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    元スレ梓「5億年ボタン?」

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    101 = 1 :

    梓はしばらく立ち尽くしていた

    「ど、どういう…こと…」

    「…と、とりあえずさ、その変なボタン、部室にあるんだろ?」

    「そうだね、純ちゃんの言う通り。私も気になるから早く部室に行ってみよう梓ちゃん」

    「……う、うん」

    梓は拭えぬ違和感を抱えながらまた歩き出した

    ―――

    「それでさー」

    「あはは…それは純ちゃんが悪いよー」

    「………」

    梓が黙り込んで歩いてる中二人は楽しく談笑してる

    102 = 47 :

    もう5億年経ったのか?

    103 :

    どこまでも妄想

    104 = 1 :

    しばらく歩いて三人は交差点にたどり着いた

    「…うげっ、信号赤だっ!危ない危ない」

    「ほらちゃんと前を向いて歩かなきゃ純ちゃん」

    「………」

    その時だった

    「…ん?お、おい梓!」

    「え?…あ、梓ちゃん!?」

    「………」

    梓は俯いて赤信号を渡ろうとしていた


    「梓ああああ!!!」

    キキー

    向かってきたトラックが急ブレーキをかけた

    105 :

    なんてこったい

    107 = 73 :

    キキー

    俺は射精した

    108 = 1 :

    赤信号は止まれ、当たり前のことだ

    「………」

    「ば、馬鹿っ!何やってんだよ梓!」

    「梓ちゃん大丈夫!?」

    「………」

    梓は俯いたままだ。普通ならトラックの方から怒号が飛んでくる出来事だが、車には誰も乗ってないのが幸いだった。

    「梓!返事しなよ!何で赤信号なのに渡ったんだ!?」

    「……何で止まるの」

    「え?」

    「何で赤だと止まる必要性があるの?」

    「…な、何言ってんだ梓!?」

    111 = 44 :

    新しい趣だな

    112 :

    運転手?

    113 = 1 :

    「別に止まる必要性なんてないじゃん。車が来てたって渡ろうと思えば渡れる」

    「な、何を言って…」

    「…う、赤信号で止まるのは社会のルールだろ梓!?」

    「………」

    「あ、梓!聞いてるのか?」

    「………そだね、ごめん、私が悪かったよ」

    「………」

    「…梓ちゃん、調子でも悪いの?」

    「……ううん、ごめん大丈夫だから」

    114 :

    常識を失った?

    115 :

    車には誰も乗ってないんだよな……ゴクリ

    116 = 1 :

    「……ま、まぁいっか。早く学校に行こうか」

    「…そ、そうだね、行こう梓ちゃん」

    「………うん」

    ―――

    「………」

    「………」

    「………」

    さっきの出来事から黙り込んだまま三人は歩いている。するとまた妙なことが起こった

    「………」

    スタスタ

    「……ん?」

    「梓ちゃん、どうしたのいきなり早歩きになって!?」

    118 = 1 :

    「………」

    スタスタ

    「お、おい梓!いきなりそんなに急いでどうしたんだよ!」

    「………着いてきてる」

    「つ、着いてきてるって誰が?」

    「……黒い服の……組織…あそこ……」

    「組織!?」

    梓はスーツを着た会社員を指差して言った

    「あれはサラリーマンの人たちだよ梓ちゃん?」

    「そうだよ普通の会社員!組織って何だよ?」

    「………いつもそう」

    119 = 1 :

    「は?」

    「…いつもそうやって私を否定してる」

    「…梓ちゃん?」

    「…いや、いいよ早く学校に行こうボタンを探したい」

    「………」

    「………」

    この時点で二人は梓の異変を感じた。明らかに普通ではない

    「さっ、二人とも早く」

    「……あぁ」

    「……うん」

    二人は梓に疑念の目を向けながら再び学校へと向かい始めた

    121 = 38 :

    しえん

    122 = 1 :

    ―――

    学校に到着した

    「…よしっ、まぁ色々あったけど部室にボタン探しにいこうか」

    「そうだね、ここは気持ちを切り替えて」

    「……ごめんね二人とも」

    「い、いいっていいって、さぁ部長から部室へどうぞ」

    「……うん」

    グッ

    「……ん?」

    「…あれ?開かない」

    グッ

    「………」

    「…おかしい、開かないよ」

    「…あ、梓ちゃん?」

    123 = 1 :

    グッ

    「……ひ、開かないよ」

    「あ、梓?」

    「何?」

    「何でドアノブを押してるの?」

    「え?……だってドア開くために押さなきゃいけないじゃん」

    その言葉で純と憂の顔は真っ青になる

    「…お、押すんじゃないよ梓」

    「え?」

    「捻るんだよドアノブは梓ちゃん!」

    「…………嘘」

    「………」

    124 :

    五億年ボタンの話を元々知らないから読んでてかなり楽しい。

    125 = 1 :

    「……梓、部室でボタン探したら病院行った方がいいかも」

    「………」

    「……私もそうした方がいいと思う、かも」

    「………」

    「……とりあえず部室でボタン探そっか」

    ガチャ

    「あー皆お疲れー!」

    「お茶とお菓子準備しといたわよー」

    部室に入るとどこかで聞いたような声が出迎えてくれた

    126 = 1 :

    「あずにゃんおかえりー!」

    「きゃっ!ゆ、ゆゆ唯先輩!?」

    唯先輩がいきなり抱きついてきた

    「ん?先輩?」

    「遅いぞ三人とも!」

    「もう練習の時間始まってるぞ!」

    「まぁまぁまぁ、皆さんお疲れよきっと」

    そこには制服を着た唯先輩たちがいたのだ

    「な、何で唯先輩たちがいるんですが!?しかも制服で!?」

    「何言ってんだよ梓、唯たちは私たちと同期の部員じゃん」

    「そうだよ梓ちゃん私たち同期のメンバーじゃない」

    127 = 44 :

    >>124
    原作とは全然違うから原作も読んだ方がいい

    これはこれで別のおもしろさがあるけどね

    128 = 12 :

    ムギはまだ~?

    129 :

    おお展開したか
    ずっと純の言葉遣いがおかしいから狂った世界だとは思ってたが

    130 = 1 :

    「…ど、どういうこと?」

    「?あずにゃん何か変だよ、いきなり私のこと先輩とか言ったり」

    「風邪でもひいたか梓?」

    「ど、同期なはずなんかない。唯先輩たちは確かに年上だった…」

    「……やっぱり梓変だよ」

    「何かあったのか?」

    「うん、さっきから様子おかしくて…もしかしたら本当に風邪でもひいてるのかも」

    「そう…体は大切にしなきゃ駄目よ梓ちゃん」

    「あ…あぁ……違う……絶対違う…」

    「あっ、そうだボタン!」

    131 = 12 :

    ミスったほ

    133 = 1 :

    「ボタン?」

    「うん、梓がなんちゃらボタンがどーたらこーたら」

    「……はぁ…はぁ」

    あまりの異常事態に呼吸が荒くなる

    「ボタンって何だ梓?」

    「……そ、そそうボタン!この部室に変なボタンがあったんですけど誰か知りませんか!?」

    「……さぁ?」

    「見てないな」

    「私も知らん」

    「私もよ」

    「ほらみろ梓皆知らないんだよそんなボタン」

    134 :

    地の文がすっげえ違和感

    135 = 117 :

    唯梓唯梓

    136 :

    >>127
    マジか。本屋で探すぜ。

    137 :

    「そ、そんな…」

    バタン

    「あら、あなたたち」

    誰かが入ってきた

    「どうしたの集まって」

    「おぉ、さわちゃん!それがさー梓がボタンがどうのこうのって」

    「ボタン??

    「あずにゃんが変なボタン探してるんだってさ」

    「………」

    「せ、先生何か知りませんか?そのボタンのこと?」

    「知りませんよねー?山中先生」

    「詳しく聞かせて梓ちゃんそのボタンのこと」

    138 :

    >>136
    調べたら出てくるよ

    139 :

    >>69
    飽きねえよ

    140 = 139 :

    やっぱり唯ちゃんを五億年お世話したい

    141 = 137 :

    「…はい。あの押したら変な空間に飛ばされちゃうんです!そこで5億年耐えたら百万円貰えるっていうボタンなんです」

    「5億年…百万…」

    「ないない、あるわけないよなーそんな上手い話」

    「うんうん」

    「…で、梓ちゃんは耐えたの?」

    「え?何がですか?」

    「………………5億年」

    「…いえ、私抜け出せたんです!その…歩いてたら、扉があって、扉開いたら私たちの世界があって…つまり私たちの世界はすぐ隣にあったんです!」

    「………」

    「お、おかしいですよねこんな話」

    142 :

    がんばれ 期待あげ

    143 :

    144 :

    支援寝れない

    145 = 139 :

    変換くらい気にしろよ

    146 = 137 :

    「ねぇ梓ちゃん聞いて」

    「何ですか?」

    「ねぇ梓ちゃん聞いて」

    「?」

    「ねぇ梓ちゃん※いて」

    「せ、先生?」

    「ねぇ梓■ちゃん聞※て」

    「………」

    佐和子は同じ言葉を繰り返している。まるで壊れたCDみたいに

    「ねぇ梓ちゃん…」

    梓は耐えかねて先生に飛びつき、体を揺さぶった

    「せ、先生しっかりしてください!」

    「ぬぇ、梓ちゃん聞い聞い……」

    「先生!!!」

    147 = 136 :

    原作読んできた。ゾッとするな。しかも五億年で導き出した宇宙の真理が百万円ひゃっほう!でリセットされると思うとほんと虚しいボタンだ。

    149 = 137 :

    「………うぅ……ごめ、なさい………齟齬が生じて…るみたい」

    「そ、齟齬!?」

    「…そう……調子が…」

    「どこか体調が悪いんですか!?先生!?」

    「…………わ、私じゃない…」

    「………え?」

    「………」

    「せ、先生!何か言ってください!」

    「………あなたよ」

    「……は?」

    「…あなたが私たちを支配してる」

    「…な、何を言って…意味が…」

    「………め、目を覚まして梓ちゃん」

    150 = 136 :

    なんだなんだ?


    やばい寝ちゃいそう。ちょっと眠気覚ましに。


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