元スレ上条「なんで五和が・・・こんなビデオに・・・」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★
51 = 1 :
――回想
建宮『あいつには、世界的に名高い魔術師にも肩を並べられる素質がある』
建宮『だから、己の実力にはある程度の自負があったはずだし』
建宮『荒事依頼でも俺の期待に違わぬ活躍をしてきた』
建宮『そいつがまさか、力を完全に封じられてなんの抵抗もできないまま』
建宮『あんな三下どもにいいように嬲られちまうなんて、夢にも思ってなかっただろう』
建宮『あの映像を触りだけでも見たんなら、おまえさんにだって想像がつくだろ?』
建宮『彼女がどれほどの恐怖に晒されたのか』
建宮『そして、どれほどの絶望と暴力に侵されたのか』
建宮『あの事件からしばらく経つが、今でも男が近寄るだけで拒絶反応を起こしちまう』
建宮『疲れて寝ている時だろうが関係ない、悲鳴を上げながら飛び起きるなんてこともざらだ』
53 = 1 :
建宮『あいつほどの達人が、夜中の一人歩きもできなくなっちまったなんて信じられるか?』
建宮『それだけ深く傷ついてんだ。体の傷は癒えても、心の傷は』
建宮『下手をすっと一生治らなくたって不思議じゃねえのよな』
建宮『だから、もしおまえさんが誠心誠意、心から彼女の支えになってやりたいと思えないようなら』
建宮『悪いことは言わん、すぐに帰ってくれ。下手に同情を寄せる方が彼女にとって酷だ』
建宮『あまり会う機会のないおまえさんが顔を見せただけでも、諸々の事情を知ってるだろうことを悟られちまう』
建宮『朴念仁のあんたは気づいちゃいないかもしれんが』
建宮『五和はおまえさんを心底慕ってる』
建宮『それだけに生半な気持ちで首を突っ込まれたら』
建宮『一番傷つくのは彼女なんだ。わかるだろ?』
54 :
紫煙
55 = 1 :
上条「……よせよ、そんな風に自分を貶めるのは」
上条(……わかってるさ。どんな反発があったって構わねえ)
上条(目の前で女の子が苦しんでるってのに、見て見ぬふりしてほっとけるかよ)ギリ
上条「おまえは最低なんかじゃねえ。それは俺がよく知って」
五和「――もう、いいんです。もう」
上条「……よくねえだろ」
五和「好きな人に想いも、打ち明けられない、まま……こんな」グス
五和「こんなのって、ない、ないよぉ」グスグス
五和「わた……しに……もう少し勇気があれば、初めてだけは、奪われずに……済んだのに」
五和「上……さ……に……あげ、れたのに……ぃ」ボロボロ
56 = 31 :
むらさきのけむり
57 :
正直同情はしても相手が悪いとは思いませんね…
暴力の世界に足突っ込んどいて被害者ヅラとはたまげたなぁ…
59 :
五和の画像よこしてよ
60 = 1 :
――ガラッ
五和「――! か、かみじょ……さ」
上条「――五和」ザッ
五和「……っ、あっあっ、やぁっ!」ガクガク
上条(拒否反応……か)ピタ
上条「……部屋の隅っこの方なら、平気か?」スッ
五和「あ……ぁ……」ブルブル
上条「……悪い、五和」ザッ
上条「俺、経験がまったくねえから、こんな時なんて声をかけてやったらいいのかわかんねえんだ」
上条「肝心な時に限って……なんでこう、ろくな言葉が思い浮かばねえんだろうな」ガツ
上条「……ごめん、本当、何しに来たんだろうな、俺」
五和「……か、上条……さん」ピタ
63 :
そこまで親しくないから寝取られ感が薄いな
でもだからといって上条が心の底から苦しみそうな相手もいないから困る
64 = 1 :
上条(……震えが、治まってる)
上条(そうだ。今の俺にできることは、これくらいしか)
上条「五和、辛かったな」スッ
五和「……あ……あぁ」フラ
上条(溜まりに溜まった感情を、胸を貸して受け止めるくらいしか)
五和「上条……さん……う……ぅっ」ブワ
五和「うわあああぁぁぁっっぁぁぁぁっっ!!」ガシ
上条「……ずっと誰にも言えずに、耐えてたんだな」ポンポン
五和「あああぁぁっ! 悔し、いぃっ、わた、し、悔しい、よおぉっ!」ボロボロ
上条(胸が涙で熱い……両腕に五和の温もりを感じる)ギュウ
建宮(……よかった、うまくいったみたいだな)フッ
65 = 1 :
五和「…………」スン
上条「少しは、落ち着いたか?」
五和「……ええ、いっぱい泣いたらなんだか、すっきりしちゃいました」エヘヘ
上条「別に無理しなくていいんだぞ。そんなにすぐ忘れられるもんじゃねえだろうし」
五和「……はい。あの、すみません、お恥ずかしいところをお見せして///」
上条「いいさ。俺にできることがあったらなんでも言ってくれよ。いつでも力になるから」
五和「……なんでも、ですか?」ジィ
上条(な、涙目で上目遣いは、破壊力が)クラ
上条「ね、念を押されると弱いな。俺にできることなんてたかが知れてるし」ポリポリ
上条「五和とまともに戦ったら、俺なんて速攻でのされちまうからな」
五和「も、もぅ。上条さんたら」プゥ
67 = 50 :
まだ何もうまくいってない件
依存させるだけじゃね?って、マジレス
④
68 = 1 :
上条「実際そうだろ? 俺なんて能力者相手じゃなきゃ一介の高校生に過ぎねえんだからよ」
五和「そんなこと、ありません」フルフル
上条「……そうか?」
五和「はい……その、嬉しかったです」
五和「……実を言えば、事件の後、あなたに会うのはすごく怖かったんですよ」
五和「わたしが慰み物にされたと知って、上条さんがいったいどんな反応をされるのか」
五和「未練がましい、ですよね。それがどんなに些細な繋がりでも、断たれてしまうのが怖かった」
上条「俺が愛想を尽かすと思ったのか? その、未経験じゃなくなったから?」
五和「……ごめんなさい。一時とはいえ、そう思い込んでいたのは、確かで」ギュ
五和「今振り返ってみると、どんなにバカバカしい考えか、自分で呆れてしまいます」
五和「強くて格好良くて、それ以上に一本筋が通っている人だって、わたしが一番よく知ってるはずなのに」
上条「い、いくらなんでも褒めすぎだろ///」
69 = 1 :
五和「少なくともわたしの目には、上条さんは、そう映ってるんです」
五和「だから、やっぱりあなたに会いたいと強く望んでいる自分もいて」
五和「頭がぐちゃぐちゃになって、あなたの顔とあの日の悪夢が交互に押し寄せてきて」
五和「一旦その思いに囚われると、何日も眠れなくて」
五和「本当についさっきまで、とにかく辛くて、苦しくて、もうこの世から消えちゃいたいって」
五和「そう、思っていたのに」ジワ
上条「……五和」
五和「い、いけないですね、わたしったらまた」ゴシゴシ
上条「……いいんだよ。そう簡単に吹っ切れることじゃないさ」ギュウ
五和「あ……ま、また……///」
五和「ふふ、上条さんの腕の中、暖かいです。心臓の音が聞こえます」ピト
上条「もう、怖くないか?」ナデナデ
五和「全然平気です。……多分、あなただから」ギュウ
70 :
実際問題そんな恐がるような事か?コミュ障みたいに成らないと分からないみたいなもんか
71 :
> い、五和
とりあえず読み方がわかってよかった
72 = 1 :
五和「上条さん、ありがとうございました。五和はもう大丈夫です」
上条「……そっか、それなら嬉しいけど」
五和「ホントですよ? あぁ、早まった真似をしなくてよかったなって、心から思えているんですから」
五和「本当、よかった。上条さんが、こんなわたしでも嫌わずにいてくれて」
上条「ばかいえ、嫌うはずがないだろ? 五和みたいないい娘をさ」
五和「いい娘、ですか? ……ふふ、真に受けちゃいますよ?」
上条「構わねえよ。……なぁ、頭撫でても、いいか?」
五和「あ……え///」
五和「……えーと……上条さんさえよろしければ、いつまででも///」
上条「はは、よしよし」ナデナデ
五和「……えへへ、上条さんにこうされていると、なんだかすごく安心します」ホワンホワン
上条(知らなかったな。五和って、こんなに健気な子だったんだな)
上条「……なぁ。もしおまえさえよければだけど」
五和「あ、はい」
73 :
ゲス条にはなりませんように…
74 = 1 :
建宮「学園都市に引っ越さないかと誘われたって?」
五和「は、はい。上条さんの二つ隣の部屋が空き部屋だそうで」モジモジ
五和「管理人に掛け合えばおそらく大丈夫だと。もちろん部屋代は払う必要がありますけど」
建宮「おお、ついにやったじゃねえかよ。これでおまえとあいつの距離もかなり縮まったってもんよ」
五和「そ、それはそうなんですけど」ツンツン
建宮「ん、歯切れ悪いな。願ったりかなったりじゃなかったのかよ?」
五和「もちろん、そうなんですけど」
五和「なんといいますか、その」
五和「……ここにきて罪悪感が、胸をチクチクと、ですね」ズキズキ
建宮「生半な方法では、上条の隣の席を奪取するのは不可能だぞ?」ニヤ
75 = 38 :
やべえよやべえよ・・・
76 :
やけにあっさり立ち直ったと思ったが
ビデオ自体が上条の気を引くために作られたヤラセの捏造でした、なんていうオチじゃないだろな
77 = 73 :
偽話主演、代理監督の自作自演でゲス条さんと距離を縮めよう作戦か!?
78 = 34 :
これは……
79 :
五和ぇ..
80 :
実は日常的に天草式とセックスしてた
↓
上条が処女厨だったらヤバいフラれるかも
↓
自作自演でごまかして同情を誘え!貴方に処女あげたかった(笑)
↓
作戦成功!←いまここ
81 = 1 :
――二か月前
五和「はぁ、どうしてわたしってこうも間が悪いんでしょうか」
五和「上条さんの隣には、常にわたし以外の誰かがいる」
五和「一介の魔術師に過ぎないわたしが付け入る余地なんて、どこにも」
建宮「そうでもないのよな」
五和「……教皇代理? もしかして、お絞り作戦の他にも良策が?」
建宮「まさに、大精霊チラメイドコスチュームを着て上条宅に侵入――ぐふぉあ!」メキィ
五和「あ、あんな下着をチラ見せするためだけに技術の粋を費やしました的な服、誰が着ますか!」
五和「そ、それに色香で惑わしたって関係は長続きしません!」
建宮「だ、段々拳が鋭くなりつつあるのよな」
82 = 38 :
やっぱりな♂
83 = 1 :
五和「わたしは真剣に悩んでるんですから茶化さないでください」
建宮「まぁまぁ、俺の見たところ、おまえさんが禁書目録や学園都市の電撃姫と比べて」
建宮「そこまで女としての要素が負けているとは思わん。いや、むしろ勝っている」
五和「」ピク
建宮「容姿、スタイルともに十分。その上家庭的で料理上手。(例外を除いて)温和な性格も高ポイントなのよな」
五和「な、ならなんで! なんで、こんな決定的な差がついてしまっているんですか」
建宮「そう、今までは俺もそれが不思議でならなかった」
建宮「その謎が、つい最近になってようやくわかったのよな」
五和「ほ、ほんとですか!?」
建宮「そう、上条当麻が惹かれる女子のステータスとは」
五和「……ス、ステータスとは」ゴクリ
建宮「ずばり、ハッコウドにあるのよな」
げ、限界が来たので寝ゆ
84 = 79 :
おい
87 :
>>63
寝とられてはいないのよな
88 :
ビデオの続き見たいんだけど(ゲス顔)
89 = 34 :
ビデオはどうせ冒頭のシーンで切ってあるよ、本当にヤられては居ないんだしこのまま結婚すればいいんじゃないかな?
91 = 8 :
保守してればええんやろ?
93 :
は、発酵度…?
95 = 87 :
つまり…初春
97 = 8 :
薄幸度!
98 :
薄幸か・・・
なら上条が一番惹かれるのはアクセラレータちゃん!
99 :
発光ダイオード?
みんなの評価 : ★★
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