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元スレほむら「仲間になってくれる魔法少女が……」
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ほむら「時間がないわ、そろそろ行くわよ」
キリカ「じゃあね、織莉子!またあとで!」
織莉子「えぇ、またあとで」
……確かに貴方の言う通りだわ、キリカ。
確かに、私には世界を救える。
世界を救う絶対確実な唯一の方法を私は知っている。
それは私もわかってる。
でも、違うの。
私が心配なのは……キリカ、貴方よ。
何故なら私は……貴方たちの戦いの結末を、知っているから。
視てしまったから。
キリカ「じゃあね、織莉子!またあとで!」
織莉子「えぇ、またあとで」
……確かに貴方の言う通りだわ、キリカ。
確かに、私には世界を救える。
世界を救う絶対確実な唯一の方法を私は知っている。
それは私もわかってる。
でも、違うの。
私が心配なのは……キリカ、貴方よ。
何故なら私は……貴方たちの戦いの結末を、知っているから。
視てしまったから。
あーインスピレーション湧いてきたわ
続き書いていい?
結構有名な書き手なんだが
続き書いていい?
結構有名な書き手なんだが
暁美ほむらと手を組むと決めてから、何度も戦いの結末を視た。
2人の戦いの結末を視た。
視るたびに、少しずつ少しずつ視える光景は変わった。
でも……最終的な結末だけは、とうとう変わらなかった。
そう、暁美ほむらは失敗する。
今回もまた、失敗する。
視るたび、対策会議を重ねるたび、少しずつ形を変えていった未来も、
結局この結末だけは変わらなかった。
……それなのに私は、期待している。
また以前のように、何かがきっかけで突然未来が変わることを期待してしまっている。
だから私は、この未来を誰にも教えていない。
自分の中だけに隠して……ほんの少しだけ、信じて待っていてあげるわ。
だからお願い。
未来を変えて、暁美ほむら……。
2人の戦いの結末を視た。
視るたびに、少しずつ少しずつ視える光景は変わった。
でも……最終的な結末だけは、とうとう変わらなかった。
そう、暁美ほむらは失敗する。
今回もまた、失敗する。
視るたび、対策会議を重ねるたび、少しずつ形を変えていった未来も、
結局この結末だけは変わらなかった。
……それなのに私は、期待している。
また以前のように、何かがきっかけで突然未来が変わることを期待してしまっている。
だから私は、この未来を誰にも教えていない。
自分の中だけに隠して……ほんの少しだけ、信じて待っていてあげるわ。
だからお願い。
未来を変えて、暁美ほむら……。
つーかまどか殺すだけで世界救えるとか言ってるあたり頭悪いよな織莉子って
織莉キリだけじゃクリームヒルトどころかワルプルにも勝てないだろ
そのワルプルだって本気出したら文明ごと壊滅するんだぞ
織莉キリだけじゃクリームヒルトどころかワルプルにも勝てないだろ
そのワルプルだって本気出したら文明ごと壊滅するんだぞ
・
・
・
ほむら「もうすぐね……。作戦は頭に入ってる?」
キリカ「作戦?……ああ。うん。入ってる。大丈夫。入ってるよ」
ほむら「……あなた……」
キリカ「なに、その目。入ってるってば!ホントに!」
ほむら「覚えていないなら変な見栄を張らずに正直に言いなさい。子どもじゃないんでしょう?」
キリカ「うっ……。こ、細かいとこは危ないかも知れない」
ほむら「……まぁ良いわ。基本さえ抑えていれば問題ないから。元々あまり期待していなかったし」
キリカ「あのさ!キミいちいち一言多いんじゃないの!?」
ほむら「あなたを悪く言ったわけじゃないわ。
短期間で全てを覚えることがそもそも難しすぎたということ」
・
・
ほむら「もうすぐね……。作戦は頭に入ってる?」
キリカ「作戦?……ああ。うん。入ってる。大丈夫。入ってるよ」
ほむら「……あなた……」
キリカ「なに、その目。入ってるってば!ホントに!」
ほむら「覚えていないなら変な見栄を張らずに正直に言いなさい。子どもじゃないんでしょう?」
キリカ「うっ……。こ、細かいとこは危ないかも知れない」
ほむら「……まぁ良いわ。基本さえ抑えていれば問題ないから。元々あまり期待していなかったし」
キリカ「あのさ!キミいちいち一言多いんじゃないの!?」
ほむら「あなたを悪く言ったわけじゃないわ。
短期間で全てを覚えることがそもそも難しすぎたということ」
ほむら「戦いに関してはむしろ頼りにしてるくらいよ」
キリカ「えっ。へー、へー。意外だね。頼りにしてるなんて。意外だ」
ほむら「お喋りはそろそろおしまいにしましょう。……来るわよ」
5
キリカ「やっとか。待ちくたびれたよ」
4
ほむら「戦闘中でも、分からないことがあったらすぐに訊くのよ」
3
キリカ「はいはい。まあ安心してよ。作戦、キミが想像してる以上には覚えてると思うからさ」
2
ほむら「だと良いわね」
1
キリカ「さて……即行で片付けちゃうよ!」
ワルプルギス「アハハハハハ!ウフフフ、アハハ、アハハ、アハハハハハハハハ!」
キリカ「えっ。へー、へー。意外だね。頼りにしてるなんて。意外だ」
ほむら「お喋りはそろそろおしまいにしましょう。……来るわよ」
5
キリカ「やっとか。待ちくたびれたよ」
4
ほむら「戦闘中でも、分からないことがあったらすぐに訊くのよ」
3
キリカ「はいはい。まあ安心してよ。作戦、キミが想像してる以上には覚えてると思うからさ」
2
ほむら「だと良いわね」
1
キリカ「さて……即行で片付けちゃうよ!」
ワルプルギス「アハハハハハ!ウフフフ、アハハ、アハハ、アハハハハハハハハ!」
避難所
織莉子「……こんにちは、まどかさん」
まどか「織莉子さん!え、えっと……」
織莉子「その様子……キュゥべえから何か聞いたのね」
まどか「は、はい……。この台風が、魔女の仕業だって。
今ほむらちゃんとキリカさんが戦ってるんだって……」
織莉子「…………」
まどか「そ、その……すごく強い魔女なんですよね?
2人がかりでも勝てるかどうかわからないくらい……。
お、織莉子さんは行かなくて良いんですか?」
織莉子「私の役目はここに残ることなの。
それにあの2人なら大丈夫。だから心配しなくても良いわ」
織莉子「……こんにちは、まどかさん」
まどか「織莉子さん!え、えっと……」
織莉子「その様子……キュゥべえから何か聞いたのね」
まどか「は、はい……。この台風が、魔女の仕業だって。
今ほむらちゃんとキリカさんが戦ってるんだって……」
織莉子「…………」
まどか「そ、その……すごく強い魔女なんですよね?
2人がかりでも勝てるかどうかわからないくらい……。
お、織莉子さんは行かなくて良いんですか?」
織莉子「私の役目はここに残ることなの。
それにあの2人なら大丈夫。だから心配しなくても良いわ」
まどか「で、でも……」
織莉子「……まどかさんには教えてあげるわね。私の魔法のこと」
まどか「えっ?」
織莉子「私の魔法はね、予知なの。私には、未来が視える。
だから、2人の戦いの結末も知っているわ。
2人なら大丈夫。ワルプルギスの夜に勝って、この町を守ってくれるから」
まどか「ほ、本当ですか!」
織莉子「えぇ、本当よ。だから貴方は安心して、ここで待っていて」
まどか「よ、良かったぁ……」
織莉子「…………」
織莉子「……まどかさんには教えてあげるわね。私の魔法のこと」
まどか「えっ?」
織莉子「私の魔法はね、予知なの。私には、未来が視える。
だから、2人の戦いの結末も知っているわ。
2人なら大丈夫。ワルプルギスの夜に勝って、この町を守ってくれるから」
まどか「ほ、本当ですか!」
織莉子「えぇ、本当よ。だから貴方は安心して、ここで待っていて」
まどか「よ、良かったぁ……」
織莉子「…………」
・
・
・
キリカ「はいはいはいはいはい邪魔しないでよッ!」
使い魔「キャァア!」
キリカ「私が用があるのはそこのでっかい奴だけだからさ!」
ワルプルギス「アハハハハハ!アハハハ、ウフ、アハハハハハ!」
キリカ「あははははッ!バカみたいに笑っちゃってさ!面白バカみたい!でも、ちょっとうるさいよッ!!」
ほむら「……流石ね」
・
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キリカ「はいはいはいはいはい邪魔しないでよッ!」
使い魔「キャァア!」
キリカ「私が用があるのはそこのでっかい奴だけだからさ!」
ワルプルギス「アハハハハハ!アハハハ、ウフ、アハハハハハ!」
キリカ「あははははッ!バカみたいに笑っちゃってさ!面白バカみたい!でも、ちょっとうるさいよッ!!」
ほむら「……流石ね」
キリカ「暁美ほむら!そっちに行ったよッ!」
ほむら「えぇ、わかってる」
使い魔「キャァア!」
呉キリカは、速度低下を上手く使ってる。
魔女と使い魔の速度だけを落としているから、
私も時間停止に頼りすぎることなく攻撃を回避できる。
彼女の一撃の攻撃力は高くはないけれど、速さと手数で補っている。
今のところ、こちらにダメージはない。
対して、ワルプルギスの夜には少しずつだけど確実にダメージが蓄積されている。
残りのグリーフシードの数から考えてギリギリの勝負にはなるでしょうけど……。
でも、勝機は十分にある……!
ほむら「えぇ、わかってる」
使い魔「キャァア!」
呉キリカは、速度低下を上手く使ってる。
魔女と使い魔の速度だけを落としているから、
私も時間停止に頼りすぎることなく攻撃を回避できる。
彼女の一撃の攻撃力は高くはないけれど、速さと手数で補っている。
今のところ、こちらにダメージはない。
対して、ワルプルギスの夜には少しずつだけど確実にダメージが蓄積されている。
残りのグリーフシードの数から考えてギリギリの勝負にはなるでしょうけど……。
でも、勝機は十分にある……!
・
・
・
織莉子「……駄目ね」
まどか「?織莉子さん?」
織莉子「いえ、ごめんなさい。なんでもないわ」
……駄目だ。
やっぱり、駄目だった。
2人がどんな戦いをしてるのかは分からない。
でも、結果だけは分かる。
やっぱり……駄目だった。
最後にもう一度だけ……そう思って、少しの期待を込めて未来を視た。
でも、変わらなかった。
変わっていなかった。
結局、最後まで、結末は変わらなかった……。
そう遠くない未来。
あと1時間も経たないうちに……2人は負ける。
・
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織莉子「……駄目ね」
まどか「?織莉子さん?」
織莉子「いえ、ごめんなさい。なんでもないわ」
……駄目だ。
やっぱり、駄目だった。
2人がどんな戦いをしてるのかは分からない。
でも、結果だけは分かる。
やっぱり……駄目だった。
最後にもう一度だけ……そう思って、少しの期待を込めて未来を視た。
でも、変わらなかった。
変わっていなかった。
結局、最後まで、結末は変わらなかった……。
そう遠くない未来。
あと1時間も経たないうちに……2人は負ける。
……もうこれ以上は待てない。
覚悟は決めた。
やるしかない。
周りに人は居ない。
今なら……
まどか「あの、織莉子さん」
織莉子「っ!……何かしら?」
まどか「えっと……ほむらちゃんとキリカさん、無事に帰ってこられるんですよね?」
織莉子「……えぇ、もちろん。どうして?」
覚悟は決めた。
やるしかない。
周りに人は居ない。
今なら……
まどか「あの、織莉子さん」
織莉子「っ!……何かしら?」
まどか「えっと……ほむらちゃんとキリカさん、無事に帰ってこられるんですよね?」
織莉子「……えぇ、もちろん。どうして?」
まどか「その……魔女に勝って帰ってきても、
怪我とかたくさんしてたらどうしようって、やっぱりちょっと心配で……」
織莉子「っ……」
まどか「大丈夫ですよね?無事にっていうことは、怪我もあんまりしないんですよね?」
この子は……優しすぎる……。
どうして、この子が……。
どうしてこの子があんな恐ろしい力を持ってしまったんだろう……?
こんなに優しくて、他人のことを思いやれる、すばらしい少女なのに……。
どうしてこの子が……どうして……!
まどか「織莉子さん……?」
怪我とかたくさんしてたらどうしようって、やっぱりちょっと心配で……」
織莉子「っ……」
まどか「大丈夫ですよね?無事にっていうことは、怪我もあんまりしないんですよね?」
この子は……優しすぎる……。
どうして、この子が……。
どうしてこの子があんな恐ろしい力を持ってしまったんだろう……?
こんなに優しくて、他人のことを思いやれる、すばらしい少女なのに……。
どうしてこの子が……どうして……!
まどか「織莉子さん……?」
織莉子「……もちろんよ。2人とも、大きな怪我もせずに帰ってくるわ」
声が震えるのを抑えて、最後の嘘をついた。
せめて、最後のこの瞬間まで幸せでいてもらおう。
何の不安もなく、幸せな未来だけを信じたままで、苦痛も感じずに、逝ってもらおう。
流れる涙を見られる前に。
漏れる嗚咽を聞かれる前に。
織莉子「まどかさん……少しだけ、目を瞑ってもらえる?」
まどか「?はい、瞑りました」
まるで疑いもせずに……この子は……
織莉子「……本当に、優しい子ね」
まどか「えへへ、どうしたんですか?突然そんなこ」
声が震えるのを抑えて、最後の嘘をついた。
せめて、最後のこの瞬間まで幸せでいてもらおう。
何の不安もなく、幸せな未来だけを信じたままで、苦痛も感じずに、逝ってもらおう。
流れる涙を見られる前に。
漏れる嗚咽を聞かれる前に。
織莉子「まどかさん……少しだけ、目を瞑ってもらえる?」
まどか「?はい、瞑りました」
まるで疑いもせずに……この子は……
織莉子「……本当に、優しい子ね」
まどか「えへへ、どうしたんですか?突然そんなこ」
・
・
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ワルプルギス「ウフフフ……アハハハハハハ……!」
キリカ「だめだめ当たらないよッ!そんな攻撃、かすったりもするもんか!」
ほむら「少し、ペースが悪いわ……!グリーフシードもずいぶん消費した。
もうあまり悠長に戦っている暇はないわよ……!」
このペースだと、私の時間停止が使えなくなる可能性がある。
それだけはなんとかして避けないといけないわ……。
キリカ「ちぇっ……。分かったよ。なら少しだけでっかい攻撃して、さっさと終わらちゃうよッ!」
ほむら「ッ!爪が増えた!」
呉キリカは攻撃力を上げて、早めに終わらせるつもりだ。
高速でワルプルギスの夜に詰め寄り、そして……ッ!?
ほむら「呉さん!駄目!!」
カチッ
・
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ワルプルギス「ウフフフ……アハハハハハハ……!」
キリカ「だめだめ当たらないよッ!そんな攻撃、かすったりもするもんか!」
ほむら「少し、ペースが悪いわ……!グリーフシードもずいぶん消費した。
もうあまり悠長に戦っている暇はないわよ……!」
このペースだと、私の時間停止が使えなくなる可能性がある。
それだけはなんとかして避けないといけないわ……。
キリカ「ちぇっ……。分かったよ。なら少しだけでっかい攻撃して、さっさと終わらちゃうよッ!」
ほむら「ッ!爪が増えた!」
呉キリカは攻撃力を上げて、早めに終わらせるつもりだ。
高速でワルプルギスの夜に詰め寄り、そして……ッ!?
ほむら「呉さん!駄目!!」
カチッ
時間を止めて、呉キリカの元へ急ぐ。
彼女がワルプルギスの夜へ接近し、今まさに爪で切り裂こうとした、その瞬間。
今までにない広範囲の攻撃が彼女を襲った。
いくら速度を落としていると言っても、あの至近距離で避けられる攻撃じゃない。
時間を止めて、彼女を安全な場所まで……。
けど……彼女と私との距離が離れすぎていた。
そのせいで余計な時間がかかって……!
駄目だ、これ以上時間を止めてはいられない。
十分に安全な距離ではないけれど、時間停止を解除するしか……!
カチッ
キリカ「っ!」
ほむら「攻撃に備えて!魔力で防御を!」
彼女がワルプルギスの夜へ接近し、今まさに爪で切り裂こうとした、その瞬間。
今までにない広範囲の攻撃が彼女を襲った。
いくら速度を落としていると言っても、あの至近距離で避けられる攻撃じゃない。
時間を止めて、彼女を安全な場所まで……。
けど……彼女と私との距離が離れすぎていた。
そのせいで余計な時間がかかって……!
駄目だ、これ以上時間を止めてはいられない。
十分に安全な距離ではないけれど、時間停止を解除するしか……!
カチッ
キリカ「っ!」
ほむら「攻撃に備えて!魔力で防御を!」
・
・
・
ほむら「っ……はぁ、はぁ、はぁ……!」
なんとか、防ぎきった……。
でも、ダメージは少なくない。
魔力もかなり消費してしまった……。
ワルプルギス「アハハハハハ!アハハハハハハハ!」
まずい、行ってしまう……追いかけないと……!
織莉子「……残念だわ」
ほむら「!」
その声に振り向くと、そこには美国織莉子と、彼女に抱きかかえられた呉キリカの姿があった。
ほむら「美国さん……!呉さんは無事なの?」
織莉子「……この子はもう、戦えない」
・
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ほむら「っ……はぁ、はぁ、はぁ……!」
なんとか、防ぎきった……。
でも、ダメージは少なくない。
魔力もかなり消費してしまった……。
ワルプルギス「アハハハハハ!アハハハハハハハ!」
まずい、行ってしまう……追いかけないと……!
織莉子「……残念だわ」
ほむら「!」
その声に振り向くと、そこには美国織莉子と、彼女に抱きかかえられた呉キリカの姿があった。
ほむら「美国さん……!呉さんは無事なの?」
織莉子「……この子はもう、戦えない」
織莉子「貴方なら未来を変えてくれるかと思ったけれど……本当に、残念だわ」
ほむら「え……」
初めは、加勢に来てくれたのだと思った。
でも、彼女の目を見てすぐにそれは違うと感じた。
ほむら「あなた、何を……。そ、それより、あなたの役目はどうしたの!?まどかは……」
織莉子「私の役目は、もう終わったわ」
ほむら「え……?」
織莉子「私たちはここを離れるわ。貴方も離れたらどうかしら。
その様子では長くは戦えないでしょう?勝ち目はない。それに、戦う理由もない」
ほむら「え……」
初めは、加勢に来てくれたのだと思った。
でも、彼女の目を見てすぐにそれは違うと感じた。
ほむら「あなた、何を……。そ、それより、あなたの役目はどうしたの!?まどかは……」
織莉子「私の役目は、もう終わったわ」
ほむら「え……?」
織莉子「私たちはここを離れるわ。貴方も離れたらどうかしら。
その様子では長くは戦えないでしょう?勝ち目はない。それに、戦う理由もない」
ほむら「な、何を言ってるの……?戦う理由なら……」
織莉子「……そうね、貴方にはまだ、次の世界があるんだったわね。
きっと、もう二度と会うこともないでしょう。さようなら、暁美ほむらさん」
ほむら「何を、言って……そんなはずない、そんなはず……」
QB「やれやれ……やってくれたね、織莉子は。
せっかくの素質を潰してしまうなんて、どうかしてるよ」
ほむら「キュゥ、べえ……?な、何、どういうこと……」
QB「君ももう気付いているだろ?美国織莉子は、鹿目まどかを殺してしまったのさ。
そうやってまどかが魔女になるのを防ぎ、世界を救ったということだろうね」
織莉子「……そうね、貴方にはまだ、次の世界があるんだったわね。
きっと、もう二度と会うこともないでしょう。さようなら、暁美ほむらさん」
ほむら「何を、言って……そんなはずない、そんなはず……」
QB「やれやれ……やってくれたね、織莉子は。
せっかくの素質を潰してしまうなんて、どうかしてるよ」
ほむら「キュゥ、べえ……?な、何、どういうこと……」
QB「君ももう気付いているだろ?美国織莉子は、鹿目まどかを殺してしまったのさ。
そうやってまどかが魔女になるのを防ぎ、世界を救ったということだろうね」
ほむら「…………そんな」
QB「どうしてそんなにショックを受けているんだい?織莉子と君の目的は一緒のはずだろう?
まどかが魔女になるのを阻止し、人類を救う。織莉子は見事にその目的を果たしたじゃないか」
ほむら「違うわ……私は、私は……」
QB「もっとも、まどかを殺したことで織莉子のソウルジェムは
かなりの穢れを溜め込んでしまっている。
彼女が魔女になるのも、時間の問題じゃないかな。
まぁ、織莉子の場合はそうなる前に自分でソウルジェムを砕く可能性もあるけどね。
まったく……穢れを溜め込むくらいなら殺さなければ良いのに。わけがわからないよ」
QB「どうしてそんなにショックを受けているんだい?織莉子と君の目的は一緒のはずだろう?
まどかが魔女になるのを阻止し、人類を救う。織莉子は見事にその目的を果たしたじゃないか」
ほむら「違うわ……私は、私は……」
QB「もっとも、まどかを殺したことで織莉子のソウルジェムは
かなりの穢れを溜め込んでしまっている。
彼女が魔女になるのも、時間の問題じゃないかな。
まぁ、織莉子の場合はそうなる前に自分でソウルジェムを砕く可能性もあるけどね。
まったく……穢れを溜め込むくらいなら殺さなければ良いのに。わけがわからないよ」
ほむら「…………」
結局、そうなのね……。
“全て協力するわけではない”
薄々は、気付いていた。
でも、仲間だと思って、信用しようと思って、気付かないふりをしていた……。
でもあいつは、あの女は……まどかを殺すことしか考えていなかった……。
私には結局……仲間なんて、居なかった。
QB「ところで、ワルプルギスの夜を追わなくても良いのかい?」
ほむら「……私の戦場はここじゃない」
カシャン
おしまい
結局、そうなのね……。
“全て協力するわけではない”
薄々は、気付いていた。
でも、仲間だと思って、信用しようと思って、気付かないふりをしていた……。
でもあいつは、あの女は……まどかを殺すことしか考えていなかった……。
私には結局……仲間なんて、居なかった。
QB「ところで、ワルプルギスの夜を追わなくても良いのかい?」
ほむら「……私の戦場はここじゃない」
カシャン
おしまい
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