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    元スレ咲「えっ、聖牌戦争…?」

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    251 = 219 :

    ――――― 夜・和宅


    セイバー「和、プッチンプリンは飽きた。明日はファミマのよくばりクリームいちごプリンを… ん?」

    「もぅセイバーさん、プリン代も馬鹿にならないのですからそう毎日… って、どうかしましたか?」

    セイバー「このあからさまなランサーの雀力? …ああ、私を誘ってるんだ」

    「挑発ですか? そんな物は受ける必要ありません。無視してください」

    セイバー「挑発とは違う… ランサーの雀力は澄んでいる。奴は純粋に勝負を望んでいるはず」

    「セイバーさん、私たちはこの後で咲さんたちとキャスターを追う約束もあるんですよ!」

    セイバー「キャスターならアーチャーだけで十分。 …和、これはいい機会」

    「いい機会?」

    253 :

    キャスターの招待は誰だろう
    ニュースキャスターのこーこちゃんかな(棒)

    254 = 219 :

    セイバー「和、貴女はマスターとしてまだ未熟。でも単純なサーヴァントの力量勝負なら勝機は十分…」

    「はっきり言いますね。…ですけどその言葉、受け入れざるを得ないのは自覚しています」

    セイバー「それにあのランサー、日中は軽い口を叩いてはいたけど搦め手をしかけるタイプじゃない」

    「つまり罠である可能性は低いと?」

    セイバー「奴のマスター次第だけど。でも、他の陣営との対戦に比べたら和に危害が及ぶ確率は低いはず」

    (…この人なりに私のことも案じている、ということでしょうか)

    「…貴女のことです。どうせ雀霊としての誇りとやらで勝負を逃げる訳にもいかないのでしょう?」

    セイバー「……」コクッ

    「わかりました。…ただし、一つだけ約束してください。この聖牌戦争に必ず最後まで生きて私を護り抜くと」

    セイバー「…了解した。雀霊としてその誓い、必ず果たす」ギュルッ

    256 = 219 :

    ――――― 同時刻・咲宅


    アーチャー「それで咲、奴等からは何と?」

    「…うん。和ちゃんたちはランサーとの決闘に臨むからこっちには来れないって」

    アーチャー「…決闘だと? 全くたわけたことを… まぁ、最初からあてにしてなかったから構わんさ」

    「前から思っていたんですけどアーチャーさん、和ちゃんとセイバーさんには厳しいって言うか…」

    アーチャー「…そんなことはない。ただ、奴等の甘さが気に食わんだけだ」

    「…本当にそんな理由なんですか?」

    アーチャー「ああ… それより咲、これよりキャスターの本拠地に乗り込むのだが覚悟はできているか?」

    「はい、危険なのはわかっています。…でも凄いですよね、あんな咄嗟の間に」

    アーチャー「自動追尾の使い魔程度なら私でも使役できるからな。 …キャスターとは今夜で決着をつけるぞ」

    257 :

    やっとおいついた④

    258 = 219 :

    「…うん。ところでアーチャーさん、本当にまだ真名を思い出せないの?」

    アーチャー「…ああ、どういうわけだがとんと思い出せない」

    「…それは思い出せないんじゃなくって言えない、の間違いじゃないですか? 弘世菫さん」

    アーチャー「……!?」

    「最初からどこかで遭った覚えはあったんです。 でも、記憶の中の弘世さんよりだいぶ大人びていたし、風貌も違うから言いだせなくて」

    「…でもセイバー、いやお姉ちゃんを見て確信しました。 …アーチャー、貴女は白糸台にいた弘世菫さんですよね?」

    アーチャー「弘世…菫か… 残念だが君の指摘は外れているな。 まず、そもそも最初の時点で間違えている」

    「えっ!?」

    アーチャー「私は本当に思い出せないのだよ。 …いや、雀霊になる以前の記憶などとうに焼き切れている」

    「…アーチャーさんが雀霊になったのはそんな昔のことなんですか?」

    260 = 219 :

    アーチャー「そうだな。私が自分の名も、雀霊を志した理由も朧になる程度の時間が過ぎている」

    アーチャー「…それに君は私と思い込んだ者と以前遭ったことがあるようだが、私はその者とは別人だ」

    「そんな… 私、アーチャーさんは弘世さんが変装でもしてるんじゃないかと思ってました」

    アーチャー「私たち雀霊はこことは異なる世界から召喚されている。つまり、本来はこの世界に存在しない者だ」

    アーチャー「ライダーが名乗った真名と同姓同名の者がいて、かつ容姿等も限りなく似ていたとしても…」

    「…それは別人、ということですね」

    アーチャー「そういうことだ。よって私は勿論だがセイバーも君の知る、姉の照とは別人だ」

    「…!?」

    アーチャー「どうした、咲?」

    「いえ… そっか、アーチャーさんもセイバーさんも全然違う人だったんだ…」

    アーチャー「……折角の名推理だったのだが残念だったな、咲。 …さて、そろそろキャスターの工房に行くとしよう」





    前半終了。

    263 = 253 :

    おちゅ

    264 = 193 :

    乙ぞ

    267 :

    で、後半はいつからだい?

    268 = 193 :

    後半まで保守すればいいんか

    269 = 219 :

    あ、後半は後日予定ですよー


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