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元スレ咲「レズから逃げ切ったら10万円?」

みんなの評価 : ★★★×4
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>>100
どうもありがとう
どうもありがとう
豊音「ううぅ……痛い……酷いよ高鴨さんー……」
穏乃「ほ、本当にごめんなさい!」ペッコリン
豊音「もういいもん! 高鴨さんを捕まえちゃうから!」ゴォッ
穏乃「ひぃ!?」
咲「あっ……た、高鴨さんが!」
シロ「大丈夫。足の速さの勝負なら豊音はまず追いつけないから」
シロ「高鴨さんの勇気のためにも私たちは逃げよう」
咲「は、はい……」
久「二人とも! こっちよ!」
豊音「待てー!」
穏乃「うわあああ!!」
久「ってなんであなたたちがこっち来るの!?」
穏乃「ほ、本当にごめんなさい!」ペッコリン
豊音「もういいもん! 高鴨さんを捕まえちゃうから!」ゴォッ
穏乃「ひぃ!?」
咲「あっ……た、高鴨さんが!」
シロ「大丈夫。足の速さの勝負なら豊音はまず追いつけないから」
シロ「高鴨さんの勇気のためにも私たちは逃げよう」
咲「は、はい……」
久「二人とも! こっちよ!」
豊音「待てー!」
穏乃「うわあああ!!」
久「ってなんであなたたちがこっち来るの!?」
穏乃「いや、あの二人から遠ざけた方がいいかなって!!」シュダダッ
久「それもそうだけど!」ダダッ
豊音「はぁ……はぁ……二人ともちょー早いよー……」
穏久((バテるのはやっ!?))
シロ「よっと。宮永さん、しっかり捕まっててね」
咲「は、はい!」
シロ「走るよ」
咲「きゃああ!?」
―――――――――――――
シロ「……ここまで来れば大丈夫かな」
咲「は、はい……人気はもう無いと思います」
シロ「……はぁ。ごめん、下ろしていい?」
咲「は、はい! すみません小瀬川さん!」
久「それもそうだけど!」ダダッ
豊音「はぁ……はぁ……二人ともちょー早いよー……」
穏久((バテるのはやっ!?))
シロ「よっと。宮永さん、しっかり捕まっててね」
咲「は、はい!」
シロ「走るよ」
咲「きゃああ!?」
―――――――――――――
シロ「……ここまで来れば大丈夫かな」
咲「は、はい……人気はもう無いと思います」
シロ「……はぁ。ごめん、下ろしていい?」
咲「は、はい! すみません小瀬川さん!」
シロ「うぅ……疲れたダルい帰りたい……」
咲「ほほ、本当にごめんなさい! 私のせいで……」アワワ
シロ「いいよ、私が勝手にしたことだから」
シロ「でも、しばらく休みたいかな……」グッタリ
咲「こ、小瀬川さん……」ウルウル
シロ「……ダルいから泣かないで」
咲「ご、ごめんなさいっ……」
シロ「謝るのも禁止」
咲「……はい」シュン
シロ「……それにしても、この鬼ごっこがそういう内容なんだね。賞金の時点で怪しいと思ったけど……」
咲「ゲームが始まる前に私が知らせていれば、こんなことには……」
シロ「宮永さんは知ってて参加したの?」
咲「は、はい。部長に誘われて」
シロ(竹井さん……)
咲「ほほ、本当にごめんなさい! 私のせいで……」アワワ
シロ「いいよ、私が勝手にしたことだから」
シロ「でも、しばらく休みたいかな……」グッタリ
咲「こ、小瀬川さん……」ウルウル
シロ「……ダルいから泣かないで」
咲「ご、ごめんなさいっ……」
シロ「謝るのも禁止」
咲「……はい」シュン
シロ「……それにしても、この鬼ごっこがそういう内容なんだね。賞金の時点で怪しいと思ったけど……」
咲「ゲームが始まる前に私が知らせていれば、こんなことには……」
シロ「宮永さんは知ってて参加したの?」
咲「は、はい。部長に誘われて」
シロ(竹井さん……)
咲「部費のためにもみんなで頑張ろう、って……」
シロ「私も胡桃と塞に同じ理由で誘われたよ」
咲「そうなんですか……部員が少ないと大変ですよね。和ちゃんたち大丈夫かな……」
シロ(……塞たちが鬼ごっこの内容を知っていて、あえて私だけに説明せず参加させたとしたら)
シロ(あの二人は鬼の可能性が高い。豊音まで鬼だったんだから、ほぼ確定だろうな……)
シロ「はぁ……ダルい……」
咲「私たち、これからどうすれば……」
シロ「……とりあえずはここで待機でいいと思う。見つからない限りは逃げる必要も無い」
咲「でも、見つかったときは……?」
シロ「その時は全力で逃げるしかないね」
シロ「宮永さんのこと、出来るだけ助けようとは思うけど……」
咲「だ、大丈夫です! これ以上小瀬川さんに迷惑はかけないです!」
シロ「そっか……そうしてもらえると楽……」
シロ「私も胡桃と塞に同じ理由で誘われたよ」
咲「そうなんですか……部員が少ないと大変ですよね。和ちゃんたち大丈夫かな……」
シロ(……塞たちが鬼ごっこの内容を知っていて、あえて私だけに説明せず参加させたとしたら)
シロ(あの二人は鬼の可能性が高い。豊音まで鬼だったんだから、ほぼ確定だろうな……)
シロ「はぁ……ダルい……」
咲「私たち、これからどうすれば……」
シロ「……とりあえずはここで待機でいいと思う。見つからない限りは逃げる必要も無い」
咲「でも、見つかったときは……?」
シロ「その時は全力で逃げるしかないね」
シロ「宮永さんのこと、出来るだけ助けようとは思うけど……」
咲「だ、大丈夫です! これ以上小瀬川さんに迷惑はかけないです!」
シロ「そっか……そうしてもらえると楽……」
>>113
くわしく
くわしく
シロ「……最後まで残れるといいね」
咲「はい……部長と高鴨さん、無事ならいいんですけど……」
シロ「再会出来るといいね。四人でいたから助かったんだし」
シロ(まあ、普通にやって豊音に捕まるようなことはないと思うけど……)
――――――――――――――
久「どう? 誰かいた?」
穏乃「見た感じ逃げる役っぽい人たちを見かけましたけど……鬼っぽい人はいませんでした」
久「そっか。それなら一安心ね。いやー、あんなにも走ったの久しぶりだから疲れたわ」
穏乃「姉帯さんが鬼だったなんて……未だに信じられないです」
久「このゲームでは誰であろうと全力で疑ってかかるくらいしないとね。良い教訓になったわ」
穏乃「はい……」
咲「はい……部長と高鴨さん、無事ならいいんですけど……」
シロ「再会出来るといいね。四人でいたから助かったんだし」
シロ(まあ、普通にやって豊音に捕まるようなことはないと思うけど……)
――――――――――――――
久「どう? 誰かいた?」
穏乃「見た感じ逃げる役っぽい人たちを見かけましたけど……鬼っぽい人はいませんでした」
久「そっか。それなら一安心ね。いやー、あんなにも走ったの久しぶりだから疲れたわ」
穏乃「姉帯さんが鬼だったなんて……未だに信じられないです」
久「このゲームでは誰であろうと全力で疑ってかかるくらいしないとね。良い教訓になったわ」
穏乃「はい……」
穏乃「しばらくはここで待機、ですよね?」
久「そうね。周りを警戒しつつ、隠れてるのが得策だわ」
久「見つからないことには捕まらないしね」
久「まあ、高鴨さんなら走って逃げれるかもだけど」
穏乃「私も追っかけられっぱなしはしんどいですよ」アハハ
久「周りに鬼っぽい人はいなかったのよね?」
穏乃「はい、いませんでした」
久「そう。それじゃあ、私はちょっとお花摘んで来るわね」
穏乃「お花……? あ、は、はい」
久「トイレ探すのに時間かかるかもだけど、出来るだけ早く帰って来るから待っておいてね」ニコ
穏乃「分かりました!」
久「見つかった時は問答無用で逃げてもいいから」
久「そうね。周りを警戒しつつ、隠れてるのが得策だわ」
久「見つからないことには捕まらないしね」
久「まあ、高鴨さんなら走って逃げれるかもだけど」
穏乃「私も追っかけられっぱなしはしんどいですよ」アハハ
久「周りに鬼っぽい人はいなかったのよね?」
穏乃「はい、いませんでした」
久「そう。それじゃあ、私はちょっとお花摘んで来るわね」
穏乃「お花……? あ、は、はい」
久「トイレ探すのに時間かかるかもだけど、出来るだけ早く帰って来るから待っておいてね」ニコ
穏乃「分かりました!」
久「見つかった時は問答無用で逃げてもいいから」
――――――――――
穏乃(……竹井さん遅いなぁ)
穏乃(まあ、まだ五分くらいしか経ってないんだけど)アハハ
穏乃「でもなんか、隠れてるって性に合わないよなぁ」
穏乃「足と足の熱い勝負がしたいっていうか、なんというか……」
「きゃあああああ!!」
穏乃「!」ビクッ
穏乃「な、なんだよ。今の悲鳴……」
穏乃(まさか誰か襲われて……)
穏乃「た、助けに行かないと!」
穏乃(……竹井さん遅いなぁ)
穏乃(まあ、まだ五分くらいしか経ってないんだけど)アハハ
穏乃「でもなんか、隠れてるって性に合わないよなぁ」
穏乃「足と足の熱い勝負がしたいっていうか、なんというか……」
「きゃあああああ!!」
穏乃「!」ビクッ
穏乃「な、なんだよ。今の悲鳴……」
穏乃(まさか誰か襲われて……)
穏乃「た、助けに行かないと!」
次の刺客
>>133
>>133
末原(……捕まえるタイミング見計らってたけども)
末原(どこに行くつもりやあの子?)
末原(さっきの悲鳴の方向に歩いて行っとるけど、まさか……)
末原「……はぁ。やれやれ」
穏乃「たぶんこっちだと思うんだけど……」
末原「ちょっと待ち」
穏乃「!?」
穏乃「だ、誰だお前!?」
末原「うーん……アホな子を助けてあげようとしてる優しい人、なんかな?」
穏乃「……?」
末原(大丈夫かこの子……)
末原(どこに行くつもりやあの子?)
末原(さっきの悲鳴の方向に歩いて行っとるけど、まさか……)
末原「……はぁ。やれやれ」
穏乃「たぶんこっちだと思うんだけど……」
末原「ちょっと待ち」
穏乃「!?」
穏乃「だ、誰だお前!?」
末原「うーん……アホな子を助けてあげようとしてる優しい人、なんかな?」
穏乃「……?」
末原(大丈夫かこの子……)
穏乃「お、鬼……? いやでも、鬼なら不意打ちで捕まえようとするはずだし……」
末原「そういう心理を利用して、鬼じゃないって思わせようとしてるかもやで?」
穏乃「ど、どっちなの……?」
末原「それを自分自身で判断出来るようにならな、生き残れんと思うで」
穏乃「っ……」
末原「で、ちょっと聞きたい事あるんやけども、ええかな?」
穏乃「……なんですか」
末原「さっきの悲鳴聞いてから動き出したけども、何しようとしてるん?」
穏乃「……襲われてる人を助けに行くんです」
穏乃(こうしてる間にも捕まっちゃうかもしれない。早く行かないと……!)
末原「……悪い事は言わんから、そういう甘ったれた考えはここで捨て」
穏乃「っ……どういうことですか」
末原「他人のことなんて考えてると、次の瞬間には捕まってまうってこと」
末原「そういう心理を利用して、鬼じゃないって思わせようとしてるかもやで?」
穏乃「ど、どっちなの……?」
末原「それを自分自身で判断出来るようにならな、生き残れんと思うで」
穏乃「っ……」
末原「で、ちょっと聞きたい事あるんやけども、ええかな?」
穏乃「……なんですか」
末原「さっきの悲鳴聞いてから動き出したけども、何しようとしてるん?」
穏乃「……襲われてる人を助けに行くんです」
穏乃(こうしてる間にも捕まっちゃうかもしれない。早く行かないと……!)
末原「……悪い事は言わんから、そういう甘ったれた考えはここで捨て」
穏乃「っ……どういうことですか」
末原「他人のことなんて考えてると、次の瞬間には捕まってまうってこと」
末原「このゲームに参加してる鬼は逃げてる人の3倍おるらしい」
穏乃「なっ!?」
末原「ウチもその鬼の一人や。……もう二人捕まえた」
穏乃「ふ、二人……!? まだスタートして一時間も経ってないのに……?」
末原「捕まえた人間は一人につき1万円で換金出来るんやで。知ってた?」
穏乃「知らなかったです……」
末原「そっか。君も何も知らされてないんやな……」
穏乃「ど、どういうことですか?」
末原「この鬼ごっこ。ゲームをしてるのは逃げてる側の人間やなくて捕まえる側の人間なんや」
穏乃「えっ……?」
穏乃「なっ!?」
末原「ウチもその鬼の一人や。……もう二人捕まえた」
穏乃「ふ、二人……!? まだスタートして一時間も経ってないのに……?」
末原「捕まえた人間は一人につき1万円で換金出来るんやで。知ってた?」
穏乃「知らなかったです……」
末原「そっか。君も何も知らされてないんやな……」
穏乃「ど、どういうことですか?」
末原「この鬼ごっこ。ゲームをしてるのは逃げてる側の人間やなくて捕まえる側の人間なんや」
穏乃「えっ……?」
末原「逃げる側の人間はあくまで獲物。その獲物を巡っての駆け引きを鬼が楽しむのがこのゲームってこと」
穏乃「私たちが、獲物……?」
末原「何も知らんみたいやから教えたるわ。鬼は捕まえた人間に対して3つの権利があるんやで」
末原「1つ目はお金と換金出来る。2つ目は鬼同士で捕まえた人間を取引できる」
末原「3つ目は捕まえた人間に対して何をしても許される」
穏乃「何をしても、許される……?」
末原「このゲームに参加してる鬼のほとんどはその権利を行使するためだけに、血眼になって獲物を探してるって考えてもええやろな」
穏乃「ぐ、具体的になにをされるんですか……?」
末原「そら……あれやろ。……えっちなこと」
穏乃「え」
穏乃「私たちが、獲物……?」
末原「何も知らんみたいやから教えたるわ。鬼は捕まえた人間に対して3つの権利があるんやで」
末原「1つ目はお金と換金出来る。2つ目は鬼同士で捕まえた人間を取引できる」
末原「3つ目は捕まえた人間に対して何をしても許される」
穏乃「何をしても、許される……?」
末原「このゲームに参加してる鬼のほとんどはその権利を行使するためだけに、血眼になって獲物を探してるって考えてもええやろな」
穏乃「ぐ、具体的になにをされるんですか……?」
末原「そら……あれやろ。……えっちなこと」
穏乃「え」
穏乃「え、えっちな、ことって……」カァァ
末原「ま、まあ話は戻して。鬼は獲物を捕まえれば捕まえるだけ得やねん」
末原「自分のお目当ての子と交換出来るかもやし、特に人気な獲物は高額で取引出来るしで」
末原「つまり何が言いたいかというと、鬼は見境無しにどんな子でも必死になって捕まえにかかるんや」
末原「さっきみたいな分かりやすいトラップ使って、君みたいな子を釣ろうとしたりも平気でする」
穏乃「あっ……てことはまさか……!」
末原「十中八九そうやろうな。まあ、向こうも本気で引っかかるとは思ってないやろうけど」
穏乃「う、うぅ……」
末原「ま、まあ話は戻して。鬼は獲物を捕まえれば捕まえるだけ得やねん」
末原「自分のお目当ての子と交換出来るかもやし、特に人気な獲物は高額で取引出来るしで」
末原「つまり何が言いたいかというと、鬼は見境無しにどんな子でも必死になって捕まえにかかるんや」
末原「さっきみたいな分かりやすいトラップ使って、君みたいな子を釣ろうとしたりも平気でする」
穏乃「あっ……てことはまさか……!」
末原「十中八九そうやろうな。まあ、向こうも本気で引っかかるとは思ってないやろうけど」
穏乃「う、うぅ……」
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