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元スレやよい「チキンライス」

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51 = 1 :

 
──12月10日──

亜美「やよいっちー、ちょっといいかね」

やよい「? どうしたの?」

真美「今日さー、真美たち親が二人とも留守なんだよ」

やよい「どうして?」

亜美「仕事でね。そんでお願い!」


  「「やよいっちのお家に泊めてください!」」


やよい「え、えぇっ? いきなり言われても……」

真美「そこを何とか!」

亜美「このとーりっ!」

やよい「……でもでも、お父さんとお母さんに聞いてみないと……」

52 = 1 :

ほすあり

53 = 1 :

 
亜美「……やよいっち、これ」ピラッ

やよい「?」


真美「今日の食費、預かってきた」

やよい「……これ」

亜美「イグチ先生だよ」

やよい「ご、5000円も!? そんなにもらえないよ!!」

真美「もらっとけもらっとけぃ、その代わりおいしい晩御飯を期待してるのだよ」

亜美「んっふっふ、そちも悪よのう双海の親分……」

やよい「……わ、私は別にかまわないから、とにかく聞いてみるね」




やよい「もしもし。あのね、今日お友達が……」

56 = 1 :

 
──────

  「「お邪魔しまーす」」


やよい「いらっしゃい。狭いけどゆっくりしていってね」

亜美「いえいえお構いなく」

真美「こっちは楽しくやってるからねー」


長介「おかえりー。遅かった……あれ」

亜美「おうおう長介じゃん、おひさ!」

長介「ど、どうも……」

真美「実は真美たち今日お泊りすることになっちゃったから」

長介「そ、そうなんだ」

亜美「おフロとかのぞいちゃゃぁょ?」

長介「の、覗かないよ!」


真美「……さて、一通り挨拶も済ませたし。お部屋にお邪魔しよっと」

58 = 1 :

 
やよい「私ご飯作るから、しばらくゆっくりしてて」

真美「了解ー」

亜美「了解ー。……」

真美「…………」


ガラッ


かすみ「……?」

亜美「お、かすみちゃん」

かすみ「あ。お姉ちゃんのお友達の……」

亜美「真美だよー」

真美「亜美だよー」

かすみ「こんばんは」ペコリ

60 = 1 :

 
亜美「……んー、かすみちゃんは可愛いなあ~」ギュゥ

かすみ「……ぅぁぁー」

やよい「ちょっと、あんまりいたずらしないでね!」トントン

亜美「してないよー。ね?」ギュゥー

かすみ「えへへ……大丈夫……」

真美「……で、亜美殿。どうかね?」

亜美「……ふむふむ。この広さなら……」

かすみ「?」

63 = 1 :

 
浩太郎「あれ?あれ?おねーちゃん?」

真美「おうおう、そこにいるのは」

亜美「……名前なんだっけ?」

浩太郎「こーたろー」

真美「そうだったそうだった、こんばんはー」

亜美「やよいっちのお家は相変わらず兄弟が多いですなぁ」


やよい「相変わらずって、減ったりしないよ……」トントン

長介「やよい姉ちゃん、テーブル用意しとこうか?」

やよい「うん、お願い」トントン


亜美「……よし……うーん、こんだけ兄弟がいると、サンタさんもプレゼント大変だろうなぁー」

真美「……だ、だねー」

やよい「!」

64 = 1 :

 
かすみ「サンタさん……」

長介「…………」

亜美「……おやおや? どうしたのかな?」

真美「サンタだよ! サンタ! みんな今年は何を頼むのー?」


やよい「…………あの、亜美、真美」



長介「それが、家には来ないんだ。残念だけど」



やよい「……長介……」

65 = 1 :

 
亜美「え、そうなの? なんで?」

真美「それって変じゃない?」

長介「……さあ。家が貧乏だからかな……ずるいけど、仕方ないよ」

亜美「ビンボーだから?」

真美「それ何かカンケーあんの?」

やよい「あ、その……ちょっと……」

かすみ「あみちゃんとまみちゃんのとこには来るの?」

亜美「そりゃもう毎年プレゼント抱えてやってくるよ」

真美「何回か捕まえようとしたこともあったけどねー」

亜美「そうそう。交代で起きながら見張ろうって言ってもすぐ二人とも寝ちゃってさー」

やよい「…………」

長介「…………分かんないや。来たことないから」

66 :

やめろ・・

68 :

やよいの両親なら新しい兄弟をプレゼントしてくれそうだな

69 :

うっうー

70 :

無邪気って怖い

71 = 1 :

 
かすみ「……どうやったら来るの?」

亜美「ん、どうもこうも。この時期になるとほしいものをお手紙に書いて……」

かすみ「お手紙?」

真美「そだよ。お手紙」

やよい「…………」



亜美「……あ~!!」

真美「もしかして……サンタ宛にお手紙書いたことないの!?」

かすみ「え? え? う、うん……」

真美「うあうあ~!! それじゃ来るサンタも来ないよ! 何やってたの!?」

亜美「せっかくただでプレゼントもらえるってのに! もったいない!!」

72 = 35 :

やめて・・・

73 = 1 :

 
長介「……そうなの?」

やよい「あ、あ、亜美? 真美? ちょっと待って」

亜美「こりゃじっとしてらんないよ! 亜美」

真美「ホントだよ! よっしゃこうしよう、晩御飯を食べ終わったら全員集合!」

長介「え?」

亜美「亜美たちが全員にお手紙の書き方をデンジュしてあげるから!!」

真美「やよいっちもだよ!」

やよい「わ、私も……?」

真美「当たり前っしょ!」

やよい「で、でも……」

74 :

これは……

75 = 70 :

なるほど

76 :

展開が読めた
この時点で涙目だわ、

77 = 1 :

 
かすみ「……おねえちゃん、サンタさん来てくれるの?」

長介「それ、ウソじゃないんだろうな!?」

亜美「亜美たちがウソついたことある? ないよね~」

やよい「…………えっと、その」


ドンドンドンドン

      ドンドンドンドン


やよい「あれ? ……誰だろう、ちょっと待っててね」スタスタ


亜美「亜美たちの言うとおりにしてればバッチシだから!」

真美「晩御飯の間にほしいもの考えとくんだよ!」

長介「……うん!」

かすみ「お手紙……何書こっかな……」

78 = 35 :

なるほど・・・
そういうことか・・・

79 = 1 :

 
やよい「はーい、今開けまーす!」

ガラララ…


伊織「こんばんは、やよい」

やよい「い、伊織ちゃん! どうしたの? 家に何か用?」

伊織「ええ。亜美と真美が泊まりに行ってるって聞いて」

やよい「う、うん……」

伊織「今何してるの?」

やよい「晩御飯の準備の途中なの」

伊織「そう。えっと、用件って言うのは……あの二人のことだし……監視役が必要かと思ったのよ」

やよい「監視役? ど、どうだろう……」



伊織「……つ、つまり……私も……」

やよい「?」

80 = 35 :

伊織・・・ええ子や・・・(´;ω;`)

81 = 1 :

 
亜美「えっ!? いおりん!?」

かすみ「あ、いおりちゃん」

長介「ど……どうも」

伊織「こんばんは。みんな元気だった?」

真美「ちょ、ちょっと待ってよ! 何でいんの!?」

伊織「何だっていいでしょ! やよいたちに迷惑掛けてないでしょうね!?」

亜美「……ま、まだ……」


やよい「えへへ、伊織ちゃんが来たからもっと賑やかになったね!」

亜美「げぇー……いおりんはやよいっちのことになったら怖いんだもん……」

伊織「や、やよいは関係ないでしょ! ……竜宮小町のリーダーとしてあんたが粗相をしないように見張るの!」

やよい「えへへ……伊織ちゃん、わざわざありがとう! 晩御飯作るからもう少し待っててね」

伊織「ええ、待ってるわ」

83 = 1 :

 
──────





亜美「……それでね、まずは『サンタさんへ』から始めて……」

かすみ「こう?」カキカキ

亜美「まあ適当にアイサツ書いて……」



真美「……そしたら、この下にほしいものを書いていったらいいよ」

長介「う、うん……」カキカキ

真美「浩太郎、自分で書ける?」

浩太郎「かける! かんじもならったから!」

真美「よし、んじゃ頑張りな」

85 = 1 :

 
伊織「……私が代わりに書いてあげるわ。何がほしいの?」

浩司「くるまのおもちゃ!」

伊織「そう。ならこう書いて……っと」サラサラ

浩司「ありがとー」

伊織「どういたしまして。浩三は……まだ何も分からないわよね」



やよい「…………」


伊織「……やよいは?何か書いた?」

やよい「……えっ? う、ううん、まだ」

86 :

おちんなよ

87 = 1 :

 
伊織「……まあ、アンタくらいの歳だと特に欲しいものもないかしらね」

やよい「うん、そうだね……」

伊織「……書くのに私が邪魔なら、離れておくけど」

やよい「そ、そんなことないよ! 大丈夫!」

伊織「あら、そう?」


長介「……書けた。これでいいのかな?」

真美「どれどれ。……うんうん、カンペキだよ」

かすみ「私も……」

亜美「オッケーだね」

浩太郎「かけたー」

伊織「上出来よ。にひひっ」

88 = 1 :

 
かすみ「……これでサンタさん来てくれる?」

真美「当たり前だよ! あとはこのお手紙を封筒に入れて、枕の下に敷いて寝れば……」

亜美「朝までにサンタが持っていって、ご注文ウケマタワリ~ってね」

伊織「承り、よ」



やよい「…………」

やよい「…………」サラサラ


やよい「わ、私も書けた……」

伊織「できた? ならみんなと同じようにね」

やよい「……うん」ゴソゴソ

90 = 1 :

 
──12月11日──


やよい「……スゥ……スゥ……」

やよい「…………スゥ……スゥ……」



やよい「……んっ…………んぅ……」モゾモゾ

やよい「…………ふぁぁ……っ」



亜美「…………zzz……」

    真美「……zzz…………」ゲシッ

       伊織「……スピー……スピー……フングッ……」

  かすみ「……すぅ……すぅ……」



長介「……クカッ……スゥ……スゥ……」


やよい「……ちょっと起きるの早かったかも」

91 = 45 :

「フングッ」

92 = 1 :

 
長介「…………んむ……んぁ……」モゾッ

長介「……んふぅ……ふぁぁぁああぁっ……」モゾモゾ


やよい「……あ、長介。おはよう」

長介「……んぅ……? ぉぁょ……」

長介「!」ゴソゴソ


長介「姉ちゃん! 手紙が!!」


長介「ないよ! なくなってる!」

やよい「えっ……ホントに?」ゴソゴソ


やよい「……ホントだ」

長介「すげぇ! 言ったとおりだったんだ! かすみ! かすみー!」ユサユサ

95 = 1 :

 
かすみ「……ぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ……どうしたの……」

長介「枕の下見てみろ! ほら!」ユサユサ

かすみ「…………!」ゴソゴソ


亜美「んぁあ~……うるしゃい……」モゾモゾ

真美「……しゃみぃ……」ギュウー

伊織「……フングゥ……きつ……んんんぅっ……ちょっとはなれなさ……いっ!」ガバッ

97 = 1 :

 
かすみ「……ねえ、ねえ……お手紙なくなってる……!」

亜美「んん~……? マジで……?」

かすみ「ほんとうだよ……! すごい……!」

長介「ホントなんだって! ほらほら!」

真美「……よかったねぇ~……おやしゅみ……」


伊織「……まったく、寝相悪いんだから……ねえやよい?」

やよい「おはよう、伊織ちゃん」

伊織「おはよう。見てあの子達……あんなに喜んじゃって」

やよい「……うん。すっごく嬉しそう」

98 = 1 :

 
亜美「……あっ! マジでなくなってるじゃん!」

真美「びっくりだよ! まさか書いた次の日に持って行ってくれるなんて!」

かすみ「そうなの?」

真美「見回りのタイミングとちょうど重なったんだよ」

亜美「みんな運がいいね~。亜美たちんちのもなくなってるかな?」


伊織「あら、亜美たちも手紙用意してたの。まだまだお子様ね?」

真美「何をっ!」

亜美「子供で悪いか!」


やよい「……あはははっ」

99 = 76 :

やよいどうしたの?
やよいが悲しいと僕も悲しいんだよ・・・

100 = 1 :

ちょい休憩&書き溜め


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