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    元スレ照「怜と久ってどっちがモテるの?」

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    みんなの評価 : ★★
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    101 :

    菫さんがおまじないで体育倉庫に閉じ込めるやつか

    102 = 50 :

    こーこ「おおっと、ここで怜選手、切り札の『病弱やから』を発動だー!?」

    103 = 6 :

    優希「にしても家庭科室が静かだじょ……部長来てないのかな?」

    (まあ口からでまかせやからな……来てる方が驚くわ)

    「なんか急いでたし、他にも用があったのかもしれんなぁ。ま、ゆっくり待っとこうかや」

    優希「うん、そうするじぇ」

    (さて、ここからどうしたものか……タコスが好きってくらいしか情報もないしなぁ)

    (……この子ちょっと頭弱そうやし、それを利用できるかもしれん)

    (ま、のんびりいこうかな)

    優希「うぅ。にしてもお腹空いたじょ……」

    「お昼食べてないん?」

    優希「うん、宿題やってたから……」

    105 :

    やっぱり竜華がいないほうが怜は動きやすい

    106 = 6 :

    「家庭科室の中に入れたらなんか作ったるんやけどなぁ……」

    優希「本当か!? タコス作って欲しいじょ!」

    「それはレパートリーにないから、お任せしてもらえると嬉しいわ」

    「そもそも中に入れたらの話やしな」

    優希「中に……あ、ドア空いてるじょ」ガラ

    「えっ?」

    (なんで?)

    ――――――――

    「お前の仕業か?」

    「そんなわけない」

    「私でした。なんか家庭科室使いそうな雰囲気だったから、さっき電話で」

    「さすが生徒会長」

    (よく考えないでも恐ろしい話だな……)

    107 = 50 :

    流石の久

    108 = 6 :


    ―――――――

    「まあ別にどうでもええか」

    (密室の方が何かと都合もええかもやし)

    優希「部員の私が許可するから、冷蔵庫にある食材使ってなんか作ってくれ!」

    「りょーかい。って普通は料理研の片岡さんがなんか作ってくれるのが普通ちゃうのか?」

    優希「確かに……でもタコス以外何も作れないじょ」

    (大丈夫なんか料理研……)

    「えっと、普段はタコス以外にはなんか作らんの?」

    優希「うん。それにみんなが作った料理食べてる方が美味しいじょ」

    「なるほどなー」

    109 = 74 :

    食べる係りです

    111 = 6 :

    「ほんじゃまあお得意のタコス頼むわ。初タコスやからよろしくな片岡さん」

    優希「うっ……責任重大だじぇ」

    「ま、楽しく行こうや」

    ――――――――

    「おい、料理し始めたぞあの二人……」

    「しかもなかなかに距離が近い」

    「雰囲気も良さげだし楽しそうだし、いやー、やるわね園城寺さん」

    「まだ1時間も経ってないのに……これは好記録が予想される」

    (本当に初対面なのか……?)

    113 = 10 :

    これ怜がってよりもタコスがこういう性格って話だよね

    114 = 6 :


    ――――――

    (しかし、普通に料理してるだけじゃキスは出来んよなぁ)

    (何か距離を縮めるようなことを……って言っても今までは基本向こうから行動起こしてくれたし)

    (難しいなぁ……)

    「痛っ」シュッ

    優希「どうしたんだじぇ? 大丈夫かお姉さん?」

    「考え事してたら指切ってもうた。はは」

    優希「結構血が出てるじょ……絆創膏取ってくるじぇ」

    (冗談半分でなんかやってみるか)

    「うあ~、血を流しすぎて持病の一つの貧血が~」

    優希「!?」

    115 = 34 :

    咲は基本人間関係に受動的だからタラシってかんじじゃないよな
    むしろ咲の回想の中の照が部長タイプのタラシっぽかったが

    116 = 6 :

    「ばだんきゅう」ドサ

    優希「だ、大丈夫かお姉さん!?」アワワ

    (この子ほんまに言うとるんか……?)

    「うぅ、出血が止まらない……このままやと……」

    優希「どど、どうしたらいいんだじぇ!?」

    「まずは、血を止めんと……」

    優希「ば、絆創膏っ……」

    「アカン、そんなもん探してたら出血多量で……」

    優希「そ、そんな……! じゃあどうれば……!」


    優希「!」


    優希「……」モジモジ

    (……なんかもじもじし始めた……)

    117 = 100 :

    「……」モゾモゾ

    118 :

    (……なんかもぞもぞし始めた……)

    119 :

    (……なんだこいつら……)

    120 = 6 :

    優希「お、お姉さん、あの……唾液には消毒効果があるらしくて、その……」モジモジ

    「ああ……目の前が……暗く……」

    優希「し、しのごの言ってられないじぇ!」

    優希「あむっ」

    「あっ」


    外野「「!?」」


    優希「……」ドキドキ

    (他人の口の中ってあったかいんやなぁ……)

    121 :

    (・・・・しこしこしこしこ・・・・)

    122 = 11 :

    ヘコヘコヘコ…

    123 = 6 :

    優希(お姉さんの血の味が、いっぱい……)

    (これは一つ進展なんちゃうか? ウチがこの指くわえて間接キスとかって無しなんかな。そりゃ無しか)

    ―――――――

    「まさかの急展開。次の瞬間にはキスしているかもしれない」

    「そ、そんなわけあるか!」

    「でも案外分からないわよ。あの棒演技に気付かないくらいだから、キスしてくれないと病気がー、とかって」

    「うん、あり得る」

    (あの1年の将来が心配だ……)

    124 = 74 :

    >>119
    こいつ直接脳内に…!?

    125 = 119 :

    >>124
    (…タコスください……)

    126 = 6 :


    ―――――――

    優希「んっ……」

    「ありがとう片岡さん。たぶん血止まったから、もう大丈夫やで」

    優希「……そ、それは良かったじぇ」

    「ごめんな。病弱やとこういうことがようあって」

    優希「お姉さん、そんな大変な体で今まで……」ギュッ

    (うーん、いたいけな子を騙すのは心が痛いな……)

    「よっと……」

    優希「お、お姉さん、一人で立てるか?」

    「ちょっと辛いわ……体貸してくれるか?」

    優希「任せるんだじぇ」

    127 :

    ここで最後の一押しマウントポジションか

    128 = 6 :

    「……片岡さんの体、小さいのに頼りになるなぁ」

    優希「っ……」

    「ほんま、安心出来るわ……」

    優希「お、お姉さん……」ドキドキ

    ――――――

    「本領発揮してきた」

    「病弱だからこそ出来るお家芸ね」

    (あんなにも儚げで弱々しい姿を見せられたら、誰でも引きつけられるだろうな……)

    「これはもう一押しでキスシーンまで発展するかもしれない」

    「でもその一押しが難しいのよねぇ」

    129 :

    怜はモテるというよりレズビッチ

    130 :

    他人の血飲むのとか非常に怖い

    131 = 50 :

    >>130
    えっ、指怪我したのを口で吸うのって定番シチュでしょ。
    まあ実際は衛生的じゃないらしいけど。

    132 :

    今から読んで追いつくが菫宥と繋がってるかもと聞いて胸厚支援

    133 = 6 :


    ―――――――

    (うーん、どうしたものか……この子初心そうやから、キスしてくれそうにはないし……)

    優希「だ、大丈夫かお姉さん? 保健室まで連れて行こうか?」

    「いや、そこまでしんどくないから……」

    優希「お姉さん無理しちゃダメだじぇ。 すごく顔色悪いじょ……」

    (かなり心配してくれてる……これなら多少無茶な注文でも言いようによっては聞いてくれそうやな)

    (……さっきと同じ作戦でいこか)

    優希「お姉さん横になるか? 準備室のところにベッドがあるじょ」

    「ベッドかぁ……ごめんやけどお願いするわ。やっぱりちょっとしんどくて……」

    134 :

    エイズだったら大変じゃないか

    135 = 132 :

    追いついたちょーしえんだよー

    136 = 3 :

    ほにゃあ

    137 = 6 :


    ―――――――

    優希「よっと」

    「ふぅ。ありがとうな。助かったわ」

    優希「どういたしましてだじぇ。何かして欲しいことはあるかお姉さん? 水飲むか?」

    「今は片岡さんが側にいてくれたらそれでええわ」ニコ

    優希「っ……そ、そっか」ドキッ

    「……なぁ片岡さん、頼みたいことがあるんやけど、聞いてくれるやろうか?」

    優希「なんだじぇ?」

    「実はうちな……キスしてもらったら体調が良くなるねん」

    優希「……へ?」

    (自分で言っといてアレやけども、流石に無理がありすぎるか……)

    138 = 97 :

    仕掛けたか

    139 = 50 :

    貧血のふりしてふらついて事故チューを狙うと思ったら、そう来たか。

    140 = 129 :

    菫宥書いてた人かな

    141 = 6 :

    優希「き、キス……?」

    「そう、キスや。かるーくで良いから、唇にちゅってしてもらったらたちまちに元気になるんや」

    優希「ほ、本当なのかお姉さん? そんなの聞いたことないじぇ……」

    「世界中でウチしか持ってない持病の一つやからなぁ」

    優希「本当にそんな病気があるんだじぇ……? でもお姉さんが嘘つくようには思えないし……」

    (アカン、心が痛くなってきた)

    優希「でも、さすがにキスするのは恥ずかしいじょ……」モジモジ

    (……かわええなぁ)

    「まあ、無理にとは言わんから。片岡さんも出会って間もない人間にそんなことするの嫌やろうし」

    「キスしてくれんでもウチがしんどくなるだけやから……ごほっ、ごほっ……!」

    優希「お姉さん……!」

    142 = 129 :

    勝ったな

    143 = 129 :

    部長無双が早くみたいです

    144 :

    タコスはちょろいな

    145 :

    「心配せんとって片岡さん……こんなんいつものことで、ごほっ……」

    優希(とっても辛そうだじぇ……)

    「うっ……なんか知らんが頭も痛く……」ハァハァ

    優希「っ……!」

    優希「お、お姉さん、そのっ……私でよければ……」

    「!」

    「そ、そっか……じゃあ、えっと、気が変わらんうちにお願いするわ」

    優希「気なんて変わらないじょ……お、お姉さん、目、つむってもらっても……いいか?」

    「ま、任された」

    146 :

    風潮って恐い

    147 :

    しえん

    148 :

    怜はもっとビッチであってほしい

    150 = 145 :

    (こんなことってあるんやな……)スッ

    優希「……」

    優希「……ん」チュッ


    ――――――――


    「はぁ。ただいま」

    「おっかえりー」

    「所要時間1時間31分。初対面の相手にこのタイムはすごい」

    (こ、こんなことが本当にあっていいのか……?)

    「今回は片岡さんの優しさと少し残念な頭に救われたわ……」

    「あのあとも終始良い感じの雰囲気だったわね。結局料理も最後までしてたし」

    「タコス美味かったわ。また遊びにいきたいなぁ」


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