元スレアスカ「ほらっ、歩きなさいよ!」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★
1 :
えヴぁQネタ
わりとてきとー
2 = 1 :
アスカ「いつまで歩けばいいのよ全く……」
シンジ「……」
アスカ「空気も悪いし最悪よ、最悪……」
シンジ「……」
アスカ「アンタも、いいかげん一人で歩けないの?」
シンジ「……」
アスカ「なんとか言いなさいよ」
シンジ「……」
アスカ「……はぁ。ほんと最悪ね……」
シンジ「……」
綾波「……」
3 = 1 :
綾波「……」
アスカ「……」
シンジ「……」
綾波「……」
アスカ「……」
シンジ「……」
綾波「……あの」
アスカ「!?」ビクッ
シンジ「……」
4 = 1 :
アスカ「な、なんなのよアンタ、もっと離れて歩きなさいよ!」
綾波「……私が、する?」
アスカ「なにをよ!」
綾波「碇君の手を引くの……私が、する?」
アスカ「はぁ!?」
シンジ「……」
5 = 1 :
アスカ「なんでアンタがやるのよ!」
綾波「嫌そうだったから」
アスカ「ガキシンジが嫌っていつ言ったのよ! 一言も喋ってないじゃない!」
綾波「碇君じゃなくて、あなたが」
アスカ「はぁ!?」
シンジ「……」
6 = 1 :
アスカ「私だって、嫌なんて一言もいってないじゃない!」
綾波「最悪って言ったわ」
アスカ「歩くのが最悪って言ったの!」
綾波「……嫌ではないの?」
アスカ「嫌よ!」
綾波「じゃあ、私が」
アスカ「嫌よ!」
綾波「……何故?」
アスカ「はぁ!?」
シンジ「……」
7 = 1 :
アスカ「ガキシンジが一人じゃ歩かないから、しょうがなく手を引いてあげてるの!」
綾波「質問したの、そこじゃないわ」
アスカ「どこよ!」
綾波「碇君の手を引くのを私が代わ」
アスカ「わー!! わー!! わーわー!!」
綾波「……」
アスカ「……どこよ!」
シンジ「……」
8 :
今日エヴァQ見てきた俺にタイムリーなスレ発見
頑張って続けて下しあ
9 = 1 :
綾波「あなたのこと、よく分からないわ」
アスカ「ふん、他人のことなんて誰も分からないわよ」
綾波「……そう」
シンジ「……」
アスカ「……」
綾波「……」
シンジ「……」
アスカ「なによ、もうへばったの? ほんっとにガキね」
綾波「……え?」
シンジ「……」
10 = 1 :
アスカ「アンタじゃないわよ、ガキシンジよ」
綾波「碇君がどうかしたの?」
アスカ「疲れたから、少し休みたいって」
綾波「言ったの?」
アスカ「こいつが喋ったのをアンタは聞いたの?」
綾波「聞いてないわ」
アスカ「私だって聞いてないわよ」
綾波「じゃあ、どうして」
アスカ「はぁ!?」
シンジ「……」
11 = 1 :
アスカ「あんたが変なこと聞いてきたからでしょ!」
綾波「だから、違うわ。私が聞きたいのはそこじゃない」
アスカ「どこよ!!!」
綾波「……碇君が疲れたって」
アスカ「……はぁ? らしいわね」
綾波「でも、碇君は喋ってない」
アスカ「そうね」
綾波「じゃあ、どうして、あなたは碇君が疲れたって分かったの?」
アスカ「はぁ!?」
シンジ「……」
12 = 1 :
アスカ「なんていうか……分かるでしょ、それくらい」
綾波「分からないわ」
アスカ「なんで分からないのよ」
綾波「他人のこと、分からないって。あなたも言ったわ」
アスカ「言ってないわよ!!」
綾波「言ったわ」
アスカ「言って……!! ……いや、言ったわね」
綾波「言ったわ」
シンジ「……」
13 = 1 :
アスカ「そうね、他人のことは分からないわね」
綾波「ええ」
アスカ「でも、なんとなくシンジのことは分かるの。それだけ」
綾波「なぜ」
アスカ「知らないわよ、そんなの」
綾波「教えて」
アスカ「無理よ」
綾波「どうして」
アスカ「知らない!」
シンジ「……」
14 = 1 :
アスカ「分かるもんは分かるんだからしかたないの! 私にもわかんない!」
綾波「あなたにとって碇君は他人ではないの?」
アスカ「他人よ! これ以上ないってくらいに他人! シンクロ率0%!!」
綾波「でも」
アスカ「でも、も何もないの! ……そう、ガキシンジはガキだから分かるの! 子供の気持ちなんて単純でしょ! だからよ!」
綾波「子供の気持ちは分かるの?」
アスカ「そうね!」
綾波「そうなの……」
シンジ「……」
15 = 8 :
シンジくん……
16 = 1 :
綾波「私には子供の気持ちも分からないわ」
アスカ「あっそ」
綾波「だから、碇君の気持ちも分からない」
アスカ「ふーん」
綾波「どうしたら子供の気持ちが分かるようになるの?」
アスカ「そりゃー、私みたいに子供にやさしくすることね」
綾波「子供に優しくすればいいの?」
アスカ「まぁ、私は誰に対しても聖母のような包容力を見せるけどね」
綾波「……」
シンジ「……」
17 = 8 :
このスレには俺と>>1しかいないのか……。
ROM専は多分結構いるよ、頑張れ
18 = 1 :
綾波「……碇君の手」
アスカ「なによ」
綾波「碇君の手、私が引くわ」
アスカ「なんでよ!」
綾波「優しくすれば、気持ちも分かるから」
アスカ「それは子供の場合でしょ!! シンジは子供じゃないわよ!!」
綾波「……さっき、子供って言ったわ」
アスカ「言ってないわよ!!」
綾波「言ったわ」
アスカ「言ったかもしれないけど!!」
綾波「言ったわ」
シンジ「……」
19 :
俺もいるぜ
20 = 1 :
アスカ「なに、なんなのよ、あんた。さっきからどうしてそんなにシンジの手を引きたがるのよ」
綾波「全て理由は伝えたつもりだけれど」
アスカ「……!! はっはーん! あんた、ただ単にシンジと手を繋ぎたいだけなんでしょ!」
綾波「……?」
アスカ「いやらしい! とんだスケベ女狐ね!」
綾波「よく分からないけど、違うわ」
アスカ「ぷぷっ! 必死になっちゃって!! みっともな~い!!」
綾波「違うって言ってるわ」
アスカ「やーいやーい! 変態おててフェチ! あんたのエ~ヴァはプロトタ~イプ!!」
綾波「……」
シンジ「……」
22 = 8 :
アスカってこの時28才くらいだよね……?
23 = 1 :
綾波「……」
アスカ「……なによ、やる気?」
綾波「……」スッ
アスカ「はい、唐突にしゃがみこむ」
綾波「……」ザッ
アスカ「そして砂を拾い」
綾波「……」ギュッ
アスカ「握ってポール状にする」
綾波「……」ザッ
アスカ「大きく振りかぶってー」
綾波「……フッ」ビュッ
アスカ「投げた!」
アスカ「痛い!!!」
24 = 8 :
やだ、このアスカ可愛い
25 = 1 :
アスカ「なにすんのよ!!!」
綾波「これは初めての気持ち。説明できない気持ち」
アスカ「説明の前に謝罪しなさいよ!!」
綾波「駄目。頭では理解していても、謝罪の言葉を発するのを体が拒否してる」
アスカ「訳わかんないこと言ってんじゃないわよ!!!」
シンジ「……」
26 = 19 :
シンジ(28)「・・・」
27 = 1 :
綾波「それより、見て」
アスカ「あん?」
綾波「あそこ、休憩できそうな場所があるわ」
アスカ「……軍の仮設住宅かしら」
綾波「碇君、疲れているなら」
アスカ「……そうね、私も少し休みたいし」
綾波「じゃあ、行きましょう」
アスカ「その前に、まず謝りなさいよ」
綾波「嫌」
シンジ「……」
28 = 1 :
アスカ「うへー、分かってたけど、ぼろっちいわね」
綾波「……碇君は?」
アスカ「隅っこでうずくまってるわよ。隅とか狭い場所が好きなんて根暗の極みね」
綾波「そう」
アスカ「なんか使えそうなもんはないかしら……」
アスカ「地図、コンパス……こんなのあったところでって話よね」
アスカ「あれ、もしかしたらここってもうリリンが来れる場所かしら」
アスカ「いや、流石にもうちょっと歩かないと……」
アスカ「あれ、あいつは?」
29 = 1 :
綾波「碇君、保存食があったのだけれど」
シンジ「……」
綾波「私も一口食べてみたけれど、たぶん、平気」
シンジ「……」
綾波「……食べない?」
シンジ「……」
綾波「……一人では、食べれない?」
シンジ「……」
綾波「どうすれば……」
シンジ「……」
綾波「……私が、食べさせる?」
シンジ「……」
30 = 8 :
シンジくんは14年間寝ててエヴァの中で引きこもってたからなぁ。
31 :
書きためアリか
32 = 1 :
綾波「碇君、口あけて」
シンジ「……」アー
綾波「ありがとう。それじゃ……」
アスカ「あーん!!」パクッ
綾波「……」
シンジ「……」
アスカ「まっず。でも腹のたしにはなるかしら……」モグモグ
綾波「……」
シンジ「……」
33 = 8 :
俺「……」
34 = 1 :
綾波「なぜ」
アスカ「あん?」
綾波「なぜ邪魔をするの」
アスカ「なんの話よ」
綾波「碇君にご飯、食べさせるの」
アスカ「差し出されたから、私にかと思って」
綾波「私は碇君に口あけてって言ったわ」
アスカ「そう? 聞こえなかったの」
綾波「わざわざ走ってまで食べにくるなんて、変」
アスカ「Willeでは、食事も戦争なのよ」
シンジ「……」
35 = 1 :
綾波「碇君、はい」
アスカ「!」パクッ
綾波「……」
アスカ「んむんむ」モグモグ
綾波「碇く」
アスカ「!」パクッ
綾波「……」
アスカ「んぐんぐ」モグモグ
綾波「いか」
アスカ「!」パクッ
綾波「……」
アスカ「んぐ、んんっ(泣)」モグモグ
36 = 1 :
綾波「なぜ、そこまでするの」
アスカ「にゃんのはにゃしよ」モグモグ
綾波「……」
アスカ「ごっくん……ふー、満足満足」
綾波「……」
アスカ「……」
綾波「……」
アスカ「……え、うそでしょ……」ガクブル
綾波「……?」
シンジ「……」
37 :
見てるぞ
38 = 8 :
猿避け支援
39 :
見てるぞ
40 :
アスカ「そんな……まさか……ありえない……」
綾波「……?」
アスカ「あ、あれは……」
綾波「なに」クルッ
アスカ「やっ!」ダッ
綾波「あっ」
アスカ「保存食ゲット!」
綾波「なにするの」
アスカ「はぁ!?」
シンジ「……」
41 = 40 :
綾波「……返して」
アスカ「なんでよ」
綾波「私のだもの」
アスカ「なんであんたのなのよ。ここに置いてあったものでしょ」
綾波「私が見つけたから」
アスカ「ふーん、見つけた人がその物の所有者になるんだ」
綾波「……そう」
アスカ「じゃあ、私はあんたが持ってたのを見つけたから、これは私の物ね」
綾波「……恐ろしいわ」
アスカ「なにがよ!」
シンジ「……」
43 :
はぁ!?じゃねぇよww
44 = 40 :
綾波「あんなに、食べたのに」
アスカ「そうね、そういえば私もうお腹いっぱいだわ」
綾波「じゃあ、返して」
アスカ「ちょっと黙って! ……なによ、ガキシンジ」
綾波「……」
シンジ「……」
アスカ「……え? お腹が空いて背中とくっつきそう!?」
綾波「……」
シンジ「……」
アスカ「全く……どうせ一人じゃ食べられないんでしょ? ほんっとーにしょーがないんだから!」
綾波「……」
シンジ「……」
45 = 43 :
アスカさん誰と喋ってるんすか
46 = 40 :
アスカ「ほら、口あけて、あーん……」
綾波「っ!」パクッ
アスカ「ちょっ!」
綾波「……」モグモグ
アスカ「なにすんのよ!」
綾波「……」モグモグ
アスカ「なんとか言いなさいよ!」
綾波「……」モグモグ
アスカ「早く飲み込みなさいよ!! モグ波!!」
綾波「……」ゴックン
シンジ「……」
47 = 43 :
モグ波だと!?
48 = 40 :
アスカ「……で、なんで邪魔したの?」
綾波「……お腹、すいたから」
アスカ「嘘、絶対に嘘」
綾波「嘘じゃないわ」
アスカ「あんた、あれでしょ、私がシンジにご飯を食べさせるのが、恋人同士みたいで我慢出来なかったんでしょ」
綾波「……」
アスカ「ほんっと色ボケ脳みそね! 私とシンジが恋人……ラブラブカップルにしか見えないとしても、そんなつもりは私にはさらさらないのにね!!」
綾波「……」
アスカ「そういう勘違いされるのは14年前から変わらないわ! ほんっとにもー、迷惑迷惑!」ニヤニヤ
綾波「……」
シンジ「……」
49 = 43 :
俺「……」ニヤニヤ
50 = 40 :
綾波「……」
アスカ「なによ、やる気?」
綾波「……」スッ
アスカ「はい、おもむろに立ち上がり」
綾波「……」ギシ
アスカ「ベッドらしきものの上に乗る」
綾波「……」ギン
アスカ「標的を見定め」
綾波「……」トッ
アスカ「ベッドから飛翔しー」
綾波「……」バッ
アスカ「フライングボディプレース!!」
アスカ「痛い!!!」
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