元スレ梓「5億年ボタン?」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ☆
101 = 1 :
梓はしばらく立ち尽くしていた
梓「ど、どういう…こと…」
純「…と、とりあえずさ、その変なボタン、部室にあるんだろ?」
憂「そうだね、純ちゃんの言う通り。私も気になるから早く部室に行ってみよう梓ちゃん」
梓「……う、うん」
梓は拭えぬ違和感を抱えながらまた歩き出した
―――
純「それでさー」
憂「あはは…それは純ちゃんが悪いよー」
梓「………」
梓が黙り込んで歩いてる中二人は楽しく談笑してる
102 = 47 :
もう5億年経ったのか?
103 :
どこまでも妄想
104 = 1 :
しばらく歩いて三人は交差点にたどり着いた
純「…うげっ、信号赤だっ!危ない危ない」
憂「ほらちゃんと前を向いて歩かなきゃ純ちゃん」
梓「………」
その時だった
純「…ん?お、おい梓!」
憂「え?…あ、梓ちゃん!?」
梓「………」
梓は俯いて赤信号を渡ろうとしていた
純「梓ああああ!!!」
キキー
向かってきたトラックが急ブレーキをかけた
105 :
なんてこったい
107 = 73 :
キキー
俺は射精した
108 = 1 :
赤信号は止まれ、当たり前のことだ
梓「………」
純「ば、馬鹿っ!何やってんだよ梓!」
憂「梓ちゃん大丈夫!?」
梓「………」
梓は俯いたままだ。普通ならトラックの方から怒号が飛んでくる出来事だが、車には誰も乗ってないのが幸いだった。
純「梓!返事しなよ!何で赤信号なのに渡ったんだ!?」
梓「……何で止まるの」
憂「え?」
梓「何で赤だと止まる必要性があるの?」
純「…な、何言ってんだ梓!?」
111 = 44 :
新しい趣だな
112 :
運転手?
113 = 1 :
梓「別に止まる必要性なんてないじゃん。車が来てたって渡ろうと思えば渡れる」
憂「な、何を言って…」
純「…う、赤信号で止まるのは社会のルールだろ梓!?」
梓「………」
純「あ、梓!聞いてるのか?」
梓「………そだね、ごめん、私が悪かったよ」
純「………」
憂「…梓ちゃん、調子でも悪いの?」
梓「……ううん、ごめん大丈夫だから」
114 :
常識を失った?
115 :
車には誰も乗ってないんだよな……ゴクリ
116 = 1 :
純「……ま、まぁいっか。早く学校に行こうか」
憂「…そ、そうだね、行こう梓ちゃん」
梓「………うん」
―――
純「………」
憂「………」
梓「………」
さっきの出来事から黙り込んだまま三人は歩いている。するとまた妙なことが起こった
梓「………」
スタスタ
純「……ん?」
憂「梓ちゃん、どうしたのいきなり早歩きになって!?」
118 = 1 :
梓「………」
スタスタ
純「お、おい梓!いきなりそんなに急いでどうしたんだよ!」
梓「………着いてきてる」
憂「つ、着いてきてるって誰が?」
梓「……黒い服の……組織…あそこ……」
純「組織!?」
梓はスーツを着た会社員を指差して言った
憂「あれはサラリーマンの人たちだよ梓ちゃん?」
純「そうだよ普通の会社員!組織って何だよ?」
梓「………いつもそう」
119 = 1 :
純「は?」
梓「…いつもそうやって私を否定してる」
憂「…梓ちゃん?」
梓「…いや、いいよ早く学校に行こうボタンを探したい」
純「………」
憂「………」
この時点で二人は梓の異変を感じた。明らかに普通ではない
梓「さっ、二人とも早く」
純「……あぁ」
憂「……うん」
二人は梓に疑念の目を向けながら再び学校へと向かい始めた
121 = 38 :
しえん
122 = 1 :
―――
学校に到着した
純「…よしっ、まぁ色々あったけど部室にボタン探しにいこうか」
憂「そうだね、ここは気持ちを切り替えて」
梓「……ごめんね二人とも」
純「い、いいっていいって、さぁ部長から部室へどうぞ」
梓「……うん」
グッ
憂「……ん?」
梓「…あれ?開かない」
グッ
純「………」
梓「…おかしい、開かないよ」
憂「…あ、梓ちゃん?」
123 = 1 :
グッ
梓「……ひ、開かないよ」
純「あ、梓?」
梓「何?」
憂「何でドアノブを押してるの?」
梓「え?……だってドア開くために押さなきゃいけないじゃん」
その言葉で純と憂の顔は真っ青になる
純「…お、押すんじゃないよ梓」
梓「え?」
憂「捻るんだよドアノブは梓ちゃん!」
梓「…………嘘」
純憂「………」
124 :
五億年ボタンの話を元々知らないから読んでてかなり楽しい。
125 = 1 :
純「……梓、部室でボタン探したら病院行った方がいいかも」
梓「………」
憂「……私もそうした方がいいと思う、かも」
梓「………」
純「……とりあえず部室でボタン探そっか」
ガチャ
?「あー皆お疲れー!」
?「お茶とお菓子準備しといたわよー」
部室に入るとどこかで聞いたような声が出迎えてくれた
126 = 1 :
唯「あずにゃんおかえりー!」
梓「きゃっ!ゆ、ゆゆ唯先輩!?」
唯先輩がいきなり抱きついてきた
唯「ん?先輩?」
律「遅いぞ三人とも!」
澪「もう練習の時間始まってるぞ!」
紬「まぁまぁまぁ、皆さんお疲れよきっと」
そこには制服を着た唯先輩たちがいたのだ
梓「な、何で唯先輩たちがいるんですが!?しかも制服で!?」
純「何言ってんだよ梓、唯たちは私たちと同期の部員じゃん」
憂「そうだよ梓ちゃん私たち同期のメンバーじゃない」
127 = 44 :
>>124
原作とは全然違うから原作も読んだ方がいい
これはこれで別のおもしろさがあるけどね
128 = 12 :
ムギはまだ~?
129 :
おお展開したか
ずっと純の言葉遣いがおかしいから狂った世界だとは思ってたが
130 = 1 :
梓「…ど、どういうこと?」
唯「?あずにゃん何か変だよ、いきなり私のこと先輩とか言ったり」
律「風邪でもひいたか梓?」
梓「ど、同期なはずなんかない。唯先輩たちは確かに年上だった…」
純「……やっぱり梓変だよ」
澪「何かあったのか?」
憂「うん、さっきから様子おかしくて…もしかしたら本当に風邪でもひいてるのかも」
紬「そう…体は大切にしなきゃ駄目よ梓ちゃん」
梓「あ…あぁ……違う……絶対違う…」
純「あっ、そうだボタン!」
131 = 12 :
ミスったほ
133 = 1 :
澪「ボタン?」
純「うん、梓がなんちゃらボタンがどーたらこーたら」
梓「……はぁ…はぁ」
あまりの異常事態に呼吸が荒くなる
律「ボタンって何だ梓?」
梓「……そ、そそうボタン!この部室に変なボタンがあったんですけど誰か知りませんか!?」
唯「……さぁ?」
澪「見てないな」
律「私も知らん」
紬「私もよ」
純「ほらみろ梓皆知らないんだよそんなボタン」
134 :
地の文がすっげえ違和感
135 = 117 :
唯梓唯梓
136 :
>>127
マジか。本屋で探すぜ。
137 :
梓「そ、そんな…」
バタン
?「あら、あなたたち」
誰かが入ってきた
佐和子「どうしたの集まって」
律「おぉ、さわちゃん!それがさー梓がボタンがどうのこうのって」
佐和子「ボタン??
唯「あずにゃんが変なボタン探してるんだってさ」
佐和子「………」
梓「せ、先生何か知りませんか?そのボタンのこと?」
純「知りませんよねー?山中先生」
佐和子「詳しく聞かせて梓ちゃんそのボタンのこと」
138 :
>>136
調べたら出てくるよ
139 :
>>69
飽きねえよ
140 = 139 :
やっぱり唯ちゃんを五億年お世話したい
141 = 137 :
梓「…はい。あの押したら変な空間に飛ばされちゃうんです!そこで5億年耐えたら百万円貰えるっていうボタンなんです」
佐和子「5億年…百万…」
律「ないない、あるわけないよなーそんな上手い話」
唯「うんうん」
佐和子「…で、梓ちゃんは耐えたの?」
梓「え?何がですか?」
佐和子「………………5億年」
梓「…いえ、私抜け出せたんです!その…歩いてたら、扉があって、扉開いたら私たちの世界があって…つまり私たちの世界はすぐ隣にあったんです!」
佐和子「………」
梓「お、おかしいですよねこんな話」
142 :
がんばれ 期待あげ
143 :
ほ
144 :
支援寝れない
145 = 139 :
変換くらい気にしろよ
146 = 137 :
佐和子「ねぇ梓ちゃん聞いて」
梓「何ですか?」
佐和子「ねぇ梓ちゃん聞いて」
梓「?」
佐和子「ねぇ梓ちゃん※いて」
梓「せ、先生?」
佐和子「ねぇ梓■ちゃん聞※て」
梓「………」
佐和子は同じ言葉を繰り返している。まるで壊れたCDみたいに
佐和子「ねぇ梓ちゃん…」
梓は耐えかねて先生に飛びつき、体を揺さぶった
梓「せ、先生しっかりしてください!」
佐和子「ぬぇ、梓ちゃん聞い聞い……」
梓「先生!!!」
147 = 136 :
原作読んできた。ゾッとするな。しかも五億年で導き出した宇宙の真理が百万円ひゃっほう!でリセットされると思うとほんと虚しいボタンだ。
149 = 137 :
佐和子「………うぅ……ごめ、なさい………齟齬が生じて…るみたい」
梓「そ、齟齬!?」
佐和子「…そう……調子が…」
梓「どこか体調が悪いんですか!?先生!?」
佐和子「…………わ、私じゃない…」
梓「………え?」
佐和子「………」
梓「せ、先生!何か言ってください!」
佐和子「………あなたよ」
梓「……は?」
佐和子「…あなたが私たちを支配してる」
梓「…な、何を言って…意味が…」
佐和子「………め、目を覚まして梓ちゃん」
150 = 136 :
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