元スレあかり「あ、ねこさんだぁ」QB「僕と契約して魔法少女になってよ!」
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101 = 1 :
十分後――
京子「魔法少女! 魔法少女だよ、魔法少女! 実在したんだぁ!」
ちなつ「京子先輩テンション上がってますね」
結衣「まぁ京子は昔からそういうのに憧れてたしな……」
京子「ちなつちゃん! キュゥべえと契約して、ミラクるんになってよ!」
ちなつ「お断りします」
京子「ちぇー」
結衣「ちぇー、じゃないでしょ。魔女との戦いは命がけなんだ。そんなくだらない願いで魔法少女になるとか論外だろう」
京子「冗談だよ、冗談」
結衣「京子が言うと冗談に聞こえないんだよ」
あかり「そうだよねぇ。京子ちゃん、ミラクるん大好きだもん」
マミ(赤座さんって歳納さんや船見さんにはタメ口聞くのね。まぁ幼馴染だし、そんなものよね)
マミ(でもこの中だと私にだけ敬語使うから……なんだか少し疎外感があるわ)
QB(まぁ、君は昨日会ったばかりだしね)
マミ(うるさいわねぇ。分かってるわよ、そんなこと)
102 = 14 :
ほ
103 = 6 :
ライバるんことまどっちマダー?
104 = 1 :
マミ「ねぇ赤座さん」
あかり「何ですかマミさん?」
マミ「私にもタメ口使ってていいのよ? 私にだけ敬語使われると、何だか違和感あるし……」
あかり「え、でも失礼じゃ……」
マミ「いいのいいの」
あかり「えっと……分かったぜ!」
結衣「ぷっ!」
京子「語尾に"ぜ"なんてつけるあかり、初めて見たよ……あははっ!」
あかり「もう、からかわないでよぉ! 今まで意識してやったことないから難しいなぁ」
マミ「ふふ、徐々に変えてくれればいいわよ」
105 :
あかり「あっかわいい猫さん!」
QB「ん?なにか声がしたような気がしたけど…気のせいか」ヒュン
あかり「あぁ~すごい速さでいっちゃったよぉ~…」
こうなるはずだろ
106 = 1 :
京子「ねぇマミさん。私、マミさんが実際に戦ってる所が見てみたい!」
結衣「おいこら、何言ってるんだよお前は。魔女との戦いってのは命を落とすかもしれないんだぞ」
ちなつ「結衣先輩の言う通りですよ。まったく、京子先輩ったら……」
京子「そりゃそうなんだけどさ、私たちには魔法少女の素質があるんだよね?」
京子「それなら魔女との戦いがどういうものなのか、自分の目で確かめるべきだと思うな」
ちなつ「あ……なるほど」
結衣「お前は本当に口が達者だなぁ。でも、巴先輩の負担もかなりのもんじゃないのか?」
マミ「確かに四人もいるとちょっとフォローがキツイわね。でも、二人ぐらいなら大丈夫よ」
京子「じゃあ二人ずつ魔女退治に行こう! 私は今日行くからね!」
結衣「やれやれ……こういう時のお前は止めても聞かないからなぁ。仕方ない、私も行くよ」
京子「とか言っちゃってー、結衣も興味津々でしょ?」
結衣「べ、別にそんなことは……」
107 :
べえさんのフラグ建築能力を舐めてはいけない
109 = 1 :
マミ「じゃあ今日は歳納さんと船見さんの二人でいいのね」
京子「よろしくお願いしまーす!」
ちなつ「結衣先輩、気をつけてくださいね?」
結衣「うん。ありがとう、ちなつちゃん」
京子「ちなつちゃーん、私の心配もしてよぉ」
ちなつ「あー、京子先輩もきをつけてくださいねー」
京子「なんか棒読みになってるよ!?」
111 = 1 :
――街中
京子「暇だなぁ……結衣ー、ラムレーズン食べたい」
結衣「持ってないから。持ち歩いてたら溶けてるっての」
マミ「魔女探しって意外と地味でしょ? 期待にそぐえなくてごめんなさいね」
結衣「いえ……元々こっちが無理言ってついてきてるわけだし」
マミ「そう言ってくれると助かるわ、ってこれは……」
京子「おぉ、ソウルジェムが光ってる!」
結衣「この近くに魔女の結界があるんですか?」
マミ「えぇ、気を引き締めてね」
112 :
しえん
113 :
わふっ
114 = 44 :
京子「一人ぼっちは寂しいもんな……」
しえん
115 = 1 :
マミ「……どうやら結界はここの建物の中にあるみたいね」
京子「マミさん、あんなところに人が!」
京子が指差す先には、建物の屋上から飛び降りようとする女性の姿があった。
結衣「飛び降り!?」
マミ「――ッ!」
マミはとっさに変身をして女性の元へと走った。
女性の方へと手をかざし、女性の身体にリボンを巻きつけゆっくりと地上に降ろす。
マミ(首元に魔女の口づけがあるわね……)
117 = 14 :
しえん
118 = 1 :
結衣「だ、大丈夫なんですかこの人?」
マミ「えぇ、気を失っているだけ。時期に目を覚ますわ」
京子「マミさんすごいなぁ……」
マミ「さて、それじゃあ結界へ突入するわよ。絶対に私の傍を離れないで」
119 = 61 :
>>114
きょうこ違いw
120 = 1 :
――魔女の結界
結衣「ここが、魔女の結界……」
京子「なんか変な所だなぁ」
結界内を進んでいく三人の前に、大量の使い魔が現れた。
京子「う、うわぁああああっ!」
結衣「京子!? おい、抱きつくなって!」
京子「だ、だって、だってさぁ……」
結衣「大丈夫。私たちには巴先輩がついてるだろ」
京子「う、うん……」
マミ「そうよ、これでもベテランなんだから。使い魔なんかに遅れを取ったりはしないわ!
123 = 1 :
マミは召喚したマスケット銃で敵を撃ちぬいていく。
その弾丸は百発百中で、ものの数分で敵は全滅した。
結衣「すごい……」
京子「マジカルぅな感じの魔法もいいけど、銃を召喚する魔法ってのもかっこいいなぁ」
マミ「ありがとう。さ、進みましょう」
京子「はーい!」
「あの二人は一体……?」
124 = 1 :
マミ「ここが最深部……あのでかいのが魔女ね」
京子「何か気持ち悪いなぁ」
結衣「あんなのと戦うんですか……?」
マミ「大丈夫、負けるもんですか」
マミが指を鳴らすと、結衣と京子を包むように黄色の結界が現れた。
マミ「そこから出ちゃダメよ。いいわね?」
結衣「わ、分かりました」
125 = 61 :
絶対領域きたこれ
126 = 1 :
マミは今までとは比べ物にならない程のマスケット銃を召喚し、次々と撃っていく。
魔女はその巨体からは想像できないスピードで空を飛んでおり、思うように命中しない。
マミ(早い。それなら……って何!?)
いつの間にかマミの足元に小さな使い魔が大勢いた。
使い魔たちの体は融合して一本のムチとなり、マミの身体を拘束する。
マミ「くっ……」
京子「マミさん!?」
マミはムチで拘束されている状態で銃を撃ち続ける。
だがその狙いは大きく外れてしまい、すべての弾丸は床へとめり込んでしまった。
結衣「そんな……」
マミはムチによって何度も何度も壁に叩きつけられ、どんどんダメージを受けていく。
マミ「かはっ……! ぐ、うぅっ……」
127 = 2 :
牛調教
128 = 1 :
京子「どうしよう結衣! このままじゃ、マミさんが……」
結衣「くっ……」
その時、突如マミを拘束していたムチが切断された。
マミ「……えっ?」
マミはムチが切断された辺りに目をやると、そこには日本刀を持つ黒髪の少女が居た。
「…………」
その少女は魔女の方をじっと見ている……かと思ったら無防備にも魔女に背を向けた。
そしてその瞬間、魔女の身体は大きな爆発に包まれた。
マミ「なっ!? 一体何が……」
129 = 112 :
ほむ?
130 = 55 :
誰だ
132 = 45 :
新手のスタンド使いか?
133 = 23 :
りせ?
134 = 1 :
「大丈夫?」
マミ「あなたも、魔法少女なの?」
「えぇ、私は暁美ほむら。見滝原……じゃなくて、七森中の二年生よ」
マミ「そう……助かったわ、ありがとう」
ほむら「お礼なんていいわよ。あの程度の魔女、あなた一人でも十分だったでしょうし」
ほむら「さっき床に撃った弾丸……あれには拘束系の魔法が込められていたんでしょう?」
マミ「っ! そんなことまで分かるなんて……」
ほむら「グリーフシードはあなたにあげるわ、巴マミ」
マミ「私のこと、知ってるの?」
ほむら「えぇ。あなた、有名人だし」
マミ「そう……グリーフシード、本当にいいの?」
ほむら「えぇ。私はグリーフシードのために戦ってるわけではないから」
マミ「そうなの? 何だかあなたとは仲良くなれそうだわ」
結衣(なんか入りづらい雰囲気なんだけど)
京子(だな。しかし今度は爆発系魔法少女か、西垣ちゃんが喜びそうだなぁ)
135 = 1 :
マミ「あ、二人共。もうこっちに来ていいわよ」
京子「はーい」
ほむら「……彼女たちは?」
マミ「魔法少女の素質がある子たちよ。他にも二人いるの」
ほむら「へぇ……不思議な事もあるのね」
京子「ってあれ、よく見たらほむらじゃん! そっかぁ、ほむらは魔法少女だったのかー」
ほむら「どちら様だったかしら」
京子「ひどっ! クラスメートの顔ぐらい覚えてほしいなぁ」
マミ「暁美さんは歳納さんのクラスメートなんだ。なんというか、偶然ってすごいわね」
136 = 113 :
ほむっ
137 = 39 :
らっ
138 :
ふむ
139 = 1 :
ほむら(魔女の結界を出た後は、喫茶店で少しお話をして別れた)
ほむら(戦闘の援護とグリーフシードを受け取らなかったことで、巴マミには好印象を与えられたようだ)
ほむら(今回は彼女がまどかを勧誘してる訳ではないし、友好的にいかないとね)
ほむら(しかし気になるのは、赤座あかり……)
ほむら(キュゥべえがまどかを無視して勧誘してるということは、膨大な因果を持っているに違いない)
ほむら(さらに、魔法少女候補が赤座あかりを覗いて三人も追加……か)
ほむら(魔法少女が増えれば、ワルプルギスの夜に対する戦力になるからありがたいのだけれど)
ほむら(でも美樹さやかみたいに魔女化されても困るわ。どうしたものかしら……)
140 = 55 :
ほむほむ
141 = 1 :
次の日――
京子「あ、ほむらだ。おーっす!」
結衣「おはよう、暁美さん」
ほむら「おはよう。そちらの二人は、もしかして……」
マミ「そう。残りの魔法少女候補よ」
ちなつ「おはようございます」
あかり「おはようございます。えーっと、暁美先輩って呼べばいいですか?」
ほむら「ほむらでいいわよ。敬語も使わなくていいわ」
あかり「じゃあ、ほむらさん!」
ちなつ「私はほむら先輩って呼びますね」
ほむら「……なんだか変な気分ね。初めてそんな風に呼ばれたわ」
京子「とか言ってまんざらでもないんでしょ」
ほむら「まぁね」
ほむら「…………」
ほむら(どうしてこうなった!?)
142 = 1 :
ほむら(私はキュゥべえからまどかを守るために、こっそりとまどかの後をつけようと思っていたのに)
ほむら(昨日、喫茶店で話していたら一緒に登校しないかと誘われた)
ほむら(もちろん最初は断るつもりだったんだけど、歳納京子の押しが強くて……承諾してしまった)
ほむら(キュゥべえがこっちにいるからよかったものの……)
ほむら(それに、これじゃあまどかの顔が見られないじゃない!)
ほむら(朝のまどかは見逃すわけにはいかないのよ!)
ほむら(しっかりと目が冷めてる時もあれば、寝不足でぼけっとしてる時もある)
ほむら(どのまどかもそれぞれによさがあって……私に生きる活力を与えてくれる)
ほむら(あぁ、朝のまどかのほっぺをぷにぷにしたい……)
143 = 2 :
先輩って呼ばれて動揺してるほむほむまじほむほむ
144 = 77 :
ほむほむ先輩大変ですね
145 = 1 :
ほむら(って私ったら何を考えるのよ! まどかは命の恩人であり、親友なの!)
ほむら(ふしだらなことを考えたりしては駄目だわ)
ほむら(今のところ特に問題がないから、浮かれてたのかしら……反省しないと)
京子「ほむらって面白いね」
ほむら「え?」
マミ「そうねぇ。ニヤニヤしてたと思えば、いきなり真面目な顔になったり」
ちなつ「なんだか意外かも……」
ほむら「な、ななななっ!? 何のことかさっぱりね」ファサァ…
結衣「そんな風に髪をなびかせてクールぶっても、ちょっと遅かったかも……」
ほむら「べ、別にクールぶってなんかないわ! さっさと学校行くわよ」ダッ
京子「あ、待ってよほむらー」
ほむら(うう、一生の不覚だわ……!)
148 = 1 :
――二年生教室
ほむら(死にたい……)グテー
京子「どうしたのほむら。うつむいたりしてさ」
結衣「京子、今はそっとしておこうよ」
京子「えぇー」
結衣「黙って言うことを聞け」グイッ
京子「痛い、痛いって。分かったから耳を引っ張らないでよぉ」
150 = 45 :
どうやらほむほむとあかねさんは
仲良くなれそうだ
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