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元スレP「正妻戦争……?」
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デーモン小鳥閣下「とにかく、最近はさん付けも出来ない。輩が多すぎるので貴様も気を付けるように!!」
P「…はあ。なんか、帰りたい」
だめかな
スレ汚し失礼しました
需要なさそうなので消えます
P「…はあ。なんか、帰りたい」
だめかな
スレ汚し失礼しました
需要なさそうなので消えます
最後は美希と結婚するところまでの話を濃厚に頼む
そうじゃないと許さない
そうじゃないと許さない
>>505でさぶいぼたった
終わってからお礼しようと思ったけどもうお出かけしないとだから
素晴らしい話をありがとうなの
美希を幸せにしてあげて欲しいの
素晴らしい話をありがとうなの
美希を幸せにしてあげて欲しいの
>>510ミキのことなら任せろ
>>505
いつもGJ!
いつもGJ!
P「……とまあ、貴音と結婚するならこーんな感じ!」
美希「……グスッ」
小鳥「うぇええ……! ひぐっえっぐ……」
P「なん……だけ……ど」
P「……」
美希「はに゛ぃ……」
P「お、おう! どうした美希!」
美希「なんではに゛ぃ、すぐ死んでしまうん……?」
P「ちょ、落ち着け……美希じゃないみたいだぞ」
小鳥「びぇええええ」
P「ごめんなさい、ちょっと静かにしてもらってもいいですか」
小鳥「……ひ、ひどい……」
P「……妄想の話だから、さ。簡単に死んだりしないよ」
美希「うん……わかってるの。でも……」
P「……」
美希「……貴音、羨ましいな」
P「え?」
美希「最後まで、好きな人と一緒にいれるなんて……ミキも、そういうのがいいの」
P(……まあ、死んだのは俺だったんだけど……)
P「……らしくないじゃないか。美希がそういうことを言うなんて」
美希「……」
P「……」
美希「……結婚する、って、すごいことなんだね」
P「……ああ、そうだな」
美希「ミキね、今まで……そういうとこまで、考えたことなかったの」
美希「ミキが考えてた結婚って、ただ、好きな人とずーっと一緒にいられるってことだけ……」
P「でも……大抵の人が、そうだと思うぞ」
美希「そーなの?」
P「……まあ、俺も結婚というものに直面したことないから、わからないけど」
美希「……」
P「……」
美希「あんまり簡単に、結婚、なんて言っちゃダメなのかな?」
P「……そんなことはないさ。美希がしたいこと、言いたいことを……、我慢する必要はない」
P「美希がそう言ってくれるおかげで、幸せな気持ちになる人だっているんだから」
美希「……それって……」
P「……まあ、少なくとも俺もそのひとりさ」
美希「……そっか。えへへ……」
小鳥「……」
P「美希……」
美希「ハニー……」
小鳥「……なんなの……この空気……?」
小鳥(私、なんでここにいるのかしら)
小鳥(……私はどうして、生きているんだろう)
小鳥(どこに向かって飛び立ち……、どこで……羽を休めるんだろう)
小鳥(結婚……結婚って、なあに? わからない……)
小鳥(でも、私が道に迷ったとき……そんなときは、いつだって、これが私を導いてくれた)
小鳥(私の、たったひとつの武器……)
小鳥(……妄想……!)
【音無さんと結婚したら……】
リンゴーン
リンゴーン……
パーンパーカパーン
パーンパーンパパーン
春香「じゃあみんな、行くよ?」
みんな「はいっ!」
春香「……せーのっ!」
みんな「小鳥さん! ご結婚、おめでとうございます!!」
小鳥「……みんな……!」
春香「えへへ……小鳥さん、とっても綺麗ですよ」
小鳥「春香ちゃん、ありがとうね……」
あずさ「ふふっ……先を越されちゃいましたね~」
小鳥「あずささん……」
伊織「まさか、小鳥が本当に結婚できるなんてね。ま、お似合いなんじゃない?」
小鳥「もう、伊織ちゃんったら、私のことをなんだと思っていたの?」
千早「素敵です、音無さん。……さすがの私でも、ちょっと憧れてしまいます……」
小鳥「……ふふ。千早ちゃんだって、すぐに良い人が見つかるわよ」
やよい「うっうー! 小鳥さんっ、赤ちゃんができたら、ぜったい、ぜーったい、連れてきてくださいねっ!」
小鳥「え、ええ? 赤ちゃんだなんて、まだ気が早いわよ」
真「いいなあ~。へへっ、次は絶対、ボクが結婚しますからねっ!」
小鳥「ふふっ。そ・の・ま・え・に~……、彼氏さんを見つけないとね?」
雪歩「あの、その……うぅ、わ、私、みんなと違って、なんて言ったらいいかわかりませ~ん!」タタッ
小鳥「ええ!? ゆ、雪歩ちゃーん!?」
律子「おめでとうございます、小鳥さん。あの人のこと、絶対に離しちゃダメですよ!」
小鳥「ふふ、わかっているわよ……」
亜美「んっふっふ~! ピヨちゃん、めっちゃ幸せそうだね!」
小鳥「そりゃそうよ……」
真美「んっふっふー! でもでも、兄ちゃんを選んじゃうなんて、ピヨちゃんちょっともったいないんじゃない~?」
小鳥「そんなことないわ……彼はとっても素敵な人よ」
響「ビヨコぉ……! う、うう……自分、涙で目の前が見れないぞ……!」
小鳥「響ちゃん……ありがとう……」
貴音「おめでとうございます……。お二人がいつまでも、末永く幸せでありますよう……」
小鳥「貴音ちゃん……ええ、そうね。いつまでも、ずっと……」
美希「……小鳥……」
小鳥「! み、美希ちゃん……来てくれたのね……」
美希「……ホントはね、今日、来るつもりはなかったの」
小鳥「そ、そう……」
美希「ふたりの幸せそうな姿見たら、きっとミキ……泣いちゃうから」
小鳥「美希ちゃん……」
美希「……でも、やっぱりそんなんじゃダメって思ったんだ」
小鳥「……」
美希「えへへ……おめでとうなの、小鳥」
小鳥「……っ」
美希「あっ、泣いちゃダメだよー!」
小鳥「でも……! わ、私……いえ、私達は……誰よりも、美希ちゃんに祝ってもらいたくて……!」
美希「……そんな顔してたら、もったいないよ? せっかくの結婚式なのに」
小鳥「……」
美希「ほらほら! あっちでハ……ううん、プロデューサーが待ってるの!」
美希「小鳥はミキに勝ったんだから、もっと堂々として欲しいって……思うな」
小鳥「……うん……!」
P「音無さん……」
小鳥「……ふふっ。もう、音無さん、じゃないでしょう?」
P「あ、そ、そうですね……小鳥」
小鳥「はい♪ なんですか、あなた?」
P「その……うまく、言えないんだけど……」
小鳥「……?」
P「綺麗だ、とても……」
小鳥「……あ、ありがとう、ございます……えへへ」
P「君と結婚できることを……俺は、誇りに思うよ」
小鳥「わ、私だって……負けてないんですから……!」
神父「……――さん。あなたは、この女性を……」
神父「健康な時も、病の時も、富める時も貧しい時も、良い時も悪い時も」
神父「愛し合い、敬い、なぐさめ助けて……変わることなく愛することを、誓いますか?」
P「はい、誓います」
神父「……小鳥さん。あなたは、この男性を……」
神父「健康な時も、病の時も、富める時も貧しい時も、良い時も悪い時も」
神父「愛し合い、敬い、なぐさめ助けて……変わることなく愛することを誓いますか?」
小鳥「……ひゃ、ひゃい! ち、誓います」
クスクス……
小鳥「うぅ……」カァァ
神父「……ごほん! えー、それでは……」
神父「……では、ベールを上げてください。誓いのキスを……」
P「……」
小鳥「……」
ドックン ドックン……
小鳥「……っ」
小鳥(やだ……心臓の音が、こんなに……)
小鳥(も、もしかして、みんなにも聞こえてるんじゃ……!?)
小鳥「あわわ……」
P「……小鳥」ボソボソ
小鳥「え……?」
P「……大丈夫。何も心配はいらないよ」
小鳥「あなた……」
P「……幸せに、なろうな。ふたりで……」
小鳥「……っ」ジワ
小鳥「はい……!」
スッ
小鳥(……ついに、ベールが上げられて……)
小鳥(私の顔は、みんなに、そしてあなたに……見られてしまう)
小鳥(……私はいま、どんな顔をしているのかしら)
小鳥(緊張してる顔? 不安な顔?)
小鳥(……いいえ、そうじゃないわ)
小鳥(きっと、いま、私は――)
P「……」
小鳥「……っ」
ワァ……!
パチパチパチパチ……!
P「……愛しているよ、小鳥」
小鳥「……えへへ……わ、私もです……!」
小鳥(きっと、いま、私は――)
小鳥(世界で一番、幸せな女の子の顔をしているんだわ……!)
―――
――
―
小鳥「えへ、えへへ……なーんて! なーんてね!」
小鳥「あんっ、もう、あなたったら……大胆なんだから!」クネクネ
小鳥「……って、あら?」
小鳥「……」
ポツーン
小鳥「誰もいない……」
小鳥「……? 書き置きが……」
『いくら声をかけても反応がないので、お先に失礼します。戸締りをよろしくお願いします Pより』
『小鳥、とっても幸せそうだったの! 今度、何考えてたか教えてね☆ ミキより』
小鳥「……」
小鳥「いま事務所には、私しかいないのね……」
小鳥「……」
小鳥「……逆に考えるんだ」
小鳥「『これでいくらでも激しく妄想し放題さ』と考えるんだ」
小鳥「うふふふふ……♪」
―――
P「……音無さん、大丈夫かな」
美希「? なにが?」
P「いや、あの表情……尋常じゃなかったからさ」
美希「でもでも、とっても幸せそうだったよ?」
P「まあそうだけど……時折涙も浮かべてたんだぞ」
美希「きっとそれくらい、良いことがあったってことなの!」
P「……そうだな! 深く考えないで、気にしないでおこう」
美希「……ねえ、ハニー?」
P「うん? どうした」
美希「ありがとなの。また今日も送ってくれて」
P「……これくらい、お安い御用だよ」
美希「……」
P「美希」
美希「なあに?」
P「……なんか、この二日で……ちょっと、変わったな」
美希「そう? うーん……そう……かも」
P「なんというか、大人っぽくなったよ」
美希「……今まで考えたことないこと、いっぱいいっぱい考えたからかな」
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