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元スレ奉太郎「古典部には俺しかいないからな……。」
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奉太郎「………俺は省エネ主義なんだ…。」
千反田「省エネ…。」
奉太郎「やらなくていいことはやらない。やるべきことは…」
奉太郎「手短に…だ。」
千反田「…!」
千反田「省エネ…。」
奉太郎「やらなくていいことはやらない。やるべきことは…」
奉太郎「手短に…だ。」
千反田「…!」
奉太郎「ふう、やっと帰ったか…。変な奴だったな…。」
奉太郎「『わたしは気になる』…か。」
奉太郎「なんだか妙にひっかかるな…。」
奉太郎「顔がいいからか…?……しかし、古典部の文集をわざわざほしがるヤツがいたとは…。」
奉太郎「伝統ってものもあながち捨てたもんではない…か。」
翌日
ワイルドー!? ファイアー!!
奉太郎「盛り上がってるなぁ……。」
奉太郎「聞いた話だと、学園祭でなんだかへんな事件が起きているらしい。」
奉太郎「十文字と名乗るやつが、いろんな部からしょうもないものばかり盗んでいるとか。」
奉太郎「犯行後にカードを残しているところからみて愉快犯か…?」
ワイルドー!? ファイアー!!
奉太郎「盛り上がってるなぁ……。」
奉太郎「聞いた話だと、学園祭でなんだかへんな事件が起きているらしい。」
奉太郎「十文字と名乗るやつが、いろんな部からしょうもないものばかり盗んでいるとか。」
奉太郎「犯行後にカードを残しているところからみて愉快犯か…?」
>>50
なんかクスっと来た
なんかクスっと来た
奉太郎「盗まれた部活は、お料理研、アカペラ部、占い研、園芸部、囲碁部…。」
奉太郎「………。」
奉太郎「あいうえお順か…。ってことは次に狙われるのは『か』か…。」ペラペラ…
奉太郎「このパンフによると、『か』がつくのは科学部、壁新聞部ってところか…。」
奉太郎「暇な奴もいたもんだ…。」
「ハンニンハシカク」ジョウエイチューデーッス!!
奉太郎「………。」
奉太郎「あいうえお順か…。ってことは次に狙われるのは『か』か…。」ペラペラ…
奉太郎「このパンフによると、『か』がつくのは科学部、壁新聞部ってところか…。」
奉太郎「暇な奴もいたもんだ…。」
「ハンニンハシカク」ジョウエイチューデーッス!!
このほうたろう省エネじゃなくね
翌日
奉太郎「十文字事件はまだ進んでるらしいな…。」
奉太郎「壁新聞部、奇術部がやられ、次は『く』か…。」
奉太郎「最後の『ん』までやるにはちょっとペースが遅いんじゃないか?」
奉太郎「というか『ん』で始まる部活はないが…。」
奉太郎「十文字事件はまだ進んでるらしいな…。」
奉太郎「壁新聞部、奇術部がやられ、次は『く』か…。」
奉太郎「最後の『ん』までやるにはちょっとペースが遅いんじゃないか?」
奉太郎「というか『ん』で始まる部活はないが…。」
翌日
奉太郎「どうやら、十文字は『く』を飛ばして『け』で力尽きたらしい。」
奉太郎「まあ、『こ』は工作部しかないしな。」
奉太郎「あんなに大勢の人が張り込んでちゃ、十文字も盗みは働けなかったか。」
田名部「工作部、ガード固すぎだろ……。」
奉太郎「どうやら、十文字は『く』を飛ばして『け』で力尽きたらしい。」
奉太郎「まあ、『こ』は工作部しかないしな。」
奉太郎「あんなに大勢の人が張り込んでちゃ、十文字も盗みは働けなかったか。」
田名部「工作部、ガード固すぎだろ……。」
放課後
バララララララララ…
奉太郎「ヘリか…。」
奉太郎「ヘリと言えば中学校ときの小木が好きだったな…。」
奉太郎「まあ、思い出しただけだが……。」
ガラッ!!
奉太郎「……!」
バララララララララ…
奉太郎「ヘリか…。」
奉太郎「ヘリと言えば中学校ときの小木が好きだったな…。」
奉太郎「まあ、思い出しただけだが……。」
ガラッ!!
奉太郎「……!」
里志「……。」
奉太郎「…なんだ、里志か…。びっくりするじゃないか…。」
里志「……。」
里志「……奉太郎…、いつまでこんなこと続けるつもりだい…?」
奉太郎「こんなこと…?」
奉太郎「…なんだ、里志か…。びっくりするじゃないか…。」
里志「……。」
里志「……奉太郎…、いつまでこんなこと続けるつもりだい…?」
奉太郎「こんなこと…?」
里志「毎日、毎日、ただ時間を潰すだけ…。」
里志「僕の知る折木奉太郎の省エネはこんなんじゃあないよ。」
奉太郎「…なにをいってるんだ…。」
奉太郎「俺は生まれてこのかたずっとこの生き方だ。」
奉太郎「それはお前が一番よく知ってるだろう?」
里志「僕の知る折木奉太郎の省エネはこんなんじゃあないよ。」
奉太郎「…なにをいってるんだ…。」
奉太郎「俺は生まれてこのかたずっとこの生き方だ。」
奉太郎「それはお前が一番よく知ってるだろう?」
里志「奉太郎は、いろんな謎を解いてきた…。音楽室の少女のことも、図書室の謎も、十文字事件も……!。
里志「……氷菓のことも…!」
奉太郎「……!」
里志「その折木奉太郎がこんな簡単なことにも気づけないなんて…!」
里志「……氷菓のことも…!」
奉太郎「……!」
里志「その折木奉太郎がこんな簡単なことにも気づけないなんて…!」
奉太郎「……何を言ってるんだ…?里志…。」
里志「………。」
奉太郎「……。」
里志「奉太郎……今の君は……。」ガララ…
里志「……無色だよ。」バタン…
奉太郎「……!」
里志「………。」
奉太郎「……。」
里志「奉太郎……今の君は……。」ガララ…
里志「……無色だよ。」バタン…
奉太郎「……!」
奉太郎「何だったんだ…、里志の奴…。」
奉太郎「大体、俺は謎を解いたことなんてないぞ…。」
奉太郎「そもそも、省エネが信条のヤツの友達をするあいつも十分変だ。」
奉太郎「……こんな俺をかまってくれるモノ好きなんて……。」
奉太郎「普通に考えたら、いるわけないだろ……。」
奉太郎「大体、俺は謎を解いたことなんてないぞ…。」
奉太郎「そもそも、省エネが信条のヤツの友達をするあいつも十分変だ。」
奉太郎「……こんな俺をかまってくれるモノ好きなんて……。」
奉太郎「普通に考えたら、いるわけないだろ……。」
放課後
キンコンカンコーン
校内放送「10月31日、駅前の功文堂で買い物をした心当たりのある生徒は、至急、職員室柴﨑のところまできなさい。」
奉太郎「変な校内放送だな…。」
奉太郎「こんな放課後に…、しかもどう考えても叱られるビジョンしかみえてこない言い回しだ。」
キンコンカンコーン
校内放送「10月31日、駅前の功文堂で買い物をした心当たりのある生徒は、至急、職員室柴﨑のところまできなさい。」
奉太郎「変な校内放送だな…。」
奉太郎「こんな放課後に…、しかもどう考えても叱られるビジョンしかみえてこない言い回しだ。」
奉太郎「まあ、おおかた偽札を使って買い物をして…」
奉太郎「罪悪感から謝罪文を書いたって所だろう…。」
奉太郎「…ん?」
奉太郎「罪悪感から謝罪文を書いたって所だろう…。」
奉太郎「…ん?」
奉太郎「いや、それはおかしいだろ…。」
奉太郎「呼び出されたヤツが何かしら悪いことをしただろうと予想はつくが…。」
奉太郎「それがなんで偽札や謝罪文なんて話になるんだ。」
奉太郎「……話が飛躍しすぎているだろ。」
奉太郎「呼び出されたヤツが何かしら悪いことをしただろうと予想はつくが…。」
奉太郎「それがなんで偽札や謝罪文なんて話になるんだ。」
奉太郎「……話が飛躍しすぎているだろ。」
奉太郎「それもこの話だけじゃあない…。」
奉太郎「音楽室のことも…図書室のことも……。」
奉太郎「しかし、間違ってる気がしない…。」
奉太郎「……。」
奉太郎「音楽室のことも…図書室のことも……。」
奉太郎「しかし、間違ってる気がしない…。」
奉太郎「……。」
奉太郎「里志が言っていたな…。」
奉太郎「『こんな簡単なことに気づけないなんて』…か…。」
奉太郎「……、そういえば里志は音楽室のことはともかく、なんで図書室の話まで知ってるんだ?」
奉太郎「だれか他の奴から聞いたんだろうか…?」
奉太郎「『こんな簡単なことに気づけないなんて』…か…。」
奉太郎「……、そういえば里志は音楽室のことはともかく、なんで図書室の話まで知ってるんだ?」
奉太郎「だれか他の奴から聞いたんだろうか…?」
奉太郎「いや、ここであのことを考えていたのは俺しか知らないはずだ…。」
奉太郎「あの話は誰から聞いたんだったか?俺は誰から……。」
奉太郎「……!」
奉太郎「……。いや、違う…。なんで知っているかは……」
奉太郎「……俺…だ…。」
奉太郎「あの話は誰から聞いたんだったか?俺は誰から……。」
奉太郎「……!」
奉太郎「……。いや、違う…。なんで知っているかは……」
奉太郎「……俺…だ…。」
奉太郎「図書室のことも他のこともなんで俺は知っているんだ?どこから、だれから聞いたんだ…!?」
奉太郎「これまで里志意外では、あの田名部というヤツとしか喋った覚えはない……。」
奉太郎「田名辺……?」
奉太郎「なぜ田名辺という名前が出てきた…?そういえばあいつは俺の前で…。」
奉太郎「名乗って…いないのに…。」
奉太郎「これまで里志意外では、あの田名部というヤツとしか喋った覚えはない……。」
奉太郎「田名辺……?」
奉太郎「なぜ田名辺という名前が出てきた…?そういえばあいつは俺の前で…。」
奉太郎「名乗って…いないのに…。」
奉太郎「なんなんだ…!!俺は誰からも聞いたことないことばかりなんで知っているんだ…。」
奉太郎「…関谷純に………。」
奉太郎「……氷菓…………。」
奉太郎「俺は……。」
(わたし……)
奉太郎「気に、なる……。」
奉太郎「……!!」
奉太郎「…関谷純に………。」
奉太郎「……氷菓…………。」
奉太郎「俺は……。」
(わたし……)
奉太郎「気に、なる……。」
奉太郎「……!!」
(なんで…折木のくせにこんなのわかるのよ。変態。)
奉太郎「いば……ら……?」
(僕に才能がないのは確かだけど、折木奉太郎に才能がないかと聞かれたら、そこは保留しておきたいね。)
奉太郎「里志……!」
奉太郎「いば……ら……?」
(僕に才能がないのは確かだけど、折木奉太郎に才能がないかと聞かれたら、そこは保留しておきたいね。)
奉太郎「里志……!」
(伯父のことがわかったのは折木さんのおかげです!!)
(折木さん…私…)
奉太郎「…千反……田……?」
(気になります!!)
(折木さん…私…)
奉太郎「…千反……田……?」
(気になります!!)
奉太郎「千反田ぁぁっっ!!!」ガタン!!!
里志「…………。」キョトン
摩耶花「…………。」キョトン
千反田「………は…はい……?」
奉太郎「…………………。」
奉太郎「…………………え?」
里志「…………。」キョトン
摩耶花「…………。」キョトン
千反田「………は…はい……?」
奉太郎「…………………。」
奉太郎「…………………え?」
>>97 おいwwww
摩耶花「…………ぷっ、あははっあははははは!!!」
里志「ほ、奉太郎!!あははははははははは!!」
千反田「お…折木さん?どうしました…?」
奉太郎「…………はえ?」
里志「ほ、奉太郎!!あははははははははは!!」
千反田「お…折木さん?どうしました…?」
奉太郎「…………はえ?」
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