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元スレ妹「うぅ、今日も下痢です……」兄「ほう?」
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>>400
この雪見大福!
この雪見大福!
>>28
このやろうwwww
このやろうwwww
~最終章~
そうして私は高校2年になりました。
兄は大学3年に、先輩は兄と同じ大学に入学してとてもうらやましいです。
私たちの中は相変わらず。それに自重してか先輩はあれ以来兄といちゃつくことはあってもそれ以上の関係を持つことはないようです。
兄「ごちそうさま」
妹「ごちそうさまでした」
母「はい。あ、そうだ」
兄「ん?」
母「お前、今いくつだっけ?」
兄「21だけど……」
母「結婚いつすんの? あの子と」
妹「」 ゴホッゴホ
兄「……なんでそんなにむせてんだ? ってか大体先輩ちゃんは彼女とかそういうんじゃないよ」
母「ん? そうなのか? たびたびうちに来てるしそういう仲なんかと思った」
兄「あの子は妹の友達だよ……もう」
そうして私は高校2年になりました。
兄は大学3年に、先輩は兄と同じ大学に入学してとてもうらやましいです。
私たちの中は相変わらず。それに自重してか先輩はあれ以来兄といちゃつくことはあってもそれ以上の関係を持つことはないようです。
兄「ごちそうさま」
妹「ごちそうさまでした」
母「はい。あ、そうだ」
兄「ん?」
母「お前、今いくつだっけ?」
兄「21だけど……」
母「結婚いつすんの? あの子と」
妹「」 ゴホッゴホ
兄「……なんでそんなにむせてんだ? ってか大体先輩ちゃんは彼女とかそういうんじゃないよ」
母「ん? そうなのか? たびたびうちに来てるしそういう仲なんかと思った」
兄「あの子は妹の友達だよ……もう」
妹「お母さんには驚かされます」
兄「まぁな……」
妹「……結婚しませんよね」
兄「……」 ぽん
妹「……むー」 なでなで
兄「大丈夫だよ。確かに結構仲良くしてるけどお互いちゃんと区別してるから」
妹「……そう、ですか」
兄「……あぁ」
妹「……でも」
兄「?」
妹「結婚、してもいいです」
兄「気にしてるのか?」
妹「前も言いましたけど、考えてみるとこのまま私に縛られて生きていく必要――」
兄「なぁ」
妹「な、なんですか?」
兄「まぁな……」
妹「……結婚しませんよね」
兄「……」 ぽん
妹「……むー」 なでなで
兄「大丈夫だよ。確かに結構仲良くしてるけどお互いちゃんと区別してるから」
妹「……そう、ですか」
兄「……あぁ」
妹「……でも」
兄「?」
妹「結婚、してもいいです」
兄「気にしてるのか?」
妹「前も言いましたけど、考えてみるとこのまま私に縛られて生きていく必要――」
兄「なぁ」
妹「な、なんですか?」
兄「結婚、したいか?」
妹「……」
兄「……」
妹「……したい、ですよ?」
兄「そっか」
妹「でも、できない、じゃない、ですかぁ」 っく
兄「あぁあぁ泣くな泣くな」 なでなで
妹「ふぇ……んっ」
兄「そっか……結婚したいかぁ」
妹「……」
この話から一月後、兄がいなくなりました。
妹「……」
兄「……」
妹「……したい、ですよ?」
兄「そっか」
妹「でも、できない、じゃない、ですかぁ」 っく
兄「あぁあぁ泣くな泣くな」 なでなで
妹「ふぇ……んっ」
兄「そっか……結婚したいかぁ」
妹「……」
この話から一月後、兄がいなくなりました。
妹「……」
母「……」
父「……」
妹「……ごちそう、さま」
母「あぁ」
父「……」
母「な、なあ……」
妹「……なんですか?」
母「大丈夫か? なんていうか元気ないけど」
妹「……元気ないですか?」
母「あ、あぁ」
妹「気のせいですよ……いつもどおりです」
母「……」
妹「……すみません、お腹痛いのでトイレに……」 とてとて
妹「……お兄さん」
母「……」
父「……」
妹「……ごちそう、さま」
母「あぁ」
父「……」
母「な、なあ……」
妹「……なんですか?」
母「大丈夫か? なんていうか元気ないけど」
妹「……元気ないですか?」
母「あ、あぁ」
妹「気のせいですよ……いつもどおりです」
母「……」
妹「……すみません、お腹痛いのでトイレに……」 とてとて
妹「……お兄さん」
先輩「……おひさしぶりです」
妹「先輩……」
先輩「……ご冥福を」
妹「やめてください!」
先輩「……」
妹「お兄さんは……生きて、います」
先輩「先月の飛行機墜落で……遺体は消失。搭乗記録にはしっかりとお兄様の名前が――」
妹「やめて! もう、やめてよぉ……」
先輩「……」
妹「……っ。すみません、トイレに行ってきます」
先輩「……」
妹「いたい……いたいよぉ」
妹「先輩……」
先輩「……ご冥福を」
妹「やめてください!」
先輩「……」
妹「お兄さんは……生きて、います」
先輩「先月の飛行機墜落で……遺体は消失。搭乗記録にはしっかりとお兄様の名前が――」
妹「やめて! もう、やめてよぉ……」
先輩「……」
妹「……っ。すみません、トイレに行ってきます」
先輩「……」
妹「いたい……いたいよぉ」
妹「……」
妹「……」
妹「……」
母「なぁ……」
父「……」
母「なんとか言えよ!」
父「あぁ……落ち着け」
母「……」
父「遺留品はない。警察も捜索してはいるが……一年経過すると失踪宣告、死亡扱いだ」
母「……」 ギリッ
父「仲良かったからな」
母「……このままじゃあいつ潰れるぞ」
父「……なぁ」
母「なんだよ」
父「どうしよう……」
妹「……」
妹「……」
母「なぁ……」
父「……」
母「なんとか言えよ!」
父「あぁ……落ち着け」
母「……」
父「遺留品はない。警察も捜索してはいるが……一年経過すると失踪宣告、死亡扱いだ」
母「……」 ギリッ
父「仲良かったからな」
母「……このままじゃあいつ潰れるぞ」
父「……なぁ」
母「なんだよ」
父「どうしよう……」
母「どうしよう……じゃねぇよ。心配なら心配って言えよ……」
父「そりゃ、心配だけどさぁ。なんにも浮かんでこないのにおろおろしたってしょうがないじゃん……」
母「……はぁ。いやあんたはそんな男だからいいんだよ」
父「はい……」
母「しっかし――」
がちゃ
妹「お母さん、お父さん」
母「お、おう。どうした?」
父「……」
妹「心配かけて申し訳ありませんでした」
母「……大丈夫か?」
妹「えぇ……まだちゃんと区切りをつけたわけではありませんが、ここで何をしてもお兄さんは帰ってきませんから」
母「……そうか」
妹「はい」
母「酷かもしれないがひとつ聞いておく。あいつとはどういう関係だった?」
父「そりゃ、心配だけどさぁ。なんにも浮かんでこないのにおろおろしたってしょうがないじゃん……」
母「……はぁ。いやあんたはそんな男だからいいんだよ」
父「はい……」
母「しっかし――」
がちゃ
妹「お母さん、お父さん」
母「お、おう。どうした?」
父「……」
妹「心配かけて申し訳ありませんでした」
母「……大丈夫か?」
妹「えぇ……まだちゃんと区切りをつけたわけではありませんが、ここで何をしてもお兄さんは帰ってきませんから」
母「……そうか」
妹「はい」
母「酷かもしれないがひとつ聞いておく。あいつとはどういう関係だった?」
父「え?」
妹「……」
母「……」
妹「恋人、でした。身体も……」
父「えぇっ!?」
母「あのさぁ、ちょっと黙っていようか、な?」
父「……」
母「しかし……馬鹿だなぁ」
妹「馬鹿なこととはわかっていました」
母「いや、まぁだろうな……」
妹「ですが……」
母「いや、別にだからなんだとは言わないよ。正直そんなこと当人同士でどうすれば決めればいいと思ってたし」
妹「……ありがとうございます」
母「まぁ……生きてるってことはまずない。あの事故の生き残りはあれで全部だ。もう出てこない」
妹「……」
妹「……」
母「……」
妹「恋人、でした。身体も……」
父「えぇっ!?」
母「あのさぁ、ちょっと黙っていようか、な?」
父「……」
母「しかし……馬鹿だなぁ」
妹「馬鹿なこととはわかっていました」
母「いや、まぁだろうな……」
妹「ですが……」
母「いや、別にだからなんだとは言わないよ。正直そんなこと当人同士でどうすれば決めればいいと思ってたし」
妹「……ありがとうございます」
母「まぁ……生きてるってことはまずない。あの事故の生き残りはあれで全部だ。もう出てこない」
妹「……」
母「区切りをつけて生きていけ」
妹「……はい」
父「ねぇ……聞いてなかったんだけど」
母「あぁ別にあんたに言う必要ないし」
父「ないの?」
母「だって、言ったところでどうしようもないだろ」
父「……いや、なにか――」
母「ないね」
父「はい……」
兄さんがいなくなって一年がたち、失踪宣告を受けて死亡扱いとなりました。
その届け出が来た時、妙にほっとしたのを覚えています。なにか、もう無理する必要ないと言われたような気がして。
葬式はしていません。それだけがちっぽけな、私の抵抗でした。
そして、また一年過ぎました。
妹「……はい」
父「ねぇ……聞いてなかったんだけど」
母「あぁ別にあんたに言う必要ないし」
父「ないの?」
母「だって、言ったところでどうしようもないだろ」
父「……いや、なにか――」
母「ないね」
父「はい……」
兄さんがいなくなって一年がたち、失踪宣告を受けて死亡扱いとなりました。
その届け出が来た時、妙にほっとしたのを覚えています。なにか、もう無理する必要ないと言われたような気がして。
葬式はしていません。それだけがちっぽけな、私の抵抗でした。
そして、また一年過ぎました。
妹「では……いってきます」
母「おう」
妹「……」
先輩「おはようございます」
妹「おはようございます」
先輩「……勉強は大丈夫?」
妹「えぇ……共通は兄が残してくれたものがあって助かってます」
先輩「あぁ、あれは私も見せていただいたわ。すごくよくまとめてあって」
妹「暇人でしたから。無趣味でしたし」
先輩「……確かに。お兄様、いつも一人でしたわ……」
妹「そのくせぼっちっていうとすねるんですよ」
先輩「ふふ、らしいですね」
妹「はい、そこがかわいいんですけど」
先輩「……だいぶ、よくなったわね」
妹「もう二年ですから。あんまり後ろばかり見ていてもお兄さんに怒られてしまいます」
母「おう」
妹「……」
先輩「おはようございます」
妹「おはようございます」
先輩「……勉強は大丈夫?」
妹「えぇ……共通は兄が残してくれたものがあって助かってます」
先輩「あぁ、あれは私も見せていただいたわ。すごくよくまとめてあって」
妹「暇人でしたから。無趣味でしたし」
先輩「……確かに。お兄様、いつも一人でしたわ……」
妹「そのくせぼっちっていうとすねるんですよ」
先輩「ふふ、らしいですね」
妹「はい、そこがかわいいんですけど」
先輩「……だいぶ、よくなったわね」
妹「もう二年ですから。あんまり後ろばかり見ていてもお兄さんに怒られてしまいます」
先輩「うん、そうね……」
妹「はい……」
お兄さんはもういない。でも私はそれでもいいと思えるようになってきた。
陳腐な言い方だけどお兄さんはずっと私の中にいる。どこかでまだ見守っていてくれるようなきがする。
それでもすこしさみしい時はお兄さんの部屋に行く。
この世で唯一お兄さんのにおいが残っているところだから……
先輩「あ、そういえばなんだけど」
妹「はい? どうかしましたか?」
先輩「ちょっと前のことなんだけど私の家にあなた宛ての手紙が届いたの」
妹「ちょっと何言ってるかわからないです」
先輩「そうね。はい、これがそうなの」
妹「宛名……男ってだれですか?」
妹「はい……」
お兄さんはもういない。でも私はそれでもいいと思えるようになってきた。
陳腐な言い方だけどお兄さんはずっと私の中にいる。どこかでまだ見守っていてくれるようなきがする。
それでもすこしさみしい時はお兄さんの部屋に行く。
この世で唯一お兄さんのにおいが残っているところだから……
先輩「あ、そういえばなんだけど」
妹「はい? どうかしましたか?」
先輩「ちょっと前のことなんだけど私の家にあなた宛ての手紙が届いたの」
妹「ちょっと何言ってるかわからないです」
先輩「そうね。はい、これがそうなの」
妹「宛名……男ってだれですか?」
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