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    元スレ玄「く、くろうと……」 哲也「……バイニンだ」

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    タグ : - 勝負師伝説哲也 + - + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    1 :

    ダンチ「哲さーん!地図もらってきたっスよー!」

    哲也「……」

    ダンチ「哲さん?」

    哲也「あぁ、すまん、それで、何かわかったか?」

    ダンチ「それが、どうも妙なんスよ」

    哲也「どうした?」

    ダンチ「どうやら、ここは奈良県の阿智賀ってとこらしいんス」

    哲也「奈良県だと…?それに、阿智賀…?聞いたこともないな…」

    2 = 1 :

    哲也「地図が古いんじゃないのか?」

    ダンチ「そう思って、駅にいたばーさんに聞いてみたんスよ。そしたら、確かにそこには昔は人が通れるトンネルがあったらしいんスけど、一昔前に落盤事故があって、それ以来不通らしいんス」

    哲也「じゃあなんだ、俺たちが通ってきたのはトンネルのお化けとでもいうのか」

    ダンチ「そうは言ってなかったっスけど」

    哲也「…まったく、お前がどうしてもというからついてきたらこのザマだ…」

    ダンチ「そ、それはそうですけど、あんなトンネルあったら入って見たくなるのが男心じゃないっスか~」

    哲也「呆れた男心だな」

    ダンチ「うぐっ…哲さ~ん、大丈夫ですよ~帰る方法なら見つけまスって~…」

    哲也「期待も信用もできん」

    ダンチ「て、哲さ~ん。そんなこと言わずに……あっ、あんなとこに雀荘あるっスよ!せっかくだしちょっと打ってきましょうよ!」タタッ

    哲也「……まったく、お前というやつは……」

    4 :

    てっちゃんスレなんて初めて見た

    5 = 1 :

    カランカラン

    マスター「いらっしゃい」

    ダンチ「マスター!二人よろしくぅ~!」

    哲也「マスター、悪いが、先にトイレを貸してくれ」

    マスター「はいよ。奥行って右な」

    哲也 (……?いま一瞬卓に子供の女がいたようだが…まさかな…)

    トイレのドア
    ガチャ

    哲也「っ…こっ、これはっ?!…」

    6 :

    >>4
    こないだ立ってた

    7 = 1 :

    ジャー
    ガチャ

    ダンチ「ててて哲さん……」

    哲也「どうした?」

    ダンチ「こここの雀荘、見たこともねぇ器械が」

    哲也「?」

    ダンチ「は、牌が自動で牌山に積まれて上がってくるんス!」

    哲也「なんだと?」

    ダンチ「は、はい。この目で見ました!」

    哲也「…ふむ、なるほど…やはり、か…」

    ダンチ「や、やはり?」

    哲也「すこし俺なりに仮説をたててみたんだが……いや、あとで説明しよう。まずその器械とやらを拝もうじゃないか」

    8 = 1 :

    ダンチ「は、はい。じゃあコッチに…って、ガ、ガキが雀荘に?!」

    哲也「さっきの娘……見たところ年は12、3といったところか」

    ダンチ「あんな嬢ちゃんにまともな麻雀が打てるわけ無いっすよ」

    哲也「ダンチ、お前人を歳や見た目で判断してしくじったことが何回あった?」

    ダンチ「で、でも…」

    9 :

    哲かよ

    10 = 1 :

    「…カン」

    ダンチ「ほら、わけもわからずカンするのは初心者の特徴っスよ。二つもカンしてるし。しかもいまの大明カンっスよ。ちょっと手配覗いてきまッス」

    哲也「あ、おぃ…」

    ダンチラ見「って、おわあぁー!」

    哲也「?!」

    ダンチ「哲さん、ドラ爆!ドラ爆っす!晒した槓子では飽き足らず暗刻で抱えてドラ10…(ボカッ!

    哲也「馬鹿野郎!勝負の最中にそんなことを声高にいう外野があるか!」

    ダンチ「す、すいません。つい…」

    11 :

    豚の生レバ食いてえ

    12 = 1 :

    哲也「おい、嬢ちゃん、すまない。勝負に水をさしちまった、ここはその点棒分、こいつに払わせるからチャラにしてくれねぇか」

    「……んです」

    哲也「?」

    「…いいんです。皆さん、ご存知ですから…」

    ダンチ「ご存知って、確かに槓子のドラ4は明らかだけど、おれがバラしちまった手配の6枚分が(バキッ!

    ダンチ「いってぇー!」

    哲也「まだ言うか!この馬鹿が!」

    13 :

    ダンチは黙って白よこせ

    14 = 3 :

    ダンチは相変わらずだな

    16 = 1 :

    「…ツモです…トイトイ三暗刻ドラ10で、16000オールです…」

    客A「…クソッ。このガキっ…また役満祝儀かよっ……」

    客B「マスター!アウト!明日返しにくるから今日はもう帰る!」

    客C「ほら受け取れ!クソガキが!」バシッ

    ダンチ「ちょ…あいつら負けたからって金を投げつけてるっスよ…」

    客A「二度とくるかっ!死にさらせっ!守銭奴のアバズレがっ!」

    カランカラン…

    17 = 1 :

    黙々と札を拾う玄
    「……」

    ダンチ「い、いま、あ、あの嬢ちゃんのカバン、みました?」ヒソッ

    哲也「あぁ、そうとう入ってるな」

    ダンチ「まさか、あの嬢ちゃん、あの歳で玄人(バイニン)…?!」

    哲也「そうかもしれんな…あのドラ爆、相当の手練かもしれん……ただ……何か、切羽詰まっているように見える…」

    「マスター、チップの換金、お願いします」

    マスター「……わかった、換金するさ、しかしあんた、一つ約束してくんねぇか?」

    18 = 13 :

    不死身のリサ

    20 = 1 :

    マスター「悪いが、もううちの店にはこないでくれ、あんたが来ると、客が遠のいて仕方がねぇんだよ」

    「…はい」

    マスター「そりゃ、あんただってちゃんとゲーム代を払ってるし申し訳ないと思うがこっちも商売なんでね。ほら、チップ分だ。これを受け取ったら出てってくれ」

    「…ご迷惑をおかけして、すいませんでした」

    カランカラン

    マスター「おーい。そこのあんたたち!見ての通り客もいないし今日はもう卓はたたんよ、すまんが帰ってくれ」


    ダンチ「えぇ?!まだ打ってないないのに…」

    哲也「仕方ない、出るぞ。」



    あ、>>19のは俺じゃないよ
    この話は前スレない

    21 = 3 :

    マジでかそりゃすまん

    22 = 1 :



    テクテク

    ダンチ「…はーっ。ついてないっスねー。哲さーん…」

    哲也「…」

    ダンチ「それにしてもあの嬢ちゃん、何もんなんスかね…可愛い顔して恐ろしい技を使いやがって…ねぇ、哲さん?」

    哲也「……ダンチ」

    ダンチ「なんスか?」

    哲也「お前、店に入って俺に行ったこと覚えてるか」

    ダンチ「…み、店?えーっと…」

    23 = 1 :

    哲也「お前は、妙な器械があると言っただろう」

    ダンチ「あっ!そのことっスか!そーいえばあれは一体なんなんでしょうねぇ」

    哲也「同時一つのことしか頭に入れられないのかお前は…まぁいい、おれも妙なものを便所で見た」

    ダンチ「妙なもの?」

    哲也「あぁ。便座から水がでる機械、洗面所で風で手を乾かす機械を見た」

    ダンチ「…何いってんスか?」

    24 = 6 :

    哲さんウォシュレットの快感を知っちゃったんスね

    25 = 3 :

    タイムスリップって面白いな

    26 :

    フッ、ど素人が…

    27 = 1 :

    哲也「俺もなんなのか理解できなかったさ。だが、わかったことがある」

    ダンチ「?」

    哲也「前にあの卓のことは横須賀で小耳に挟んだことがある。玄人技を封じるために、山積みを自動化して積み込みを防ぐ器械が研究されているってな」

    ダンチ「えぇっ、それじゃあ俺たち、食い扶持なくなっちゃうじゃないッスか!」

    哲也「いや、おれの聞いた話では実現にはかなりかかるだろうと言われていたし、仮に実現しても、こんな片田舎の雀荘にまですぐに普及する訳がない。」

    哲也「そしてこれを見ろダンチ」

    28 = 1 :

    ダンチ「なんすかこれ、雀荘においてあったマッチ……」

    哲也「そいつの裏に製造年月日が書いてあるだろ」

    ダンチ「な、なんすかこれ?見たこともない元号…‥」

    ダンチ「?!…ま、まさか…」

    哲也「あぁ……俺たちはどうやら……」

    哲也「未来に……迷い込んじまったみたいだな……」

    30 = 1 :

    ……

    哲也「あれからいろいろ訪ねたが、結局手がかりはなかったな」

    ダンチ「哲さん、とりあえず今日のところは何処かに泊まりませんか?」

    哲也「あぁ、そうだな…泊まれそうなとこはあるか?」

    ダンチ「地図によると、こっから1kmくらい行ったとこに旅館があるみたいッス」

    哲也「よし、そこに行くか……しかたねぇ……」

    ……

    31 :

    >>19
    完結してほしいなコレも

    33 = 1 :

    ダンチ「あれ、しまってるんすかね?」

    哲也「明かりもついてないな」

    ダンチ「ちょっと俺、聞いてきまス」

    タッタッ

    ダンチ「すいませーん。今晩、止めてもらえませんかー?」

    ???「……ごめんなさい、今日はもうやってないんです…」

    ダンチ「そこをなんとかお願いしまスよ~。あと、戸越しだから良く聞こえないんスけど、とりあえず戸を開けてもらえませんかねー?」

    ???「…」

    ガラガラ

    ダンチ「?!あ、あんたは…!!」




    書き溜めてあるから規制喰らわなければ完結させる

    34 :

    よし支援だ

    35 = 9 :

    哲さんの察しのよさは流石

    36 = 1 :

    ……

    ダンチ「哲さーん!」

    哲也「おぅ、どうだった。泊まれそうか?」

    ダンチ「泊まれることは泊まれるんスけど……」

    哲也「けど、なんだ?」

    ダンチ「実は…

    「こんばんは…」

    哲也「お、おい、こ、この嬢ちゃん、さっきの……!」ヒソ

    ダンチ「あのドラ爆嬢、この旅館の娘さんらしいんスよ!」ヒソ

    哲也「なんだって……」

    37 :

    アカギは出ないの

    38 :

    近代麻雀「訴訟も辞さない」

    39 = 1 :

    「お部屋、ご案内いたします…父が不在なのでたいしたおもてなしもできませんが、それでも、よろしければ…」

    ダンチ「どっ、どうします?絶対ヤバイっスよこの旅館」ヒソ

    哲也「だが、そんな『ヤバイやつ』が大手を振って闊歩してるような土地で野宿するのも同じくらい危険だろ」

    ダンチ「そ、それはそうっスけど…」

    哲也「それに今日は天気が荒れそうだ。背に腹は代えられん。行くぞ」

    ダンチ「ほんとに泊まるんスか~?」

    哲也「あぁ。よもや命までは取られまい」

    40 = 1 :

    ……

    「こちらのお部屋にどうぞ…」

    「お食事ができたらお呼びしますので…お風呂はお好きな時にご使用ください…」

    「何かありましたらわたしは厨房の方におりますので…お申し付けください…」

    ガラガラ
    ピシャ

    ダンチ「…普通っスね…」

    哲也「あぁ。ただの看板娘みたいだな…」

    ダンチ「別人っスかね…」

    哲也「いや、それは無いだろう。あの髪飾り、間違あるまい」

    ダンチ「でも旅館の娘さんがなんであんな玄人技を…」

    哲也「すこし調べてみる必要があるかもしれないな。俺たちが元の世界に戻る手がかりも見つかるかもしれん。」

    ダンチ「なにはともあれ、風呂っスね」

    哲也「そうするか」

    41 = 1 :

    ……

    「玄ちゃん…?」

    「…あ、お姉ちゃん…おかえり」トントン

    「…お客さん?」

    「…うん…断ったんだけど、宿がなくて困ってるみたいだったから」トントン

    「ご飯の準備、わたしも手伝うね…」

    「うん、ありがとう、お姉ちゃん」

    「…玄ちゃん、どう?お金集まった?」

    「…」フルフル

    「私も頑張ってみたんだけど、やっぱりそんなに勝てなかった……」

    「…わたしはいろんな雀荘行ったんだけど、どこも追い出されて出禁になっちゃった……」

    「がんばって集めたけど、全然足りないし、これ以上はもう……」

    42 = 38 :

    竹書房「麻雀漫画はウチの専売なの分かってるよな?あ?」

    立タン「お父さんに・・・会いたい!」

    竹書房「許す」

    さいふうめい「自由主義社会で何言ってんのこいつwwwwwwww」

    竹書房「殺す」

    43 :

    まーた松実旅館経営難なのか

    44 = 1 :

    「玄ちゃんの力は派手だから、きっと他の人が怒っちゃうのね……」

    「…お姉ちゃん、旅館、あの人たちに取られちゃうのかな…?」

    「泣かないで玄ちゃん…」

    「ごめんなさい……でも……三百万円なんて無理だよ…」

    「…玄ちゃん……」


    ダンチ「……やっぱ間違いないっスね。やっぱドラ爆娘ですよあれ」

    哲也「あぁ、ちょっと話を聞いてみるか」


    哲也「おい、あんた!」

    「ひゃ、ひゃぃぃ?!」

    哲也「…声が裏返ってるぞ…」

    45 = 1 :

    「す、すみません」

    哲也「あんた、今日の昼、駅前の雀荘にいなかったか?」

    「?!な、なぜそれを…って、あっ!」

    哲也「やはり、あんただったか…」

    「…玄ちゃんの、知り合いの方?」

    「うん…そういえば雀荘で…」

    ダンチ「その節はどーもすいませんでしたっ!」

    「同卓したの?」

    「ううん、麻雀を見てただけ」

    ダンチ「それで俺が手の内をばらしちまって…」

    哲也「それは申し訳なかった」

    哲也「だがそれはそれとしてあんた、ちょっと度が過ぎるんじゃないか?」

    46 = 1 :

    「え…?度が…?」

    哲也「シロ(※)相手に、どんな技かしらねぇがあんな派手なイカサマで雀荘を荒らすなんて、さすがに玄人としてどうなんだと言ってるんだ」
    ※素人のこと

    「バ、バイニン??それに、私はイカサマなんて…」

    「玄ちゃんはイカサマなんてしません」

    ダンチ「で、でもそこのお嬢、『ドラ爆のことみんな知ってる』なんて、堂々とイカサマ宣言みたいなことしてたじゃないっスか!」

    「わたし、イカサマなんてやってないし、そもそもできないです…」

    哲也「別にイカサマが悪いと言ってるんじゃない。やり口が問題なんだ。あれじゃあ雀荘に客が寄り付かなくなってだな……」

    「……わかりました。玄ちゃん、このひとたちと、麻雀を打とう?」

    「え、で、でも」

    「玄ちゃんがイカサマしてるなんていうのが、誤解だってこの人たちに証明してみせよ?」

    「それで、よろしいですか?」

    ダンチ「どうします、哲さん?」

    哲也「……あぁ、いいだろう」

    48 :

    池田ァ!!

    49 = 1 :

    ……


    哲也「こ、こんなことが…」

    ダンチ「あの妙な機械も使わず、伏せ牌手積み、傷もない練り牌で、俺たちが全部積んで、サイも2度振り、そして俺たちが振っても全局ドラ爆…これはもうイカサマの入る余地がないっすよ…」
    ※伏せ牌、練り牌、2度振り……イカサマ防止に使われる洗牌の仕方や牌の種類、サイコロの振り方

    哲也「ほんとうにヒラでドラ爆を出せるのか……?」

    「玄ちゃんはイカサマなんかしていないって認めてくれますか?」

    哲也「……認めざるを得ないな。……イカサマを疑っておいてそれがヒラだったとなれば……どんな仕打ちでも受けよう。言ってくれ」

    「じゃぁ、玄ちゃんにあやまってください」

    ダンチ「……は?」

    「玄ちゃんに、イカサマなんていってごめんなさい、ってあやまってください、って言ってるんです」

    哲也&ダンチ「「…申し訳なかった&ないっス…」」

    「……はい。よかったね、玄ちゃん」

    「う、うん…」

    50 = 9 :

    咲わからんからどういうことかわからん


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