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元スレ魔王「え、もう来たの?」

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1 :

魔王「だって今朝出発したばっかでしょ、勇者」

側近「ええ、そうですね、確かに」

魔王「えええええ、冒険してないじゃん全然」

側近「そうですねぇ」

魔王「誰?ラストダンジョン初めの町の裏手にしようって言ったの」

側近「魔王様です」

魔王「ああああ、『まさかこんな近くに!?』って言わせる予定だったのに」

側近「あ、それは言ってますね」

魔王「え、マジで?」

側近「王様が」

魔王「勇者は?」

側近「『へー』と」

2 :

レベル1~5じゃムリやろ

3 :

水澤摩央ちゃん!!!!!

4 :

チートと思ったら違ってた

5 = 1 :

魔王「あっさりしてるなぁ、最近の子」

側近「ベタっちゃベタですから」

魔王「……でも、まあ、いっか」

側近「え?」

魔王「私は強いヤツに倒されるならそれでも良いと思ってるし」

側近「わりと困る性格してますよね魔王様」

魔王「一日でここまで来れたって事はさ」

側近「ええ」

魔王「相当の実力者でしょ?」

側近「いえ、Lv.1ですね」

6 :

おいふざけんな


明日早いんだチクショウ

7 = 1 :

魔王「……ん?」

側近「はい?」

魔王「ええっと」

側近「はい」

魔王「レベルの数え方が逆になったとか?」

側近「いえ」

魔王「最大値が1」

側近「いえ」

魔王「Lv.1って……」

側近「あ、経験値は0です」

8 :

アフロ勇者参上

9 :

スレタイ的にリアリティあるのはLv.25ぐらいかな

10 = 2 :

超絶ザルダンジョン

11 :

レベルは1だけどかなり強いんだ

12 = 1 :

魔王「モンスター倒してないの!?」

側近「ええ、一匹も」

魔王「え、だって、え?」

側近「まあ、最弱ですね。正真正銘」

魔王「え、でも、ほら、今、夕方じゃん」

側近「午後六時過ぎですね」

魔王「出発したの、朝じゃん」

側近「午前七時頃だったはずです」

魔王「……何してたの?」

側近「国王に面会して」

魔王「うん」

側近「村人から話を聞き集めて」

魔王「ほう」

側近「武器屋や商店を見て回ってました」

魔王「Oh……」

13 = 1 :

魔王「今の武器は?」

側近「ひのきの棒です」

魔王「鎧」

側近「布の服」

魔王「他」

側近「特に無いです」

魔王「アイテム」

側近「魔力回復薬(小・20G)が5つ」

魔王「残額」

側近「0Gです」

魔王「レベルは?」

側近「1です」

魔王「……魔法覚えてないじゃん!」

14 :

魔王の自宅ワンルームなんだろ

15 :

側近やたら詳しいな

16 = 1 :

魔王「現状全く使えないアイテムじゃん」

側近「そうですね」

魔王「せめてさ、薬草とか」

側近「最初の町の宿屋が無償なので」

魔王「っていうか国王またケチったな!?」

側近「先代勇者の時も100Gでしたね」

魔王「……あれ?でも城に宝箱無かった?」

側近「あったはずです。150G入ったヤツ」

魔王「ん?じゃあ何で0G?その分余って……、あ、薬草買って消費しちゃった?」

側近「いえ、おそらく宝箱を開けていないのかと」

17 = 1 :

魔王「……何で」

側近「私の千里眼で見る限りでは」

魔王「うん」

側近「謁見の後すぐ城を出ています」

魔王「え?探索してないの?」

側近「はい」

魔王「何で?国王に止められた?」

側近「いえ、緊張するから嫌だったようです」

魔王「メンタル弱ぇ」

18 = 8 :

魔王「ところで何故そんなに詳しいのだ」

側近「・・・・・・」ニヤッ

魔王(!!?)

20 = 1 :

魔王「うわー、何だよー、着の身着のままじゃーん」

側近「昆虫採集感覚ですね」

魔王「今日日そっちの方が重装備だよー」

側近「確かに」

魔王「っていうか誰か止めろよ。開始早々ラスダンとか馬鹿じゃないの?」

側近「町の人々は応援してくれてましたね」

魔王「他のメンバーからは反対されなかったの?」

側近「されてません」

魔王「そいつらもバカなの?」

側近「いませんから」

魔王「……ん?」

側近「まだ仲間いませんから」

21 :

昆虫採集ワロタwww

22 = 1 :

魔王「……一人?」

側近「はい」

魔王「たしか、仲間になりそうな格闘家が北の町に」

側近「行ってませんから」

魔王「僧侶が隣町に」

側近「行ってませんから」

23 = 8 :

僕の夏休み

24 = 1 :

魔王「幼馴染いたよね」

側近「はい」

魔王「多少魔法の心得がある子」

側近「はい」

魔王「着いてくるだろう、って言ってなかった?」

側近「言いました」

魔王「……なんでいないの?」

側近「寄ってませんから」

魔王「その子の家に?」

側近「はい」

26 = 1 :

魔王「何で寄らないの?」

側近「寄るつもりではいたようですが」

魔王「じゃあ、どうして?」

側近「どうやらですね」

魔王「うん」

側近「ある程度修行して、強くなったと証明してからにしようと」

魔王「ああ、そしたら幼馴染も安心するだろうと」

側近「はい」

魔王「ついてこないだろうと」

側近「はい」

魔王「だったら何でこんな無謀な事してんの!?」

29 = 1 :

魔王「絶対待ってんじゃん!」

側近「鞄に荷物入れて待機してます」

魔王「ほらね!」

側近「よほど心配なのでしょうね、勇者の事が」

魔王「そりゃそうだよ、いきなりラスダン来るような子だもん!」

側近「あの様子だと、修行の成果を見せたとしてもついて来ますね」

魔王「見せらんないけどね!」

30 :

魔王の側近は普通
「~ですぞ!」とかじゃね?

31 = 1 :

魔王「……20歩かぁ」

側近「何がです?」

魔王「勇者の死因」

側近「はい?」

魔王「城の前の毒沼、最短でも30歩はかかる」

側近「はい」

魔王「一歩で1ダメでしょ?勇者のレベル1ならHP20でしょ」

側近「はい」

魔王「あ、でもさすがに途中で気付くよね」

側近「今ゴムボートで渡ってます」

33 :

>>30
最近は「部下が現実なら即極刑されるレベルで不遜」ってのがわりと流行りなんです

35 :

どこでボート用意したんだよwww

36 = 1 :

魔王「何でそんなもんがあるの!?」

側近「落ちてたようです」

魔王「誰だよ落とした奴!」

側近「近くに湖ありますから、多分そこの利用者ですね」

魔王「ええ?だって今、この国魔族に脅かされてるんだよ?」

側近「御自身の事です」

魔王「何で湖で遊んでんの?」

側近「まあ、確かに利用者は少ないですね」

魔王「だよね」

側近「最近では国王くらいです」

魔王「何で遊んでんの!?」

37 = 1 :

魔王「つーかアイツかよ何やってんだよ」

側近「為政者の余裕ですかね」

魔王「その余裕いらないよ。つーか勇者を死地に誘ってるよ国王」

側近「本来ならば便利なアイテムになり得たんでしょうけどね」

魔王「無きゃ引き返してレベル上げてから来てくれただろうに」

側近「あ、今渡り終えました」

40 :

ゴムボートいくらで売れるのかなぁwww

41 = 1 :

魔王「……っていうかさ、スライムとかに会わなかったのは、ここが近いからだろうけどさ」

側近「はい」

魔王「毒沼にもモンスターいたよね」

側近「はい」

魔王「何でエンカウントしないの?」

側近「ああ、それはおそらく」

魔王「うん」

側近「本来毒沼は徒歩で渡るもので」

魔王「うん」

側近「モンスターは地下に潜っていまして」

魔王「うん」

側近「足が底に付いたらモンスターも気付くのでしょうけど」

魔王「うん」

側近「船ですから」

42 = 8 :

渡りに船か・・・

44 = 1 :

側近「そんな事言ってる間に勇者が入口ホールを通過しました」

魔王「早っ!って、城内のモンスターは!?」

側近「遭遇していないようです」

魔王「な、何で!?」

側近「魔界の門がどこにあるか、御存じですか?」

魔王「え?北の島だけど」

側近「城用のモンスター、まだ殆ど到着してません」

45 = 1 :

魔王「え、毒沼のはいるんでしょ!?」

側近「土地ごと移動させましたから」

魔王「確かに、城用の上級モンスターには後から来るように言ったけど……」

側近「転送に負荷が掛かりますからね」

魔王「ああ、そっか、勇者が早すぎたんだ……」

側近「明日には大隊で到着予定だったんですがねぇ」

46 :

逃げるしかないな
魔王が

47 :

いやレベル1できても魔王にしゅんころだろ

48 = 1 :

魔王「……あ、良い事思いついた」

側近「何です?あ、今二階に到着しました」

魔王「マジで?……ほら、四天王は私と一緒に来てるじゃん」

側近「足だけは速いですね勇者。……四天王相手では確実に死にますよ」

魔王「そこは手心を加えてもらってさ。負けイベントにしちゃおうよ、四天王戦」

側近「ああ、なるほど。気絶させたまま己の弱さを分からせるわけですね」

魔王「私はラストに登場しなきゃアレだけど、四天王の一人くらいなら平気でしょ。知性もあるし」

49 :

魔王はおっさん希望

50 = 47 :

優しいwwwww


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