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元スレ律子「彼氏のフリをしてください!」
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律子はいまだに画面から出てきてくれない・・・あずさは出てきてくれたのに
――♪
律子「……」
カチャ カチャ
P「……」
モグモグ……
P(そのあと間も無くやってきた高級なお食事を口に運んでいる間……)
P(俺達は、ずっと無言だった。乾杯の言葉すらない)
P(耳触りの良い高級なピアノ・クラシック)
P(時折フォークやらナイフやらが高級な食器にぶつかって鳴る高級な音。耳に入るものは、それだけだ)
P(言葉は交わさない。いや……、正確には、交わす言葉が見つからなかった)
P(……律子は、俺の発言を、どう思っているんだろう?)
P(そのときの俺の頭には、ただそのことしかなかった)
P(味なんてわかるか)
>>199
貼ってる本人はウケてるとおもってるんだよ
貼ってる本人はウケてるとおもってるんだよ
―――
――
―
律子「……ごちそうさまでした。美味しかったです、とても」
P「あ、ああ。そうだな、確かにうまかった」
律子「……あの、お金を……」
P「……」
律子「……もう」
P「俺の言いたいこと、わかってくれたみたいで嬉しいよ」
律子「今度は何を買っても、イーブンになりませんよ。こんなの……」
P「いらないって。ドリンクも、ポップコーンも」
律子「でもそれじゃあ、私の気が済まないんです。さっきも言ったでしょう?」
P「……それじゃあさ。代わりに一個だけ、して欲しいことがあるんだ」
律子「なんですか?」
P「さっきの返事、聞かせてくれないか?」
律子「……」
律子「さ、さっきのって?」
P「律子のことが好きだって言っただろ?」
律子「……」
P「……まあ、確かに、言葉は足りなかったと思う」
律子「え……?」
P「俺は律子のことが、好きだ。だから――」
律子「なな、何度も言わないでください! ひ、開き直ってるわね……?」
P「だからさ、付き合って欲しいんだよ」
律子「……っ」
ざわざわ……
P「……場所、移そうか。店の前だもんな」
律子「え、ええ……そうですね」
【公園】
P「ここなら、いいかな……誰もいないし」
律子「……」
P「律子」
律子「は、はい!」
P「改めて、言うよ。冗談でもなんでもない、本音を……」
律子「……」ゴクリ
P「……律子」
P「俺と結婚してくれ」
律子「」
P「頼む、頼むよ! 俺もう、律子のことが頭から離れないんだ!」
律子「」
P「生涯を捧げるのはお前しかないって思ってる! だから」
律子「」
P「ほら、婚姻届持ってきたからさ……な、な?」
律子「はぁあああ!? こ、こ、こん……!?」
P「実はさ、こんなこともあろうかと役所行って貰ってきたんだ」
律子「何を想定していたんですかっ!?」
P「土下座か? それくらいのこと、いくらでもするぞ!」
律子「ち、ちがっ……そういうことじゃなくてですねっ!」
P「このとおり……!」ズサッ
律子「フンッ!!!」
ドガッ
P「おうふっ あ、ありがとうございますっ」
律子「とにかく落ち着きなさいっ!」
P「あ、ああ……ごめん」
律子「……あの……本気で言ってます?」
P「本気も本気だ。律子と結婚したい」
律子「……さ、さっきと言ってること、違うじゃないですか。レストランじゃ、その……」
P「……まあ、確かに……」
律子「いい、いきなり結婚なんて言われても……その、私……!」
律子「無理です!」
P「っ!」ガーン
律子「む、無理無理無理……! ああもう、なんなのよもう……!」ワシャワシャ
律子「こんなこと言われるなんて……想定の範囲外だわ……!」
P「……そ、そんな……一体なんで……?」
律子「本当にわかってないんですか!?」
律子「……ごほん! いいですか、よく聞いてください」
P「はい」
律子「まず第一に、私がプロデューサーに彼氏役を頼んだその理由です」
P「理由……」
律子「私は、両親にお見合いをセッティングされそうになったから、嘘をついたんです」
律子「彼氏ならいるから心配しないで、って」
P「そ、そうだったな」
律子「……お見合いが嫌だった理由は?」
P「……今が一番大切な時期だから、そういうことにうつつを抜かしたくない、と」
律子「そうです、そのとおりです」
律子「だからまず、時期的に考えて、今は結婚とかはするべきじゃないんです」
P「じゃ、じゃあ……!」
律子「いいから、余計なことは言わずに私の話を聞きなさい」
P「わかりました……」
律子「次に、お金です」
P「えっ」
律子「自慢じゃないですけど、私はそれなりに貯金はあります」
P「あの」
律子「でも、急にそういう話になるとは思ってなかったから……」
律子「今の貯蓄じゃ、もろもろの費用のことを考えると、まだまだ全然足らないんです」
律子「お金の見通しも立たずに、将来設計を立てることはできません。そうですよね?」
P「そのとおりです……」
律子「プロデューサー。あなたは、貯金してますか?」
P「ま、まあ、多少は」
律子「いくら?」
P「えーっと……これくらい」
律子「甘いわ! 甘すぎです!」
P「ご、ごめんなさい!」
律子「まったく……よくこんなことで結婚なんて言えたものね……」
律子「最後に、その……」
P「……?」
律子「これは、まぁ……どうでもいいっちゃ、どうでもいいことなんですけど」
P「な、なんだ? 急に歯切れが悪くなったな」
律子「……あの日、あなたは……」
『律子ならすぐに、嘘じゃなく本当に、彼氏だって出来るだろうしさ』
律子「って言ったんです。覚えてますか?」
P「うん? ああ、たしかそのようなことを言ったような」
律子「それで、私は……」
『彼氏、か……お見合いで、なんてなぁ……』
律子「って言ったんですよ」
P「そ、そうだったな」
律子「……つまりですね、その……」
>>228
そこは72にして欲しかった
そこは72にして欲しかった
律子「……私は、結婚とかするなら……」
律子「もっとちゃんと段階を踏んで、からのほうがいいんです」
P「……まあ、そりゃそうだろうな。大抵の人はそうだ」
律子「わ、わかってるなら、いきなり結婚とか言わないでください!」
P「すいません……少し、先走りすぎた……」
律子「だからね! その……つまりですね!」
P「な、なんでしょうか……?」
律子「……そんなに、急がないで……まず、お付き合いから、したいんですよ……」
P「!」
律子「それで、ちゃんと結婚してもいいかってのを見極めて、それからですね」
P「……うん」
律子「だから……そう判断するまでの時間を、私にください」
律子「彼氏のフリとか彼女のフリ、なんかじゃなくて……」
律子「本当に……私の、恋人になって……」
P「……律子」
律子「な、なんですか!? もうキャンセル効かないわよ!」
P「キャンセルなんてするわけないだろ」
律子「……こ、後悔しない?」
P「……なあ、抱きしめていいかな」
律子「人の話を聞いてくださいよ!」
P「ダメか?」
律子「……」
律子「す、好きにしたら……?」
ぎゅっ
律子「……うぅ……死にそう……」
P「俺は今まさに生きてるって感じがするよ」
律子「そーよね、こんなに体熱いものねっ!」
P「律子もな」
>>242
お前にはオレが居るだろ
お前にはオレが居るだろ
P「律子」
律子「……今度はなんですか」
P「結婚を前提に、俺とお付き合いしてください」
律子「……っ」
律子「はい……」
ぎゅー
律子「く、苦しいですよ」
P「……」
律子「もう……、本当に、なんでそういうこと、サラっと言えちゃうわけ……?」
P「律子のことが、こんなにも好きだからだよ」
律子「ま、またそーやって……! 恥ずかしいなぁ、もう……」
P「律子は今、どう思ってる?」
律子「……正直、わけわかんないです。恥ずかしいのと、嬉しいのと……、他にも、いっぱい」
P「律子だけに、いっぱいいっぱいってか!」
律子「寒いです」
P「ごめんなさい」
律子「……バカ」
律子「……でも……」
律子「私も……、あなたのことが、好きです」
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