに突き刺さっていた。

    QB「きゅっぷい」

    マミ「これがグリーフシード。魔女の卵よ」

    さやか「た、卵」

    QB「大丈夫、その状態では安全だよ。むしろ役に立つ貴重なものだ」

    マミ「私のソウルジェム、ちょっと色が濁ってるでしょう?」

    まどか「ええ」

    マミ「でも、グリーフシードを使えば、ほら」

    34 = 1 :

    さやか「あ、キレイになった」

    マミ「ね。これで消耗した私の魔力も元通り。魔女退治の見返りが、これ」

    マミ「まだ十分余裕があるわね。暁美さん」

    杏子「敵にやるもんなんか何一つないね。アタシがもらう」

    マミ「仕方ないわね」

    さやか「敵? あんた何もしてないじゃん」

    杏子「トーシロは引っ込んでろ。大事なものなんだ」

    マミ「帰りましょう」

    35 = 1 :

    さやか「うわ……」

    まどか「素敵なお部屋……」

    三人が変身し、マミがほむらの右からマスケット銃を、杏子が左から槍をつきつけた。
    ほむらは拳銃をさやかの頭につきつけた。左手には端末を持っている。

    さやか「ほ、ほむら?」

    まどか「な、何?」

    杏子「暁美ほむらは魔法少女候補を殺すんだ」

    まどか「ほむらちゃんが!? 嘘!」

    マミ「本当よ。少なくとも既に二人が犠牲になったわ。ニュースで聞かなかったかしら? 銃殺された美国織莉子さんと、この学校の呉キリカさん」

    まどか「うそ……」

    36 = 25 :

    投下ペース早くない? 支援

    37 = 26 :

    ●ねえとさるさん食らうぞー

    38 = 10 :

    アフィステマ連呼の嫉妬厨は無視してどうぞ続けてください
    面白い物は跡で読み返したくなるし運悪く終わったとき見れてなくてdat落ちすると悲しいのでSSは是非まとめに載せるべきだな
    作者がいいって言ってるんだしグタグタうるさい能無しは放置の方向でw

    39 = 1 :

    杏子「なぜ殺す?」

    ほむら「嫌いなのよ」

    杏子「は?」

    ほむら「人間が魔法少女になるのには虫酸が走るのよ」

    杏子「なに言ってんだ? 魔法少女も人間だろ?」

    ほむら「……」

    杏子「話になんねえな。もういい。美樹さやか、恨むならコイツを恨みな。殺す」

    爆発がおきた。

    さやか「な、何?」

    ほむら「つまらないハッタリをはるのはやめなさい佐倉杏子。念押しにキッチンを爆破させてもらったわ。
        この部屋にも爆弾が仕掛けてある。この端末をひと押しで起爆するわ。
        少しでも動いたら心中よ。佐倉杏子、いい? 心中よ。もっとも私は今すぐにでも逃げられる。
        でもしない。少し話すいい機会だわ」

    40 = 1 :

    杏子「ッ! 銃器に爆弾たあ無茶なヤツだ。殺人魔法少女がアタシらを生かす理由はなんだ?」

    ほむら「魔法少女は人間じゃない」

    マミ「どうしてそんなこと言うの?」

    ほむら「例えば」

    ほむら「魂のありかが違う。説明しなさいキュゥべえ」

    QB「どこでその知識を得たんだい? さて、君たち魔法少女の本体としての魂には、魔力をより効率よく運用できる、コンパクトで、安全な姿が与えられているんだ」

    QB「ただの人間と同じ、壊れやすい身体のままで、魔女と戦ってくれなんて、とてもお願い出来ないからね」

    QB「君たち魔法少女にとって、元の身体なんていうのは、外付けのハードウェアでしかないんだ」

    QB「魔法少女との契約を取り結ぶ、僕の役目はね。君たちの魂を抜き取って、ソウルジェムに変える事なのさ」

    杏子「テメェは……何てことを……。ふざけんじゃねぇ!!それじゃアタシたち、ゾンビにされたようなもんじゃないか!!」

    QB「むしろ便利だろう?」

    QB「心臓が破れても、ありったけの血を抜かれても、その身体は魔力で修理すれば、すぐまた動くようになる。
      ソウルジェムさえ砕かれない限り、君たちは無敵だよ。
      弱点だらけの人体よりも、余程戦いでは有利じゃないか」

    まどか「ひどいよ…そんなのあんまりだよ…」

    41 = 1 :

    QB「君たちはいつもそうだね。事実をありのままに伝えると、決まって同じ反応をする」

    QB「訳が分からないよ。どうして人間はそんなに、魂の在処にこだわるんだい?」

    杏子「騙してたんだな」

    QB「僕は魔法少女になってくれって、きちんとお願いしたはずだよ?」

    QB「実際の姿がどういうものか、説明を省略したけれど」

    杏子「何で教えなかった!」

    QB「訊かれなかったからさ。知らなければ知らないままで、何の不都合もないからね」

    さやか「何でよ。どうしてそんな目に……!」

    QB「戦いの運命を受け入れてまで、叶えたい望み、それは間違いなく実現したじゃないか」

    まどか「全然釣り合ってないよ! そんな体にされちゃうなんて」

    ほむら「奇跡であることに違いはないわ。不可能を可能にしたんだから」

    ほむら「奇跡はね、本当なら人の命でさえ購えるものじゃないのよ。それを売って歩いているのがこいつ」

    マミ「それがあなたの魔法少女候補殺しの理由?」

    ほむら「そうとも言えるわね」

    42 = 1 :

    杏子「でもアタシ達を生かしてる。奇跡が起きることが嫌なのか? 一般人やそれをもうできないアタシ達を殺すのは気がとがめると?
       それとも爆破はハッタリか?」

    ほむら「あなたたちはニ週間後に来るワルプルギスの夜のための主要戦力」

    QB「どうして君がそれを知っているんだい?」

    ほむら「私は魔女に関しては特別な才能があるわ。強力な魔女ほど私は詳細を知れる。
        ワルプルギスともなれば出現位置から詳細戦力までわかる」

    QB「移動とまったく別系統の能力だ。そして僕は君と契約した覚えがない。君は一体何物だい?」

    ほむら「答える気は無いわ」

    QB「君の素質は近年でも最低クラスだ。盾が武器の魔法少女だなんて聞いたこともないよ。
      君の戦闘能力を大めに見積もっても、君と二人ではワルプルギスの夜に勝てない」

    ほむら「見積りが甘いわね。勝てるわよ。でも面倒臭いから私は遠慮するわ。
        他の街の魔法少女を何人か用意する。私は海外旅行とでもしゃれこむわ」

    杏子「ふざけやがって! そんなわけのわからない連中と戦えるか!」

    ほむら「人質を取ってるから死にものぐるいよ。少なくともワルプルギスを倒すまではね。あとはまあ殺し合いにでもなるでしょうね。
        ああそうね、連中は私が一定期間端末にアクセスしないと吹き飛ぶから私を殺すときはその辺も考慮しておきなさい」

    さやか「いかれてるっ!」

    ほむら「私は全く正常よ。静かに生きる最善策を講じてるだけ。ああ魔法少女候補を殺すのは別ね。生きがいよ。
        これまでに何人殺したかしらね、忘れちゃったわ。今回はちょっとイラついてて白いのに見つかって面倒なことになったわ。
        ストレスは敵ね。まどか、好きよ。本当に残念だわ。でも嬉しい。だって」

    43 = 26 :

    さるこわい

    44 = 10 :

    最適解を求めたほむらちゃんはこうなっちゃうんだろうな

    45 = 1 :

    杏子の槍が空をかすめた。ほむらが消えたのだ。ドアが開き、閉じる音がする。杏子が追う。

    杏子『ちっ逃げられた』

    杏子が帰って来た。マミは二人を部屋の外にひきずりだしていた。

    さやか「ば、爆破されてたら、どうするのよ? そ、れに人質は?」

    まどか「そんな……ほむらちゃんが……そんな……」

    杏子「今のところアタシたちの戦力は魔法少女候補二人の始末より重要らしい。じゃなきゃすぐにやってただろ」

    マミ「佐倉さん!」

    杏子「ドアを通って行ったし、障害物を通り越してワープできないのか、長距離のワープができないのか、魔力を節約したのか」

    マミ「説明しなさい。私、怒ってるわ」

    杏子「あんな演説聞いてたら耳が腐る。アタシの槍がヤツの腕を吹き飛ばす方が速いと思った。
       予想以上にやる。最悪相打ちでもアタシは構わなかった。ヤツを消せるなら人質なんて知ったことじゃないってね」

    マミ「困るわ。その自信も、その覚悟も」

    47 = 1 :

    杏子「悪かったよ。ソウルジェムにされたとかでカッとなった。もうしない。しかしアンタは案外落ち着いてんだな」

    マミ「動揺してるわ。それはもう物凄くね。でも私は契約しなかったら死んでいたもの。佐倉さんこそ平気なの?」

    杏子「どうだかな、アタシはさぁ、まあいっかって思ってるんだ。何だかんだでこの力を手に入れたから好き勝手できてるわけだし。
       後悔するほどのことでもないってね」

    杏子「自業自得さ」

    杏子「自分のためだけに生きてれば、何もかも自分のせいだ、誰を恨むこともないし、後悔なんてあるわけがない」

    杏子「そう思えば大抵のことは背負えるもんさ」

    さやか「強いんだね……あんたたち」

    杏子「……そう思うしか無いんだよ」

    マミ「どう、こんな話聞いた後じゃ契約する気なんておきないかしら?」

    まどかさやか「……」

    杏子「ヤツが言ってたようにワルプルギスの夜が来る。超弩級の大型魔女だ。普通の魔女と違って、
       コイツは結界に隠れて身を守る必要なんてない。ただ一度具現しただけでも、何千人と死ぬ」

    杏子「対抗する魔法少女が必要だ。でも奇跡はただじゃない。へたうちゃ、石になるだけじゃすまないかもしれない。よく考えろ」

    48 = 1 :

    杏子「アタシはピンクにつく。マミは青を護れ」

    マミ「襲われる可能性が高いのは鹿目さんだわ」

    まどか「ど、どうしてですか?」

    QB「君の素質がさやかより遥かに高いからさ」

    さやか「素質とかあるんだー。くそーまどかに負けるとはー」

    QB「君の素質もトップクラスだよさやか。まどかが桁外れなだけさ」

    まどか「どうしてわたしなんかが……」

    杏子「なおさらアタシがつくべきだ」

    マミ「あの子は遠距離タイプよ。私が相手するのが相応しいわ。それにあなたの行動も信用しきってるわけじゃないの」

    杏子「しゃあねえな。青、一緒に帰るぞ」

    さやか「青じゃない。さやか」

    杏子「めんどくせえ」

    49 = 25 :

    さるよけ

    50 = 1 :

    まどか「普通に帰ってもいいんですか?」

    マミ「やるなら暗殺よ。静かに生きたいとか言ってるし。家族や私たちがついてれば大したことはできないし、学校では安全だわ。
       最近は警察とかもずいぶん厄介になってるし、できる限り普通に生活した方がいいと思うの」

    QB「君たちは眠らずに済むから夜通し護れるしね。魔力を消耗するけど大した量じゃない」

    杏子「くそったれ。グリーフシードのストックはあるな? 狙撃は?」

    マミ「ストックはあるわ。魔力探知しながら建物の上から護衛すればなんとかなるでしょう。
       三次元地図で狙撃可能位置をチェックして備えましょう」

    杏子「そこまでして学校にいかなくてもいいんじゃねーか?」

    マミ「日常って大事なの。昼間の安全も保証できるし」


    さやか「入んないの?」

    杏子「なんて説明すんだよ。アタシのことは気にすんな。屋根の上にいっから。念のため窓には近づくなよ」

    さやか「あんたのこと、よくわかんない。少し恐い。でも不思議と安心する。なんでかな」

    杏子「知るか。布団かぶって寝ちまえ」


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