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元スレ蒲原「ワハハ……そんなに、臭いかなー……」
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一「それだけで終わらなかったのは相手の作戦ってことだね」
蒲原「つ、つまり……ユミちんからの忠告を、悪意あるものに見せようと行動した人が、私を貶めようとした犯人ってことかー?」
一「そういうことになるね。心当たりは?」
蒲原(……モモ、はとくにそれらしい行動はなかった。だとすると……)
蒲原(そんな、佳織?佳織なのかー?あのタイミングで、あの日にいきなり香を焚いたっていうの怪しい……)
蒲原(そしてむっきー、こっちはそのままユミちんの言葉にのっかってきたのとエイトフォーがある。動画だとそこが強調されているように見えた)
一「どう?」
蒲原「……信じたくはないが、二人ほど心あたりがあるなー。同じ部活で」
一「だったらその二人が犯人と見ていいだろうね」
蒲原「ワハハ……部活の仲間から、しかも片方は幼馴染……」
蒲原「もう元には戻れないのかなー……」
一「そんなことをされても元に戻りたいと思うんだ……。だけど方法はあるかもしれないよ」
蒲原「あ、あるのか?」
一「智美の体臭を変えればいいんだよ」
蒲原「つ、つまり……ユミちんからの忠告を、悪意あるものに見せようと行動した人が、私を貶めようとした犯人ってことかー?」
一「そういうことになるね。心当たりは?」
蒲原(……モモ、はとくにそれらしい行動はなかった。だとすると……)
蒲原(そんな、佳織?佳織なのかー?あのタイミングで、あの日にいきなり香を焚いたっていうの怪しい……)
蒲原(そしてむっきー、こっちはそのままユミちんの言葉にのっかってきたのとエイトフォーがある。動画だとそこが強調されているように見えた)
一「どう?」
蒲原「……信じたくはないが、二人ほど心あたりがあるなー。同じ部活で」
一「だったらその二人が犯人と見ていいだろうね」
蒲原「ワハハ……部活の仲間から、しかも片方は幼馴染……」
蒲原「もう元には戻れないのかなー……」
一「そんなことをされても元に戻りたいと思うんだ……。だけど方法はあるかもしれないよ」
蒲原「あ、あるのか?」
一「智美の体臭を変えればいいんだよ」
一「さっきも言った通りボク視点だと加治木さんは智美のことを嫌っていないように見えるんだ。なら体臭さえどうにかすればまだ間に合うんじゃないかな」
蒲原「体臭を……でも、どうすれば……」
一「うーん……臭くなった原因によるからそこらへんはよくわからないなぁ」
蒲原「そうか……ワハハ、ありがとうなー」
一「うん、じゃあボクの携帯の番号渡しておくから、何か相談があったら電話してよ」
蒲原「ありがとう……それと、二つ聞いてもいいかー?」
一「なに?」
蒲原「どうして、ユミちんが私を嫌ってないと思うのかと、一は……私と話してて、私の匂いで嫌な気分にならないのか?」
一「それは……出会って少しのボクが言うのもなんだけど。話しててわかったんだ」
一「智美と話してると、落ち着くし……楽しいんだ」
一「だから加治木さんが智美のことを嫌っているとは考えにくい。まあ他の人にも言えることだけどね」
蒲原「体臭を……でも、どうすれば……」
一「うーん……臭くなった原因によるからそこらへんはよくわからないなぁ」
蒲原「そうか……ワハハ、ありがとうなー」
一「うん、じゃあボクの携帯の番号渡しておくから、何か相談があったら電話してよ」
蒲原「ありがとう……それと、二つ聞いてもいいかー?」
一「なに?」
蒲原「どうして、ユミちんが私を嫌ってないと思うのかと、一は……私と話してて、私の匂いで嫌な気分にならないのか?」
一「それは……出会って少しのボクが言うのもなんだけど。話しててわかったんだ」
一「智美と話してると、落ち着くし……楽しいんだ」
一「だから加治木さんが智美のことを嫌っているとは考えにくい。まあ他の人にも言えることだけどね」
蒲原「ワ、ワハハ……なんか照れるなー」
一「二つ目の質問も同じ答えかな。智美との話が楽しいから大丈夫」
蒲原「……ありがとう。本当にありがとなー」
一「じゃあまたね」
蒲原「ワハハー、またなー」
蒲原宅
蒲原「……ワハハ、外に出てよかったー。こんなに、気持ちが明るくなるなんてなー」
蒲原(明日は、学校に行こう。そしてユミちんに話すんだ)
翌日
蒲原「ワハハー!いい天気だー」
蒲原「……ユミちん」
教室
ザワザワ……
一「二つ目の質問も同じ答えかな。智美との話が楽しいから大丈夫」
蒲原「……ありがとう。本当にありがとなー」
一「じゃあまたね」
蒲原「ワハハー、またなー」
蒲原宅
蒲原「……ワハハ、外に出てよかったー。こんなに、気持ちが明るくなるなんてなー」
蒲原(明日は、学校に行こう。そしてユミちんに話すんだ)
翌日
蒲原「ワハハー!いい天気だー」
蒲原「……ユミちん」
教室
ザワザワ……
>>107
確かに言ってることは良いことだけど腰以外ほぼ丸出しじゃないですか
確かに言ってることは良いことだけど腰以外ほぼ丸出しじゃないですか
ガラッ
………………
蒲原(ワハハ……この視線、こたえるなー)
女生徒「あの、蒲原さん……」ヒソヒソ
蒲原「……っ!な、なんだー?」
女生徒「私は、気にしてないから……頑張ってね」
蒲原「ワ、ワハハ……ありがとう」
蒲原(頑張ってねって……言われてもなぁ)
加治木「………………」
蒲原「……ユミちん、昼休み話がある。いいよなー?」
加治木「……蒲原、ムグッ────」グッ
蒲原「ユミちん、皆の前だと話しづらいんだー」ヒソヒソ
………………
蒲原(ワハハ……この視線、こたえるなー)
女生徒「あの、蒲原さん……」ヒソヒソ
蒲原「……っ!な、なんだー?」
女生徒「私は、気にしてないから……頑張ってね」
蒲原「ワ、ワハハ……ありがとう」
蒲原(頑張ってねって……言われてもなぁ)
加治木「………………」
蒲原「……ユミちん、昼休み話がある。いいよなー?」
加治木「……蒲原、ムグッ────」グッ
蒲原「ユミちん、皆の前だと話しづらいんだー」ヒソヒソ
加治木「すまない……蒲原、私は────」
蒲原「だから、昼休みだって」
昼休み
蒲原「ユミちん」
加治木「ああ……」ガタッ
部室
蒲原「……ユミち──」
加治木「本当に、すまなかった」
加治木「睦月に、お前を注意するように言われたんだ……だが注意するにしても、もっと別の方法をとっておけばこんなことには……」
蒲原「………………」
蒲原(ワハハ、一の言ったとおりかー)
蒲原「だから、昼休みだって」
昼休み
蒲原「ユミちん」
加治木「ああ……」ガタッ
部室
蒲原「……ユミち──」
加治木「本当に、すまなかった」
加治木「睦月に、お前を注意するように言われたんだ……だが注意するにしても、もっと別の方法をとっておけばこんなことには……」
蒲原「………………」
蒲原(ワハハ、一の言ったとおりかー)
加治木「部室でお前を注意したとき、睦月があんなにのってくるとは思わなかったんだ……」
蒲原「………………」ムカッ
加治木「そして、睦月にこうも言われた。本当にお前のことを思っているのなら、何らかの形で注意するべきなのではないか。と」
蒲原(……あれ、私はただ……ユミちんが謝ってくれれば、それでいいはずだったんだけどなー)
蒲原(どうしてこんなに、イライラするんだろうなー)
加治木「だから私は、先送りにするよりは……今言ったほうがいいと思って────」
蒲原「ユミちん」
加治木「……っ!!」
加治木(蒲原……なんて目をしているんだ。まるで、表情がない……私はそれだけのことを、してしまったというのか)
蒲原「さっきからユミちんは、睦月がこうした。だから私はこうした。それしか言ってないような気がするんだ。まるでむっきーが全て悪いかのように」
蒲原「………………」ムカッ
加治木「そして、睦月にこうも言われた。本当にお前のことを思っているのなら、何らかの形で注意するべきなのではないか。と」
蒲原(……あれ、私はただ……ユミちんが謝ってくれれば、それでいいはずだったんだけどなー)
蒲原(どうしてこんなに、イライラするんだろうなー)
加治木「だから私は、先送りにするよりは……今言ったほうがいいと思って────」
蒲原「ユミちん」
加治木「……っ!!」
加治木(蒲原……なんて目をしているんだ。まるで、表情がない……私はそれだけのことを、してしまったというのか)
蒲原「さっきからユミちんは、睦月がこうした。だから私はこうした。それしか言ってないような気がするんだ。まるでむっきーが全て悪いかのように」
蒲原(あれー?こ、こんなこと……言うつもりじゃ……)
蒲原「まるで政治家の謝罪みたいだなー、まず最初に謝罪。次に自分がやったことの原因やきっかけのことについて話す」
蒲原「そこで間接的に悪い物を直接的な原因であるかのようにすりかえるんだ」
蒲原「自分がその行動をして、今どう思っているか。その行動をしたときどんな気持ちだったのかを言わずに、できるだけ自分が悪くならないように話す」
加治木「なっ……!!」
蒲原「卑怯だよ、ユミちん」
加治木「わ、私は…………」
蒲原「それに……それにっ!謝るのなら、昨日の朝、教室で何か言ってくれても……良かったんじゃ、ないのか?」
加治木「それは……」
蒲原「ユミちんが……悪意から私に注意したとはおもってないんだー……だけどな、私はもっとちゃんと、謝罪して、ほしかったなー」
加治木「蒲原……すまない。本当に……ごめん」
蒲原「まるで政治家の謝罪みたいだなー、まず最初に謝罪。次に自分がやったことの原因やきっかけのことについて話す」
蒲原「そこで間接的に悪い物を直接的な原因であるかのようにすりかえるんだ」
蒲原「自分がその行動をして、今どう思っているか。その行動をしたときどんな気持ちだったのかを言わずに、できるだけ自分が悪くならないように話す」
加治木「なっ……!!」
蒲原「卑怯だよ、ユミちん」
加治木「わ、私は…………」
蒲原「それに……それにっ!謝るのなら、昨日の朝、教室で何か言ってくれても……良かったんじゃ、ないのか?」
加治木「それは……」
蒲原「ユミちんが……悪意から私に注意したとはおもってないんだー……だけどな、私はもっとちゃんと、謝罪して、ほしかったなー」
加治木「蒲原……すまない。本当に……ごめん」
加治木「私は、蒲原を注意する前に……エイトフォーのことについてモモに問い詰めたんだ。そのときこういうことを、私はモモに言ったんだ」
加治木「全てを睦月のせいにしてるのではないかと、黙ってそれを見過ごしたのならそれはやったのと同じだと……言ったんだ」
蒲原「………………」
加治木「今、蒲原に言われたことと……全く同じだ。私は確かに、睦月のせいにしようとしていた。私は、教室で蒲原を守れなかった」
加治木「私がやったも同然だ。だけど私は……蒲原のことが、好きだ。いい部長だとも思っている」
蒲原「ユミちん……」
加治木「確かに私が全て悪かった……だが、これだけはわかってほしい。私は蒲原の────」バッ
蒲原「もういいよユミちん、皆まで言わせない。ユミちんは私の為に行動してくれた。それはわかってるさー」
蒲原「元はと言えば、私が臭いのが悪いんだしなー。ワハハ……」
加治木「蒲原……許してくれるのか?」
蒲原「ワハハ、私も、かなり自己中心的なことばかり言ってたからなー」
蒲原「『私の匂いを注意されたのが気に食わない!そのせいでいじめられた!私を守って!』ってなー。ワハハ」
加治木「全てを睦月のせいにしてるのではないかと、黙ってそれを見過ごしたのならそれはやったのと同じだと……言ったんだ」
蒲原「………………」
加治木「今、蒲原に言われたことと……全く同じだ。私は確かに、睦月のせいにしようとしていた。私は、教室で蒲原を守れなかった」
加治木「私がやったも同然だ。だけど私は……蒲原のことが、好きだ。いい部長だとも思っている」
蒲原「ユミちん……」
加治木「確かに私が全て悪かった……だが、これだけはわかってほしい。私は蒲原の────」バッ
蒲原「もういいよユミちん、皆まで言わせない。ユミちんは私の為に行動してくれた。それはわかってるさー」
蒲原「元はと言えば、私が臭いのが悪いんだしなー。ワハハ……」
加治木「蒲原……許してくれるのか?」
蒲原「ワハハ、私も、かなり自己中心的なことばかり言ってたからなー」
蒲原「『私の匂いを注意されたのが気に食わない!そのせいでいじめられた!私を守って!』ってなー。ワハハ」
加治木「……守るさ」
蒲原「えっ?」
加治木「蒲原、お前の体臭をどれだけ……臭いという奴がいても。私は蒲原の匂いを好きでいる」
蒲原「ワハハー、そんな臭い臭いいうなよー」
加治木「す、すまない。だが……蒲原、私がお前をこれから守っていく。絶対にだ」
モモ(……なんっすか。これ)
モモ(カメラを設置しに部室にいたら、部長と加治木先輩が入ってきて……)
モモ(最初は険悪気味でメシウマしてたのに……いつの間にいい雰囲気になってるっす)
蒲原「ワ、ワハハ。ユミちん……なんかちょっと、恥ずかしいなー」テレテレ
加治木「いいじゃないか蒲原。ここには私と、お前しかいないんだ」ギュッ
蒲原「ワハハー」
モモ「なんっすかそれ!」ガタッ
蒲原「えっ?」
加治木「蒲原、お前の体臭をどれだけ……臭いという奴がいても。私は蒲原の匂いを好きでいる」
蒲原「ワハハー、そんな臭い臭いいうなよー」
加治木「す、すまない。だが……蒲原、私がお前をこれから守っていく。絶対にだ」
モモ(……なんっすか。これ)
モモ(カメラを設置しに部室にいたら、部長と加治木先輩が入ってきて……)
モモ(最初は険悪気味でメシウマしてたのに……いつの間にいい雰囲気になってるっす)
蒲原「ワ、ワハハ。ユミちん……なんかちょっと、恥ずかしいなー」テレテレ
加治木「いいじゃないか蒲原。ここには私と、お前しかいないんだ」ギュッ
蒲原「ワハハー」
モモ「なんっすかそれ!」ガタッ
蒲原「……っ!?」
加治木「なっ……モモ、なんでここに!?」
蒲原「いや……それよりも、その手に持っているカメラは……?」
モモ「あ、いや……これはその」
加治木「……お前だったのかモモ。あの動画を取ったのは」
蒲原「ワハハ……モモ、これはちょっと……許せないなー」
モモ「いや、これはっ、違うんっす!」
放課後 部室
蒲原(モモは、たくさんの先生方に連れて行かれた……)
佳織「ねえ、智美ちゃん。桃子さんはどうしたの?」
蒲原「ワハハ、モモは……遠いところに行ってしまったんだ」
蒲原(佳織は、私の匂いをどう思っているんだろうなー……私目線。悪意はないと思う。思いたいんだけどなー)
加治木「なっ……モモ、なんでここに!?」
蒲原「いや……それよりも、その手に持っているカメラは……?」
モモ「あ、いや……これはその」
加治木「……お前だったのかモモ。あの動画を取ったのは」
蒲原「ワハハ……モモ、これはちょっと……許せないなー」
モモ「いや、これはっ、違うんっす!」
放課後 部室
蒲原(モモは、たくさんの先生方に連れて行かれた……)
佳織「ねえ、智美ちゃん。桃子さんはどうしたの?」
蒲原「ワハハ、モモは……遠いところに行ってしまったんだ」
蒲原(佳織は、私の匂いをどう思っているんだろうなー……私目線。悪意はないと思う。思いたいんだけどなー)
佳織「と、遠いところに……?どういうこと?」
蒲原「なあ佳織ー」
佳織「……なに?」
蒲原「私は今まで佳織と長い間一緒だったけど……ずっと匂いで迷惑かけてきたんだな」
佳織「……そんなこと、ないよ。最初はね。中学三年生のとき、智美ちゃんって独特の匂いがするなって思ったの」
佳織「でも、臭いってわけじゃなくて……ちょっと癖のある私が好きな匂いだった」
蒲原「………………」
佳織「それからインターハイ前までは、まあ人によっては臭いって感じるかな?くらいの匂いだったよ」
蒲原「じゃあ、凄い臭くなったのは……最近ってことなのかー」
佳織「うん……だけど、私はその匂いも好きだよ」
蒲原「ワ、ワハハ……無理しなくていいぞー」
佳織「無理なんかしてないよ。私は今、智美ちゃんのこと……匂いも含めて好きだよ」ニコッ
蒲原「なあ佳織ー」
佳織「……なに?」
蒲原「私は今まで佳織と長い間一緒だったけど……ずっと匂いで迷惑かけてきたんだな」
佳織「……そんなこと、ないよ。最初はね。中学三年生のとき、智美ちゃんって独特の匂いがするなって思ったの」
佳織「でも、臭いってわけじゃなくて……ちょっと癖のある私が好きな匂いだった」
蒲原「………………」
佳織「それからインターハイ前までは、まあ人によっては臭いって感じるかな?くらいの匂いだったよ」
蒲原「じゃあ、凄い臭くなったのは……最近ってことなのかー」
佳織「うん……だけど、私はその匂いも好きだよ」
蒲原「ワ、ワハハ……無理しなくていいぞー」
佳織「無理なんかしてないよ。私は今、智美ちゃんのこと……匂いも含めて好きだよ」ニコッ
蒲原(……なんだ。全部一の言った通りなんだなー)
蒲原「佳織……ありがとう。疑った私を、許してくれー」ギューッ
佳織「……いいよ」
佳織(......good)
ガチャッ
睦月「……っ!!」
蒲原「……むっきー、かー」
睦月「部長……」
蒲原「むっきー……むっきーは、私のことが嫌いか?」
睦月「私は……別に嫌いではないです」
蒲原「ならどうして、私を貶めるようなことをしたんだー?」
睦月「……っ!!き、気づいたんですか」
蒲原「ワハハ、今日ユミちんと話したよ。むっきーがユミちんをけしかけたらしいじゃないかー」
蒲原「佳織……ありがとう。疑った私を、許してくれー」ギューッ
佳織「……いいよ」
佳織(......good)
ガチャッ
睦月「……っ!!」
蒲原「……むっきー、かー」
睦月「部長……」
蒲原「むっきー……むっきーは、私のことが嫌いか?」
睦月「私は……別に嫌いではないです」
蒲原「ならどうして、私を貶めるようなことをしたんだー?」
睦月「……っ!!き、気づいたんですか」
蒲原「ワハハ、今日ユミちんと話したよ。むっきーがユミちんをけしかけたらしいじゃないかー」
蒲原「だからもう、本音を話してくれて構わない」
睦月「……本音ですか」
蒲原「ああ、本音だー」
睦月「最初は、私は部長のために、どうにかして部長に自分の匂いに気づいてもらう方法はないかと思っていました」
睦月「しかし、段々と部長の匂いにイラついてきて、嫌いになりました。それだけです」
蒲原「…………ワハハ」ポカーン
蒲原(な、なんてストレートな悪意なんだー……これはどうしようもないかもな)
佳織「でも、智美ちゃんの匂いは私はすきだよ?」
蒲原「……ありがとなー。佳織」
睦月「……はあ、部長誰がなんと言おうと……あなたは臭いです」
睦月「そして、それによって周りの人間は多大な被害を受けています。まずはそれを自覚して、匂いを無くすか、家から出ないようにするかしてほしいのです」
蒲原「ワハハ、まるで臭い人に親を殺されたかのような憎みようだなー」
睦月「……本音ですか」
蒲原「ああ、本音だー」
睦月「最初は、私は部長のために、どうにかして部長に自分の匂いに気づいてもらう方法はないかと思っていました」
睦月「しかし、段々と部長の匂いにイラついてきて、嫌いになりました。それだけです」
蒲原「…………ワハハ」ポカーン
蒲原(な、なんてストレートな悪意なんだー……これはどうしようもないかもな)
佳織「でも、智美ちゃんの匂いは私はすきだよ?」
蒲原「……ありがとなー。佳織」
睦月「……はあ、部長誰がなんと言おうと……あなたは臭いです」
睦月「そして、それによって周りの人間は多大な被害を受けています。まずはそれを自覚して、匂いを無くすか、家から出ないようにするかしてほしいのです」
蒲原「ワハハ、まるで臭い人に親を殺されたかのような憎みようだなー」
あの髪型でストレートな悪意とか言ってるとハマーン様になっちゃう
蒲原「……和解は、無理なのか?」
睦月「ええ、無理ですね。私は部長がこれ以上部活にくるというのなら、部活をやめます」
蒲原「私が引退するまでの後少しも……我慢できないのか?」
睦月「正直、今この部室にいるのも我慢ならないくらい臭いです」
蒲原「………………」ジワッ
蒲原(さすがに……傷つくな)
睦月「部長、泣いてもあなたの臭さは変わりませんよ?」
睦月「百人が嗅いで百人、臭いというでしょう」
「だが、その匂いが好き、または気にならないという人もいる。百人の中にいなくとも、千人に一人くらいはな」
睦月「…………っ!?」
ガチャッ
加治木「話はきかせてもらった」
睦月「か、加治木先輩!」
睦月「ええ、無理ですね。私は部長がこれ以上部活にくるというのなら、部活をやめます」
蒲原「私が引退するまでの後少しも……我慢できないのか?」
睦月「正直、今この部室にいるのも我慢ならないくらい臭いです」
蒲原「………………」ジワッ
蒲原(さすがに……傷つくな)
睦月「部長、泣いてもあなたの臭さは変わりませんよ?」
睦月「百人が嗅いで百人、臭いというでしょう」
「だが、その匂いが好き、または気にならないという人もいる。百人の中にいなくとも、千人に一人くらいはな」
睦月「…………っ!?」
ガチャッ
加治木「話はきかせてもらった」
睦月「か、加治木先輩!」
蒲原「ユミちん……」
睦月「ふん……先輩、あなたは私に論破されたはずですが?」
加治木「ああ、"あのときの"私はな」
睦月「……今は違うとでも?」
加治木「蒲原と、昼休みに話してから……体臭のことについて調べていたんだ」
加治木「蒲原の体臭がひどくなったのはインターハイ後から。つまり先天的な臭さというわけではない」
加治木「それならば、外科的な手術でなくとも匂いを取り除くことができるらしい」
睦月「……っ!!」
蒲原「ユ、ユミちん……」
加治木「これで、蒲原の体臭を無くすことは可能、つまり睦月……お前が蒲原になにかする必要もなくなる」
睦月「くっ……私が、論破されるとは」
蒲原「むっきー……今まで私の体臭で、迷惑をかけたなー」
睦月「……くっ!部長……すみませんでした」ガクッ
睦月「ふん……先輩、あなたは私に論破されたはずですが?」
加治木「ああ、"あのときの"私はな」
睦月「……今は違うとでも?」
加治木「蒲原と、昼休みに話してから……体臭のことについて調べていたんだ」
加治木「蒲原の体臭がひどくなったのはインターハイ後から。つまり先天的な臭さというわけではない」
加治木「それならば、外科的な手術でなくとも匂いを取り除くことができるらしい」
睦月「……っ!!」
蒲原「ユ、ユミちん……」
加治木「これで、蒲原の体臭を無くすことは可能、つまり睦月……お前が蒲原になにかする必要もなくなる」
睦月「くっ……私が、論破されるとは」
蒲原「むっきー……今まで私の体臭で、迷惑をかけたなー」
睦月「……くっ!部長……すみませんでした」ガクッ
蒲原「ワハハー」
蒲原宅
蒲原「……結局、私が深く考えすぎていただけで、なんてことはなかったんだなー」
蒲原「朝話しかけてきてくれたあの子みたいな人もいるし」
蒲原「……一にお礼を言わないとなー」ピッ
蒲原「……もしもし、一かー?」
一『あ、智美。どうだった?』
蒲原「ワハハ、それがなー……」
数分後
一『じゃあ、ほとんどボクが言った通りだったんだ。驚いたなぁ』
蒲原「ワハハー、体臭も無くすことができるらしいしなー」
一『あっ、そのことなんだけど……透華の会社のほうで体臭関係の薬を作ってるらしいんだ』
蒲原「……っ!!」
蒲原宅
蒲原「……結局、私が深く考えすぎていただけで、なんてことはなかったんだなー」
蒲原「朝話しかけてきてくれたあの子みたいな人もいるし」
蒲原「……一にお礼を言わないとなー」ピッ
蒲原「……もしもし、一かー?」
一『あ、智美。どうだった?』
蒲原「ワハハ、それがなー……」
数分後
一『じゃあ、ほとんどボクが言った通りだったんだ。驚いたなぁ』
蒲原「ワハハー、体臭も無くすことができるらしいしなー」
一『あっ、そのことなんだけど……透華の会社のほうで体臭関係の薬を作ってるらしいんだ』
蒲原「……っ!!」
一『だから、よかったらその薬のモニターになってみない?』
蒲原「ほ、本当にいいのかー?」
一『ボクの方から透華に推薦してみるよ』
蒲原「……なんていうか。本当に簡単なことだったんだな。ワハハー」
一『そうだね……でも、それに気づけたのはやっぱり……注意してくれる人がいたからだと思うんだよね』
蒲原「ワハハ、言われてみれば確かにそうだなー」
蒲原「私が鈍感で周りに迷惑かけて、結局解決したのもまた周り……嫌になるなー」
一『ほら、また考え過ぎちゃだめだよ』
蒲原「ワハハ、今回はいろいろと考えさせられることが多かったからな」
蒲原「何かあったらまた電話するよー」
一『うん。じゃあね』
蒲原「ほ、本当にいいのかー?」
一『ボクの方から透華に推薦してみるよ』
蒲原「……なんていうか。本当に簡単なことだったんだな。ワハハー」
一『そうだね……でも、それに気づけたのはやっぱり……注意してくれる人がいたからだと思うんだよね』
蒲原「ワハハ、言われてみれば確かにそうだなー」
蒲原「私が鈍感で周りに迷惑かけて、結局解決したのもまた周り……嫌になるなー」
一『ほら、また考え過ぎちゃだめだよ』
蒲原「ワハハ、今回はいろいろと考えさせられることが多かったからな」
蒲原「何かあったらまた電話するよー」
一『うん。じゃあね』
ピッ
……………………………………
ピンポーン
蒲原「ん、もうきたかー」ガチャッ
加治木「こんばんは、蒲原」
蒲原「ユミちん……名前で呼んでくれよ」
加治木「……智美」
蒲原「ワハハ、それで……あのとき言った言葉を、もう一回言って欲しい」
加治木「私が…………私がこれからお前を、智美を守っていく。絶対に」ギュッ
蒲原「……ありがとう」
終わり
……………………………………
ピンポーン
蒲原「ん、もうきたかー」ガチャッ
加治木「こんばんは、蒲原」
蒲原「ユミちん……名前で呼んでくれよ」
加治木「……智美」
蒲原「ワハハ、それで……あのとき言った言葉を、もう一回言って欲しい」
加治木「私が…………私がこれからお前を、智美を守っていく。絶対に」ギュッ
蒲原「……ありがとう」
終わり
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