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元スレ妹「そこにいたのお兄ちゃんだったんだ、私てっきり」

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51 = 4 :

「な、なに言ってんだよ」

「もう、バレてないと思ったの?私の千里眼は伊達じゃないんだから~」

友達「はは、ありがとう。それじゃ行ってくるよ」

「鍵閉めてってよぉー」

パタン

「ふう……どうにか抜け出せたな」

友達「…………」

「どうした?」

友達「……まずいな」

52 :

あれ、友に妹がいる
これはなんだ
こわい

53 = 15 :

>>52こらっ

54 :

人質か?

55 = 40 :

嗅ぎまわってるのがばれたか

57 = 4 :

「まずいって。何が」

友達「お前が話したこと。まず部屋に忍び込んだのが見つかった時点で、釘は刺されていた」

友達「今日家を離れて俺んちに泊まることにより、お前が何を考えているのかが確信的なものとなったはずだ。そしてまた俺に話したことも八割がたバレる」

友達「今日わざわざ遊びに来たのも、その行動を見越してだろう。それで、今日の終わりに確信するはずだった事実がさっき明らかになっちまった」

「俺がお前に相談したことも……か?」

友達「ああ。すると当然、このまま俺たちを放ってはおかないだろう」

「どうすんだよ!?」

友達「……ひとまず、二手に別れよう」

59 :

優秀な友達が居て良いな

60 :

二手に分かれるのはフラグや

63 = 4 :

「二手に?」

友達「ああ。あえて迎え撃つってのも悪くないが、相手はどんなものを持っているか分からない」

友達「もし二人ともやられれば、その時点でゲームオーバーだ」

「じゃあ人気のあるところへ逃げるんだな」

友達「ああ。なるべく安全な場所だ。急げよ、でも走るな。いいか、あくまで何かを買ってから家に行く。そのために別れた。そうしとくんだ」

「もうバレてるのに、意味あるのか?」

友達「疑念を少しでも持たせられるならその方がいい。それじゃ、また連絡する」

「ああ、気をつけろよ……」

65 :

友が優秀すぎてカコイイ

66 = 46 :

友達いいいいいいいいい

67 = 4 :

(一人か……)

(友達は……大丈夫だよな。狙われているのは俺だ。あいつにまで被害は及ばない)

(急いで、わざとらしくないように……)

「…………」

(友達、もう行っちゃったかな)

「ちょっと振り返って……ん?」

ささっ

「今、誰かが隠れた……よな」

(つけられてる……?)

68 :

1週間後
そこには無残な姿に変わり果てた友達の姿が!

69 = 4 :

「…………」

(間違いない。よく聞けば、俺に合わせて足音もする)

「くそっ……」

(早歩きにすれば、その分相手も歩調を速めてくる……!)

「急げ。人気のある場所。店、店、店……っ!」

(でも、これで友達は安全ってことだ。俺だけが狙われている、間違いない)

「よし、着いた!」

「店の中にいれば安全なはず……おっ、電話だ」

70 = 44 :

あーあ

71 = 4 :

「もしもし」

友達『安全な場所に来れたか?』

「ああ、なんとか。でもつけられているっぽい」

友達『マジかよ……絶対そこを動くなよ。何があるか分からない』

「おう。そっちは、大丈夫か?」

友達『へへ、おかげで無事……お前の家に来れたぜ』

「え?」

友達『悪いな。気づかれないように、鍵を拝借させてもらった』

「お、お前!」

友達『安心しろよ。敵はお前をつけているんだろ?だったら俺も大丈夫だ』

「でも……!」

72 = 27 :

友めっちゃ有終だな

73 :

脂肪フラグ

76 = 4 :

友達『それより忘れたか。あくまで俺たちは買い物をしに来たんだ。つけられているなら尚のこと、変に表情を変えるな』

「わ、分かってるけど……」

友達『ならその状態のまま、聞いてくれ。いいものを発見した』

「え?」

友達『お前、朝、妹に作ってもらったんだろ?それは食卓に立たせないためだろうし、だったら凶器はその辺に隠している可能性が高い』

友達『普通は部屋かと思うし、お前だってそう考えた。命拾いしたな、もし勘が良かったらやられてたかもしれないぜ』

「そ、それで見つかったのか!?」

友達『おう。血だらけのナイフ。これがあれば十分だろ』

「そっか……。よかった」

78 :

SSでこんなドキドキしたの初めてだ

79 = 4 :

友達『安心すんのはまだ早い。いいか、危険なのはお前の方なんだからな』

「ああ……。でも、周りに人はたくさんいるし、大丈夫だよ。そっちこそ、早く家から出た方がいい」

友達『だな。気をつけろよ。家出て安全を確保したら、俺の方からそっちに向かう』

「了解。それじゃ、また」

「…………はあ」

(っと、変に表情を変えちゃ駄目なんだっけ)

(でも安心した……。なんとか、俺も父さんも助かることができた)

(友達のおかげだな。事が済んだら、好きなだけおごってやろう)

「…………っ」

「まだ、俺をつけてるのか」

82 = 4 :

(今は人の多いデパートの中……)

(いくらなんでも、こんなところで荒い真似はできない)

(だとすれば――捕まえることだって、出来るんじゃないか?)

「危険なら助けを求めて……よし、やれる」

(友達に助けられたまんまでいられるか……!)

「…………」

(そこを曲がって……で、この角を右に行くと見せかけて、)

「ここだっ!」

「ひゃあっ」

「逃げられないぞ!観念し――え?」

「ちょ、やめてくださいよぉ」

「うそだろ……?」

「いたた……」

「どうして、妹じゃないんだ……!?」

84 = 46 :

うわああああああああああああああああ

85 = 68 :

さらば友よ

86 = 4 :

「おい!!」

「す、すみません」

「なんで君が……!どういうことだよ!」

「妹ちゃんが兄ちゃんたちを追いかけてみようって言い出して、楽しそうなんで参加しちゃって」

「君は、俺をつけてきたってわけか……?」

「はい。あはは、バレてました?失敗ですね」

「ってことは……」

「友達の方には、妹が……?」

「はい、そうなります」

「ちくしょうッ!!!」

87 :

あーあ

88 = 46 :

くそっ

89 = 4 :

「つながれ、つながれ……ッ!」

prrrrr prrrr

「頼むよ。生きていてくれ……!」

「あの、どうかしたんですか?」

「君の兄貴が、殺されそうになっているんだ!!」

「えっ、はい?どういうことですか!?」

(ああクソッ。こんなときに余計なことを……俺は何やってんだ……!)

prr ガチャ

(つながった!)

「もしもし、もしもし!」

友達『……おう』

91 = 24 :

これは…

92 = 4 :

「大丈夫か?!無事か!?」

友達『どうしたんだよ、そんなに慌てて……』

「俺をつけていたやつが! 妹じゃなくて、」

友達『ああ、今度海行きてえよなあ~』

「え?海?」

友達『どこまでも泳いでいってさ、見えなくなるまで……逃げていけよな』

「何言ってんだよ、お前」

友達『俺は泳げそうもないわ。ったく、お前の妙な冗談に付き合うんじゃなかった』

「え……?」

友達『妹が家族を殺すだぁ?ありえねえだろ、フツー。ま、勝手に深追いして付き合ったのは俺なんだがよ』

友達『やっぱお前の言う通り、冗談だったわ』

「どういう意味、何言ってんだよ!」

『あーあ』

93 :

うわあああああああ

94 :

あかん



あかん

95 :

いやぁぁぁぁぁ

96 = 4 :

「おまえ……」

『お兄ちゃんって良い友達を持ったよねえ』

「どういう、ことだ……」

『この人、最後の最後までお兄ちゃんは私の意図に気づいていないよう振舞うんだもん』

『どうせ死ぬんだから、私の注意を逸らしても無駄なのにね』

「おい!あいつは!あいつはどうした!!代われよ今すぐ!!」

『あはは、ごめん。ナイフ背中に立てた状態だったから、刺したらすぐ死んじゃった』

「な……うそ……」

『嘘じゃないよお兄ちゃん。あっはは、聞いて』

『もう私、三人も殺しちゃった』

98 = 94 :

(こらあかん)


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