元スレまどか「泣き虫な転校生」
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251 = 100 :
昼休み
キュゥべえ「まーじょ♪まーじょー♪」
杏子「またバカが来やがった」
マミ「うふふっ」
キュゥべえ「今日のお昼はなんだい?」
マミ「私はサンドイッチよ」
杏子「あたしはのり弁だよ、購買で一番安いやつ」
キュゥべえ「おぉ!竹輪の磯辺焼きー!」
杏子「言っとくけど、やらねーからな」
キュゥべえ「なにをー!かくなる上は…!」
252 = 100 :
キュゥべえ「チョップ!チョップ!チョップステイッ…!?」
杏子「ん?」
キュゥべえ「オーマイガー!」
マミ「キュゥべえ、どうしたの?」
キュゥべえ「チョップステイックワスレーター…」
杏子「え?今まで箸で叩いてたっけ?」
キュゥべえ「箸?」
杏子「え?だってチョップステイック忘れたんだろ?」
キュゥべえ「チョップステイックと箸は関係ないじゃないか」
253 = 100 :
杏子「はぁ?」
マミ「チョップステイックは箸のことだけど…」
キュゥべえ「え?そうなの?」
マミ「うん」
キュゥべえ「ふーん…まぁいいや」
杏子「おいっ!」
マミ「ならキュゥべえは何を忘れたの?」
キュゥべえ「見てわからないかい?」
マミ「あっ」
杏子「耳のわっかみたいなやつがない!」
キュゥべえ「アレーガマイチョップステイック…」
254 = 100 :
杏子「どうでもいい知識が一つ増えたな」
キュゥべえ「失礼な!」
杏子「ほら、磯辺揚げあげっからどっか行きな」
キュゥべえ「ほんと?」
杏子「ああ」スッ
杏子「取ってこいっ!」フルスイング
キュゥべえ「竹輪の磯辺焼きー!」
杏子「ったく、好きなら名前くらい覚えろっての」
マミ「そうだわ、佐倉さん。どうでもよくない知識があるわよ」
杏子「ん?なんだよ?」
マミ「美樹さやかさん」
255 = 100 :
杏子「美樹さやか?誰だっけ?」
マミ「ほら、昨日話した転校生よ」
杏子「あぁ!そいつがどうかしたの?」
マミ「なんでも、一時間目からいきなり授業サボったんですって」
杏子「へぇー、いきなりやらかしたか」
杏子「んじゃ真面目なタイプの生徒じゃないんだね」
マミ「美樹さん本人はものすごく静かな子らしいわ」
杏子「と言うと?」
マミ「極度の恥ずかしがり屋らしくて、自己紹介すらできなかったって噂が広まってるわ」
256 = 100 :
杏子「ふーん?恥ずかしがり屋ねぇ…」
マミ「髪型は佐倉さんと同じらしいけど、性格は反対のようね」
杏子「反対…って言われてもピンと来ないな」
杏子「それに髪型ってもポニテなんて別に珍しくともなんともないし」
マミ「でも、赤と青で同じポニーテールは何か良いと思わない?」
杏子「思わねーって」
マミ「それのポニーテールのリボンが鹿目さんの物だったとしても?」
257 = 100 :
杏子「ん、てことはまどかとほむら、その転校生と仲良くなったのか」
マミ「ええ、何でもあの二人が美樹さんを保健室に連れ込んで」
杏子「授業をサボったってわけか」
マミ「うん、少し意外だけどね」
杏子「だよなぁ、ほむらは真面目だし、まどかだってサボるような性格じゃないしさ」
マミ「ふふっ、二人が並んで説教されてたんだもの」
マミ「私も驚いちゃったわ」
258 = 100 :
杏子「なるほどねぇ、んで?話しはそれで終わり?」
マミ「ううん、ここからが本番よ」
マミ「放課後、美樹さんの家に二人がいくらしいの」
マミ「そこで私と佐倉さんにも来て欲しいんだって」
杏子「え?あたしらが?」
マミ「ええ」
杏子「うーん、でもいいのか?その美樹って子は恥ずかしがり屋なんだろ?」
杏子「それにあたしらより先にクラスメイトと…」
259 = 100 :
マミ「佐倉さん、そこは察してあげて」
杏子「え?」
マミ「ほら、鹿目さんも暁美さんも…」
杏子「そ、そっか…うん、わかった」
マミ「あ、でもクラスメイトからもう一人来るんだって」
杏子「聞いてもわかんないだろうけど、一応聞いとく」
杏子「そのクラスメイトってだれさ」
マミ「えっと…志筑仁美さん…らしいわ」
261 = 100 :
放課後
さやか「ここがわたしの部屋だよ」
ほむら「お邪魔します」
まどか「お邪魔しちゃって、ごめんね」
さやか「いいよ、お母さんもお父さんもまだ帰ってこないし」
さやか「他に誰も来ないしさ」
ほむら「…そう」
さやか「…ここに二人を呼んだのは、わたしの話を聞いて欲しかったからなんだ」
さやか「あたしがこうして普通に話せるのは二人だけだし」
さやか「もう開き直って、わたしのこと話そうと思ったんだ」
262 = 100 :
ほむら「美樹さん…」
まどか「ありがとう、でも無理しないでね?」
さやか「大丈夫、開き直っちゃってますからね」
さやか「それに大した話でもないから、簡単に話すよ」
さやか「言う必要はないのかもしれないけど、二人には話さなきゃいけないきがしてさ」
まどか「……」
ほむら「…お願いするわ」
さやか「…わたしはさ、虐められてたんだ」
263 = 100 :
まどか「い、虐め…?」
ほむら「……」
さやか「最初に虐められてたのは、わたしじゃなかったんだ」
さやか「クラスで一番暗くて静かな子だったよ」
さやか「…わたしはその子が虐められてるのを見るのが我慢できなくて」
ほむら「…助けた」
さやか「…うん、わたしは…今はこんなんだけどさ」
さやか「小学生のころは友達も多くて、結構人気あったんだよ?」
さやか「まぁ、今はこれだから嘘だと思うだろうけどね」
264 = 178 :
やりすぎんなよwww
265 = 228 :
まどか「ううん、嘘だなんて思わないよ」
ほむら「私もよ」
さやか「…ありがと」
さやか「それでよく虐められっ子を助けてたんだ」
さやか「友達もみんな応援してくれたし、助けた子も喜んでくれた」
さやか「わたしはそれが嬉しくってさ、東京の平和はこのさやかちゃんが守る!」
さやか「って…自分のことを正義の味方だと思って毎日を過ごしてたんだ」
さやか「そして中一のころ、クラスで虐めが起きた」
266 = 228 :
さやか「もちろん、わたしは助けたよ」
さやか「そして次の標的がわたしになるのもわかってた」
さやか「でも怖くは無かったよ、だってそれまでずっと味方がいてくれたもん」
さやか「なのに…」
まどか「な、なのに?」
ほむら「……」
さやか「誰もわたしの味方をしてくれなかった…」
さやか「友達も先生も助けた子も…みんな見てみぬ振りをして…」
まどか「そ、そんな…ひどい…」
さやか「うん…ひどい…ひどかったよ…」
267 = 228 :
さやか「それでもわたしは諦めなかった」
さやか「わたしは間違ってなんかないんだから、必ず誰かがたすけてくれるって信じてた」
さやか「なのに…結局は誰も…」
さやか「…味方どころか、どんどん友達もわたしを避けるようになって…」
さやか「教科書やお弁当もゴミ箱に捨てられるし…」ウルッ
さやか「すてられなかった日も、トイレで一人で…」ウルウル
268 = 99 :
やったねマミさん!仲間が増えたよ!
269 = 228 :
さやか「なんでっ?どうして誰もわたしを助けてくれないの?」
さやか「わたしはみんなを助けたのに、みんなはわたしを助けてくれないの?」
まどか「美樹さん…」
さやか「なんでっ?どうしてっ…?」
さやか「うぅぅっ…」
まどか「だ、大丈夫…?」サスサス
ほむら(そんなことが…)
さやか「わたし…その時初めてわかったんだ…」
さやか「わたしは正義の味方なんかじゃないって」
さやか「ただの自己満足なんだって…」
270 :
じゃれ合い無罪
271 = 228 :
さやか「わたしが間違ってたんだって…」
さやか「わたしの性格が悪いからみんな離れていくんだって…」
まどか「そんなこと…」
さやか「……だから、もうこんな性格嫌だって」
さやか「みんな嫌だって…学校が嫌だって…」
さやか「…わたしは…学校に行かなくなって…」
さやか「部屋から出なくなったんだ…」
まどか「美樹さん…」
さやか「そして…人と話せなくなって…」
さやか「人が怖くなって…」
272 = 228 :
さやか「…そんなわたしなんかの為に、お父さんは無理して転勤を頼んで…」
ほむら「そして見滝原に来たのね?」
さやか「うん…」
ほむら「そう…辛かったわね」
さやか「うぅぅっ…」
ほむら「……」ギュッ
さやか「悔しいよぉ…辛いよぉ…寂しいよぉ…」
まどか「大丈夫…もう大丈夫だから」
さやか「わたし…わたしはぁ…っ…」
ほむら「…まどか」
まどか「うん」
273 = 228 :
ほむら「美樹さん…いえ、さやか」
さやか「…!」
ほむら「あなたがこれまでどんなに辛い思いをしてきたのかは分かったわ」
ほむら「でも、ここで立ち止まっていてはダメよ?」
さやか「でも…でもぉ…」
ほむら「また一からやり直しましょう?」
さやか「一…から…?」
ほむら「うん、私達ともう一度初めからやり直すのよ」
さやか「……でも、わたしなんか…」
ほむら「大丈夫、心配なんていらないわ」
ほむら「私達はあなたと一緒にいるから」
274 = 228 :
さやか「私…達…?」
ほむら「ええ、私とまどかと、そして…」
マミ「私たちがね」ニコ
さやか「ぇ…」
杏子「あんたがさやかか、たしかにあたしと似てるね」
さやか「ぇ…ぁ…ぇと…」
ほむら「大丈夫、彼女達は私の友達よ」
さやか「ぁ…あ、あ…あ…」
さやか「で、でも…わ、わたし…」
杏子「心配すんなよ、さやか」
さやか「ぇ…」
杏子「話しは聞いてるぜ、ひとりぼっちは寂しいもんな」
275 = 228 :
さやか「で…も…」
マミ「脅かせてしまってごめんなさい」
マミ「でも安心して?私も美樹さんの味方よ?」
さやか「は、初めてなのに…」
マミ「うん、たしかに今は初対面だけど…初めはみんな初対面でしょ?」
さやか「それは…」
マミ「初めから友達や親友の人なんて誰もいないわ」
マミ「でも、少しずつ仲良くなっていくものでしょ?」
マミ「だから、これから少しずつで大丈夫だから」
マミ「私のお友達になってほしいの」
277 = 228 :
さやか「だ、だけど変だよ…いきなり会って、友達なんて…」
杏子「難しい事考えるもんじゃないよ」
杏子「誰だってひとりぼっちは寂しい…だろ?」
さやか「……」
杏子「だからさ、一緒にいてやるよ。さやか」
杏子「あたしは杏子だ、よろしくね」
さやか「え、えと…」
マミ「私の名前は巴マミ、見滝原中の三年生よ」
マミ「よろしくね、美樹さん」
さやか「あ、あぅ…」
278 = 228 :
さやか「わ、わたし…」
マミ「うふふっ」ニコッ
杏子「バイト先からちょっと借りてきたんだ、食うかい?」
さやか「え、えっと…」
さやか「………ふっ」
さやか「あはは…わたしの負けみたいだね」
マミ「?」
杏子「えっ?」
さやか「ほんと、ごり押しなんだもん」
ほむら「ふふ、ごめんなさい」
さやか「ううん、ありがとう」
さやか「そ、その…わ、わたし美樹さやか…って言います」
279 = 228 :
さやか「よ、よろしくお願いします…巴さん、佐倉さん」
マミ「ええ、よろしくね」
杏子「へへっ」
さやか「えへ…」
ほむら(これでみんな揃ったわね)
ほむら(やっと…!)
ほむら(私達、みんなが)
ほむら「!」
ほむら(…いえ、もう一人いたわね)
まどか「ほら、緊張しなくても大丈夫だよ」
仁美「で、ですが…」
ほむら(仁美…!)
280 = 228 :
さやか「あっ」
仁美「あっ」
さやか「ぇ…ぁ…あ、あなた…は…同じクラスの…」
仁美「し、志筑仁美と言いますっ!」
さやか「は、はいっ!」
仁美「あっ?脅かせてしまってすみません」
さやか「あ、いや…」
仁美「んと…」モジ
まどか「大丈夫だって、仁美ちゃん」
さやか「ど、どうして…あなたが…」
さやか「暁美さんが呼んだの…?」
ほむら「いいえ」
さやか「じゃあ鹿目さんが…?」
まどか「ううん」
281 = 228 :
さやか「なら…」
マミ「私達も違うわよ?」
杏子「あたしらも初対面だしさ」
さやか「ぇ…なら…?」
仁美「わ、私っ!どうしても美樹さんと話がしたくて…!」
さやか「…」
仁美「どうしてだかはわかりませんの…ですが、初めて美樹さんを見た時…」
仁美「何処か懐かしいような気がして…」
仁美「それで…不思議な気持ちになって…それでお話を…」
まどか「要するに、仁美ちゃんも美樹さんと友達になりたいんだよね?」
283 :
まどかより仁美のが思い入れがあるの?
284 = 100 :
仁美「そ、そうですわね…」
仁美「私も美樹さんの友達にしてください!」
さやか「ぇと…」
さやか(もう…ほんとわけわかんなあなぁ…)
さやか(みんな急すぎるっての)
さやか(でも…)
さやか「…気のせいなら、わたしも懐かしいような…」
仁美「!」
さやか「暁美さんや巴さん、佐倉さんもそうだけど」
さやか「…鹿目さんと志筑さんとは特に不思議な感じがして」
さやか「まるで昔別れた友達ような感覚がしたんだ…」
285 = 100 :
仁美「まあ…!」
まどか「えっ?美樹さんもそうだったの?」
まどか「実は私もそうなんだ!初めてあったような感じがしなくって」
ほむら「!」
ほむら(そっか…だからまどかは…)
まどか「えへへ、もしかしたらわたし達は前世でも仲良しだったのかもしれないね」
仁美「鹿目さん…ええ、そうですわね」
さやか「前世で仲良し…か」
まどか「うんっ!」
286 = 100 :
マミ「前世での因果…もしかしたらそうなのかも知れないわね」
杏子「なに難しい事言ってんだよ」
マミ「えっ?でも」
杏子「みんな友達になれた、それでいいじゃんか」
マミ「……そうね、佐倉さんの言う通りよ」
杏子「…まぁ、あたしもマミと初めて会った時そんな感じがしたんだけどね」
マミ「えっ?ほんと?」
杏子「ああ」
マミ「えへ、そっか」
287 = 100 :
ほむら「……」
ほむら(私だけ記憶を受け継いでいた気でいたけど)
ほむら(案外、そうじゃなかったのかも知れないわね)
ほむら「ふふっ」
まどか「ねえ、美樹さん」
さやか「なに?鹿目さん」
まどか「美樹さんのこと、さやかちゃんって呼んでもいい?」
さやか「えっ…」
まどか「…まだ、馴れ馴れしいかな?」
さやか「あっ、いや…」
289 = 100 :
さやか「……いいよ」
まどか「えっ?」
さやか「さ、さやかちゃんでいいよ」
まどか「ほんとっ?」
さやか「う、うん…」
まどか「わーい!」
仁美「うふふっ」
さやか「で、でも…条件がある…」
まどか「えっ?なにかな?」
まどか「わたし、頑張るよ!」
さやか「え、えと…わ、わたし…」
さやか「わたしも…鹿目さんのこと…」
―――――
―――
―
290 = 100 :
さやか「まーどかっ!なにやってんの?」
まどか「あっ、さやかちゃん!」
さやか「なになにぃ?…日記?書いてんの?」
まどか「うん、正確には日記じゃないんだけどね」
さやか「ふーん、ねっ!呼んでもいーい?」
まどか「だ、ダメだよっ!」
さやか「えー?まどかのケチ!」
キュゥべえ「ケチケチ!魔女ケチケチー!」
さやか「あれ、キュゥべえじゃん」
キュゥべえ「早く僕と契約してよぉー!」
291 = 100 :
キュゥべえ「いったい僕を何年待たせるつもりなんだー!」
さやか「いや、初めから契約なんてするつもりないし」
キュゥべえ「えぇっ?」
さやか「ねー、まどか?」
まどか「うんっ、さやかちゃん」
キュゥべえ「むむむ!ゆるすまじ!」
キュゥべえ「チョップ!チョップ!チョップステ…」
ほむら「これあげるから向こうに行ってなさい」
キュゥべえ「わー!竹輪の磯部焼きだぁー!」
ほむら「ほらっ」ポイッ
キュゥべえ「ばきゅーん!」
292 :
なにこれ
293 = 100 :
さやか「よっす、ほむら!」
ほむら「あなた達は今日も元気そうね」
まどか「えへへ」
ほむら「まどか、さやか。仁美が今度の休みに一緒に勉強しようと行っていたけど」
ほむら「どうする?行く?」
さやか「仁美ってことは、また別荘かな?」
まどか「行きたい!」
ほむら「ふふっ、もちろんそうなるわよね?」
ほむら「もう仁美は四人分の準備ができているそうよ」
294 = 100 :
さやか「やったー!さすが仁美!」
ほむら「でも、遊びに行く訳じゃないんだから勘違いしちゃダメよ?」
さやか「わかってるよぉ…」
まどか「マミさん達は大学受験で忙しいのかな?」
ほむら「ええだから今回は四人ってわけ」
まどか「そっかぁ」
さやか「ま、あたし達はさっさと宿題終わらせて、遊ぼー!」
ほむら「とか言ってるさやかが一番宿題残ってるわよ?」
さやか「うっ…」
295 = 100 :
ほむら「それに私はもう殆ど終わっているのよ?」
さやか「うぅっ…ま、まどかは?」
まどか「わたしはあと少しかな」
さやか「何が残ってんの?」
まどか「自由課題だよ」
ほむら「私と協力して作ってるのよね」
まどか「うんっ!」
さやか「えー?まどかだけずるーい!」
まどか「さやかちゃんだって、仁美ちゃんに手伝って貰ってるのに」
さやか「それとこれは別よ、別!」
296 :
3年経ってるのか
297 = 100 :
さやか「むー…まあいいや、せめて何を作ってるのかだけで良いから教えてよ」
まどか「んー…大丈夫かな?」
ほむら「構わないわ」
まどか「わかったよ、実はね?さっきのこれがそうなんだ」
さやか「あー、日記みたいなやち?なんなのそれ?」
まどか「んっとね、わたしとほむらちゃんの親友のお話かな」
さやか「まどかとほむらの親友…?」
ほむら「ええ」
さやか「はっ!まさか…仁美か!」
298 = 100 :
まどか「半分正解だけど」
ほむら「半分不正解ね」
さやか「えー?なら誰なのさ?」
まどか「もー、わかってるんでしょ?」
さやか「えっ?」
ほむら「照れ隠ししても無駄よ?」
さやか「うっ…」
まどか「だって、正解は」
ほむら「さやか、だからね」
さやか「まどか…ほむら…」
さやか「うぅっ!さすがはあたしの嫁だぁー!」
299 = 100 :
まどか「もー、やめてよさやかちゃん」
ほむら「ふふっ」
さやか「まどかもほむらもあたしの嫁なのだぁー!」
まどか「てへへ」
さやか「んで、あたしの何を作ってるの?」
さやか「泣き虫がどうこうって見えたけど」
まどか「わたし達とさやかちゃんの出逢いを本にしてみたの」
ほむら「名前こそ変えているけど、私たちの実話よ」
さやか「え…てことは、その泣き虫ってあたし?」
ほむら「ええ」
300 = 100 :
さやか「えー?あたしのどこが泣き虫なのさ?」
まどか「んっと…全部?」
ほむら「だって自己紹介の時も、私たちと保健室に行った時も」
まどか「さやかちゃんの部屋に行った時も」
まどか「さやかちゃん、ずっと泣いてたんだよ?」
さやか「そ、そうなの?ぜんぜん覚えてない!覚えてないからノーカン!」
ほむら「じゃあ今はどうなのかしら?」
さやか「えっ?」
まどか「えへへ、さやかちゃん今も泣いてるよ?」
さやか「えと…こ、これは…これは嬉し泣き…だよ」
さやか「えへ…」
ほむら「ふふっ、まどか。私ちたのタイトルを教えてあげて」
まどか「うん、わたしたちと親友のお話」
まどか「泣き虫な転校生」
おわり
みんなの評価 : ★
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