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    元スレ女幽霊「あなたを殺して私が生き返る」

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    タグ : - シリアス + - 哀しい + - 幽霊 + - + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    101 = 49 :

    「そうか……そうだった、あいつはいじめをうけていたんだ……うちの男子グループから」

    「俺はそのいじめに参加した……?いやしていない筈……」

    「じゃあ俺はどうやってあいつと関係を……」

    「……」

    「っ……」

    「っくそ!!なんだこれ!!全然思い出せない!!」

    「こんなことってあるのか……つい数年前の話なのに……」

    「まるで封印されているかのようだ……」

    「……」

    「そうだ、あいつと俺が絡むとしたら中学の敷地内の可能性が高い……中学にいってみよう!」

    102 :

    滋賀の話か

    104 = 49 :

    ◇中学◇

    「……」

    「懐かしい……」

    「ああ、あったなこんなの……下駄箱こんなに小さかったっけ……」

    「ふーん……」

    「ああいかんいかん、本来の目的見失うところだった」

    「ええとうちの教室は……」

    先生「ちょっと誰ですか貴方は」

    「あ、す、すみません、ここの卒業生です、許可証かなにかいりましたか?」

    先生「ん?」

    「え?先生?」

    先生「お、男か!?久しぶりだな!」

    「お、お久しぶりです先生!まだここいたんですか!?」

    先生「大きくなったなぁ、お前が大人ねぇ」

    105 :

    面白いスレ見つけて追いついちまった・・・

    5時30分起きなのに寝れねえ

    支援&保守

    107 = 49 :

    先生「この教室もガタガタになってきたな」

    「そうですね、こんなに古かった記憶はないんですが」

    先生「とりあえずお前らの代が一番面倒だったからな、お前らと過ごした3年が俺にとっては倍に感じたよ」

    「……」

    「面倒……?」

    先生「いやいや気分を害したならすまない、お前はまったく関係ないよ」

    「その面倒っていうのは、どういうことですか……?」

    先生「……」

    先生「ま、騒がしかったってことだよ、お前ら元気ありすぎだからな、ははは」

    「……」

    「先生、中2の時――」

    先生「ほらあそこが音楽室だ懐かしいだろう!お前は歌を歌わなくいと評判だったな!」

    「女子が一人亡くなりましたよね?」

    先生「――」

    110 = 49 :

    「……」

    先生「……」

    先生「ごほん……」

    先生「おい、男」

    「……」

    先生「それは誰から聞いたんだ?」

    「……」

    「ふうん、適当に言ってみただけですが当たっちゃいましたか」

    先生「……」

    先生「ははははは、なあんだ適当かー!お前は面白いなぁ!!」

    「……」

    先生「俺も初耳で、ちょっと気になってしまった!」

    「……」

    「先生、幽霊って信じますか」

    先生「幽霊?はははお前は大人のような子供だな!」

    114 = 49 :

    「じゃあ先生、こういえば信じますか」

    先生「……んー?」

    「元クラスメイトが俺の枕元にやってきた」

    先生「――っ」ピクッ

    「どうですか、これでもまだ知らんふりをしますか」

    先生「……っ」

    「他の人にはだれにも言いません、これは絶対約束します」

    「だからその子の事を教えてください、どうなったんですか?」

    先生「……」

    先生「はぁ……教師の間ですら隠蔽してきたことをお前が知るなんてありえないことだ」

    先生「本当に枕元にやってきたのか?」

    「ええ、信じがたいですが」

    先生「……」

    先生「私も覚えていない」

    「は、はい?」

    115 :

    追い付いちまった
    支援

    117 :

    面白い

    118 = 49 :

    先生「いやどういった子であるかは覚えているが、その子がどういう経緯で自殺したのかが思い出せない」

    「……」

    「自殺……」

    先生「まるでその記憶だけが切り取られたかのようにだ」

    「俺も、どういう風にかかわったのか思い出せないんです」

    先生「関わる?」

    「なにかしら関わっているとおもうのですが……」

    先生「もうこの際だ、言うが……」

    先生「その子の自殺現場にお前のハンカチが落ちていたそうだ」

    「――!?」

    先生「しかしお前にはちゃんとしたアリバイがあったし、学校全体で自殺の事は隠す方針だった。だからお前にも伝えなかったが」

    「ハンカチ」




    ”ハンカチ?”

    120 = 105 :

    なるほど

    121 = 49 :

    「――」

    先生「ま、深く考えるな、お前はなにも悪くないんだ」

    先生「その子が次枕元にきたても俺の話はするんじゃないぞ、俺だってなにも悪くないんだし」

    「――ッ!!」ダッ

    先生「お、おい男!?どこへいく!?」

    「はぁっ!はぁっ!」

    「思い出した!」





    123 = 49 :







    「こんなところでなにしてんだ」

    「……」

    「びしょ濡れだな、あいつらにやられたのか?」

    「……」

    「なにか用ですか?」

    「いや誰か屋上に上がっていくのを見つけたから暇つぶしに追いかけただけだ」

    「暇つぶしですか……」

    「ほら」

    「っ?」

    「とりあえずこれで体拭けよ」

    「……」

    「ありがとうございます」

    124 :

    これは回想?女先輩なのか女幽霊なのかわかりづらい

    125 = 122 :

    あいつらとは・・・?

    126 = 115 :

    >>124
    いじめられてた女幽霊との過去だろ

    127 :

    >>125
    >>99の男子グループ

    128 = 49 :

    「優しいんですね」

    「これのどこが?」

    「私に近寄ってもいいんですか?」

    「は?」

    「悪霊の呪いがうつりますよ」

    「ぷっ、なんだよそれ」

    「……」

    「さあ、私にもわかりません……なんで私が悪霊などとよばれているのか」

    「……」

    「それはお前の醸し出すオーラとかじゃないかな」

    「……オーラ」

    「なんか暗いからもっと明るくしろよ、だからいじめの対象とかになってしまうんだよ」

    「なるほど、それを改善したら私は普通になれますか」

    「なると思うよ」

    「わかりました、じゃあ取り組んでみます」

    129 = 49 :

    「おう、頑張れ」

    「あの」

    「なんだ?」

    「貴方の事が好きになってしまいました、どうすればいいですか」

    「は……?」

    「……」

    「あー……じゃあまず今言った負のオーラを消してくれ」

    「負のオーラ、わかりました」

    「そしたら付き合ってもいいよ」

    「そうですか、わかりました」

    「じゃあな、あ、それとハンカチ洗って返せよ」

    「……」

    「……」

    「……ええ、返しにいきます」

    「じゃあ」

    130 = 65 :

    積極的に告白すんだな

    131 = 98 :

    132 = 98 :

    寝たか

    133 = 65 :

    しゅ

    134 = 105 :

    ①①①①

    135 = 55 :

    寝ちゃったのか

    136 = 49 :







    ガチャ!

    「……!」

    「……」

    「やっとみつけた、ここにいたのか」

    「数日も現れないからどこにいったかと思ったら」

    幽霊「……」

    幽霊「やっと私の事を思い出しましたか?」

    「やっとって……悪意の満ちた言葉だな」

    「お前が記憶の改ざんかなにかしたんだろ?っていうか幽霊ってそんなハイテクな事できるんだな」

    幽霊「していませんよ、私はなにもしていません」

    幽霊「貴方達が勝手に忘れただけです」

    幽霊「私と貴方のやり取りは、私にとっては全てでしたが、貴方にとっては跡形もなく消し去ることのできる思い出のようですね」

    137 = 115 :

    なんていいところで寝やがるんだ

    138 = 115 :

    寝てなかったかごめん

    140 = 98 :

    141 = 49 :

    幽霊「私はその程度の人間でした、死ねば来世で生まれ変われると思っていましたが不幸な事に幽霊としてまたこの私」

    幽霊「私があなたのところへ訪れた時、できるだけ明るくしようと努力しました、しかし嫌々なのが手に取るようにわかりました」

    幽霊「私はどうしたらいいんですか……」

    「……」

    「どうやら生まれ変わる云々の話は嘘みたいだな」

    幽霊「……」

    「俺がお前を殺したのか」

    幽霊「直接ではありませんが間違いなく貴方の助言が後押しとなりました」

    「助言もらって死んでどうする」

    幽霊「その通りですね、私はどうすることもできずにいます」

    幽霊「どうすればいいですか、私はこれから」

    「うーん、そうだな」

    「とりあえずハンカチ返してくれ」

    幽霊「あっ」

    「あ、じゃねぇよ……お前忘れてただろ……」

    142 = 49 :

    幽霊「ああ、ハンカチ……あの……」

    「……?」

    幽霊「洗ってないですがいいですか……?」ヒョイ

    「血まみれじゃねぇか……」

    「……」

    「お前、ハンカチ握って飛び降りたの?」

    幽霊「……」

    幽霊「……」コクッ

    「……そっか」

    「俺、お前の事暗くてあんまタイプじゃない」

    幽霊「……」

    幽霊「……」

    幽霊「はい、わかりました……」

    143 :

    ほも

    147 = 98 :

    プク

    149 = 49 :

    「でも、タイプじゃないけど」

    幽霊「……」

    「お前が夜に現れなくなって、ずっと気になってた」

    「女先輩の事すらどうでもよくなって」

    幽霊「……」

    「まだよくわかんないんだけどたぶん俺お前の事好きだ」

    幽霊「……」

    「お前なんか付き合ってとか言ってただろ?いいよ別にお前となら」

    幽霊「……」

    「生まれ変わらなくてもいい、触れなくてもいいから俺と付き合ってくれ」

    幽霊「……」

    「どう?勿論オッケーだろ?」

    「――」

    「あれ?おい!どこいった?」

    「お、おい!ま、まさかまた逃げた!?」


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