元スレほむら「まどかのことが(友達として)好きなの」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★★
201 = 67 :
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詢子「……そうか。断ったら、急によそよそしく……」
まどか「やっぱり、断っちゃ駄目だったのかな……?
わたし、間違っちゃったのかな……?
ほむらちゃんと友達じゃなくなるの、いやだよぉ……!」
詢子「まどか……。大丈夫さ、安心しな。
きっとほむらちゃんだって、まどかのことを嫌いになったわけじゃないさ。
ただ、ちょっと気まずくなっちゃっただけだよ。失恋直後ってのは、そういうもんさ」
まどか「ほ、ほんと……?」
202 = 166 :
なんか始まってた
支援
204 = 67 :
詢子「あぁ。だって、ほむらちゃんは告白するくらい
心の底からあんたのことが好きだったんだから。
そんな振られたくらいで、嫌いになったりするもんか」
まどか「じ、じゃあ、わたしはどうしたら……」
詢子「んー……まぁ、ほむらちゃんの心の整理がつくまでは、
そっとしておいた方が良いんじゃないのかなぁ」
まどか「……うん……。わかった。ありがとう、ママ」
詢子「しばらくちょっと辛いかもしれないけど、頑張るんだよ」
まどか「うん……」
205 = 67 :
学校
さやか「ねぇ、まどか。あんた、ほむらとケンカでもしちゃったの?」
仁美「今日1日、口をきくどころか目も合わせようとしていませんわ……」
まどか「あ、うん……。ちょっと……」
さやか「あたしたちで良ければ相談乗るよ?
あんだけ仲良かった2人がこんな状況なの、あたしたちもやっぱ嫌だし……」
まどか「う、ううん。大丈夫だよ。きっとすぐに仲直りできるから、心配しないで!」
仁美「そう、ですか……。もし話したいことがあれば、いつでも言ってくださいね」
まどか「うん……ありがとう」
206 = 74 :
ほむちゅん!
207 = 67 :
数日後、放課後
さやか「……ほむら……」
ほむら「さやか……。どうしたの、何か用?」
さやか「あのさ……今日も一緒に帰んないの?」
ほむら「……だって、鹿目さんも一緒でしょう?」
さやか「あんたね……いつまで続ける気なのよ、こんなの。
何があったのか知らないけど、もうそろそろ元通りになっても良いんじゃない?
それとも、まどかを嫌いになるよっぽどの理由があるわけ?」
ほむら「別に嫌いになってなんかいないわ」
208 = 67 :
さやか「だったらなんで……」
ほむら「ただ、鹿目さんは私と友達じゃない。それだけよ」
さやか「また、そんなわけ分かんないこと言って……!」
ほむら「今までは表面上、仲が良いフリをしていただけ。
これ以上そんな関係を続けるのは嫌なの。
だから、私と鹿目さんのことはもう放っておいてちょうだい」
さやか「っ……」
ほむら「それじゃ。またね、さやか」
209 = 67 :
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まどか「あ、さやかちゃん。どこ行ってたの?」
さやか「え、っと……うん、ちょっとトイレにね。ごめんごめん。んじゃ、帰ろっか」
仁美「今日も……ほむらさんはご一緒できませんのね」
さやか「っ……」
仁美「まどかさん、やっぱりほむらさんとは、まだ……?」
まどか「うん……。で、でもきっと大丈夫だよ!
もうちょっとしたら、またすぐみんなで仲良くお話したり寄り道したり、できるから!」
さやか「まどか……」
さやか(だめだ、あんなこと、まどかに言えるはずない……。
まどかはこんなにほむらと仲直りしたがってるのに、
ほむらの方は“まどかは友達なんかじゃない”だなんて……)
211 = 67 :
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ほむら(……もうみんな、家に着いた頃ね。1人での下校はやっぱり……ちょっと退屈だわ)
ほむら「……はぁ……」
杏子「ん?あれ、ほむらじゃん」
マミ「どうしたの?なんだか元気がないみたいだけれど……」
ほむら「!杏子、それに巴さん……。心配いらないわ、ちょっと寝不足なだけだから」
マミ「そう?学校と魔女退治の両立は大変だと思うけど、無茶はしちゃ駄目よ?」
ほむら「えぇ、ありがとう」
杏子「ところで、今日はまどかと一緒じゃないのかい?」
ほむら「……どうして鹿目さんがここで出てくるのかしら」
212 = 67 :
杏子「あん?だってあんたら超仲良いじゃん。別に深い意味はないよ。
……ってあれ?“鹿目さん”?」
ほむら「別に仲良くなんてないわ」
マミ「もしかして……ケンカでもしてるの?」
杏子「えっ!あのまどかとほむらがケンカ!?はは、そんな馬鹿な……」
ほむら「ケンカなんてしてないわ。そもそも、私と鹿目さんは友達なんかじゃないもの」
杏子「……おいおい、こりゃ深刻だな」
マミ「暁美さん、もし良かったら相談に乗るわよ?
どうしてそんな、鹿目さんとは友達じゃないなんて……」
まどか「……え……?」
214 :
いいねぇ、この泥沼さ
216 = 67 :
杏子「ま、まどか!?」
マミ「……訊いてたの……?」
まどか「え、えっと……わたしと、ほむらちゃんが、友達じゃ、ないって……え……?」
ほむら「……どうしてあなたがここに?」
まどか「ぱ、パパに、お使い頼まれて……」
ほむら「…………」
まどか「ね、ねぇ、ほむらちゃん。さっきの……ど、どういう、ことかな……」
217 = 67 :
ほむら「どういうことも何も……そのままの意味よ」
まどか「うそ、だよね?どうして、そんな……」
ほむら「……だって、あなたがそう言ったんじゃない……」
まどか「えっ……」
ほむら「あなたが、私のことを拒絶したんじゃない……!」
まどか「ち、違うよ、わたしは……!」
ほむら「いい加減にしてよ!もうそんな優しさはいらないの!
私の想いを受け入れられないのに、優しさだけで仲良くしようとなんてしないで!」
まどか「あっ……ほ、ほむらちゃん……!……ぅぇ……ぅえぇえええん……!」
杏子「ど、どういうことだおい……」
218 = 74 :
ここで誤解が解けるのか更にドロドロになるのか
219 = 214 :
これだよこれ……
220 :
BJ「その泣き声が聞きたかった」
221 :
馬場純一!馬場純一じゃないか!
222 :
ほむらさんあんまり怒るとSG濁っちゃいますよ
223 = 67 :
まどか「ひっく……ぐす……」
マミ「落ち着いた?」
まどか「は、はい……ごめんなさい……」
マミ「その……事情を、訊いても良い?暁美さんの言葉で、大体は察しが付いたけど、
まだ確証を得られたわけじゃないから……」
まどか「え、えっと……」
杏子「さっきの会話、あたしには、ほむらがまどかに告白して振られたようにしか聞こえなかったが……」
まどか「っ……!」
マミ「……そうなのね」
まどか「……はい……」
224 :
コミュ障ほむほむ見てるとリアルに鬱になるから困る
225 = 67 :
杏子「へぇ……確かに仲が良いとは思ってたが、まさかそういう感情だったとはね」
マミ「同性同士の恋愛もあるとは知ってたけど、暁美さんがそうだったなんて……ちょっと意外ね」
まどか「……ぐすっ……」
杏子「しかし、振られたら急によそよそしくなるなんて、ほむららしくないって言うか……」
マミ「そうね……。大体、友達ですらなくなるなんて、そんなのおかしいわ。
暁美さん、一体どうしちゃったのかしら……。
もしかしたら、何か理由があるかも知れないわね」
まどか「……理由……?」
226 = 67 :
マミ「えぇ。……ねぇ鹿目さん。
もし良かったら、私が機会を見つけて暁美さんと話してみようと思うんだけど」
まどか「えっ……」
マミ「事情を知っちゃったら、どうしても放ってはおけないもの。
もちろん、鹿目さんが駄目だと言うなら何もしないつもりだけど……」
まどか「で、でも……」
杏子「んー。まぁマミに任せとけば良いんじゃないの?
あの様子だと、どうせあいつまどかには何も話さないだろうしさ。
それとも、何かあんたに解決策があるのかい?」
まどか「それは……。じ、じゃあ、その……お、お願い、しても良いですか……?」
マミ「えぇ、任せて!」
227 = 67 :
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・
杏子「……で?どうやってあいつと話す機会を見つけるのさ」
マミ「それは……今から考えるわ」
杏子「ったく……。人助けはご立派だけど、ちっとは考えてから……ッ!」
マミ「!この反応……!」
杏子「あぁ、魔女だ。近いな……とりあえず、こいつを片付けよう。行くぞ、マミ!」
マミ「えぇ!」
228 = 74 :
既に魔女化とかやめてくれよ…
229 = 67 :
結界内
杏子「……なぁ、マミ。この反応ってさ、もしかして」
マミ「でしょうね。既に魔女と戦ってる魔法少女が居るわ。しかもこの魔力パターンは……」
魔女「ケケケケケケ!」
ほむら「くっ……!」
杏子「やっぱりか!っていうかあいつ、様子が変だぞ!動きが鈍すぎる!」
マミ「まさか……!」
230 :
(アカン!)
231 = 67 :
マミ「佐倉さん、暁美さんを援護するわよ!」
杏子「おう!」
ほむら「!あなたたち……!」
杏子「うぉりゃあああ!」
魔女「ギャア!」
杏子「マミ、今だ!」
マミ「任せて!ティロ・フィナーレ!」
魔女「ギャアアアアアアアアア……!」
232 = 67 :
マミ「危なかったわね、暁美さん」
ほむら「……そんなことはないわ。あんな魔女、私1人で……」
杏子「ふん、そんな状態のソウルジェムでよくそんなことが言えるぜ」
ほむら「っ!」
マミ「さっきの魔女のグリーフシードよ。使いなさい」
ほむら「……ごめんなさい。この借りは必ず返すわ」
マミ「だったら……今から、ウチに来ない?」
杏子「!」
マミ「ちょっとケーキを買いすぎちゃって、食べるのを手伝って欲しいの。
それで借りはチャラってことで、ね」
ほむら「……わかったわ」
233 = 189 :
綺麗なQBさん急いでー
234 = 67 :
マミ宅
ほむら「それで……何を話すつもりかしら」
マミ「あら……ばれてた?」
ほむら「気付かない方がおかしいわ。夕方に、あんなことがあったばかりだもの」
杏子「それじゃあ、遠慮はいらないね」
マミ「……鹿目さんから、話は全部聞いたわ」
ほむら「…………」
236 = 67 :
マミ「暁美さん、あなたはどうして鹿目さんと距離を置こうとしてるの?」
ほむら「……それが、私たちの本来あるべき姿だからよ」
マミ「確かに、鹿目さんはあなたの気持ちを受け入れなかったかもしれない。
でも、だからって距離を置くことはないと思うな。
鹿目さんは、以前のあなたとの関係を大切にしたいと思ってるのよ」
ほむら「以前の、私との関係……?」
ほむら(ただの同情で仲が良いフリをする関係を、大切にするですって……?
そんなうわべだけの関係を守って、どうするというの……!?)
ほむら「……そんな関係、いらないわ。
私が欲しいのは、そんな浅はかな関係じゃない。もっと親密な、深い関係なの」
杏子(うわあ、はっきり言うなぁ)
237 = 67 :
マミ「浅はかな関係……本当にそう思ってるの?」
ほむら「えぇ。その通りじゃない。そんな関係を続けるくらいなら、断ち切った方がマシよ……」
マミ「……確かに、あなたが求めている関係よりは親密でないかもしれない。
でも、それも大切な繋がりよ!かけがえのない大切なものよ!」
ほむら「あんなものがかけがえのない大切な繋がりですって?
どれだけあなたに友達が居なかったか分かるわね……!」
杏子(い、言っちまった!)
マミ「今はそのことは関係ないでしょう!?」
238 :
めんどくせー性格してんな
239 = 101 :
痛恨入ったな
240 = 189 :
これマミと険悪に
241 = 67 :
ほむら「どうせあなたは、そんな希薄で浅薄な関係にすがって生きてきたんでしょう!」
マミ「な、な……」
ほむら「本当の心と心の繋がりも知らずに!そんなもので満足だなんて、幸せな人生ね、羨ましいわ!」
杏子(やべぇ、やべぇよ……)
ほむら「でも私はそんなものじゃ満足できないの!あなたみたいな幸せな頭はしてないのよ!」
杏子「お、おいほむら。そのくらいにしとけって……マミの奴、泣いちまってるじゃねぇか」
マミ「ひぐっ……ぇうっ……」
ほむら「……とにかく。私はまどかと本当の友達になりたかったの。
うわべだけ仲良くする関係なんて絶対に嫌」
杏子「え?」
マミ「え?」
243 = 101 :
ええ
244 = 74 :
えええ?
245 = 90 :
おっと?
246 = 67 :
ほむら「……何よ。何かおかしなことを言ったかしら」
杏子「なぁ、ほむら。あたしの聞き間違いかもしれないから、もう一回言ってくれ。
あんたは、まどかの何になりたいって?」
ほむら「友達よ」
マミ「恋人じゃなくて?」
ほむら「?何を言ってるの?そんなはずないじゃない」
杏子「どういうことだおい……」
マミ「わ、私たちは鹿目さんに、あなたに告白された、って訊いたんだけど……」
ほむら「えぇ、したわ」
247 :
いいね
249 = 67 :
杏子「……なんて言って?」
ほむら「どうしてそんなことまで答えないといけないのよ」
杏子「良いから!」
ほむら「……確か、“今まで言ってなかったけど、あなたのことが好き”って」
マミ「それは……友達として?友情という意味で?」
ほむら「当たり前じゃない。それ以外に何があるの?」
杏子「……だ、駄目だこいつ……」
250 = 230 :
はやくなんとかしないと…
みんなの評価 : ★★★
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