私的良スレ書庫
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元スレ国王「名づけて……勇者ドッキリ大作戦!」
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>>250
妬いてる妬いてる
妬いてる妬いてる
>>250
こっちこちよギュッ
こっちこちよギュッ
>>255
ホモォ…
ホモォ…
前代未聞の大暴動であった。
剣術大会でのやらせ強制の件や、兵士長らの造反もあり、
国王につく兵士はほんの一部だけであった。
やむをえず、国王はわずかな手勢を率いて、辺境へと落ち延びた。
国民たちもこれを追撃することはなかった。
その後、勇者を新たな統治者にしようという運動が起こったが、
当の勇者はこれを固辞。
残っていた王族の中でも心ある人物が、新たな王となることで決着がついた。
剣術大会でのやらせ強制の件や、兵士長らの造反もあり、
国王につく兵士はほんの一部だけであった。
やむをえず、国王はわずかな手勢を率いて、辺境へと落ち延びた。
国民たちもこれを追撃することはなかった。
その後、勇者を新たな統治者にしようという運動が起こったが、
当の勇者はこれを固辞。
残っていた王族の中でも心ある人物が、新たな王となることで決着がついた。
しかし、前国王はまだ王位を諦めたわけではなかった。
各地をゲリラ戦のように暴れ回り、王国の平和を脅かした。
いつしか人々は前国王のことを、魔に堕ちた国王“魔王”と呼ぶようになった。
まもなく魔王討伐隊が組織され、リーダーにはもちろん勇者が選ばれた。
そして──
各地をゲリラ戦のように暴れ回り、王国の平和を脅かした。
いつしか人々は前国王のことを、魔に堕ちた国王“魔王”と呼ぶようになった。
まもなく魔王討伐隊が組織され、リーダーにはもちろん勇者が選ばれた。
そして──
よかった。世界を救ったから王様になるよーとかわけのわからんことになった某有名RPGの4番目のパラディンとかモンクと違ってこの勇者は祭り上げられてもNOと言える良識人で
勇者「国王様……もう止めて下さい!
すでに大臣様の軍勢も全面降伏しています!」
勇者「俺がこの討伐軍のリーダーを引き受けたのは、
あなたを討つためではなく、あなたを止めたいからです!」
勇者「俺はあなたに感謝しています!
あなたのおかげで剣と魔法を覚えることができ、
さまざまな人と出会えました」
勇者「悪いようにはしません。潔く降伏して下さい!」
魔王「だまれ、だまれぇっ!」
魔王「元はとはいえば、勇者!
ワシがおぬしなどに目をつけなければ……
いや、おぬしさえいなければ、こんなことにはならなかった!」
魔王「知っておるぞ、今やこのワシは魔王と呼ばれていることを!」
魔王「おぬしも勇者なら勇者らしく、いざ尋常に勝負せい!」
勇者「……分かりました!」
すでに大臣様の軍勢も全面降伏しています!」
勇者「俺がこの討伐軍のリーダーを引き受けたのは、
あなたを討つためではなく、あなたを止めたいからです!」
勇者「俺はあなたに感謝しています!
あなたのおかげで剣と魔法を覚えることができ、
さまざまな人と出会えました」
勇者「悪いようにはしません。潔く降伏して下さい!」
魔王「だまれ、だまれぇっ!」
魔王「元はとはいえば、勇者!
ワシがおぬしなどに目をつけなければ……
いや、おぬしさえいなければ、こんなことにはならなかった!」
魔王「知っておるぞ、今やこのワシは魔王と呼ばれていることを!」
魔王「おぬしも勇者なら勇者らしく、いざ尋常に勝負せい!」
勇者「……分かりました!」
歴史に残る一騎打ちが始まった。
ガキィンッ! キィンッ! ギィンッ!
武芸の才能に乏しい若者と、つい先日まで君主であった老人の対決。
はっきりいって低次元の争いだった。
ギィンッ! キンッ! ガキンッ!
しかし両者ともに気迫だけは凄まじく、
両軍の人間は固唾を呑んで一騎打ちを見守った。
勇者「はああああっ!」
魔王「ぬおおおおっ!」
ザンッ!
体力で勝る勇者の剣が、ついに魔王を切り裂いた。
ガキィンッ! キィンッ! ギィンッ!
武芸の才能に乏しい若者と、つい先日まで君主であった老人の対決。
はっきりいって低次元の争いだった。
ギィンッ! キンッ! ガキンッ!
しかし両者ともに気迫だけは凄まじく、
両軍の人間は固唾を呑んで一騎打ちを見守った。
勇者「はああああっ!」
魔王「ぬおおおおっ!」
ザンッ!
体力で勝る勇者の剣が、ついに魔王を切り裂いた。
魔王「ぐ、ぐぶぁっ……!」
魔王「ゆ、勇者──……」
ドサァッ……
勇者(国王様……)
勇者「…………」スゥ…
勇者「魔王、討ち取ったりぃぃぃぃぃっ!!!」
勇者は剣を天に掲げた。
ワァァァァァァッ!!!
魔王「ゆ、勇者──……」
ドサァッ……
勇者(国王様……)
勇者「…………」スゥ…
勇者「魔王、討ち取ったりぃぃぃぃぃっ!!!」
勇者は剣を天に掲げた。
ワァァァァァァッ!!!
こうして勇者の手によって魔王は討ち取られ、世の中に平和が戻った。
現在、勇者の称号を返上した青年と、メイドを辞めた妻は
ある小さな村で二人暮らしをしている。
青年「さぁ~て、今日も張り切って木を切ってくるか!」
青年「剣術を融合させた切り方を編み出したら、
前よりスピードがだいぶ速くなったよ」
妻「速いだけじゃなく、仕事は丁寧にやらないとね」
青年「分かってるよ」
現在、勇者の称号を返上した青年と、メイドを辞めた妻は
ある小さな村で二人暮らしをしている。
青年「さぁ~て、今日も張り切って木を切ってくるか!」
青年「剣術を融合させた切り方を編み出したら、
前よりスピードがだいぶ速くなったよ」
妻「速いだけじゃなく、仕事は丁寧にやらないとね」
青年「分かってるよ」
青年「ん」
青年「まぁ~た、父さんと母さんから詫びの手紙が来てるよ。
もう俺をだましたことは気にしてないって返事したのに」
妻「ふふっ、ここでの生活が落ち着いたら、一度帰ってあげましょうよ」
青年「そうだな」
青年「ところで、君のご両親は大丈夫かい?」
妻「えぇ、あなたが勇者としてもらった謝礼を全部回してくれたから……
本当にありがとう」
青年「なぁに、俺はもう勇者じゃないけれど、
君にとっての勇者ではあり続けるつもりだからな」
妻「あら、じゃあこれからは私と……もう一人のための勇者になってね」
青年「え、それってまさか──」
妻「うん……できたみたい」
青年「やったぁ!」
<おわり>
青年「まぁ~た、父さんと母さんから詫びの手紙が来てるよ。
もう俺をだましたことは気にしてないって返事したのに」
妻「ふふっ、ここでの生活が落ち着いたら、一度帰ってあげましょうよ」
青年「そうだな」
青年「ところで、君のご両親は大丈夫かい?」
妻「えぇ、あなたが勇者としてもらった謝礼を全部回してくれたから……
本当にありがとう」
青年「なぁに、俺はもう勇者じゃないけれど、
君にとっての勇者ではあり続けるつもりだからな」
妻「あら、じゃあこれからは私と……もう一人のための勇者になってね」
青年「え、それってまさか──」
妻「うん……できたみたい」
青年「やったぁ!」
<おわり>
乙!
そして次代の暗君がドッキリかまそうとして二人の息子を勇者として迎える訳だな。
そして次代の暗君がドッキリかまそうとして二人の息子を勇者として迎える訳だな。
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