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    元スレあかり「ダブちな」

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    タグ : - ちなあか + - ゆるゆり + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    52 = 1 :

    ちなつ「もし…もしもの話」


    ちなつ「大切な人、凄く大好きな人。家族や友達恋人」

    ちなつ「その人が死んでしまいそうになってて、助けられるのは自分だけ…」

    あかり「…!」


    ちなつ「でも"助けると"その人ともう逢えなくなる」
        
    ちなつ「"助けなければ"ずっと一緒に居られるかも知れないって時」


    ちなつ「あかりちゃんなら、どうする?」


    …びっくりした。
    淡い期待を裏切られた事と、質問内容の両方に
    なんでこんな事を聞いたのか、まだこの時はそんな事を考える余裕なんてなかった。
    ちなつちゃんの真剣な眼差しに、ただ驚いていただけだった。

    54 = 1 :

    あかり「えっ?え?」

    ちなつ「ああ、ごめん…いきなり変な質問しちゃったね」

    ちなつ「そ、そう! 昨日テレビでこんな心理テストやってたから聞いてみただけっ」

    ちなつ「あかりちゃんならどんな答え方するかなーって」

    あかり「な、なんだ脅かさないでよぉ」ホ...

    あかり「でも、どっちも嫌だなあ…」

    あかり「あかりなら助ける方かな…」

    ちなつ「その人と逢えなくなっても良いって事?」

    あかり「嫌だけど…ね」

    ちなつ「そっか、あかりちゃんは良い子、とても」

    ちなつ「私とは違うよ…」ボソッ

    55 = 1 :

    あかり「え?」

    ちなつ「ねぇ…もしあかりちゃんが助ける側で、私が死んじゃうとしたら」

    ちなつ「もう逢えないとしても助けてくれる?」

    あかり「そ、それは…」

    あかり「無理だよ…そんな、ちなつちゃんともう話したり一緒に居たり出来ないなんて…」

    あかり「ずっと一緒にいたい…」

    ちなつ「……」


    あかり「だって、あかりはちなつちゃんの事――――

    あかり(な、なに言おうとしてるの!? ちょっと待ってまって!!)


    ちなつ「私の事…なに?」


    あかり「す、好きだから…」カァァ

    あかり(言っちゃった…。もう、止まらないよ…)


    あかり「あかっ…私はちなつちゃんの事、好きだから! 恋してるって意味で! 」

    56 = 1 :

    シーン............


    ちなつ「い、いきなりなに!?」

    あかり「あ、あっ! ち、違うのっ何言ってんだろあああああ~!」バタバタ

    あかり「なんでこんな事言っちゃったのもうっ」カァァ

    ちなつ「なにそれ…は、はずかし…」

    ちなつ「あ、あかりちゃん、今のは本当?」

    あかり「い、今? いまって何が、わかんないもうやだよぉ」アセアセ

    ちなつ「私の事、特別な意味で"好き"って事は本当?」

    あかり「ち、違うの! あっ、好きだよ、もういいよ…好き」

    あかり「こういうのわかんないけど…多分友達としての好きじゃなくて…」

    あかり「はぁ…」

    あかり(やっちゃったよ…どうしよう…)

    58 = 1 :

    ちなつ「私もあかりちゃんの事、好きだよ」

    あかり「やっぱり引いちゃうよね…こんな事急に言われると…」

    あかり「なんて?今ちなつちゃん…」

    ちなつ「私もあかりちゃんの事"そういう意味で"で好きって言ったのよ」

    あかり「は?」

    ちなつ「あかりちゃんが『は?』って反応するの初めて見たかも」

    あかり「え? ええー!? ほ、本当に?」

    あかり「好きって…ほ、ほっほほ、本当?」

    ちなつ「落ち着いてよ」

    あかり「ごめんごめん…だって」

    ちなつ「本当だから…大好きだよ」

    59 = 34 :

    どうなるのこれ

    60 = 47 :

    ちなちゅっちゅ!ちなちゅっちゅ!

    61 :

    最近はSFあかちなが流行ってるのか

    62 = 1 :

    あかり「こ、これって…」

    あかり「りょ、両想い…って事だよね…//」

    ちなつ「う、うん…」

    あかり「……」モジモジ

    あかり「いつから何かわからないよね…好きなったのなんて」

    あかり「こ、恋人になっちゃう…の?」



    ちなつ「……むりだよ」ボソッ

    ちなつ「私は…あかりちゃんとは恋人にはなれない…」

    63 = 1 :

    ちなつ「もちろん、あかりちゃんの事は好き…だけど」

    ちなつ「私には資格がないから…」

    あかり「な、なんで…もしかして結衣ちゃんの事―――

    ちなつ「違うっ! 私はあかりちゃんが好き…でも付き合う事なんて出来ないの…」

    あかり「そんな…」

    あかり「じゃ、じゃあよくわかんないけど…」

    あかり「練習…っていうのはどうかな?」

    ちなつ「練習?」

    あかり「ちなつちゃんが…あかりに、キ、キスの練習したみたいに…」

    あかり「今度はちなつちゃんが」

    64 :

    ちなちな

    65 = 1 :

    ちなつ「いいの? あかりちゃんは怒ったり、しない?」

    あかり「なんで怒るの? 私はちなつちゃんと、お付き合いしたいよ」

    ちなつ「……」

    ちなつ「わ、わかった…」

    ちなつ「3日ね。3日間だけ…恋人になってあげる」

    あかり「わ、わぁぁ! ちなつちゃんと恋人!」パァァ

    あかり「嬉しいけど恥ずかしいけど嬉しいよ…」

    あかり「あはは、なにいってんだろ」テレテレ

    ちなつ「わ、私だって嬉しい! 大好きなあかり…ちゃんと…」


              ・ ・ ・ ・   
    ちなつ「本当に、3日だけ。良いんだこれで…」

    ――― わがままだって言われてもいい…
    お願いだからもう少しだけ、あかりちゃんと一緒に居させてよ…。

    出来ればずっと一緒に居たいのにね…

    66 = 1 :

    ~赤座家~

    あかり「ふふ♪ ふひひっ…えへへ…」ニヤニヤ

    あかね「どうしたのあかり、変な笑い方しちゃって」

    あかり「な、なんだもないよぉ…ふふ」

    あかね「そお? 機嫌もいいみたいね」

    あかり「わ、私もう寝るね! おやすみなさいっ♪」

    あかね「おやすみなさい…」

    あかね(あかり、異常に上機嫌だったわ…これは一体)

    67 = 47 :

    ちなちゅっちゅ!ちなちゅっちゅ!

    68 = 1 :

    あかり「ふぅ…」

    時計の短い針は、いつも寝る時間より3時間分も歩みを進め、ちょうど真っ直ぐに立っていた。
    幸せな気分に包まれて布団に飛び込む。天気予報によると今日は夜間でも気温は25℃を軽く越え
    定義としては、そういう日を熱帯夜と呼ぶらしい。
    風もなく蒸し暑いはずの部屋も、今は関係なく快適で何もかも心地良い。
    そのくらい満ち足りていた。

    はぁ、勢いで好きなんて言っちゃったけど…良かった。引かれちゃうかと思ってた。
    本当はちなつちゃんの事をどういう風に見てたか、"どっちの好き"か、なんてわからなかったけど
    伝えちゃった今は…たぶん。
    これからもっと好きになっていくのかなって、考えるとちょっと恥ずかしい…
    ちなつちゃんも、同じように好きになってくれるかな・・・
    そしたら3日だけじゃなくてずっとこのまま、なんて事もある、よね。
    ふわぁ…なんだかねむ...く....

    69 = 1 :



    あかりっ…

              起きろよぉ…

      やだよ…あかりが…    なんて


    ぐすっ…早く帰ろうよあかりぃ…


    ちなつちゃんも待っ……のに



    ――― 京子ちゃん…?

    な、なんで泣いてるの京子ちゃん

    ここどこ…目がぼやけて… 白い…



    真っ白なカーテンに…天井

    白い部屋… それに京子ちゃんの泣いてる顔

    ん……

    70 = 1 :

    ----------
    チュンチュン...チチ...

    あかり「んん…朝…」

    ・6時58分

    あっ、目覚まし鳴る前に起きた…ちょっと嬉しいかも。
    今日はちなつちゃんと遊びに行くんだから、ちゃんと起きないとね…
    ちなつちゃんと初めて…恋人になって遊びに――――
    って恋人になっちゃったんだ。今思い出したけど
    これって…デ、デートだよね?
    ……ふふ
    だめだめ…か、顔がにやけちゃう…
    起きなきゃ、起きなきゃ…Zzz...

    71 = 1 :

    ~待ち合わせの駅前~

    ちなつ「それで、寝ちゃったの?」

    あかり「ご、ごめん!本当にごめんねちなつちゃん…」

    ちなつ「わ、私も今来たから大丈夫だから、ね?」

    あかり「ありがとう…でも服も選んで来れなかったよぉ…」

    ちなつ「なんだっていいじゃない。あかりちゃん充分可愛いし…」

    あかり「えっ?」

    ちなつ「だから、あかりちゃんなら何着ても可愛いって言ったの…//」

    あかり「や、やめてよちなつちゃん…何か恥ずかしいよ…」テレテレ

    ちなつ「あかりちゃんは、私に言ってくれないの?可愛いって」

    あかり「ち、ちなっ…あっかかかわ…可愛いよ?」

    ちなつ「もう冗談だよあかりちゃん♪」クスクス

    72 = 1 :

    あかり「それで、どこ行くの?」

    ちなつ「特に決めてないけど」

    あかり「京子ちゃんみたいだよそれ」クスッ

    ちなつ「京子先輩の方が突拍子もなく遊びに誘うから私の方がマシでしょー!」

    あかり「あはは、ごめんごめん」

    ちなつ「とりあえず…どうしよっか?」

    ちなつ「電車に乗って隣街のエオンモール行ってみよっか」

    あかり「わぁ~! あそこ家族としか行った事ないよ。あかり行きたい!」

    ちなつ「じゃあ切符買わないと…」

    ちなつ「中学生2人きりで…ちょっと駆け落ちみたい…//」

    あかり「ち、ちなつちゃん…//」

    73 = 1 :

    ピッピロリロピロピロピロ~ロロ~♪

    <<2番線、ドアが閉まります。ご注意ください>>


    あかり「混んでるね~」

    ちなつ「お盆休みだからね」

    あかり「そうなんだ。お盆っていつからだっけ?」

    ちなつ「15日近くがお盆だって覚えてるけど…そ、そんな事より座る所取らないと」

    あかり「この向かい合った席空いてるよ」

    ちなつ「ボックス席空いてるなんてラッキー」

    74 = 1 :

    トスッ...

    あかり「ふぅ…何とか座れたね」

    あかり「って何で隣座ってるの! ちなつちゃん…」

    ちなつ「…だめ?」

    あかり「そっち…あ、空いてるよ?」アセアセ

    ちなつ「だって、混んでるし…こうした方が、あかりちゃんとくっついて居られるから…」

    あかり(ち、ちなつちゃん…か、可愛すぎるよぉ…)ドキドキ

    ちなつ「あかりちゃんも嬉しいでしょ? 私とくっついていられて」

    あかり「何かうなづくのが悔しいよ…」

    75 = 1 :

    <<ご乗車ありがとうございます。お降りの際....>>

    あかり(でも…終点までこうしていたい…かな)

    あかり(あかりの人生の終点まで一緒に居て・…なんてね)

    ちなつ「あかりちゃん? 降りるよ」

    あかり「は、はい!」

    ちなつ「ほらはやくっ」

    76 = 1 :

    ~ショッピングモール~

    あかり「おっきいね~久々に来たよ!」

    ちなつ「私初めてだからあかりちゃんがエスコートしてくれる?」

    あかり「ええー、あかりもあんまり覚えてないよここ」

    ちなつ「ふふっ、じゃあ適当にぶらぶらしよっか?」

    あかり「うん♪」

    ちなつ「じゃあそこのスポーツショップ行こっ」

    あかり「ホントに適当なんだ」

    78 = 1 :


    ちなつ「みてみてサッカー日本代表のユニフォーム(と似てるやつ」

    あかり「ち、ちなつちゃんが着てるの見てみたいなぁ~」キラキラ

    あかり「見たい!」

    ちなつ「え~、私はあかりちゃんに着せようと思ったのに」

    あかり「じゃあ・・・ジャンケンで負けた方が着ようよ!」

    ―――――
    ―――


    ちなつ「あかりちゃん、着たー?」

    あかり「わ、ちょっと待ってよー」

    あかり(結局負けちゃったよぉ…)

    ちなつ「もう…遅いから手伝ってあげる♪」

    ガチャ

    あかり「ちょ、まだ着てないんだから入って来ないでぇ!」

    ちなつ「まぁまぁ、手伝ってあげるから、ねっ?」

    あかり「な、なんで脱がせてるの!? 下は関係ないよね!」

    80 :

    はえ~、すっごい大きい

    81 = 1 :

    あかり「はぁ…はぁ…」

    ちなつ「やっと着れたね、遅いよあかりちゃん」

    あかり「あ…あはは…」

    ちなつ「可愛いよあかりちゃん、今日二度目の可愛い」

    あかり「あ、ありがとう…」

    あかり「でも、ぶかぶかだねこれ」

    ちなつ「ぶかぶかの方が何か可愛い…裸に大きいワイシャツなんて良いかも…」ジュルッ

    あかり「それは着ないよ…」

    82 = 1 :

    ちなつ「あっ・・・あかりちゃん、これ買わない?」


    あかり「ミサンガ・・・?」

    ちなつ「うん、この赤と桃色の紐で編んだやつ。お揃いにしない?」

    あかり(発想が可愛すぎるよ…抱きしめてもいいかな…)

    あかり「うん…安いし。良い…と思う」テレテレ

    ちなつ「じゃあ買っちゃおう♪」

    83 = 1 :


    あかり「着けてあげるね…右手と左手どっちにつければいいんだろ?」

    ちなつ「さぁ? 適当じゃないこんなの」

    あかり「右手にしよっと。…っとはいできたー」

    ちなつ「ちゃんとお願い事した?」

    あかり「なにそれ?」

    ちなつ「着ける時にお願い事をしてつけるんだって」

    あかり「ええっ! も、もう一回着けなおして大丈夫かな!?」

    84 = 1 :


    ちなつ「心配しなくていいんじゃない? 私が一人願い事すれば済むでしょ」

    あかり「うん?」

    ちなつ「手、出して」

    あかり「み、左手にお願い」 スッ

    ちなつ「ん…」ぐいっ


    ちなつ「あかりちゃんと…ずっと一緒にいられます様に…っと」


    ちなつ「こ、これで良い…でしょ…//」

    あかり「う…うん!」パァァァ

    ちなつ「叶えばいいなぁ…」

    85 = 1 :

    その後、意味もなく家電を見たり食事をしたりした。
    食べさせ合いをせがまれた時は困惑したが押しに負け、恥ずかしながら提案を呑むことに…
    そんな楽しい時間はすぐに過ぎていった。

    ちなつ「やっぱりデートの〆はプリクラを撮る事だと思うんだけど」

    あかり「やっぱり定番なのかな」

    ちなつ「最後に撮るもんかどうかは知らないけどね」

    あかり「撮ったやつ京子ちゃんが見たらなんて言うかな」

    ちなつ「まだ秘密にしてるんだから言っちゃダメだからね絶対!」

    あかり「わ、わかってるよ」

    あかり「でも、いつかはちゃんと報告したいなぁ…」

    ちなつ「先輩方はあかりちゃんの両親じゃないんだから…」

    ちなつ「そうじゃなくて早く撮るの!」

    86 = 1 :

    ~筐体内~

    <コースを選んでね♪>

    ピッ....

    あかり「……んん」

    ちなつ「どうしたの?」

    あかり「あの…」

    あかり「フレンドコースとカップルコースってどっち選べばいいのかなぁって…//」モジモジ

    ちなつ「そ、それは…」

    ちなつ「こっちでしょ…」

    87 = 1 :

    あかり「こ、ここに"Love"って書いていい…?」

    ちなつ「あかりちゃんってば、ありきたりだね」

    ちなつ「まぁ、書くけど」 

    カキカキ

    < 5 4 3 2 1....>

    カシャッ

    あかり「わぁ、ちなつちゃんとハートに囲まれてる写真…えへへ」

    あかり「あ…あれ?」

    ちなつ「私の髪の毛で顔半分隠れてる…」

    あかり「ああー! 確認押しちゃったよぉ~!」

    ちなつ「これがあかりちゃんの運命ね」

    あかり「そんなぁー!」
    →65res

    88 = 1 :

    ~帰り道~

    あかり「もう暗くなっちゃってるよ。さっきまで明るかったのにねー」

    ちなつ「楽しかったよ…あかりちゃんといたから」

    あかり「きゅ、急にそんな事言われると…照れちゃうよ」デレ

    ちなつ「ホントに。 あかりちゃんは・・・楽しかった?」

    あかり「楽しかったよ」

    ちなつ「なんで?」

    あかり「な、なんでって?」

    ちなつ「そのままの意味!」

    あかり「ち、ちなつちゃんと一緒だったから…?」

    ちなつ「よろしい! じゃ、帰ろっか」ニヤニヤ

    あかり「ふふっ」

    89 = 47 :

    ちなちゅっちゅ!ちなちゅっちゅ!

    91 = 1 :

    ちなつ「ここでお別れだね…」

    あかり「うん。 ちなつちゃん、ちょっと横向いてくれる?」

    ちなつ「え? こ、こう?」

    あかり「それでいいよ」

    チュッ


    ちなつ「…ってええええ! 急にキスしないでよ!」

    あかり「あはは、ほっぺだけど…」

    あかり「こうでもしないと結衣ちゃんにちなつちゃんが取られちゃうかなって…」

    ちなつ「…っ!」

    ちなつ「も、もう…あかりちゃんのくせに…」ドキドキ

    あかり「えへへ…じゃあ帰るから! また明日会おうねっ!」

    ちなつ「く…屈辱…」

    92 = 1 :

    ~次の日:結衣家の前~

    あかり「お泊り楽しみだね~」ワクワク

    ちなつ「いい? ごく自然に接する事、京子先輩にバレたら大変なことになるんだから」

    あかり「大丈夫だよ、結衣ちゃんも京子ちゃんも喜んでくれると思うなぁ」

    ちなつ「そういう事じゃなくって、もしこんな事が」

    京子「どんな事?」

    ちなつ「だから私とあかりちゃんが―――――

    京子「うん」

    ちなつ「っていやああああああああ!!!!」

    ちなつ「どっから出てきたんですか!」

    京子「さっき来たけど、あかり達が全然結衣の部屋入ろうとしないからさぁ」

    ちなつ「と、とにかく入りましょう!」

    あかり「あはは…」

    93 = 1 :

    あかり「おじゃましまーす」

    結衣「いらっしゃい、外暑くなかった?」

    ちなつ「京子先輩がいきなり後ろから出てきたんで暑さなんて忘れちゃいましたよ、もう」

    京子「ごめんちゅなちゅ、アイスあげるから」

    結衣「あっこら、また勝手に冷凍庫あけて…」

    京子「ほら、結衣ちゃんあーん」

    結衣「あーん」 パクッ

    結衣「おいしい…//」


    結衣「じゃねーよ」

    94 :

    鬱なんか……

    95 = 1 :

    京子「で、なにすんのー?」

    結衣「んー…」

    そよそよ...

    あかり「エアコン効いてて気持ち良い~、眠っちゃいそう…」

    ちなつ「それで、何しましょうか…」


    京子「そよ風を味わおう」

    結衣「なにそれ」

    96 = 1 :

    結衣「とにかく起きてゲームでもやるか…いつもと同じだけど」

    結衣「4人だし梨鉄やる…?」

    京子「やるー!」

    ちなつ「なんですかそれ?」

    あかり「すごろくみたいなゲームで簡単だよー」

    ちなつ「なら、それやりましょうか」

    97 = 1 :

    ~数時間後~

    京子「あかりのくせに…くそぉ…新潟の水田全部買い…」プルプル

    あかり「やったぁ! 初めて京子ちゃんに勝てるかも」

    京子「ピッー! ご飯タイム!」

    結衣「はぁ」

    京子「お腹減りましたのでご飯を作ろう」

    あかり「もう夕方だからね」

    ちなつ「だいたいは結衣先輩が作るんじゃないんですか?」

    結衣「面倒だから京子もちゃんと手伝えよ」

    京子「じゃあ作るよ…作ってやるー」

    98 = 1 :

    あかり「じゃあ、あかりはちなつちゃんと買い物行って来るよ!」

    ちなつ「わ、私も?」

    結衣「悪いね、じゃあお願いするよ。野菜とシチューの元ね、牛乳はあるから」

    あかり「うんわかった! いこっちなつちゃん」

    ちなつ「わ、ちょっと待ってよっ」

    バタンッ.....



    結衣「なぁ、京子」

    京子「うん…あかり達のこと?」

    99 = 1 :


    結衣「隠してるつもりなんだろうけど…。すぐ分かっちゃうんだよな…雰囲気で」

    結衣「やっぱり綾乃が見た事は事実だったのか…」

    京子「あのあかりが路上でちなつちゃんに…自分からキスする様なイケナイ子だったなんて…」

    結衣「付き合ったりしちゃったの…かな」

    京子「結衣、それを今から確かめに行こう…」

    結衣「そうだね…悪いけどつけさせて貰う。気になってしょうがないからな」

    京子「とかいって…凄く顔がにやにやしてるけど」

    結衣「し、してねぇよ」

    京子「でもさぁ何か、寂しいもんだなー…」

    結衣「わかる、今日一度もちなつちゃんに引っ付かれなかった…失ってから分かるものってあるんだなって」

    京子「フカイイー(裏声」

    結衣「あかりも私達から巣立って行くんだね…親ってこんな気持ちなんだ」

    100 = 1 :

    ----------

    結衣「居たっ……手繋いでるぞおい京子! ちなつちゃんが私とじゃなくてあかりと!!」バシバシ

    京子「あちゃー、お揃いのミサンガして手繋いじゃって…」

    結衣「こうしてみるとあかり達…可愛いよなぁ」にんまり

    京子「うん、可愛い。あのあかりがテレテレしながらちなつちゃんの手握ってるよ」にんまり

    結衣「お、スーパーに入った、行くぞ京子」

    ウィーン....

    京子「うわああぁ!」

    京子「むっ、胸が苦しい…」ドキ

    結衣「どうした?」

    京子「あ、あれ見て…買い物カゴを二人で持ってる…くぅ」

    結衣「可愛すぎだろ…」


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