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    元スレ洋榎「大阪デートや!」 初美「よろしくですよー」

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    1 :


    洋榎「…………」

    洋榎「…………ん」

    洋榎「くぁ……あったま痛……」

    洋榎「…………」

    洋榎「寝とったんか……」

    洋榎「…………」

    洋榎「どこやここ」 キョロキョロ

    洋榎「京橋か……?」

    洋榎「……えーっと、何でこんな所で寝とったんやっけ?」

    2 = 1 :


    洋榎「えーっと……」

    洋榎「確かウチ、大阪戻ってきたんやったな」

    洋榎「結局団体戦はボロ負け、個人戦でもウチがちょっと惜しいとこまで行っただけで……」

    洋榎「……」

    洋榎「思い出したわ」

    洋榎「絹達に爽やかーにバトンタッチするためにも、沈んだ空気どないかしたかったら……」

    洋榎「お疲れさんパーティしようとしたんやった」

    洋榎「そんでどうなったんやっけ……」

    洋榎「……アカン、思い出されへん」

    洋榎「……しかしまぁ、この頭の痛さといい、予想はつくわなぁ」

    3 :

    支援やな

    4 = 1 :


    洋榎「どーせまた代行に見つかって、なんだかんだで飲まされて潰れたんやろ」

    洋榎「これだから体育会系ノリ全盛期のオバハンはアカンわー」

    洋榎「何がとりあえず生中やねん、こちとらまだ未成年やっちゅーねん」

    洋榎「……絹達ちゃんと家帰ったんやろうな」

    洋榎「昔代行が無理矢理飲ませた時の感じから行くと、恭子あたりはヤバイ気がすんねんけどなー」

    洋榎「まぁ由子はクッソ強かったし、アイツが送ってくれとるやろ」

    洋榎「……絹はちゃんと断れる子やけど、ウチがここに放置されたことを考えるとなぁ……」

    洋榎「……酔って一見まともな絹にウチが預けられて、恭子と漫は由子と代行が送っていったってとこか」

    洋榎「……」

    洋榎「絹、一人で酔ったまま帰宅してたらええんやけど」

    洋榎「アイツ乳でかいし美人やからなー」

    洋榎「変な男にホテルにでも連れ込まれてたら……」

    洋榎「…………」

    洋榎「あ、あかん! 急いで帰らな!」

    5 = 1 :


    洋榎「ええっと、ICOCA、ICOCA……」

    洋榎「あれ、無い……」

    洋榎「ていうか、財布もなくない……?」

    洋榎「……」 サーッ

    洋榎「あわわわわ、どどどどないしたらええんや!?」

    洋榎「お、おまわりさーーん!?」

    初美「何を騒いでるんですかー?」

    洋榎「うわあ、変態さん!?」

    初美「失礼な人ですねー」

    6 :

    初美ちゃんSS少ないからうれしい

    8 :

    支援なのよー

    9 = 1 :


    洋榎「ていうか自分よく見たら永水の副将やん」

    洋榎「初音やっけ」

    初美「違います、初美ですよー」

    洋榎「ああ、そうやったな」

    洋榎「初音がネギで初美がヌギ、よっしゃ覚えた」

    初美「ほとんど初対面なのにえらい喧嘩の売りようですよー」

    洋榎「わかっとらんなー」

    洋榎「初対面やからこそ、フレンドリーに距離を詰めたろいう親切心やないか」

    初美「詰めすぎて余裕でオーバーランですよー」

    10 = 1 :


    洋榎「つーかお前さん何しとるん」

    初美「え」

    初美「えと……その……」

    初美「か、観光ですよー!」

    洋榎「巫女服着て大阪旅行とかケッタイやなー」

    初美「ははは……」

    初美(ちょっとポカをやらかして、お仕置き兼ねて大阪まで自腹で来るはめになったとは言えないですよー……)

    11 = 1 :


    洋榎「あ、そや」

    洋榎「金貸してくれへん?」

    初美「え」

    洋榎「いや、いきなりで申し訳ないんやけどね」

    洋榎「ちょーっとまあ、大声じゃ言えない理由で財布盗られてもーて……」

    洋榎「ウチ帰ったら帰すから、貸してくれたら助かるなーって……」

    洋榎「……だめ?」

    初美「……」

    初美「うーん……」

    初美「じゃあ、お礼に大阪観光案内でもしてくれたら貸してあげるですよー」

    初美(どうせ大阪まで来たんだから楽しみ尽くしてやりますよー)

    13 = 1 :


    洋榎「いよっしゃ、決まりやな!」

    洋榎「とりあえず腹ごなしにテキトーにコンビニで飯でもこうて電車乗ろかー」

    初美「財布持ってない人間の言うセリフじゃないですよー」

    洋榎「あ、やっぱり?」

    初美「それに折角大阪まで来たんですから、たこ焼きとかが……」

    洋榎「ちゅーてもこの辺美味いたこ焼き屋あったかなぁ」

    初美「じゃあもうちょっと我慢を……」

    洋榎「しゃーないなー」

    洋榎「まぁよう考えたら思ったより腹減っとらんし、我慢したろ!」

    初美「じゃあ何で言ったんですか……」

    15 = 1 :


    [京橋駅構内]

    洋榎「さーて、うちに帰るついでに案内できる所は案内しようと思うんやけど」

    初美「よろしくですよー」

    洋榎「……とりあえずこれが都会名物自動改札機や」

    初美「鹿児島にだって自動改札くらいありますよー!」

    洋榎「え、そーなん」

    洋榎「何か変なお面みたいなん持ち歩いとるし、児童ポルノな格好で居ても犯罪起こらんみたいやし」

    洋榎「てっきり発展途上国みたいなトコかと」

    初美「鹿児島の人に謝ってくださいー」

    洋榎「あーいトゥイマテーン」

    初美「……」 イラァ

    16 :

    珍しい組み合わせだな期待

    17 :

    貧乳

    18 = 1 :


    [愛宕家近隣]

    洋榎「ここがかの有名な、愛宕ハウスの最寄りコンビニでございまーす」

    初美「これっぽっちも有名じゃないですよー」

    洋榎「これから有名になるねん」

    洋榎「あの有名美人雀士姉妹と有能監督という最強ファミリー愛用のコンビニとしてな!」

    初美「さっさと財布取りに行きますよー」

    洋榎「え、ツッコんでもくれへんの」

    初美「そこまでする義務はないですよー」

    洋榎「これだから関東人は」

    初美「鹿児島は関東じゃないですよー……」

    19 :

    はっちゃんかわいいよ

    20 :

    出鼻挫きデート!

    21 = 1 :


    洋榎「はい、愛宕家ー!」

    初美「……」

    洋榎「何かコメントせーや!!」

    初美「え、いや、だって……」

    初美「人様の家を貶めるのって最低ですよー」

    洋榎「貶す前提!?」 ガビーン

    洋榎「何かあるやろ褒めるとこ!」

    初美「う、うーん……」

    初美「鹿児島は土地が安いからかもっと大きくて雰囲気ある民家がいっぱいありますから……」

    洋榎「っかー、気に入らんわー!」

    洋榎「グローバルスタンダードに考えーや!」

    初美「日本のスタンダードは大阪じゃなくて東京ですよー」

    洋榎「ああ!?」

    22 :

    福路美穂子ちゃんの美乳揉みたい

    23 = 1 :


    洋榎「ちゅーわけでただいまーなんやけど……」

    初美「?」

    洋榎「…………」

    洋榎「鍵まで盗られとる……」

    初美「ちょ……」

    洋榎「とりあえず誰かおるかも分からんしチャイム鳴らしてみるわ」 ピンポーン

    初美「…………」

    洋榎「…………」

    初美「出ないのよー」

    洋榎「ああクソ、出ろや!」 ピンポーンピンポンピンポンピンポピンポピンポポポポピンポーーーン

    初美「おお、高橋名人ばりの16連射ですねー」

    24 = 7 :

    イイネーイイネー

    25 = 1 :


    洋榎「おっかしいな……」

    洋榎「今日休日やし絹は家におるはずやけど……」

    初美「お出かけとかじゃないですかー?」

    洋榎「せやったらええねんけど……」

    洋榎「あのまま昨日帰ってきてへんっちゅー可能性もあるからな」

    洋榎「ちょっと心配やわ」

    初美「……ふーむ」

    初美「窓から中を覗くとか……」

    洋榎「せやな」

    洋榎「庭から回りこむで」

    初美「え、私もですか?」

    洋榎「当たり前やろ、一人で家先残る気か」

    初美「仮にも部外者の私がそこに行くのは色々と問題が……」

    洋榎「ええから来いて!」

    初美(うう……見つかったらもうどうにでもなれですよー!)

    26 :

    初美ちゃんの服装で補導されないんだから平気平気

    27 = 1 :


    洋榎「よっと……ここからならリビングが……」

    洋榎「お、絹や!」

    洋榎「よかった……無事帰っとったんか……」

    初美「無事帰った……?」

    洋榎「ああ、いや、ちょっと昨日どんちゃん騒ぎしとったからな」

    初美「……なるほど、どんちゃん騒ぎ」

    洋榎「そうそう」

    洋榎「まーそれで疲れとったんやろか」

    洋榎「爆睡こいとるやないか」

    初美「というか、疲れて眠ってしまったって言う感じですねー」

    洋榎「せやなー疲れとるんやろうなー」

    洋榎「いやもうホント疲労って怖いわーまるで泥酔したかのように眠ってまうねんなー!」

    初美「何でそんな疲労を強調するんですかー?」

    洋榎「え、いや別に」

    28 = 1 :


    洋榎「しっかしまぁ……」

    洋榎「向こうが頭で横になっとるせいで……」

    初美「太もも丸見えですねー」

    洋榎「部屋着のハーフパンツが色気を醸し出しとるわ」

    初美「ダボッとした衣服の隙間から秘部が見えそうですよー」

    初美「ちょっと無防備すぎますねー」

    洋榎「……」 ジトー

    初美「?」

    初美「何ですかその目はー?」

    洋榎「いや、そのちまっこい背丈でも、棚の上にもの上げることはできるんやなと」

    初美「?」

    29 :

    いいね!

    31 = 1 :


    洋榎「あーしかしほんま絹はエロい体しとるな」

    初美「呼吸する度にお胸が上下しているのが手に取るように分かりますよー」

    洋榎「……おっぱいって、あないな動きするもんなん?」

    初美「……私に聞いて分かると思ってるんですかー?」 ムー

    洋榎「……すまん」

    32 = 1 :


    洋榎「あ、寝返りうった!!」

    初美「うわ」

    洋榎「ん?」

    初美「今、動かした足の隙間から見えちゃいましたよー」

    洋榎「な、おま、何見とんねん!」 ムキー

    初美「ちょ、騒がないでくださいよー!」

    洋榎「絹にセクハラかましていいのはウチだけや!」

    初美「シスコンですかいい歳こいてー!」

    洋榎「姉妹愛と言え!」

    33 = 29 :

    見えたものの詳細はよ

    34 = 1 :


    洋榎「……とりあえず絹に毛布かけたらなアカンな」

    初美「……どうやって家に入るんですかー?」

    洋榎「絹を起こすのも可哀想やしな」

    洋榎「通常時はここに……」 ゴトッ

    初美「植木鉢……?」

    初美「その下に鍵でも入れてるんですかー」

    初美「典型的ですけど、防犯的にはそれ大丈夫なんですかねー」

    洋榎「鍵開けっぱで家留守にする九州人には言われたないわ」

    35 = 1 :


    洋榎「大体勘違いしてもろたら困る」

    初美「へ?」

    洋榎「ここに鍵なんてないで」

    初美「じゃあ一体……」

    洋榎「これはこうするためのもんや」 ヨッコラセ

    初美「ストップ・ザ・投球モーション」

    36 = 26 :

    大阪人のボケに付いてきてくれるなんて初美ちゃん優しいなー

    37 = 1 :


    初美「何やってるですか!」

    洋榎「何って、扉が開かへん絹起こせへんときたらもうガラス破るしか道ないやろ」

    初美「そりゃそーかもしれませんけどもー!」

    洋榎「大丈夫やって、セコムのシールはあれ貰いもんで別に入ってるわけとちゃうから」

    初美「そもそも根本的な問題はそこじゃなくてですねー!」

    初美「起こしたくないならガラス破壊音響かせちゃダメですよー!」

    洋榎「……なるほど一理あるな」

    初美「わかってもらえてよかったですよー」 ホッ

    初美「とりあえず植木鉢は元に戻しておいてくださいよー」

    洋榎「へいへーい」

    38 = 3 :

    洋姉ちゃん過激!

    39 = 17 :

    ガムテープ

    40 = 1 :


    初美「全くもう……派手に音がした場合、立ち位置的にヤバイのは私なんですからねー」

    洋榎「ははは、せやなー」

    洋榎「すまんかった……って、何かガムテープ貼ってるーーーー!?」 ガビーン

    初美「セコムに入ってないなら、こうやって……と」 ヒュパッ

    洋榎「躊躇なく怪しい棒で殴り抜いたーーーーーー!?」 ガビーン

    初美「祈祷とかに使う道具はこういうことにも使えるのですよー」

    洋榎「めちゃんこ罰当たりやな……」

    初美「はい、これで音もなくガラスも散らばらず鍵を開けて入れますよー」

    洋榎「え、あ、うん……」

    洋榎(マジでガラス割りおった……オカンに見つかったら殺されてまう……)




    41 = 7 :

    巫女をなめたらあかんのじゃ・・・

    42 = 19 :

    はっちゃんかわいい

    43 :

    良いですねー

    44 = 1 :


    洋榎「あ、上がるなら靴は脱いで――」

    初美「そのへん抜かりはないですよー」

    初美「こんなこともあろうかと持ってきていた手袋も装備してますしー」

    洋榎「どんな事態を想定した大阪旅行やねん!」

    初美「万が一妹さんが目を覚まして姿を見られても不審者扱いされて逮捕されないように――」

    初美「結局さっき寄らされたファミマで貰った買い物袋に穴を開けてかぶれば完璧ですよー」 フフン

    洋榎「不審者度マシマシやないか!」

    洋榎「文字通り頭隠して尻隠さず状態やで!」

    初美「通報されても特定されて逮捕されなきゃオーケーですよー」

    洋榎「いやオーケーでも何でもないから!」

    初美「おじゃましますよー」

    洋榎「ほんで何で真っ先に上がっとんねん!!」

    初美「まぁまぁ、ここまで完璧に変装したんですから、少しでも急いだ方が総合的には正解かなと」

    洋榎「ガラス叩き割った時点でどう転んでも不正解に行き着く気がするんは気のせい?」

    45 = 1 :


    洋榎「さて、家に上がったはいいけど……」

    初美「……妹さん、よく寝てますねー」

    洋榎「風邪ひきそうやし、毛布かけたらな」

    初美「その前に一揉みしたらダメですかねー」

    洋榎「抜かり無いほど警戒するんやなかったっけ」

    初美「……冗談ですよー」

    洋榎「今にも舌打ちしそうなツラしとるぞオイ」

    46 = 1 :


    洋榎「大体絹の可愛さは胸やのうて、このサッカーで引き締まった足――」 ナデッ

    絹恵「ん……」 モゾ

    洋榎「!!」 ビクッ

    初美「!!」 ビクゥッ

    絹恵「おねえ……ちゃん……」

    初美「お、おおお起きてしまったんですかー!?」

    洋榎「いや、寝言みたいや……」

    初美「驚かせないでくださいよー!」

    絹恵「お姉ちゃん……大……好きだよ……」

    洋榎「……絹……」

    47 = 43 :

    しえん

    48 :

    自宅に入るだけでずいぶん楽しそうだな

    49 = 1 :


    絹恵「置いて……いかないで……」

    洋榎「絹……」

    初美「涙……怖い夢でも見てるんですかねー」

    絹恵「一人に……せんとって……」

    洋榎「……大丈夫や、絹」

    洋榎「ウチはいつでも絹と一緒やから」

    洋榎「誰より絹を愛しとるし、いつだって絹のことを考えとるわ」 ギュッ

    初美「……」

    初美(何か……ちょっと胸が苦しいですよー……)


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