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    元スレ宥「あったか耳かき屋さんです」

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    101 = 4 :

    「おいで、穏乃ちゃん・・・」

    穏乃「・・・宥さん、何を・・・」

    チュッ

    穏乃「!?」

    穏乃(キスされた!?しかも唇に!?)ドキドキ

    「大丈夫・・・私に任して」

    穏乃「わっ、私は・・・」ドキドキ

    「穏乃ちゃんの服、脱がしてあげるね」

    ヌギヌギ

    穏乃「!?」

    102 = 89 :

    脱がせるまでもないじゃないか

    103 = 4 :

    穏乃「まっ・・・待ってください!!」はぁはぁ

    「・・・穏乃ちゃん?」

    穏乃「どうしたんですか宥さん!!」

    「・・・えっ?」

    穏乃「こんなの宥さんらしくありませんよ!」

    「・・・私、らしく・・・?」

    穏乃「こんなの、こんなのまるで・・・」

    穏乃「・・・玄さんみたい・・・」

    「・・・玄ちゃん?」

    104 = 55 :

    あれ、耳かき…

    105 = 2 :

    本命に出くわしてつい建前を忘れるお姉ちゃんかわいい

    106 = 4 :

    穏乃「そうですよ!宥さん言ってたじゃないですか!」

    穏乃「私はずっと、待ってるって!」

    穏乃「なのに!宥さんがこんなことしちゃあ・・・」

    「・・・」

    「・・・穏乃ちゃん、今の私、玄ちゃんみたいかな?」

    穏乃「・・・えっ?」

    「・・・私がこんなお店始めたのは、玄ちゃんのことを知ろうとしたからなの」

    穏乃「玄さんを・・・?」

    108 = 4 :

    「・・・でも、私は思うの」

    「玄ちゃんと私は違うって・・・」

    穏乃「・・・どうしててですか?」

    「玄ちゃんのお客様は、みんな嫌がりながらだった」

    「でも、私のお客様はみんな自分から望んで、最後は笑顔になってくれた」

    「玄ちゃんのやっていたことは、ただの自己満足・・・」

    穏乃「・・・だから、今の宥さんのやってることはいいことで」

    穏乃「玄さんのような、間違ったことじゃないと?」

    「・・・そんな、かしこまったこと言いたい訳じゃないけど」

    109 = 4 :

    「でも、私のしているサービスみたいなお仕事は、実際他にもあるでしょう?」

    「私はそうやって、いろんな人にあったか気持ちよくなって欲しいの・・・」

    穏乃「・・・でもここは、耳かき屋さんですよね?」

    「それはそうだけど・・・」

    「・・・まぁでも、そういうのもあるってことで・・・」

    穏乃(・・・それならそういうべきだよ!)

    「・・・でもこのお仕事、大変だけどすごいと思うよ?」

    穏乃「えっ?」

    111 = 4 :

    「どんな形であれ、人を幸せにするお仕事・・・」

    「人には言いにくいお仕事だと思うけど、私はすごいと思うな」

    穏乃「・・・」

    「・・・おしゃべりはもう、このくらいでいいかな」

    「・・・穏乃ちゃんはどうする?」

    穏乃「えっ?」ドキッ

    「私にお仕事やらしてくれる?」

    113 = 4 :

    穏乃「・・・私は・・・」

    「・・・もう一つ、言ってないことがあるの」

    穏乃「何ですか?」

    「私、穏乃ちゃんのことが好きなの」

    穏乃「・・・えっ?」

    「だからかな?他のお客様の応対と違うっていうか・・・」

    「・・・やっぱり、今の私はお仕事してないのかもしれないね」

    「玄ちゃんと一緒、結局自己満足だ・・・」

    穏乃「・・・宥さん」

    114 = 4 :

    「ごめんね、穏乃ちゃん」

    「こんなこと言って、言い訳ばかりで、ずるい女で」

    「・・・ごめんね」グスッ

    穏乃「・・・」

    「ありがとう穏乃ちゃん、気づかせてくれて」

    「私これからは・・・」

    穏乃「待ってください!!」

    「!?」

    115 = 4 :

    穏乃「さっきから聞いてたら、なんですかそれ?」

    穏乃「自分から誘って、自分から理由説明して、自分で勝手に反省して・・・」

    「・・・ごめんなさい」シュン

    穏乃「私の気持ちは・・・」

    穏乃「・・・ほんとに、宥さんはずるいです・・・」

    穏乃「私のこの胸の高鳴りはどうしてくれるんですか!!」ドキドキ

    「穏乃ちゃん・・・」

    穏乃「・・・責任とって下さい」

    116 = 4 :

    「えっ、でも・・・いいの?」

    穏乃「自分じゃどうしていいのかわかりません、宥さんがどうにかしてください」

    「・・・でも、憧ちゃんが・・・」

    穏乃「今憧のことは関係ありません!!」

    「・・・」

    穏乃(ごめん憧、今の私絶対変)

    穏乃(でも、私どうしたらいいか・・・)

    「ごめんね、穏乃ちゃん」

    チュッ

    穏乃「あっ・・・」トローン

    「そして・・・ありがとう」

    117 = 4 :

    穏乃「宥・・・さん・・・」はぁはぁ

    「大丈夫だよ、私にまかせて・・・」

    ちゅぅううっ~~~

    穏乃「ひにゃっ!んにゅぅ~~~~・・・・」ンググッ・・・

    「あぁっ・・・穏乃ちゃん・・・かわいいよぉ・・・」はぁはぁ

    穏乃「ふなぁ・・・わっ・・・あぁっ・・・」ビクッ

    ぺろぺろコリコリ

    穏乃「ふぁ・・・ああっ・・・」ピクッ

    「敏感なんだね、優しくしてあげるね」はぁはぁ

    コリコリ

    穏乃「んああっ!」ビクン

    120 :

    患者さんが増えると聞いて

    121 = 4 :

    「あれ?穏乃ちゃん、毛が生えてないね」

    穏乃「はぁっ・・・はぁっ・・・」

    「かわいいね、いっぱいあったかくしてあげるね」

    ぺろぺろ

    穏乃「あん!・・・あっ・・・あっ・・・あん!」ビクビクッ

    ずぅ~~~っ

    穏乃「んあっ!・・・すっちゃっ・・・吸っちゃやだぁ・・・」ゾクゾクッ

    「穏乃ちゃん、とってもあったかそうな色だよ」はぁはぁ

    122 = 4 :

    にちゃぁっ

    じゅるじゅる~ぅ

    穏乃「いやぁっ!・・・そんな所汚いですよぉ・・・んはぁっ!」ビクウッ

    「穏乃ちゃんに、汚い所なんてないよ」

    はむっ、はぐはぐ・・・

    穏乃「んくうっ・・・」もじもじ

    「ここはもういいのかな?」はぁはぁ

    「それじゃあ、もう一度こっちかな・・・」はぁはぁ

    チロチロ

    穏乃「ひにゃぁっ!」ピクン

    124 = 4 :

    「穏乃ちゃん、気持ちいい?」はぁはぁ

    ぺろぺろレロレロ

    穏乃「ひゅっぅ・・・ひゅうぅぅ・・・ひゅうん」コクン

    「私も気持ちいいよ」はぁはぁ

    「穏乃ちゃん、大好きだよ」ボソッ

    穏乃「!?・・・ひにゃっ・・・じゃぁ・・・じゃぁめぇ・・・」ひぃーひぃー

    「穏乃ちゃん・・・!」

    ぎゅうぅ~~~~っ

    穏乃「あっ!あっ!・・・こっ!・・・こんな・・・のっ!」ビククゥッ

    125 = 4 :

    穏乃「はぁー・・・はぁー・・・あっ・・・あっ・・・」ピクピク

    穏乃「こっ・・・こっ・・・これっ・・・これっ・・・」ピクピク

    「穏乃ちゃん、もう限界そうだね・・・」はぁはぁ

    「私も・・・」はぁはぁ

    「はぁっ・・・ふぅぁっ・・・」はぁはぁ

    ちゅうぅ~~~~~っ

    穏乃「んにゃやぁぁあああーーーーーん!!」ビクンビクン

    はてっ・・・

    126 :

    ふんふむ

    127 = 4 :

    一時間後

    穏乃「Zzz」スヤスヤ

    「穏乃ちゃん・・・こうして見るとちっさいね・・・」

    穏乃「Zzz・・・んっ、やめてよ憧・・・」ムニャムニャ

    「フフッ、寝言言ってる」フフッ

    「・・・ふぅあ、私も少し眠たくなっちゃった」ゴシゴシ

    「・・・お休み、穏乃ちゃん・・・」クスッ

    穏乃「Zzz・・・んっ・・・」ぽりぽり

    「・・・・・・・Zzz」スヤスヤ

    穏乃「Zzz・・・ごめんね・・・」ムニャムニャ

    穏乃「ごめんね・・・・・・憧・・・」ツゥー・・・

    ・・・

    ・・

    129 = 4 :

    「・・きて・・ねぇ・・・ばっ・・・」ゆすゆす

    「Zzz」スヤスヤ

    「起きて、ねぇ起きてってば」ゆすゆす

    (Zzz・・・んっ・・・誰?)パチッ

    「ねぇ起きてってば、おねーちゃん!」ゆすゆす

    「・・・・・・・玄ちゃん?」

    「もー、こんな所で寝てちゃ風邪ひくよー!」

    「あれっ、ここ・・・」

    「もー、おこたで寝ちゃ駄目っていつも言ってるでしょー」もー

    (・・・夢?)

    130 = 126 :

    しえん

    131 = 4 :

    (あれでも、私・・・・)

    「折角私が帰ってきたのに、おねーちゃんったらー」プンスカ

    (そうだ、玄ちゃんが病院から帰って来たんだった・・・)

    「ごめんね、玄ちゃん」

    「でっでも、玄ちゃんが帰ってきてもう1ヶ月だよ?」

    「・・・おねーちゃんは、私がいなくなっても寂しくないの」ウルウル

    「そっ、そういうことじゃなくて・・・」アワアワ

    「・・・ふふっ、冗談だよ♪」ニコッ

    132 = 4 :

    「もー、玄ちゃんったらー」フフッ

    「ふふふっ、あっ!そういえば!」

    「どうしたの?」

    「今日もいいの?」

    「何が?」

    「お店だよー、私がいない間にやってたんでしょ?おねーちゃん一人で」

    「ええっーと・・・何屋さんだったけ・・・」ウーン

    「・・・」

    「・・・!そうだよ、耳かき屋さん!」

    「あったか耳かき屋さん!」

    133 = 120 :

    !?

    135 = 4 :

    「私が帰ってきてから、一度もお店開けてないよね?」

    「・・・うん、私はもういいかなって・・・」

    「どうして?」

    「ちょっとやってみたかっただけだから・・・」

    「・・・もう私は、満足なんだ・・・」

    「?」

    (私はもう・・・)

    136 = 4 :

    「・・・それに私がお店やってたら、玄ちゃんもやりたくなるでしょう?」

    「!?」ギクッ

    「そそそっ、そんなことないよ~」アハハッ・・・

    「私はもうあんなのこりごりだよー」ウンウン

    「・・・そうだよね」

    (言えない・・・)

    (今また新たに、おもちBarなるものを考えているだなんて・・・)ドキドキ

    「あははは、もーおねーちゃんは心配性だなー」キョロキョロ

    「?」

    137 = 77 :

    照のお仕置きタイムはないのか

    138 = 4 :

    私がやってたことは、多分人に話せるようなことではありません

    でも、私自身はいい経験ができたと思っています

    ああいったお仕事の偏見は、少なくとも私の中にはなくなったからです

    だから、あったか耳かき屋さんをしたことを後悔はしていません

    ・・・所詮それは私の自己満足ですが

    ・・・私がお店を開けない理由はもうひとつあります

    それは・・・穏乃ちゃんです

    139 = 4 :

    実は穏乃ちゃんは、あの時のことを覚えてないようなんです

    彼女の記憶はどうなったのかでしょうか、それとも忘れたフリをしているのでしょうか・・・

    きっと私には一生わからないことなんだと思います

    ・・・私の気持ちは多くの懺悔と、少しの安堵です

    彼女にとって、あんなこと無かった方が良かったんでしょう

    ・・・自分の好きな人を裏切ることなんて・・・

    だから私も、もうお店はやりません

    私は別に、ああいう行為がしたくてお店を開いた訳ではありません

    だって私のしたいことは・・・

    ・・・だれかを幸せにすること、ですから・・・

    カン

    140 :

    おもちBarか……
    胸が熱くなるな……

    141 = 4 :

    以上です、お疲れ様でした

    宥姉があったかくなってる所を書いたらこうなりました
    宥姉は畜生ではありません、みんなをあったかくする天使です
    おもちシリーズスピンオフ第二弾でした

    次回は玄ちゃんの出番です!・・・おそらく


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