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    元スレ玄「I am アホチャー!」

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    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★
    タグ : - ×2+ - 穏憧 + - 阿知賀女子 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    1 :

    「いんたぁねっとでは私がアホチャーって呼ばれていることを知りました。知ってしまったよ……」

    「でもそんなことないんだよ! 私、本当はおバカじゃない!」

    「た、確かに同学年の灼ちゃんよりテストの点は悪いけど、進研模試の偏差値は51もあるし……」

    「旅館のお手伝いも頑張ってる」

    「お料理だって一生懸命やってるよ!」

    「だからこれから、私がおバカじゃないことを証明するための旅に出ようと思います!」

    「目的地は部のみんなのところ!」

    「まず最初はおねーちゃん!」

    2 :

    それ旅やない

    3 = 1 :

    「おねーちゃん!」

    「どうしたの玄ちゃん?」

    「クイズ勝負しようよ!」

    「クイズ……、何のクイズ?」

    「えっとね、おもちクイズ!」

    「うーん。おねーちゃんおもちのことはよく分からないから……」

    「あれれ」

    (どうしよう。まずはクイズで知性をプッシュポンするつもりだったのに……)

    「相手がしてあげられなくてごめんね」

    「でもどうして突然クイズがしたいなんて思ったの?」

    4 :

    嫁にしては最高級品だよな、家事とか体とか
    あ、財布は持ちます

    5 = 1 :

    「私、もう自分がアホチャーって呼ばれないようにしたくって……」

    「そう……」

    「つまりクイズで私に勝って、自分はおバカじゃないんだぞって証明しようと思ったのかな?」

    「うん」

    「そっか。それなら私から玄ちゃんにクイズを出してあげるね」

    「おねーちゃんがクイズを?」

    「そうだよ」

    「むむ。確かに、無理に対決形式にしなくても、私自身がクイズに答えられたら知性をあぴぃるできるかも……」

    「うん! 私おねーちゃんのクイズに挑戦したい!」

    6 = 1 :

    「決まりね。それなら問題」

    「ゴクリ」

    「私の一番の宝物はなーんだ」

    「おねーちゃんの宝物?」

    「残り一分」

    「わ!? 時間制限つきなの!?」

    「ふふっ。焦らなくても、玄ちゃんなら分かるよ」

    「私なら分かる??」

    「ふぅ~む……」

    7 = 1 :

    「ヒントは、いつも私のそばにあるもの」

    「!!」

    「わかった! そのたわわに実ったおもちだね!」

    「ぶっぶー」

    「あれれ」

    8 = 1 :

    「うーん、それでは第二ヒント」

    「私の宝物は、いつも私に笑顔をくれます」

    「!!」

    「わかった! ストーブ!」

    「ぶっぶー」

    「あれれ」

    10 :

    アホチャー…

    11 = 1 :

    「そこまで。時間切れ」

    「ううう……。かなしい……」

    「正解は――」

    「でもまだ諦めないよ!」

    「今度は別の方法でおバカじゃないよって証明するんだから!」

    「あ、待って玄ちゃ……、お外に行っちゃった」

    (今の問題の答えは玄ちゃんなんだよ?)

    (こんなに簡単な問題も分からないなんて……、玄ちゃんのおバカ)

    (風邪に気を付けて、いってらっしゃい)

    13 :

    クロチャーはバカじゃない謙虚なんだしょうがない

    14 :

    宥姉とかいう大天使

    15 :

    アニメや立の絵だとそうでもないのにあぐり絵から滲み出るアホチャー臭

    16 = 1 :

     ̄ ̄ ̄ ̄

    (うーん、と。どっちのデザインのマフラーがアイツには似合うかな……)

    「憧ちゃんみっけ!」

    「玄! 珍しいねー、このショップで玄に会うなんて」

    「憧ちゃんのおねーちゃんからばしょを聞いたんだよ!」

    「へ? お姉ちゃんに聞いたということは、一度ウチに寄ってからここにきたの?」

    「うん、そうだよ」

    「なーんだ。そんならメールなりなんなりしてくれれば予定を調節したのに」

    「あっ!」

    「ったくもー、玄ってちょいちょい抜けてるよねー」

    「こっちとしちゃ見てて癒されるけど、もうちょいあれこれ考えた方が得かもだよ?」

    「ううう……。おバカポイントが1上がっちゃった……」

    (おバカポイント?)

    17 :

    あぐりがよく書くちっちゃいクロチャーかわいい

    18 = 4 :

    あぐりといったら淡の馬鹿さも連載につれあがっていく

    19 = 1 :

    「それで、わざわざ探してきたぐらいだから何か用事があるんだよね?」

    「ハッ! そうだった!」

    「あのね憧ちゃん! 私、憧ちゃんのお悩み相談にのりたいの!」

    「あたしの相談にのりたい?」

    「うん! なんでもいいよ」

    「何かお悩みがあったら玄お姉さんにお任せあれ!」

    「そうすれば頼れるお姉さんっぽさをあぴぃるできて、おバカポイントを減らせるかなって」

    (クイズ王の次はクロチャーなんでも相談室で知性をあぴぃる!)

    (だからさっきから聞こえるおバカポイントってのは一体なんなのよ……)

    20 = 1 :

    「あー。そんなら、ちょうど一つ相談事が」

    「どんとこい!」

    「こっちのチェックのマフラーと、ボーダーのマフラー」

    「どちらがシズに似合うと思う?」

    「穏乃ちゃんへのプレゼントにするの?」

    「うん、まあ……」

    「ふぅ~む、なるほどなるほどなるほどー」

    「ふむなる~」

    21 :

    容姿も生活レベルも高くてお荷物の姉も支えちゃう玄ちゃんは嫁力100だね

    22 = 1 :

    「うん、わかった」

    「どちらのマフラーもシズちゃんによく似合うと思うよ!」

    「や、それじゃ答えになってないって」

    「ううん。これが答えだよ」

    「だってシズちゃんのことを近くで見てきた憧ちゃんが悩むぐらいなんだもの」

    「どっちのマフラーも、世界で一番穏乃ちゃんに似合うマフラーのはずだよ」

    「……」

    「それでも、もしどうしても決めかねるのなら」

    「憧ちゃんが先に手に取った方のマフラーが少しの運命ぶんだけ上かも! なんてね!」

    23 = 14 :

    クロチャー素直かわいい

    24 = 4 :

    25 = 1 :

    「なるほど、ね。どちらのマフラーもシズに似合う、か」

    「うん!」

    「ありがとう玄。参考になった」

    「よかったぁ!」

    「実は未だに両方捨てがたい心情だけど、玄の言う通り先に見つけた方のマフラーにするよ」

    「お役に立てて何よりです!」

    「あ。……ところで、憧ちゃん」

    「ん?」

    「どうして穏乃ちゃんにプレゼントをあげようと?」

    「!!?」

    (ななな何勘繰ってきてんのよ玄は!?)

    26 = 1 :

    「そっ、それはあれだよ! もうクリスマスが近いから、それで……」

    「でもお友達の中でも穏乃ちゃんにだけプレゼントを選ぶなんて、なんだか不思議」

    「うっ。そうかな……?」

    「あっ! もしかして憧ちゃん、シズちゃんのことが好……、むぐぐっ!?」

    「わー! わー! それ以上大声で喋るなー!」

    「むぐー!」

    「すぐお会計済ませてくるから! 人混みの外に出るまでは、声をカットアウト!」

    27 = 4 :

         

    30 = 1 :

    「酷い目にあった……」

    「それはこっちの台詞。危うく羞恥プレイよ……」

    「それで、憧ちゃんは穏乃ちゃんに告白でもするの?」

    「こくはっ!? む、む、無理無理無理!」

    「だって、アイツとあたしが付き合うなんて……」

    「付きあ……、ううっ」

    「はーっ。付き合いたいなあ」

    「それならファイトだよ憧ちゃん!」

    「無理だよ……。明らかに脈無しだもん……」

    「そうかなぁ?」

    31 :

    ふぅ~む、なるほどなるほど
    なるほど~
    支援

    32 = 1 :

    「そもそも同性だしコクってもただキモいって思われるだけが関の山だって」

    「むしろ玄は、よくさっきのマフラー選びからあたしがシズを好きだなんて答えに至ったよね」

    「えへん」

    「普通は女同士のプレゼントという手がかりだけじゃ、そんな解は導けないでしょうに……」

    「どうして?」

    「どうしてって、生物学的には男女で恋をするのが普通だし、女同士なんてのはアブノーマルで……」

    「でも実際に憧ちゃんは女の子のシズちゃんが好きなんだよね?」

    「……うん。好き」

    33 :

    くろちゃーはおばかさんかわいい

    34 :

    クロチャ可愛い

    可愛い

    35 = 1 :

    「ほら! 女の子だって女の子に恋するんだよ」

    「それはあたしが異常なだけだよ」

    「きっとシズは、あたしの想いなんて受け入れては……」

    「いい子だよ」

    「えっ」

    「シズちゃんはいい子だよ」

    「あの子は憧ちゃんの気持ちをきちんと真剣に考えてくれる子だよ」

    「でも……」

    「シズちゃんを決めつけて最初から諦めるのはよくないよ」

    「あっ……」

    36 = 31 :

    クロチャーが年上っぽい……

    37 = 10 :

    アホチャーしてないな

    38 = 1 :

    「……」

    「そうだね。玄の言うとおりだ」

    「!!」

    「幼馴染みのあたしから見ても、アイツ凄く優しい奴なんだよね」

    「うんうん! 私もそう思う! この前もあんパンとメロンパン半分くれたんだよ!」

    「さすがに菓子パン引き合いに出されても、それはうーんだけど……」

    「あれれ」

    「少しだけ勇気、出してみよっかな」

    「がんばって憧ちゃん!」

    「うん……。頑張ってシズに気持ち伝えてみる!」

    39 :

    アホチャーは本能で生きてるから

    40 = 15 :

    後輩にパンをたかるクロチャー

    41 = 1 :

    「今日はなんかありがとね」

    「吹っ切れることができたのは玄のおかげ」

    「玄がいなきゃ、ひょっとしたら一生くすぶってたかも……」

    「ううん。こちらこそありがとう憧ちゃん!」

    「へ? そ、そりゃどーも……、でいいのか?」

    「礼を言われるようなことした覚えはないんだけど……」

    「してくれたよ」

    (あれ? あたし何かしたっけ?)

    「だって憧ちゃんとお話したおかげでタヨレルチャーポイントUP!」

    「あんどー、アホチャーポイントダウンなんだもん!」

    「??」

    42 = 31 :

    やっぱりアホチャーだった

    43 = 10 :

    タヨレルチャーでアホチャーポイントが上がってしまった

    44 = 1 :

     ̄ ̄ ̄ ̄

    (暇……。今日はお客さん来ないな……)

    (寒いとみんな出不精になるのかな)

    (あ。誰かきた)

    「いらっしゃいま……、って、なんだ玄か」

    「ナンダクロじゃなくてマツミクロだよ」

    「えっと……、なんかごめん」

    「分かればよろしい」

    (さて! ここではアカデミックに知性をあぴぃるしようかな!)

    45 :

    タレルヨーチャーポイント?

    46 = 1 :

    「突然ですが灼ちゃん!」

    「今日の私は松実玄ではありません! 実は私は……」

    「今さっき自分でマツミクロって名乗ってたばかりだと思……」

    「あ……」

    「……」

    「知的な登場シーンを失敗したので入店からやり直します」

    「え?」

    「あ、本当に店から出てった。なんなんだろう?」

    「よく分からな……」

    47 = 39 :

    アホスwwwwwwww

    49 = 1 :

    「たのもー!」

    「また入ってきた……」

    「さて。さっそくですが灼ちゃん。私は誰でしょう」

    「松実玄」

    「ぶぶー! 正解は経営コンツェルン玄でした!」

    「コンツェ……?」

    「本日私経営コンツェルン玄は、鷺森れぇん経営改善のお手伝いに――」

    「あの」

    「うん?」

    「それコンツェルンじゃなくてコンサルタントの間違いだと思……」

    「おー。イッツ玄ジョーク!」

    「素で間違えたんでしょ」

    「そうとも言うかな」

    50 = 34 :

    くろのすけー!


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