元スレほむら「それはきっと恋心ではなくて」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ☆
51 :
>>22
これが世界の真理か
52 = 6 :
ほむほむ
53 = 1 :
ほむら「あ……私、いま」
まどか「うん、私も温かいよほむらちゃん」
ほむら「やっぱり口に出てたのね……」
まどか「ウェヒヒ、こうすればもっと温かいよ」ギュ
ほむら「ま、まどかっ……そういうのは、困るわ」
まどか「ご、ごめん」
ほむら「私こそ……いいのよ、気にしないで」
まどか「やっぱり馴れ馴れしかったかな……」
ほむら「そんなことないわ……ね、まどか」
まどか「……ごめんね」
54 :
ほむ
55 = 1 :
ほむら「ほら、行きましょう」
まどか「うん」
ほむら「今日は送っていくわ」
まどか「そんな、悪いよほむらちゃん」
ほむら「いいのよ、私がそうしたいんだから」
まどか「でも……」
ほむら「まどか、もう少しあなたといたい……そうしてくれると嬉しい」
まどか「わかった、うん一緒に帰ろほむらちゃん」
56 = 1 :
まどか「ほむらちゃんの好きなことって何かな?」
ほむら「好きなこと?」
まどか「うん、音楽聴くとか、本を読むとか、え、絵を描く……とか」
ほむら「そうね、本ならいろんな物を読んだわ」
まどか「そうなんだ」
ほむら「でも、一番好きなことなら……」
まどか「なあに?」
ほむら「ううん、なんでもないわ」
まどか「えー、秘密なの? ほむらちゃんイジワルだ」
ほむら「まどかだって人のこと言えないでしょう?」
まどか「えー、そうかな……どうして?」
ほむら「それも秘密」
57 = 1 :
メシの時間だ
58 = 37 :
ほ
59 :
む
60 :
り
61 = 1 :
ほむら「さあ、今日はゆっくりお風呂に浸かって寝なさい」
まどか「はーいママ」
ほむら「まどか……外に出ちゃだめよ」
まどか「? うん」
ほむら「おやすみなさい、良い夢を」
まどか「またね、ほむらちゃん」
ほむら「まどか、ひかりふるだけど……私は違った印象を受けたわ」
まどか「え? あっ、行っちゃった……おやすみほむらちゃん」
62 = 1 :
マミ「ティロ・フィナーレ!」
マミ「ふう……一足遅かったわね」
ほむら「……」
マミ「残念だけどもう、魔女は退治してしまったわ」
ほむら「そのようね」
マミ「グリーフシード、あと一回くらいならまだ使えるわよ」
ほむら「……ありがとう」
マミ「ッ……あなたは他の魔法少女とは少し違うみたい……ね、ねえあなた私と一緒に戦って――」
ほむら「それは遠慮しておくわ」
マミ「そ、そう……」
マミ(やっぱり私……ひとりぼっちね)
63 = 1 :
ほむら「……でも、たまになら構わないわ」
マミ「ほ、ほんとう?」
ほむら「本当よ」
マミ「でも、どうして?」
ほむら「私は忙しいの、だからいつでも一緒に戦うなんて保証できない」
マミ「そうなんだ……」
ほむら「それに、あなたは一人でも強いわ……」
マミ「私は別に……強くなんて……」
ほむら「そうね、あなたでも辛くなったり、危険になった時は呼びなさい」
ほむら「暇なら手伝ってあげる」
マミ「味方だって、思っていいの?」
ほむら「さあ、どうかしらね?」
マミ「……行ってしまったわ、不思議な人」
64 = 1 :
ほむら「まどか」
まどか「ほむらちゃん、一緒に登校しよう」
ほむら「ええ」
まどか「と思ったんだけど、どうしてここにいるの?」
ほむら「友だちと一緒に登校したかったから、それじゃいけないかしら」
まどか「ええー、変だよ……でも嫌じゃないよ」
ほむら「まどかが嫌じゃないなら、私は平気よ」
まどか「ウェヒヒ」
マミ(あ……あなた、同じ学校だったのね)
ほむら(突然何?)
65 = 1 :
マミ(ちょっとこの間は名前も聞いてなかったから)
ほむら(そうだったわね)
まどか「それでママがね、先生が新しい恋を始めるまで時間かからないだろうなって」
ほむら「早乙女先生はいつもそうなのかしら?」
マミ(私は巴マミ、三年生よ)
ほむら(暁美ほむらよ)
マミ(見たところ後輩のようだけど、魔法少女としては貫禄がある、のかしら?)
マミ(ねえ、今度あなたの魔法を見せてもらえない? お互い協力するにあたって確認しておくべきだと思うし)
マミ(そうそう暁美さんはいったいどんな戦い方をするのかしら、私と相性がよかったらいいんだけど)
マミ(それに親睦も深めたいと思うの、そうだ今日の放課後私の家でお茶会しましょう?)
ほむら(ちょっとうるさいわよ巴マミ私は今忙しいの後にしてちょうだい)
まどか「わぁ、ほむらちゃんすごい!」
ほむら「そんなこと無いわ、まどかの方がずっとすごいわよ」
66 :
マミさん…
67 = 1 :
まどか「ほむらちゃんが笑顔になってくれると私まで笑顔になっちゃう」
ほむら「それは……私だってそうよ、まどかが嬉しいなら、私も嬉しい」
まどか「ウェヒヒ、ほむらちゃんが転校してきてあんまり経ってないけど」
まどか「こんなに仲良くなれてよかった」
ほむら「それこそ、私もよ」
まどか「うん……あ、あれって」
ほむら「どうしたの?」
まどか「あ、ほむらちゃんは顔、知らなかったよね」
まどか「入院してた上条君、ほら、さやかちゃんの……」
まどか「退院したみたい」
69 = 1 :
ほむら「あの馬鹿……ッ」
まどか「えっ」
ほむら「あなたじゃないわ」
マミ(えっ)
ほむら(あなたでもないわ)
中沢「よお上条、退院したのか」
上条「そうなんだ、奇跡でも起きたんじゃないかって、病院の先生も言ってた」
中沢「奇跡でもなんでもいいじゃないかおめでとう上条」
上条「ああ、でも定期検査は何度か受けないといけないけどね」
70 = 1 :
ほむら「さてと……」
マミ「病院になにかようなの?」
ほむら「どうしてあなたがいるのかしら」
マミ「どうしてって暁美さんがいたから」
ほむら「こいつとだけは戦わせたくないのだけど」
マミ「心配してくれるの?」
ほむら「そうじゃないわ」
マミ「大丈夫よ、もう何も怖くない、私、独りぼっちじゃないもの」
ほむら「世話が焼けるわね」
71 :
あかんマミさんが舞い上がっとる
72 = 1 :
さやか「魔法少女さやかちゃんの初陣を華麗に決めるのだー!」
マミ「誰? 新手の魔法少女!?」
ほむら「あなたはどこまで愚かなの」
さやか「開口一番それ!?」
ほむら「警告したはずよ、契約するなって」
さやか「何よそれ、同じ魔法少女なんだし仲良く――」
マミ「一緒に戦ってくれるの!?」
さやか「モチのロン……って誰? まどかの次は謎の巨乳美少女か、一体どこまで焦らされるんだあたし!?」
73 = 1 :
マミ「私は巴マミ、暁美さんと同じ見滝原の三年生よ」
さやか「へー先輩なんだ、よろしくマミさん私は美樹さやかっていいます」
マミ「美樹さん、よろしくね」
さやか「新米魔法少女なんで、ご教授お願いしますねマミさん」
マミ「こんなにいっぱい仲間ができるなんて、私しあわせだわ」
ほむら「はぁ……」
さやか「魔法少女さやかちゃん頑張っちゃいますよー」
ほむら「せいぜい足を引っ張らないように遠くから見ていることね」
さやか「まったく、ツンデレなんだから」
74 :
勘違いさやさやかわいあ
75 = 1 :
さやか「魔女って、もしかしてアレ?」
ほむら「そうよ」
さやか「へえ、なんか人形みたいで可愛いな、もっとこうヤバい感じの奴かと思ってた」
マミ「魔女にも色々いるのよ」
さやか「なんか弱そうだし、あたしがサクッとやっちゃいますかね」
ほむら「ッ……あの馬鹿!」
マミ「えっ」
ほむら「あなたじゃないわ」
76 :
マミさん……
77 = 37 :
マミwww
78 :
マミさん可愛い!
79 = 1 :
さやか「おりゃー!」
さやか「なんだ、動きも遅いし楽勝じゃん」
さやか「いえーい転校生見てるー?」
ほむら「よそ見してるんじゃないわ!」
さやか「え?」
80 = 71 :
さやかわいいなぁ!
81 = 12 :
美樹ばか
82 = 1 :
マミ「ティロ・フィナーレ!」
さやか「あ、はぁ……あ……危なかった」
マミ「魔女がどんな姿だったとしても油断しちゃダメよ」
ほむら「あなたには言われたくないわね」
マミ「え?」
ほむら「わかったかしら、これが魔法少女になるってことよ」
ほむら「いつでも死と隣り合わせ、と言ってももう後戻りなんて出来ないけれど」
さやか「……」
さやか「あたしは足手まといってこと?」
ほむら「そうよ」
さやか「折角、せっかく友達になれると思ったのに」
ほむら「必要ないわ、私には友達なんて、もう」
83 :
> さやか「いえーい転校生見てるー?」
可愛い
84 = 12 :
おっと絶望ktkr
85 = 1 :
さやか「くっ……」
マミ「あっ、美樹さん……酷いわあんな言い方って」
ほむら「あなたもよ……」
マミ「え……」
ほむら「友達ごっこはおしまい」
マミ「うそ……うそ、よね?」
ほむら「……」
マミ「そんな……ぐすっ……暁美さん」
ほむら「さっさと美樹さやかのところにでも行くのね、あの子も失いたいなら別だけど」
マミ「うぅ……」
86 :
ほむほむ冷たい…
88 = 37 :
まどかとは友達なのにw
89 = 1 :
ほむら「はぁ……」
ほむら「やってしまったわ……」
ほむら「ついカッとなってやった」
ほむら「そんな心境ね」
ほむら「まどか、たった一人の私の友だち」
ほむら「それだけは、何があっても変わらないわ……ね、まどか」
90 :
またほむらマンセーか
91 = 86 :
あんこちゃんはよ
92 = 1 :
まどか「朝学校に来たら、さやかちゃんが死にそうな顔してた」
ほむら「……」
まどか「ほむらちゃん、何かしらない?」
ほむら「知らないわ、知っていたとしてもまどかには何の関係もない」
まどか「そんな言い方やめてよ……」
ほむら「まどか……」
まどか「あっ、さやかちゃんが! 追いかけなきゃ」
ほむら「待って、まどか!」
まどか「一人にしておけないよ!」
93 = 1 :
まどか「……あれ?」
まどか「誰? さやかちゃん?」
さやか「マミさん……マミさんマミさん!」
マミ「よしよし……」
さやか「マミさん……マミさんも、泣いてるよ」
マミ「……よしよし」
ほむら「だから言ったのよ、待ってって」
まどか「……」
マミ「よしよし……」
94 :
よしよしマミマミ
95 = 1 :
まどか「私、こんなこと初めてで、さやかちゃんが……」
ほむら「まどか、あなたには私がいるわ……だから」
まどか「私じゃさやかちゃんの相談に乗ってあげられないの?」
ほむら「まどか」
まどか「ほむらちゃん」
まどか「私、なんだか置いていかれちゃったよ……」
ほむら「大丈夫、大丈夫だから」
まどか「一人になっちゃったのかと、思った」
ほむら「でも私がいる……ね、まどか」
まどか「うん……ほむらちゃん……」
96 = 1 :
ほむら「まどかは私が守る」
まどか「本当?」
ほむら「ええ、本当よ」
まどか「嬉しい」
ほむら「私がまどかを守ってみせる、何度でも何度繰り返しても」
まどか「ほむらちゃん?」
ほむら「まどかは何の心配もしなくていいのよ」
まどか「うん」
97 = 1 :
まどか「ほむらちゃん、離れちゃヤダ……」
ほむら「まどか……」
まどか「一緒にいて……」
ほむら「ダメよ……まどか、私はやらなくちゃいけないことがあるの」
まどか「それって、私より大切なことなの?」
ほむら「あなたのことだから……大切なのよ」
まどか「……」
まどか「ほむらちゃんも私を置いていくの?」
ほむら「わかったわ……一緒に行きましょう」
まどか「嬉しい……」
98 = 1 :
まどか「ほむらちゃんは、何をしているの?」
ほむら「どうしても、知りたいの?」
まどか「うん、ほむらちゃんのこともっと知りたい」
ほむら「……そう、やっぱりね」
まどか「え?」
ほむら「まどか、私はね……魔法少女なの」
まどか「魔法少女?」
ほむら「私、変なこと言ってるわよね、わけわかんないよね」
まどか「そんなことない、私信じる」
ほむら「嬉しい……」
100 = 1 :
ほむら「私はまどかを守るために、まどかを救うために、魔法少女になったの」
まどか「私を?」
ほむら「あなたの前に立ちふさがる魔女は私が倒す」
ほむら「あなたを危険に晒す前に、全部」
まどか「魔女って言うのが何なのかよくわからないけど……それって危ないんじゃ……」
ほむら「そうね……でも、これくらいどうってことない……もっと辛いことが沢山あったから」
まどか「……ほむらちゃん」
ほむら「何かしら?」
まどか「どうしてほむらちゃんは私を守ってくれるの?」
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