元スレ恭介「ボウリングをしよう」 真人「は?」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ☆
1 :
謙吾「また唐突だな・・・」
真人「わけがわからねぇよ!」
恭介「そのままの意味さ。十柱戯・・・すなわちボウリングで勝負する」
恭介「チーム名は・・・リトルバスターズだ!」
理樹「わざわざ十柱戯って言い換えた意味がわからないんだけど・・・」
鈴「アホだな」
2 :
筋肉バカがオーバースローで投げて圧勝
3 = 1 :
理樹「どうして突然ボウリングなんて出てきたのさ」
恭介「旅先でボウリングの無料券をもらってな」
真人「何でまた」
恭介「フッ・・・話せば長くなる・・・聞きたいか」
理樹「いや別に」
恭介「そう、それは俺がプロボウラーのマイケルと出会ったところから始まる・・・」
理樹(なんか語り始めた・・・)
4 = 1 :
恭介「・・・そして無料券を俺に差し出し、最後にヤツはこう言ったのさ。
『なに、遠慮するな。一緒にピンチを切り抜けた仲じゃないか・・・おっと、だからといってピンまですり抜けて女の前で恥をかかないようにな』・・・とな」
理樹「別にうまくないからね」
真人「くっ・・・泣けるぜ・・・」
謙吾「まさかマイケルにあんな過去があったとは・・・」
恭介「まぁここに無料券がある、ときたら行かないわけにはいかないだろ?
というわけで明日みんなで行く。昔は5人でよく行ったじゃないか」
真人「まぁ確かに・・・」
謙吾「真人は10フレーム全部9本だったこともあったな」
理樹「ある意味すごいよ」
鈴「あれは大爆笑だったな」
真人「うるせぇ!テメェは毎回ガターなしでピンボールみてぇになってたじゃねぇか!!」
鈴「う、うっさい!手元が狂っただけじゃ!」
恭介「投げるたびにそう言ってたからな、おまえ」
5 = 1 :
真人「まぁいい・・・特に断る理由もねぇ。いっちょボウリングで勝負といこうじゃねぇか、謙吾!」
謙吾「フッ・・・プロボウラーの座は、俺のものだ!」
理樹「盛り上がってるところ悪いけど、月曜日に数学のテストがあること忘れてないよね?」
真人「・・・は?」
理樹「いやいやいや・・・そもそもテスト対策のためにここに集まってたんじゃん・・・宿題もたくさん出てるし」
恭介「ありゃ、そうなの?」
理樹「今日中に宿題終わらせて、明日みんなで来ヶ谷さんに教えてもらう予定だったんだけど」
6 :
クドが球もってとてとてと歩くボウリングを観たい
7 :
気持ち悪い文章だなぁ
8 = 1 :
恭介「あのなぁ理樹。テストなんてこの先の人生で好きなだけ受けられるだろ?だがボウリングはどうだ?」
理樹「好きなだけできるでしょ・・・」
来ヶ谷「こんなこともあろうかと、おねーさんが数学教師の過去の出題傾向から今度のテストの予想問題を作っておいた
これさえやれば90点以上は保証するよ」スッ
理樹「おお、これはすごい・・・きれいにまとまって・・・ってうわぁ!?」
来ヶ谷「人の顔を見るなり『うわぁ』とは失礼だな少年」
理樹「い、いつの間に!?」
来ヶ谷「恭介氏が帰ってきたと聞いてな。久しぶりに戻ってきて何もない、なんてことはないだろうと思ったわけだ。みんなも一緒だ」
小毬「お邪魔しま~す。恭介さんお帰り~」
鈴「こまりちゃん!」
9 = 1 :
クド「こんばんはです!」
西園「失礼します」
葉留佳「やはー」
佳奈多「・・・・・・」
真人「結局全員集合かよ・・・」
理樹「二木さんまで・・・」
佳奈多「何よ、文句あるの?」
理樹「いやないけど・・・また葉留佳さんに付いて来たんでしょ」
佳奈多「なっ・・・そんなことないわよっ!私は風紀委員として・・・」
葉留佳「いいじゃんいいじゃん!お姉ちゃんも一緒でさ!」
佳奈多「は、葉留佳・・・!」
西園「・・・ご馳走様です」
10 = 1 :
佐々美「棗鈴!宮沢様から離れてくださる!?」バン
鈴「笹の葉さらさら!!」バッ
佐々美「さ・さ・せ・が・わ・さ・さ・み ですわっ!!何ですのその軒端に揺れてそうな名前は!?」
鈴「お前の名前だろ」
佐々美「きぃ~~~っ!!今日という今日は許しませんわっ!!」
鈴「なんだ、やるか!?」ババッ
恭介「・・・というわけで、ボウリングでバトルだ!!」
一同「・・・は?」
11 = 6 :
さささささささみ様
12 = 1 :
小毬「ボーリングかぁ~」
恭介「来ヶ谷のお陰でテストの心配はなくなったわけだ。宿題もこの後やれば問題ない」
葉留佳「いいっすネ!やろうやろう!」
クド「ぼう・・・りんぐ・・・?棒なのですか?それとも輪っかなのですか?」
恭介「いや、どちらでもないが・・・」
小毬「クーちゃん、ボーリングっていうのはねぇ・・・地面に穴を開けて温泉を掘ったり、地質を調査したりすることなのです」
小毬「・・・って恭介さん、そんなことやるですかー!?」
クド「やるですかー!?」
恭介「いや、やらんが・・・」
13 = 1 :
小毬「なぁんだ、そっちのボウリングかぁ~」
葉留佳「ボウリングとボーリングを間違えるなんて使い古されたネタでつまんないですネ」
小毬「が、ガーン・・・つまらないのかぁ・・・」
理樹「いやまぁ・・・小毬さんのは素だと思うけど・・・」
クド「ボウリング・・・とても外国っぽいのです!是非プレイしてみたいのです!」
佐々美「棗鈴!今こそ決着をつけましょう!」
鈴「ふん・・・いいだろう」
真人「そんなこと言ってていいのか?お前ノーコn」ドゴォ
鈴「黙ってろ」
真人「」
15 = 1 :
西園「運動は・・・あまり得意ではないのですが・・・」
葉留佳「ダイジョブダイジョブ!ただの玉転がしだって!」
小毬「私10フレームとも1本しか倒せなかったことあるんだぁ・・・」
理樹(ここにもある意味すごい人がいた!)
佳奈多「でも学生だけでそんなところに行くなんて・・・」
来ヶ谷「なに、私や恭介氏がいれば問題ないだろう」
佳奈多「それもそう・・・ってあなたたちも学生でしょう」
理樹「まぁ2人とも学生の枠に収まりきらないポテンシャルの持ち主だけど・・・」
恭介「よし、決まりだな。久々に腕が鳴るぜ!」
理樹「あんまりはしゃぎ過ぎないようにね」
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
16 :
佐々美は割とマジで俺の嫁
17 = 1 :
ボウリング場
葉留佳「よーし、ボウリングだボウリングだー!!」ダッ
クド「わふー!レッツ・ボウリング!なのですー!」ダッ
理樹(って早速はしゃぎ回ってるし!)
葉留佳「あ、ゲームコーナーがあるよ!誰かエアホッケーしようよ!」
理樹「いやいや、ボウリングやろうよ・・・」
葉留佳「あぁ、そっか。すっかり忘れてましたヨ」
理樹「3秒前までボウリングボウリングって大騒ぎしてたじゃん・・・」
謙吾「なんだと・・・?もう金を入れてしまったというのに・・・」チャリーン
理樹(うわ!こっちもか!)
真人「仕方ねぇ謙吾、ボウリングの前哨戦といくか!!」
謙吾「いよっしゃあ!!」
鈴「アホばっかだな」
18 = 1 :
恭介「とりあえず靴買うか」
来ヶ谷「うむ」
西園「履き替えるんですか」
謙吾「剣道着にこのシューズか・・・」
理樹「あれ、お帰り。早かったね」
真人「パックをぶっ壊して怒られた」
理樹(うわぁ)
恭介「よし、みんな準備はいいか?早速チームを決めるぞ」
理樹「・・・は?チーム?」
恭介「言ってなかったか?今回は2人一組で勝負する」
理樹「初耳なんだけど・・・」
19 = 1 :
恭介「今回は2人一組、計6チームで勝負だ。2人のうちどちらが最初に投げても構わない
そこは各チームの作戦次第だな。さて、そのチーム分けだが・・・」
真人「理樹、俺と組もうぜ」
謙吾「俺と組んでくれるか、理樹」
理樹「・・・・・・」
恭介「・・・とまぁこうなることは予想していたがな・・・ダメだ。パワーバランスを考えて、野郎同士で組むのは禁止だ」
真人「何だと!?」
20 = 1 :
謙吾「くっ・・・俺は・・・男に生まれて幸せだったのか・・・?」
理樹「いやそこまでショックを受けなくても・・・」
来ヶ谷「なら理樹くんが女装して女の子として参加する、というのはどうか」
真人・謙吾「・・・それだ!!」
理樹「しないから」
西園「・・・残念です」ガサッ
理樹「・・・ちょっと、その紙袋は何さ」
西園「これですか」
西園「・・・・・・」
西園「・・・・・・ぽ」
理樹(これ以上は詮索しないでおこう・・・)
22 = 1 :
謙吾「理樹と組めないとは・・・無念」
真人「恭介っ!そこをなんとかぁっ!」
鈴「おまえらキショい!・・・理樹、あたしと組もう」
理樹「う、うん、よろしく」
真人「うおおおおおっ!ジェラシィィーーーーッ!!」
クド「い、井ノ原さん、私でよろしければご一緒しますっ!元気を出してください!」
佐々美「み、宮沢様、わたくしと組んでくださいませんかっ?」
謙吾「已むを得まい・・・」
小毬「恭介さん、一緒にしませんか~」
恭介「おまえに俺のパートナーが勤まるかな!?」
来ヶ谷「西園女史、組まないか」
西園「はい、よろしくお願いします」
葉留佳「もちろん私はお姉ちゃんとですヨっ!」ダキッ
佳奈多「ちょっと、そんなにくっついたら・・・!」
23 = 1 :
恭介「よし、登録完了。3レーン借りてきた。とりあえず最初は各チームの様子を見るために順番に投げるか」
恭介「適当に・・・チーム恭介、チーム理樹、チーム真人、チーム来ヶ谷、チームはるかな、チーム謙吾、の順でいいか」
葉留佳「ねぇねぇ、罰ゲームとかないの?」
謙吾「また余計なことを・・・」
恭介「もちろんあるとも。最下位のチームにはこいつを飲んでもらおう」ドン
佐々美「な、何ですのそれ!?」
真人「あっ!そいつは俺が作った『マッスルエクササイザー~春風と共に~』じゃねぇか!!」
理樹「何その副題・・・」
佳奈多「こんなおぞましいもの飲めるはずがないでしょう!」
恭介「だから罰ゲームなんじゃないか」
鈴「だが真人なら平気で飲めるんじゃないか?」
恭介「なら真人は一週間筋トレ禁止」
真人「死ぬだろっ!!」
理樹「死なないと思うよ」
24 :
規制のせいでPCから支援できないとは……不覚。
佐々美様ー!
25 = 1 :
恭介「逆に優勝したチームにはこの水瀬家特製ジャムを進呈だ」ドン
小毬「おぉ~~おいしそう~!」
理樹「水瀬家って?」
恭介「以前行き倒れているところを助けてもらってな。その土地ではもう雪が積もっていて凍死寸前だったんだ」
恭介「で、その家を去るときに水瀬夫人に自信作だから是非持って帰って仲間と食べてくれと言われてな。ありがたく頂戴したんだ
まったく、至れり尽くせりだったぜ」
来ヶ谷「なるほど。主婦の味、か。後学のために是非食してみたいものだ」
恭介「ただ気になることがあってな・・・」
理樹「?」
恭介「その場で味見しようとしたらそこの長女が『私止めたからね。それでも貰うんだったら帰るまで決して開けないで』と言ってきたんだ」
理樹「何その浦島太郎的な展開・・・」
クド「きっと食べ始めたら止まらなくなるほどおいしいに違いありませんっ!」
26 = 1 :
恭介「よし、罰ゲームも優勝商品も決まった。早速始めるとするか!」
謙吾「ヒィィイヤッホォォォウ!!」
小毬「私からかぁ・・・みんなに見られてると緊張するよ~」
鈴「こまりちゃん、がんばれ!」
佐々美「棗鈴、敵の応援をするとは・・・確かにライバルが強ければ強いほど燃え上がりますわ・・・神北さん、しっかり!ですわ!」
鈴「?」
真人「鈴には深い意味は無さそうだぞ」
葉留佳「まぁまぁ、楽しくやろーよ!」
来ヶ谷「そうだな・・・負ける気はないが」ギラッ
理樹(この人本気だ!)
恭介「さぁ・・・バトルスタートだ!!」
27 :
勝ったほうが罰ゲームじゃないか…
支援
29 = 1 :
1フレーム目、恭介チーム
小毬「よ~し・・・」
理樹「小毬さんか・・・野球は上達早かったけど、ボウリングはどうなんだろ」
恭介「なんとなく読める気もするがな・・・」
謙吾「ああ・・・」
小毬「・・・えいっ」シュッ
コロコロ・・・
真人「・・・遅っ!!」
ポコ
小毬「ふぇえええ~~~ん!1本しか倒れなかったぁ~~~!」
葉留佳「デスヨネー」
30 = 1 :
鈴「ど、ドンマイだこまりちゃん・・・」
小毬「ありがとりんちゃん~・・・恭介さん・・・ごめんなさい・・・」
恭介「フッ・・・まぁ心配するな」
来ヶ谷「お手並み拝見といこうか、恭介氏」
恭介「お手柔らかにな」
西園「恭介さんはやはりお上手なのですか?」
理樹「うん、昔は僕たちの中で一番うまかったよ」
佳奈多「何だってできるのね・・・」
謙吾「ヤツの力が衰えてなければな」
真人「まぁ恭介のことだ・・・」
恭介「・・・はっ」シュッ
カコーン!
葉留佳「おおーーっ!スペアだぁ!!」
クド「わふーーっ!流石恭介さんなのです!!」
31 :
流石恭介
33 :
優勝者から死人が出そうだな
34 = 1 :
理樹(流石恭介、完璧な投球だった・・・これで他のチームに一気にプレッシャーがかかる・・・)
理樹(それに・・・)
小毬「恭介さんすご~~い!」
恭介「ああ・・・おまえの期待通り、俺はこれからもスペアを取り続けるだろう。だがな小毬、いや、だからこそ小毬、この勝負はおまえにかかっている」
小毬「ほぇえ!?わ、私!?」
恭介「ああ。来ヶ谷をはじめ、他のチームの二投目を担当する者たちも喰らいついてくるだろう。となれば、スペアを取った次の投球で何本倒すかが重要になってくる」
恭介「いくら俺がスペアを出そうとも、おまえが1本しか倒せないままだと得点は伸びない。この勝負はおまえがいかに多く倒すかにかかっている・・・おまえの力が必要なんだ」
小毬「そっかぁ~・・・ようしっ!私がんばるっ!」
恭介「その意気だ小毬!」
理樹(パートナーのやる気を引き出すことも忘れない・・・!)
35 :
リトバスとか珍しいな
36 = 1 :
1フレーム目、理樹チーム
理樹(でも僕だって鈴と『あの過酷』を乗り越えたんだ・・・僕も鈴をリードして・・・!)
ガコン
鈴「んなぁーーっ!?」
真人「やっぱりガターじゃねーか!」
佐々美「おーっほっほっほ!そんなノーコンじゃ勝負になりませんわね!」
鈴「う、うっさい!手元が狂っただけじゃ!」
謙吾「またそれか・・・」
鈴「なんだ、文句ある・・・」
理樹「・・・・・・」
鈴「の・・・か・・・」
理樹「鈴・・・」
鈴「・・・なんだ、文句あるのか!!」
理樹(うわ、結局切れられた!!)
37 :
アニメ期待しえん
38 = 1 :
理樹(さて・・・)
真人「理樹、お前がなんとかするしかねぇみてぇだぜ」
謙吾「一投入魂だ、理樹!」
クド「リキー!ファイトです!」
葉留佳「がんばれ理樹くーん!」
恭介「理樹・・・勝負だ」
理樹「!」
理樹(これは恭介が考えた『遊び』だけど・・・だからこそ恭介は本気だ!)
理樹(僕だって・・・負けたくない!)グッ
理樹「・・・えい!」シュッ
カコーン!
一同「おおーーーっ!!」
真人「スペア・・・だが実質ストライクじゃねーか!!」
39 :
理樹うぐぅ支援
40 = 1 :
クド「恭介さんに続きすごいのですー!」
小毬「理樹くん上手~!」
謙吾「イヤッホォォォウ!!理樹最高!!」
佳奈多「やるわね」
来ヶ谷「ふむ・・・理樹くんにも要注意か」
恭介「・・・おもしろくなりそうだぜ」ニッ
理樹「ありがとう、みんな」
鈴「・・・・・・」
理樹「あ、鈴・・・」
鈴「・・・なかなかやるな。でも1回うまくいったからって油断するんじゃないぞ」
理樹「なんで鈴が上から目線なの」
41 = 1 :
1フレーム目、真人チーム
クド「では私からですっ!初めてのボウリング、とても楽しみです~!」
真人「クー公・・・俺の命が懸かってるんだからな・・・絶対ミスするんじゃねぇぞ・・・」
クド「わ、わふーっ!?楽しんでる場合じゃないのですっ!?」
理樹「だから筋トレしないだけで死んだりしないから・・・仲間にプレッシャーかけてどうするのさ・・・」
鈴「馬鹿のことは気にせず楽しめ、クド」
クド「で、では・・・!えいっ!」シュッ
コロコロ・・・
恭介「お、スピードはないが真っ直ぐいってるんじゃないか?」
カコン・・・カコン・・・
謙吾「ドミノ式に倒れていくな・・・」
クド「わふーっ!9本倒しました!」
小毬「クーちゃんすごいすご~い!」
42 = 1 :
真人「よし・・・この俺の出番だな・・・!残りは左奥の1本か・・・ぶっ倒してやるぜ!」
クド「井ノ原さん、よーく狙ってくださいっ!」
真人「うおりゃぁぁーーーーっ!!」ブンッ
ゴッ・・・ドーン
真人「あ」
理樹「クドとまったく同じコースにいったね・・・」
鈴「クドがよく狙えって言ってただろーーーっ!!」ドゴォ
真人「うっ!申し訳ありませんでしたぁ!・・・ってテメェに言われたくねぇーーーっ!!」
43 :
鈴はボウリングがすごく似合う
44 = 1 :
クド「ド、ドンマイです、井ノ原さん!」
真人「くそぅ・・・」
恭介「力任せにやればいいってもんじゃないぜ」
理樹「というか真人は二投目に向いてないんじゃ?」
真人「なにぃ!?」
クド「どういうことですか?」
来ヶ谷「初めに大雑把な真人少年が持ち前のパワーで根こそぎ倒し、残った数本を器用なクドリャフカ君が処理する、とした方が良いのではないか、という意味さ」
真人・クド「それだっ!(ですっ!)」
理樹「初めからそうしてればよかったのに・・・」
鈴「理樹やきょーすけが二投目だったからそうしたんだろ」
45 = 1 :
1フレーム目、来ヶ谷チーム
西園「・・・・・・」
一同「・・・・・・」
西園「・・・・・・」
一同「・・・・・・」
西園「・・・・・・」
一同「・・・・・・」
西園「・・・・・・」
真人「・・・早く投げろよっ!!」
46 :
ライジングにゃっとボールか。
47 = 1 :
来ヶ谷「どうかしたのか?」
西園「い、いえ・・・それが・・・」
西園「ボールが重くて・・・片手で振れないんです・・・」
真人「マジかよ!?」
来ヶ谷「これ以上軽いものはないぞ・・・」
小毬「みおちゃ~ん!見て見て~」
クド「向こうにこんなものがありましたよ!」
デーン
西園「これは・・・!ボウリング用滑り台ですか・・・!」
理樹「いやいや、それ幼児用だから!!」
48 = 1 :
西園「これを使うとしましょう」
理樹「絵的にひどいことになるからやめた方が・・・」
真人「ったく、非力だなぁ。だから筋肉を付けろってんだよ」
西園「・・・・・・」
来ヶ谷「ふむ・・・ならばこうしてみてはどうか・・・」ヒソヒソ
西園「・・・・・・」
西園「・・・やってみましょう」スッ
葉留佳「あれ?これ使わないの?」
49 = 1 :
西園「・・・っ!」シュッ
カコーン!
一同「おおっ!!」
佐々美「8本も倒しましたわ!」
恭介「いけるじゃないか、西園!」
西園「ありがとうございます」
理樹「さっきなんてアドバイスしたの?」
来ヶ谷「ボールを真人少年の生首だと思って思いっきり放ってみろ」
真人「西園こぇぇーーーーっ!!」
謙吾「だが残ったピンを見てみろ・・・」
理樹「! スプリットだ!」
鈴「なんだ?それは」
理樹「ピンが隣り合わない状態で残ることだよ。ほら、ピン2本が離れたところにあるでしょ」
恭介「しかも残ったのは一番奥の7番ピンと10番ピンときた。来ヶ谷、どう料理する?」
50 = 1 :
真人「流石にこれは無理だろ。プロでも難しいんじゃねぇか?」
来ヶ谷「では、もし2本とも倒したらどうする?」
真人「へっ!そんときはそこの自販機まで逆立ちしてジュースを買ってきてやるぜ!」
来ヶ谷「ほぅ・・・言ったな・・・?」ギラッ
真人「へ?マジでスペア狙うのか?」
来ヶ谷「・・・・・・」ゴゴゴゴゴ
葉留佳「な、なんか変なオーラが出てますヨ!?」
真人「へ、へへ・・・い、いやまさか・・・」
恭介「ま、まぁ流石にな・・・狙ってできるもんじゃねぇよ・・・」
謙吾「あ、ああ・・・」
理樹「・・・・・・」
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