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元スレシンジ「へえ、ミサトさんってそういう事言うんですか……」
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シンジ「そこまで殺して欲しいのか?」
カヲル「ああ……それこそが最良の選択だ……」
シンジ「だが断るよ」
カヲル「君も食い下がるね」
シンジ「君こそ一つ大事なことを忘れてるよ」
カヲル「忘れていること?」
シンジ「僕はネルフの司令だ、そして君はエヴァのパイロットだ」
シンジ「どっちが偉いかお分かりだろう?」
カヲル「それがまだ通用するとでも?」
シンジ「当たり前だ、僕達はヒトとシトである前に上司と部下なんだ」
シンジ「上司に逆らいあまつさえ命令する生意気な部下はしっかり教育しないといけない」
シンジ「それが組織のトップたる僕の勤めなんだ」
カヲル「断ると言ったら?」
シンジ「罰として君を生きたサンプルとして研究させてもらうよ」
カヲル「ああ……それこそが最良の選択だ……」
シンジ「だが断るよ」
カヲル「君も食い下がるね」
シンジ「君こそ一つ大事なことを忘れてるよ」
カヲル「忘れていること?」
シンジ「僕はネルフの司令だ、そして君はエヴァのパイロットだ」
シンジ「どっちが偉いかお分かりだろう?」
カヲル「それがまだ通用するとでも?」
シンジ「当たり前だ、僕達はヒトとシトである前に上司と部下なんだ」
シンジ「上司に逆らいあまつさえ命令する生意気な部下はしっかり教育しないといけない」
シンジ「それが組織のトップたる僕の勤めなんだ」
カヲル「断ると言ったら?」
シンジ「罰として君を生きたサンプルとして研究させてもらうよ」
シンジ「生きた使徒のサンプルなんて願ってもない研究材料だしね」
カヲル「どう転んでも君が得するってわけか……」
シンジ「組織のトップは常に利益を出すことを第一に考えているんだ」
シンジ「またこれで一つ人間社会のことを学んだね」
カヲル「僕の完全敗北って言うわけか………」
シンジ「そういうこと、さあ分かったら下らないストライキは終わりにして職務に戻るんだ」
カヲル「しかし僕を生かせば君たち人間に影響をおよぼすかもしれないぞ?」
シンジ「その時はその時でまた考えばいいさ」
カヲル「そう都合よくいくと思うかい?」
シンジ「ああ、いくね……なんたって僕には優秀な部下がいっぱいいるから」
カヲル「どう転んでも君が得するってわけか……」
シンジ「組織のトップは常に利益を出すことを第一に考えているんだ」
シンジ「またこれで一つ人間社会のことを学んだね」
カヲル「僕の完全敗北って言うわけか………」
シンジ「そういうこと、さあ分かったら下らないストライキは終わりにして職務に戻るんだ」
カヲル「しかし僕を生かせば君たち人間に影響をおよぼすかもしれないぞ?」
シンジ「その時はその時でまた考えばいいさ」
カヲル「そう都合よくいくと思うかい?」
シンジ「ああ、いくね……なんたって僕には優秀な部下がいっぱいいるから」
数日後
シンジ「というわけで特務機関ネルフは全ての任務を無事成功させることになりました」
シンジ「今日、我々人類の平和が保たれているのは諸君ら職員一同の努力と勇気が全てであり」
シンジ「また僕が司令とパイロットを兼ねて生き残ることが出来たのも職員一同のお陰であります」
シンジ「このことに僕は特務機関ネルフ総司令として深く感謝の意を述べたいと思います」
職員大勢「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっっっっっ!」
シンジ「本当にありがとう!」
ネルフ職員たち「ネルフ万歳!碇司令万歳!うおおおおおおおおおおおおおおおおお!」
シンジ「それでは僕はこれから日本政府に報告に行くので失礼します」
シンジ「というわけで特務機関ネルフは全ての任務を無事成功させることになりました」
シンジ「今日、我々人類の平和が保たれているのは諸君ら職員一同の努力と勇気が全てであり」
シンジ「また僕が司令とパイロットを兼ねて生き残ることが出来たのも職員一同のお陰であります」
シンジ「このことに僕は特務機関ネルフ総司令として深く感謝の意を述べたいと思います」
職員大勢「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっっっっっ!」
シンジ「本当にありがとう!」
ネルフ職員たち「ネルフ万歳!碇司令万歳!うおおおおおおおおおおおおおおおおお!」
シンジ「それでは僕はこれから日本政府に報告に行くので失礼します」
>>163
カヲルくんとのフラグが嫌なんて何を言ってるんだ
カヲルくんとのフラグが嫌なんて何を言ってるんだ
車中
シンジ「まだ納得行きませんか?使徒を生かしたことを」
ミサト「ええ、私はまだ……」
シンジ「まああなたの場合は無理もないです……経緯が経緯ですしね」
ミサト「本当なら使徒を自分の手で殺したかった………今もそう思っている自分がいます」
シンジ「なら殺しますか?」
ミサト「えっ?」
シンジ「多分、渚カヲルは抵抗せず素直に殺されてくれると思いますよ」
ミサト「もし私が彼を殺したら司令はどうされますか?」
シンジ「組織として必要な処分を貴方に下すだけです」
ミサト「必要な処分?」
シンジ「組織内部の人間への不当な理由による殺傷又は殺人……死罪も十分ありえますね」
シンジ「まだ納得行きませんか?使徒を生かしたことを」
ミサト「ええ、私はまだ……」
シンジ「まああなたの場合は無理もないです……経緯が経緯ですしね」
ミサト「本当なら使徒を自分の手で殺したかった………今もそう思っている自分がいます」
シンジ「なら殺しますか?」
ミサト「えっ?」
シンジ「多分、渚カヲルは抵抗せず素直に殺されてくれると思いますよ」
ミサト「もし私が彼を殺したら司令はどうされますか?」
シンジ「組織として必要な処分を貴方に下すだけです」
ミサト「必要な処分?」
シンジ「組織内部の人間への不当な理由による殺傷又は殺人……死罪も十分ありえますね」
ミサト「死罪ね………使徒を殺せるならそれも有りかもしれませんね」
シンジ「そんなに使徒が憎いんですか」
ミサト「当たり前じゃないですか!父の敵ですよ!」
シンジ「そう怒らないで……運転に集中してください」
シンジ「僕は貴方のその憎しみを否定するつもりはありません」
シンジ「人間なら誰しもが持ち得る感情ですから」
シンジ「でもあなたの言ってることは理にかなってないんです」
ミサト「どういうこと?」
シンジ「綾波レイの話は覚えていますか?」
ミサト「彼女が普通の人間じゃないって話でしょう」
シンジ「そうです、彼女はどちらかと言うと僕らより渚カヲル寄りの存在です」
シンジ「そんなに使徒が憎いんですか」
ミサト「当たり前じゃないですか!父の敵ですよ!」
シンジ「そう怒らないで……運転に集中してください」
シンジ「僕は貴方のその憎しみを否定するつもりはありません」
シンジ「人間なら誰しもが持ち得る感情ですから」
シンジ「でもあなたの言ってることは理にかなってないんです」
ミサト「どういうこと?」
シンジ「綾波レイの話は覚えていますか?」
ミサト「彼女が普通の人間じゃないって話でしょう」
シンジ「そうです、彼女はどちらかと言うと僕らより渚カヲル寄りの存在です」
シンジ「さてここで僕が綾波レイは使徒だから殺せと命令したら貴方どうします?」
ミサト「いくら司令でも聞けない命令はあるわよ」
シンジ「ええ、それこそ僕の望んだ回答です」
シンジ「ここであなたが「喜んで殺すわ」なんて言ったら僕があなたを殺していましたよ」
ミサト「当たり前でしょ……レイはずっと戦ってきた仲間なんですから」
シンジ「なら渚カヲルも仲間です……一緒に戦ってきたわけではありませんがね……」
シンジ「絆はこれからだって作れるはずですよ」
ミサト「難しいこと言ってくれるわね」
シンジ「もちろん直ぐにそれを感情で理解しろとは言いません、ただ頭には入れておいて欲しいです」
ミサト「いくら司令でも聞けない命令はあるわよ」
シンジ「ええ、それこそ僕の望んだ回答です」
シンジ「ここであなたが「喜んで殺すわ」なんて言ったら僕があなたを殺していましたよ」
ミサト「当たり前でしょ……レイはずっと戦ってきた仲間なんですから」
シンジ「なら渚カヲルも仲間です……一緒に戦ってきたわけではありませんがね……」
シンジ「絆はこれからだって作れるはずですよ」
ミサト「難しいこと言ってくれるわね」
シンジ「もちろん直ぐにそれを感情で理解しろとは言いません、ただ頭には入れておいて欲しいです」
シンジ「憎しみの感情を捨てろとはいいません……」
シンジ「でもそれを乗り越えないと憎しみがまた新たなる憎しみを生むんですよ」
シンジ「そして皮肉にも人はそうやって争いを積み重ねてきた………」
シンジ「憎しみの連鎖を断ち切るなら早い方がいい、そう思いませんか?」
ミサト「そうね………」
シンジ「まあゆっくり、時間をかけてやればいいんですよ……戦いは終わったんですしね」
ミサト「ネルフはこれからどうなるのかしら?」
シンジ「組織の縮小は免れないでしょうね……でも解散はないと思います」
シンジ「いつ何が起こるかわかりませんからね……それにこれまでの戦いで培った経験を」
シンジ「他の災害救助現場などで応用できるでしょうし………暇になることはないと思いますよ」
シンジ「でもそれを乗り越えないと憎しみがまた新たなる憎しみを生むんですよ」
シンジ「そして皮肉にも人はそうやって争いを積み重ねてきた………」
シンジ「憎しみの連鎖を断ち切るなら早い方がいい、そう思いませんか?」
ミサト「そうね………」
シンジ「まあゆっくり、時間をかけてやればいいんですよ……戦いは終わったんですしね」
ミサト「ネルフはこれからどうなるのかしら?」
シンジ「組織の縮小は免れないでしょうね……でも解散はないと思います」
シンジ「いつ何が起こるかわかりませんからね……それにこれまでの戦いで培った経験を」
シンジ「他の災害救助現場などで応用できるでしょうし………暇になることはないと思いますよ」
ミサト「司令はどうされるおつもりで?」
シンジ「これからゆっくり考えます……なのでまだなんとも言えませんね」
ミサト「そうですか……」
シンジ「おっと、そろそろ官邸につきますね」
シンジ「まあまだ色々ありますが焦らずのんびりといきましょう」
シンジ「では、また報告が終わったら会いましょう」
バタン
ミサト「………」
ミサト「………これからどうしましょう?」
ミサト「まいっかゆっくり考えれば♪」
シンジ「これからゆっくり考えます……なのでまだなんとも言えませんね」
ミサト「そうですか……」
シンジ「おっと、そろそろ官邸につきますね」
シンジ「まあまだ色々ありますが焦らずのんびりといきましょう」
シンジ「では、また報告が終わったら会いましょう」
バタン
ミサト「………」
ミサト「………これからどうしましょう?」
ミサト「まいっかゆっくり考えれば♪」
その後、碇シンジと特務機関ネルフはその活躍から後世まで語り継がれることとなる。
日本政府からはその功を評価され、第3新東京市一体をネルフ共和国として特別自治されることが許された。
ネルフ共和国は小さい国土ながらも発展し世界に多大な影響を与え続けた。
碇シンジはその初代大統領として天命尽きるその日まで共和国を統治し続けた。
晩節を汚すことなく最後まで理想の統治者で合った彼はノーベル平和賞など様々な賞を受賞し99歳でこの世を去った。
彼の死が報じられた時、ネルフ共和国はもちろん世界中の人間が涙したという。
その後ネルフ共和国は100年近く存続した後、地球連邦と名を変え新たな世を創りだしたが
皮肉にもそれは碇シンジの望んだ平和で分かち合う世界ではなかった。
人と人は永遠に分かち合えないのか?我々人類はその答えをまだ知らない。
完
日本政府からはその功を評価され、第3新東京市一体をネルフ共和国として特別自治されることが許された。
ネルフ共和国は小さい国土ながらも発展し世界に多大な影響を与え続けた。
碇シンジはその初代大統領として天命尽きるその日まで共和国を統治し続けた。
晩節を汚すことなく最後まで理想の統治者で合った彼はノーベル平和賞など様々な賞を受賞し99歳でこの世を去った。
彼の死が報じられた時、ネルフ共和国はもちろん世界中の人間が涙したという。
その後ネルフ共和国は100年近く存続した後、地球連邦と名を変え新たな世を創りだしたが
皮肉にもそれは碇シンジの望んだ平和で分かち合う世界ではなかった。
人と人は永遠に分かち合えないのか?我々人類はその答えをまだ知らない。
完
以上で終わりです。
ご鑑賞有難うございました。
ちなみにネルフ共和国は公式ゲーで出てきます。
ではさようなら
ご鑑賞有難うございました。
ちなみにネルフ共和国は公式ゲーで出てきます。
ではさようなら
面白かった、乙!
ただ、シンジさんが右京とダブって見えていたのは内緒だよ!
ただ、シンジさんが右京とダブって見えていたのは内緒だよ!
シンジさん成敗されないとかいかんでしょ……親殺してるねんで……
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