私的良スレ書庫
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元スレ玄「I am アホチャー!」
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灼「で、Sagimori Lanesの経営改善をお手伝い、だっけ?」
玄「うむ」
灼「たしかにウチの店は最近客の入りがよくない」
灼「何か対策を講じる必要はあるかもしれないと私も思……」
灼「でも……、玄がコンサル?」
玄「うん! 松実館の娘として、サービス業の秘訣を全力でご教授だよ!」
玄「そうすればお客さんもタヨレルチャーポイントもゲット間違いなし!」
灼(タヨレルチャーポイント? なんだろそれ)
灼(経済分野の用語なのかな)
灼(まあ話を聞くだけならいいか)
玄「うむ」
灼「たしかにウチの店は最近客の入りがよくない」
灼「何か対策を講じる必要はあるかもしれないと私も思……」
灼「でも……、玄がコンサル?」
玄「うん! 松実館の娘として、サービス業の秘訣を全力でご教授だよ!」
玄「そうすればお客さんもタヨレルチャーポイントもゲット間違いなし!」
灼(タヨレルチャーポイント? なんだろそれ)
灼(経済分野の用語なのかな)
灼(まあ話を聞くだけならいいか)
コンツェルンは鷺森レーンを松実館の傘下にしようとする玄ちゃんの罠
玄「ではさっそくですが鷺森灼ちゃん被告!」
灼「被告って、私は何を訴えられたの……」
玄「このお店には今日一日で何人のお客さんがきましたか!?」
灼「えーと。玄抜きで9人、かな」
玄「うわわ、少ない。それはなかなかのなかなかだね」
灼「うるさ……」
玄「そんなのでやってけるの?」
灼「やかまし……」
灼(とはいえ状況をあまり楽観視できない数字なのは事実)
灼「被告って、私は何を訴えられたの……」
玄「このお店には今日一日で何人のお客さんがきましたか!?」
灼「えーと。玄抜きで9人、かな」
玄「うわわ、少ない。それはなかなかのなかなかだね」
灼「うるさ……」
玄「そんなのでやってけるの?」
灼「やかまし……」
灼(とはいえ状況をあまり楽観視できない数字なのは事実)
玄「今のカウンセリングからわかったことがあります」
灼「これカウンセリングだったんだ」
玄「もっとお客さん呼ばなくちゃ!」
灼「簡単にそれができれば苦労はないよ」
玄「ふふふ! それができるんだよ!」
玄「そのために私、松実玄がいるんだから!」
灼「松実玄じゃなくて経営コンサルタント玄じゃなかったの?」
玄「そのために私、経営コンツェルン玄がいるんだから!」
灼「ツッコミが追い付かな……」
灼「これカウンセリングだったんだ」
玄「もっとお客さん呼ばなくちゃ!」
灼「簡単にそれができれば苦労はないよ」
玄「ふふふ! それができるんだよ!」
玄「そのために私、松実玄がいるんだから!」
灼「松実玄じゃなくて経営コンサルタント玄じゃなかったの?」
玄「そのために私、経営コンツェルン玄がいるんだから!」
灼「ツッコミが追い付かな……」
玄「ねえ、灼ちゃん」
玄「たくさんのお客さんが来る場所って、どんなところだと思う?」
灼「うーん。そんなに漠然とした質問されても急には……」
玄「難しく考える必要はないよ」
灼「単純に需要のある場所、とか?」
玄「ぶぶー! ぶっぶぶっぶぶっぶー!!」
灼「壊れたクラクションか」
玄「答えは、お客さんが好きになってくれるような場所、だよ」
玄「たくさんのお客さんが来る場所って、どんなところだと思う?」
灼「うーん。そんなに漠然とした質問されても急には……」
玄「難しく考える必要はないよ」
灼「単純に需要のある場所、とか?」
玄「ぶぶー! ぶっぶぶっぶぶっぶー!!」
灼「壊れたクラクションか」
玄「答えは、お客さんが好きになってくれるような場所、だよ」
言ってることはまともなのに
なぜ自らアホチャーポイントを上げに行くのか
なぜ自らアホチャーポイントを上げに行くのか
>>60
アホだからだ
アホだからだ
玄「私もね、松実館のお手伝いをするときは、精一杯のおもてなしをって頑張るんだ」
玄「そうすることでお客さんに、またここに泊まりたいなって心から思っていただけるよう心掛け……」
灼「あのー」
玄「うん?」
灼「そもそもウチは新規客の少なさに悩んでるんだけど……」
玄「へ?」
灼「リピーター率そのものは高いから、そのアドバイスはあまり活かせないと思……」
玄「あれれ」
玄「そうすることでお客さんに、またここに泊まりたいなって心から思っていただけるよう心掛け……」
灼「あのー」
玄「うん?」
灼「そもそもウチは新規客の少なさに悩んでるんだけど……」
玄「へ?」
灼「リピーター率そのものは高いから、そのアドバイスはあまり活かせないと思……」
玄「あれれ」
玄「ふむなる~。つまり灼ちゃんは、完全に新規のお客さんを呼び込みたいと」
灼「そういうことになる、かな」
玄「だったら簡単だよ!」
玄「このお店を、皆がつい入ってみたくなる場所にすればいいだけだもん!」
灼「皆が入ってみたくなる場所……」
玄「うん!」
灼「それってどんな場所かな?」
玄「へ? それは、えーと……」
玄「わっ、私なら、おもちのあるところには入りたくなるかも!」
灼「それだとボウリング場じゃなくていかがわしいお店になると思……」
玄「それはそれで」
灼「駄目だろ!」
灼「そういうことになる、かな」
玄「だったら簡単だよ!」
玄「このお店を、皆がつい入ってみたくなる場所にすればいいだけだもん!」
灼「皆が入ってみたくなる場所……」
玄「うん!」
灼「それってどんな場所かな?」
玄「へ? それは、えーと……」
玄「わっ、私なら、おもちのあるところには入りたくなるかも!」
灼「それだとボウリング場じゃなくていかがわしいお店になると思……」
玄「それはそれで」
灼「駄目だろ!」
灼「大体おもちのお店なんて……」
灼(ん? おもち?)
灼「……」
灼(寒いこの季節、新規の人がついつい入りたくなるのは……)
灼(あたたかい場所)
灼(軽食としてあたたかいおもちのお雑煮でも売り出せば……)
灼(リピーターさんの腹ごなし用にも、新規客の呼び込みにも繋がりそ……!)
灼(ん? おもち?)
灼「……」
灼(寒いこの季節、新規の人がついつい入りたくなるのは……)
灼(あたたかい場所)
灼(軽食としてあたたかいおもちのお雑煮でも売り出せば……)
灼(リピーターさんの腹ごなし用にも、新規客の呼び込みにも繋がりそ……!)
灼「もしかしたらいけるかも」
玄「お。灼ちゃんもおもちのよさに目覚めてくれたの!?」
灼「それはない」
玄「あらら」
灼「でも、玄の言葉がヒントになったのは確か」
灼「だからありがとう玄」
玄「!!」
玄(よく分からない内にまた1つ知的になってしまった!)
玄(じ、自分の才能が怖い……)
玄「お。灼ちゃんもおもちのよさに目覚めてくれたの!?」
灼「それはない」
玄「あらら」
灼「でも、玄の言葉がヒントになったのは確か」
灼「だからありがとう玄」
玄「!!」
玄(よく分からない内にまた1つ知的になってしまった!)
玄(じ、自分の才能が怖い……)
 ̄ ̄ ̄ ̄
穏乃「二人きりで話ってなに?」
憧「あのね、シズ」
穏乃「うん」
憧「あたし……、あ、あたし……」
(憧)(シズ) ←距離10メートルぐらい?→ 〃〃〃(玄)〃〃〃←草むら
玄(シズちゃんに会いにきたらとんでもない場面に遭遇しちゃった)
玄(おねーちゃんどうしよう!?)
穏乃「二人きりで話ってなに?」
憧「あのね、シズ」
穏乃「うん」
憧「あたし……、あ、あたし……」
(憧)(シズ) ←距離10メートルぐらい?→ 〃〃〃(玄)〃〃〃←草むら
玄(シズちゃんに会いにきたらとんでもない場面に遭遇しちゃった)
玄(おねーちゃんどうしよう!?)
憧「あたし、……ズのこ……き……」
穏乃「えっ?」
穏乃「ごめん、今の上手く聞き取れなくて……」
穏乃「もう一回言ってくれる?」
憧「……」
穏乃「あこー?」
憧(どう、しよう……!)
憧(緊張しすぎて、頭の中が真っ白になっちゃった!)
穏乃「えっ?」
穏乃「ごめん、今の上手く聞き取れなくて……」
穏乃「もう一回言ってくれる?」
憧「……」
穏乃「あこー?」
憧(どう、しよう……!)
憧(緊張しすぎて、頭の中が真っ白になっちゃった!)
穏乃「憧ー?」
憧「うっ、うん……」
穏乃「お前なんか様子が変だぞ?」
憧「ご、ごめんなさい……」
穏乃「や。謝ることなんてないよ」
穏乃「ただ、顔も赤いみたいだし、風邪でもひいてるのかなーって心配で」
憧(か、顔赤いの!? 今のあたし!)
憧(あ、やばっ。意識したら、余計にほっぺが熱く)
玄(……)
憧「うっ、うん……」
穏乃「お前なんか様子が変だぞ?」
憧「ご、ごめんなさい……」
穏乃「や。謝ることなんてないよ」
穏乃「ただ、顔も赤いみたいだし、風邪でもひいてるのかなーって心配で」
憧(か、顔赤いの!? 今のあたし!)
憧(あ、やばっ。意識したら、余計にほっぺが熱く)
玄(……)
憧(やだっ! やだやだっ! こんな赤面なんてしたら、気持ちがバレちゃう!)
憧(あ、でも……、そもそもあたしはシズに想いを伝えるために……)
憧(あれ……)
憧(あー、もー……、何よこれ。頭がゴチャゴチャで……)
憧(どうしよう……、泣けてきた……)
玄(憧ちゃん……)
玄(今私が、助けてあげるからね)
憧(あ、でも……、そもそもあたしはシズに想いを伝えるために……)
憧(あれ……)
憧(あー、もー……、何よこれ。頭がゴチャゴチャで……)
憧(どうしよう……、泣けてきた……)
玄(憧ちゃん……)
玄(今私が、助けてあげるからね)
穏乃「憧……。体調が悪いなら家まで送るから、本当に無理しなくても……」
憧(優しいな……)
憧(この優しさに甘えちゃおっかな)
憧(熱っぽいって嘘ついて誤魔化して、そうすれば、少なくとも現状維持は……)
TELLLLL TELLLLL
憧(え……?)
穏乃「えと、憧の携帯かな?」
憧「あ、うん……。メール……」
穏乃「いいよ。私のことは気にせず見なよ」
憧「……」
憧(優しいな……)
憧(この優しさに甘えちゃおっかな)
憧(熱っぽいって嘘ついて誤魔化して、そうすれば、少なくとも現状維持は……)
TELLLLL TELLLLL
憧(え……?)
穏乃「えと、憧の携帯かな?」
憧「あ、うん……。メール……」
穏乃「いいよ。私のことは気にせず見なよ」
憧「……」
from:松実玄
大丈夫。
ありのままの気持ちを伝えるだけで大丈夫だよ。
憧ちゃんと穏乃ちゃんのこと、小学生のころから知ってるもん。
だからわかるよ。
素直な心を伝えるだけで大丈夫。
がんばって、憧ちゃん!
今度は恋のキューピッド、とっても頼れる知的な松実玄より
大丈夫。
ありのままの気持ちを伝えるだけで大丈夫だよ。
憧ちゃんと穏乃ちゃんのこと、小学生のころから知ってるもん。
だからわかるよ。
素直な心を伝えるだけで大丈夫。
がんばって、憧ちゃん!
今度は恋のキューピッド、とっても頼れる知的な松実玄より
憧「あのね、シズ……」
穏乃「うん」
憧「あたしずっとずっとシズと一緒にいたいんだ」
穏乃「ありがとう。私もずっと憧の友達でいられたらいいなって……」
憧「んーん。それじゃダメ」
憧「シズだってわかるでしょ……?」
憧「友達関係は……、糸みたいに心細いよ」
穏乃「うん」
憧「あたしずっとずっとシズと一緒にいたいんだ」
穏乃「ありがとう。私もずっと憧の友達でいられたらいいなって……」
憧「んーん。それじゃダメ」
憧「シズだってわかるでしょ……?」
憧「友達関係は……、糸みたいに心細いよ」
憧「中学離れても仲良しを続けられると思ってたのに、いつの間にか距離が空いていた」
憧「そんな経験があるから、分かっちゃうもん」
憧「友達のまま永遠なんて、難しいんだよ……」
穏乃「そう、だね」
憧「だからあたし、シズとは友達より強い結び付きが欲しいの」
憧「なんか重くてごめんね」
憧「でもあたし……!」
憧「あたし……、シズが大好きだから」
穏乃「憧……」
憧「そんな経験があるから、分かっちゃうもん」
憧「友達のまま永遠なんて、難しいんだよ……」
穏乃「そう、だね」
憧「だからあたし、シズとは友達より強い結び付きが欲しいの」
憧「なんか重くてごめんね」
憧「でもあたし……!」
憧「あたし……、シズが大好きだから」
穏乃「憧……」
憧「キスしたいなって、感じちゃうの」
憧「ずっとシズの隣にいたいの」
憧「離れる未来は嫌だよ」
穏乃「……」
憧「だからどうか、あたしをシズの恋人にしてください」
憧「あたしがシズを呼び出したのはこのことを伝えるため」
穏乃「そうだったんだ……」
玄(ドキドキ……)
憧「ずっとシズの隣にいたいの」
憧「離れる未来は嫌だよ」
穏乃「……」
憧「だからどうか、あたしをシズの恋人にしてください」
憧「あたしがシズを呼び出したのはこのことを伝えるため」
穏乃「そうだったんだ……」
玄(ドキドキ……)
憧「はーっ、言いたいこと言ったらスッキリした!」
憧「なーんかあれだね! 溜め込むのはよくないわ!」
憧「好きだぞ、シズ! 好き好きすきー!」
憧「なーんて、ね……」
憧「こんなこと言いながらも心臓破裂しそうだよ……」
憧「……」
穏乃「憧」
憧「うん」
憧「なーんかあれだね! 溜め込むのはよくないわ!」
憧「好きだぞ、シズ! 好き好きすきー!」
憧「なーんて、ね……」
憧「こんなこと言いながらも心臓破裂しそうだよ……」
憧「……」
穏乃「憧」
憧「うん」
穏乃「憧。私さ」
憧「うん……」
穏乃「想像してみたんだ。憧と一緒の未来」
憧「どんな感じ……、だった?」
穏乃「そしたらね。すごくドキドキしてきた」
憧「……!」
穏乃「憧とずっと一緒の未来って、なんか考えただけでめちゃくちゃ楽しそうだなって」
穏乃「その光景を思い浮かべるだけで胸が高鳴って!」
憧「シズ……」
穏乃「2人ともドキドキして、憧と私おんなじだね」
玄(わーい! わーい!)
憧「うん……」
穏乃「想像してみたんだ。憧と一緒の未来」
憧「どんな感じ……、だった?」
穏乃「そしたらね。すごくドキドキしてきた」
憧「……!」
穏乃「憧とずっと一緒の未来って、なんか考えただけでめちゃくちゃ楽しそうだなって」
穏乃「その光景を思い浮かべるだけで胸が高鳴って!」
憧「シズ……」
穏乃「2人ともドキドキして、憧と私おんなじだね」
玄(わーい! わーい!)
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