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    元スレ魔王「勇者待つの飽きた」

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    54 :

    前のスレはつまらん乗っ取りが居た奴か

    56 = 54 :

    俺しか居ない予感

    57 :

    はい

    59 = 40 :

    俺もいるぞ!

    はよ!

    60 = 54 :

    もう1時間以上経つぞ

    61 = 54 :

    赤くなったんだが

    62 = 51 :

    まだかぁ!!

    64 = 1 :

    残ってただと!?
    ありがとうございます!!

    65 = 1 :

    エルフ娘「ふぅ、やっぱり秋は秋刀魚ですねー」ホッコリ

    勇者「秋刀魚は塩焼きが最高だな」ホッコリ

    エルフ娘「でも作りすぎちゃいましたねー」

    勇者「余らせるのは勿体無いな。二匹食えると思ったのに…」

    勇者「魔王さんと側近さんのとこにおすそ分けでもしますかね」

    エルフ娘「私も行きます」

    66 = 1 :

    コンコン
    勇者「ごめんくださーい」

    側近「はいはーい」

    勇者「側近さん今晩は」

    エルフ娘「はじめましてー」

    側近「今晩は、どうしましたか?」

    勇者「秋刀魚おすそ分けに来ました、どうぞ」ガサ

    67 = 1 :

    側近「おや、ありがとうございますね」

    エルフ娘「塩焼きがオススメですよ!」

    側近「家は煮付けですかね」

    勇者「それもいいなぁ…」

    エルフ娘「次は煮付けもチャレンジしますか」

    魔王「側近ー?どうしたのー?」

    68 = 1 :

    側近「おや、魔王様が起きましたね」

    勇者「では、お邪魔しましたー」

    側近「いえいえ、ありがとうございますね」

    エルフ娘「いい人そうですね」

    勇者「なー、隣人できて嬉しいよ」

    エルフ娘「でも、魔力がすごい大きい人達でした、不思議です」

    勇者「さすがエルフ、そんな事まで分かるのか」

    69 = 1 :

    勇者「なんだろ、傭兵崩れとかそんな人達かな」

    エルフ娘「どうなんでしょうね?」

    勇者「じゃあ、また明日な」

    エルフ娘「ええ、おやすみなさい」

    ※エルフ娘と勇者の部屋は別の小屋です

    70 = 1 :

    勇者「おはよう」

    エルフ娘「おはようございます」

    勇者「今日はなにする?」

    エルフ娘「久しぶりにおじいちゃんのところ行きたいです」

    勇者「そういえばだいぶ行ってないなぁ。じゃあ行くか」

    エルフ娘「行きましょう!」

    71 = 1 :

    勇者「お、見えてきた」

    エルフ娘「久しぶりですねー、ここも」

    勇者「こんにちはー!」

    勇者「あれ?なんだか静かだね」

    エルフ娘「本当ですね、なんででしょう」

    村長「おや、勇者殿とエルフ娘じゃないか」

    72 = 1 :

    勇者「村長、お久しぶりです」

    エルフ娘「おじいちゃん久しぶりー」

    村長「まあ家に来なさい」

    エルフ娘「はーい」


    勇者「村長、なんだか村が静かじゃないですか?何かあったんですか?」

    村長「エルフ娘、お茶をいれてくれるかの?」

    エルフ娘「え?わかった」

    村長「ふぅ…実は最近この辺りに凶暴な魔物が多くての」

    勇者「凶暴な魔物?」

    村長「おお、本来魔王の影響で凶暴化したような魔物じゃ。山の向こうがわにしかおらんはずのな」

    勇者「なんでまた…」

    村長「それは分からん。が、被害が出ておるのは事実じゃな」

    73 = 54 :

    猿よけ

    74 = 1 :

    村長「お前さんたちも気をつけるんじゃな。わしの孫娘に何かあったらお主を絶対に許さんぞ」

    勇者「エルフ娘は僕が守りますから大丈夫です…この辺りも被害が大きいのですか?」

    村長「村人が4~5人怪我をした、まだその程度じゃがこれからどうなるか…」

    勇者「…わかりました、僕が退治します」

    75 = 1 :

    村長「あの数を一人で退治するのは無理じゃよ、奴らも生き物。増えおるからの」

    勇者「いや、どこかに大元がいるのが普通なんです。経験上は」

    勇者「普通の魔物は魔王の影響を受けたところで大した進化はしません。ですがその土地の主は大きな影響をうけます」

    勇者「その主の影響も合わさって普通の魔物はやっと凶暴化するのが普通です」

    勇者「なのでその主を倒します」

    村長「お主はいったい…」

    エルフ娘「お茶入ったよー」

    村長「おっと、帰って来たの。では頼んだぞ!勇者殿」

    勇者「お任せ下さい!」

    76 = 1 :

    エルフ娘「二人でなに話してたの?」

    村長「なに、ただの世間話じゃよ」

    勇者「あ、エルフ娘。明日僕一日でかけてくる」

    エルフ娘「え?どうしたの急に」

    勇者「ちょっとね」

    エルフ娘「まあいいけど、気をつけてね?」

    勇者「ありがと。あとエルフ娘、話し方が戻ってるよ」

    エルフ娘「あ!?恥ずかしい…」

    77 = 1 :

    エルフ娘「むにゃ」スヤスヤ

    勇者「村長、この辺りに昔からある洞窟とか大きな木とかはないですか?」

    村長「むぅ…たしかここから北にちょっといったところに大きな一本杉があったはずじゃ」

    勇者「いるとしたら、そんなとこですかね」

    勇者「居なくても根気よく探します」

    村長「すまんのう、よろしく頼む」

    勇者「はい、では行って来ます」

    勇者(こっちきてからはじめて勇者らしい事するなぁ)

    78 = 1 :

    勇者「そろそろかな?」

    勇者「一本杉か…鳥とか獣みたいな魔物がいそうだなぁ」

    勇者「!一本杉…あれか」

    勇者「急ごう」

    79 = 1 :

    熊の魔物「ゴァァァァァア!」

    勇者「居た!」

    熊の魔物「グァァァァァァア!」

    勇者「来い!」スチャ

    80 = 1 :

    ~そのころの魔王~
    魔王「!!?」

    側近「どうしました?魔王様」

    魔王「大きな魔力を感じる…」

    側近「言われて見れば…フィールドボスってところですかね?」

    魔王「私のせい?」

    側近「魔力封じのアクセサリーのおかげで、周囲への影響は最小限のはずです。おそらく転移魔法の弊害でしょう」

    魔王「倒しておかないと…」

    側近「問題ないでしょう、勇者の気配もしますし」

    側近「ま、お手並み拝見ですね」

    82 = 1 :

    ~そのころの勇者~
    熊の魔物「ァァァァ…」ドサ

    勇者「はぁ…はぁ…勝った」

    勇者「毛皮も手に入ったし、良かった良かった」

    勇者「さて…帰るか」

    83 = 1 :

    エルフ娘「おかえりなさい」

    勇者「ただいま、はいお土産」

    エルフ娘「熊の毛皮ですか?」

    勇者「うん」

    村長「おお、その様子だと倒したのじゃな?」

    勇者「まあね?」

    エルフ娘「え?なにしてたんですか?」

    84 = 1 :

    村長「じつはな…」カクカクシカジカ

    エルフ娘「え!?そんな危険な事を!?」

    エルフ娘「どうしていってくれないんですか?」

    勇者「心配すると思って…」

    エルフ娘「当たり前じゃないですか!」

    村長「まあまあ、抑えよ」

    勇者「ごめん…」

    エルフ娘「今回だけですよ?次はしっかり言ってください」

    勇者「分かったよ」

    85 = 1 :

    村長「さあ!今日は祭りじゃ!」

    勇者「え?村長どういう事ですか?」

    村長「じつは村のみんなはこの事を知っとるのじゃ」

    勇者「村長!口が軽いです!」

    村長「済まんの、まあ楽しんで行っとくれ」

    ワーワー ユウシャサマー

    勇者「勇者様…か」ボソ

    エルフ娘「どうかしましたか?」

    勇者「いや、なんでもないよ?楽しもうか」

    エルフ娘「ええ!」

    86 = 49 :

    なんか軽いな

    87 = 1 :

    ~そのころの魔王~
    魔王「あ、ボス死んだ」

    側近「みたいですね」

    魔王「勇者けっこう強いね」

    側近「まあ、あのボス程度の強さなら城の周りにわんさか居ますけどね」

    魔王「だねー、あれでこんだけ時間かかってたら私には勝てないね」

    側近「ですね」

    88 = 1 :

    側近「魔王様今晩なに食べます?」

    魔王「また秋刀魚食べたいなー」

    側近「もうないです」

    魔王「じゃあ明日買いに行こうよ」

    側近「しばらく天気が崩れるので嫌です」

    魔王「えー秋刀魚食べたいー」

    側近「我慢してくださいよ」

    89 = 1 :

    側近「あ、そうそう、私明後日から一週間魔王城に帰ります」

    魔王「え!?なんで?」

    側近「長く城を開けすぎました…」

    魔王「どうしたの…?まさかクーデターか何か?」

    側近「いやいやいや、ただの掃除ですよ」

    魔王「まあそうだよね、いってらっしゃーい」

    側近「あ、お隣さん帰ってきましたね」

    魔王「そだね」

    91 = 1 :

    ~そして2日後~
    側近「じゃ、行って来ますね」

    魔王「うん、いってらっしゃーい」

    魔王「…よし!天気も悪いし二度寝しよう!」
    ビューガタガタガタ

    92 :

    今北産業

    93 = 1 :

    ゴォォォォ
    ガタガタガタガタガタガタ!

    魔王「むにゃ」スヤスヤ

    ゴォォォォ
    べリッ!
    ゴォォォォ

    94 = 1 :

    ~そのころの勇者~
    勇者「嵐酷いな」

    エルフ娘「そうですね」

    勇者「まあ、家は嵐に備えた家づくりだから大丈夫だな!」

    エルフ娘「がんばりましたもんね!」

    勇者「ただ離れの部屋にいけないのはなぁ…しばらくはここで寝泊まりか」

    エルフ娘「あ!お隣さんの家の屋根が!」

    勇者「なに!?」

    エルフ娘「飛ばされました!」

    勇者「マジかよ…」

    95 = 1 :

    ゴォォォォ
    勇者「くそっ!飛ばされそうだ!」

    勇者「おい!魔王さん!?側近さん!?」

    魔王「むにゃむにゃ」スヤスヤ

    魔王「…寒い」

    魔王「ん?屋根がない…」

    勇者「魔王さん!」

    魔王「はいはーい」

    96 = 1 :

    勇者「大丈夫ですか?」

    魔王「大丈夫だよ」

    勇者「屋根ないじゃないですか、一旦僕の家来てください」

    魔王「わかったー」フラフラ

    97 = 1 :

    エルフ娘「魔王さん大丈夫ですか?タオルを」アワアワ

    勇者「屋根は嵐がやむまで直せなさそうだな」

    魔王「ありがとうございます」フキフキ

    勇者「とりあえず嵐がやむまで家にいて大丈夫ですから、ところで側近さんは?」

    魔王「側近なら城…じゃなくて家に帰ったよ」

    勇者「そうですか」

    魔王「魔王でいいよ、私も勇者って呼ぶし」

    勇者「そう?分かったよ」

    98 = 1 :

    勇者「じゃあ魔王、寝るときはそこのベッド使って」

    魔王「勇者は?」

    勇者「僕は床かなー、布団あるし」

    魔王「申し訳ねぇ、私と寝る?」

    勇者「いや…それはちょっと」

    エルフ娘「…」ジロー

    99 = 1 :

    勇者「まあ、とりあえず風呂はいってあったまりなよ」

    魔王「ありがとね、じゃあお言葉に甘えて」

    勇者「ごゆっくりー」

    エルフ娘「気さくな娘ですね」

    勇者「なー、側近さんとは姉妹なのかな?親子なのかな?」

    エルフ娘「姉妹っぽくないですか?」

    勇者「仲良さそうだったしねー」

    100 = 1 :

    勇者「じゃあ今のうちにご飯作りますか。今日は手伝うよ」

    エルフ娘「そうですか?じゃあ」

    魔王「~♪~♪」バシャバシャ

    エルフ娘「なんだか子供ができたみたい」ボソッ

    勇者「え?」

    エルフ娘「いいえ、なんでも?」


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