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元スレ洋榎「大阪デートや!」 初美「よろしくですよー」
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恭子「ごめんな、わざわざ迎えに来てもろて」
絹恵「いえ……一人でいるよりいいですから」
絹恵「それよりすんません、早めに来てもろてしまって」
由子「何か窓が割られてたっていうし、一人にしたら心配だし気にしなくてもいいのよー」
絹恵「それに……少しでも早く、見てもらいたいものがあって」
漫「見てもらいたいもの……?」
恭子「それって……その手に持ってる日記か何かのこと……?」
初美「あのっ……!」 タッ
絹恵「わっ」
漫「あれ、確か永水の……」
由子「ああ、USJで一人騒いでた……」
初美「は、はじめましてですよー」
初美「私、その――」
初美「愛宕洋榎さんとお付き合いさせて頂いていた――」
初美「いえ、お付き合いさせて頂いている、薄墨初美というものですっ!!」
今まで出会ってきたssの中で一番いいssだと思うわぁ~
当然支援やね
当然支援やね
【そして】
順子「WEEKLY 麻雀 TODAYの西田です」
順子「この度は、念願の女流プロとなったわけですが――」
あれから数年が経った。
初美「……そうですねー」
初美「“降ろす”のをやめたせいで、随分遠回りをしたような気がしますー」
順子「おろ……?」
あの日、大好きな貴女と別れて。
私はオカルトを辞めた。
初美「ああ、いや――むしろ近道をやめ、ゆっくりと道を歩いたって方が正しいですかねー」
順子「はあ……」
それでも麻雀を続け、姫様達から大きく遅れること数年。
念願のプロ雀士になることができた。
順子「そ、そういえば、薄墨プロは常に日記帳のようなものを持ち歩いていますね」
順子「先にプロになった、対戦経験もある原村プロのぬいぐるみのようなものなんでしょうか」
初美「……そうかもしれないですねー」
初美「これ、宝物なんです」
貴女と過ごした最後の晩。
貴女の大事な人達と、初めてまともに言葉を交わしたあの日の晩。
……思うようにいかなくて、でも、認めて欲しくて一生懸命で。
そして、想いが通じた晩。
初美「大切な人の大切な人達に、認めて貰った大切な証」
私は、宝物を託された。
涙を浮かべ、それでも無理くり笑おうとした妹さんの手によって。
それは私に預けられた。
初美「これを持ち歩くことで、遠くにいる大切な人がそばに居てくれる」
初美「そんな気になって、つい持ち歩いちゃうんですよー」
順子「そ、それは熱愛発覚ということで……!?」
初美「……遠距離なんですけどねー」
遠い場所に居る大好きな人。
まだ当分、会いに行く事の出来ない人。
順子「こ、これ記事にしても……?」
初美「隠すことじゃないですし、ご自由にー!」
順子「こ、これはスクープだわ……!」
貴女は重いと言うかもしれない。
別の奴と幸せになりと言うかもしれない。
でも貴女より素敵な人が、出ないんだからしょうがない。
貴女のことを諦めて、幸せになれた佐々野さんが、羨ましくないわけじゃないけど。
それでもやっぱり、私の中では未だに貴女が一番だから。
ド深夜にこんな感動SS投下して眠れなくする>>1はド畜生なんだよなぁ…
でも支援しちゃうびくんびくん
でも支援しちゃうびくんびくん
だから貴女の意思を継ごう。
生きている皆にはせめて笑って欲しいと願っていた、貴女を尊重して生きよう。
常に巫山戯て皆を笑わせてくれた、貴女みたいに生きていこう。
初美「あ、すみません……そろそろ行かないといけない時間なんですよー」
順子「そ、それは噂のカレとデートで……!?」
そして、そうすることで。
私自身、心の底から笑っていよう。
あの人に、素敵だと言ってもらえた笑顔でいよう。
いつかあの世でまた会った時に、文句を言われたくないから。
初美「いえー……ちょっと違いますよー」
初美「大切な人の大切な人達と、大切な人にプロになったと報告しに」
順子「ほほう、そ、それで……そのあとは……?」
だから、笑う。
私は笑う。
貴女の分まで笑顔になって、貴女の分まで笑顔を生み出せるように。
初美「……多分、ご想像の通りですー」
初美「この宝物と一緒に――」
私は笑って、日記帳を掲げて見せた。
そしてあの日、貴女が見せたような笑顔で堂々と宣言する。
初美「大阪デートや!」
私の笑顔は、貴女の元に届いてますか――――――?
カン
>>528
???「その嶺上取る必要なし」
???「その嶺上取る必要なし」
ほんまにおつ~
でもやっぱり末原先輩達との絡みも気になるのよー
でもやっぱり末原先輩達との絡みも気になるのよー
昨日今日と通夜葬式に行ってきたからか涙もろくていかんね
ともあれも一度乙
ともあれも一度乙
ようやっと終わった。
ホントは盆に投下する用のネタだったのに、その頃まで咲SS読者がいるかわからんかったので、「浪速の日」ってことで7月20日に投下させてもらいました。
遅筆が祟って20日に終わらなかったけど……
一応メインの部分は幽霊種明かしだったっていうのもあって、眠かったし最後は巻かせてもらいました。
末原先輩達とのやりとりは、ご想像にお任せします。
多分がっつり書いていたら、メイン部分が終わった後の長い蛇足になりそうだったので。
まあ、演出とセリフ回しで蛇足を上手く魅せる技量がなかったとも言えるけど。
まだ未熟やけどこれからもボチボチ書いていこうと思うし、>>140にある通り他にも書いたりはしてるんで、
まぁどっかでまた機会があったら読んでやって下さい。
咲SSがこれからも息の長いコンテンツになりますよう。
PS・純愛予想してて人死んだことにショック受けた人はごめんね☆
スレタイを『洋榎「初美。お前に惚れてもうたみたいや。大好きやで」』とかにして純愛派釣るのは自重したし許してやってくれや。
>>543乙
また咲ss頼むわ、待ってるから
また咲ss頼むわ、待ってるから
来たら終わっとったわ…
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