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元スレ竜華「ずっと一緒やで……怜」
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竜華「入るでー」
怜「…………」
竜華「久しぶりやで、怜」
怜「…………」コクン
竜華「今日何の日か知っとる?」
怜「……くりすます」
竜華「ああ、ここにカレンダーあるもんな。やられたわー」
怜「…………」
竜華「はい、怜。メリークリスマス」
怜「……ありがとな……りゅうか」
竜華「気にせんでもええよ。怜からのプレゼントは退院してからのお楽しみにしとくからな」
怜「…………」コクン
怜「…………」
竜華「久しぶりやで、怜」
怜「…………」コクン
竜華「今日何の日か知っとる?」
怜「……くりすます」
竜華「ああ、ここにカレンダーあるもんな。やられたわー」
怜「…………」
竜華「はい、怜。メリークリスマス」
怜「……ありがとな……りゅうか」
竜華「気にせんでもええよ。怜からのプレゼントは退院してからのお楽しみにしとくからな」
怜「…………」コクン
竜華「開けられる?」
怜「…………」
竜華「ほな貸してみ。よっと……」
竜華「はい、これ」
怜「…………!」
竜華「でじたるふぉとふれーむ?っていうらしいで。浩子がオススメしてくれたんやけど」
竜華「ほら、ここにSDカード差さっとるやろ。ここにみんなの写真入っとんねん」
竜華「インターハイの時のもあるし合宿の時のもあるで。ほら、ここのボタン押すとフォルダが選べるんや」
竜華「みんな怜のこと大好きやから、いっぱい写真よこしてくれたで」
竜華「みんな、あんたの帰りを待ってるんやからな……」
怜「うん…………」
怜「ありがとう…………」
竜華「ふふっ、無理せんでもええからな?」ナデナデ
怜「…………」コクン
怜「…………」
竜華「ほな貸してみ。よっと……」
竜華「はい、これ」
怜「…………!」
竜華「でじたるふぉとふれーむ?っていうらしいで。浩子がオススメしてくれたんやけど」
竜華「ほら、ここにSDカード差さっとるやろ。ここにみんなの写真入っとんねん」
竜華「インターハイの時のもあるし合宿の時のもあるで。ほら、ここのボタン押すとフォルダが選べるんや」
竜華「みんな怜のこと大好きやから、いっぱい写真よこしてくれたで」
竜華「みんな、あんたの帰りを待ってるんやからな……」
怜「うん…………」
怜「ありがとう…………」
竜華「ふふっ、無理せんでもええからな?」ナデナデ
怜「…………」コクン
竜華「面会許可がなかなか下りなくてなー、聞いたんやけど家族の方やないとダメらしいで」
竜華「そやから怜ん家のお母さんに頼み込んで家族ですー、って言ってもろて」
竜華「でも、怜も疲れるやろうから頻繁には来れへんけど」
竜華「寂しくなったらいつでも呼んでな?どこにいても飛んでくるから」
怜「…………うん」
怜「でも……」
竜華「ん?」
怜「あんた、もうすぐ、じゅけん……やん」
怜「こんなとこ、きとるばあいや、ない……で」
竜華「……そうやな」
竜華「そやから怜ん家のお母さんに頼み込んで家族ですー、って言ってもろて」
竜華「でも、怜も疲れるやろうから頻繁には来れへんけど」
竜華「寂しくなったらいつでも呼んでな?どこにいても飛んでくるから」
怜「…………うん」
怜「でも……」
竜華「ん?」
怜「あんた、もうすぐ、じゅけん……やん」
怜「こんなとこ、きとるばあいや、ない……で」
竜華「……そうやな」
竜華「そうそう。先生がな、あんたの分のセンター願書出しといてくれたんやで」
怜「…………」
竜華「怜ならきっと元気になって戻ってくるって、みんな信じとるんよ」
竜華「うちや麻雀部のみんなだけやない。学校のセンセーもクラスのみんなも……みんな待っとるんよ」
竜華「だから怜……早よう、良うなってな……」
怜「……ありがと、りゅうか」
怜「わたしも、みんなに、あいたいわ……」
怜「こんな、きゅうくつなとこに、ひとりぼっちやと、いきぐるしくて、かなわんわ……」
竜華「っ……怜……」
怜「はやく、そとに、でたい、なぁ……」
怜「…………」
竜華「怜ならきっと元気になって戻ってくるって、みんな信じとるんよ」
竜華「うちや麻雀部のみんなだけやない。学校のセンセーもクラスのみんなも……みんな待っとるんよ」
竜華「だから怜……早よう、良うなってな……」
怜「……ありがと、りゅうか」
怜「わたしも、みんなに、あいたいわ……」
怜「こんな、きゅうくつなとこに、ひとりぼっちやと、いきぐるしくて、かなわんわ……」
竜華「っ……怜……」
怜「はやく、そとに、でたい、なぁ……」
竜華「あかん……もう時間や」
怜「……そう、かぁ」
竜華「もう年末やし、今年中はもう会えへんかもしれん」
怜「…………」
竜華「ごめんな……あんたがこんなに辛い思いしてんのに……」
怜「そんな、かお、しんといて……」
怜「わたし、りゅうかの、わらった、かおが、すきやねん……」
怜「だい、すきな、りゅうかに、ないて、ほしくないねん……」
怜「だから、わらって……な?」
竜華「ううぅぅぅ……っ!」
竜華「とき……っ!」
怜「……そう、かぁ」
竜華「もう年末やし、今年中はもう会えへんかもしれん」
怜「…………」
竜華「ごめんな……あんたがこんなに辛い思いしてんのに……」
怜「そんな、かお、しんといて……」
怜「わたし、りゅうかの、わらった、かおが、すきやねん……」
怜「だい、すきな、りゅうかに、ないて、ほしくないねん……」
怜「だから、わらって……な?」
竜華「ううぅぅぅ……っ!」
竜華「とき……っ!」
怜「あんたは、わたしの、ことになんか、かまわんで……」
怜「しっかり、べんきょう、して、しょうらいの、こと、かんがえるんやで」
怜「だから、ほら、そんな、なかんといて、や?」
竜華「怜………っ!ときぃ…っ!」
怜「ふふっ……なんや、りゅうか、こども、みたいやなぁ……」
怜「よしよし……なかんで、ええんよ……」
怜「なんも、こわいこと、あらへん、からなぁ……」
怜「なぁ……りゅうか……」
怜「しっかり、べんきょう、して、しょうらいの、こと、かんがえるんやで」
怜「だから、ほら、そんな、なかんといて、や?」
竜華「怜………っ!ときぃ…っ!」
怜「ふふっ……なんや、りゅうか、こども、みたいやなぁ……」
怜「よしよし……なかんで、ええんよ……」
怜「なんも、こわいこと、あらへん、からなぁ……」
怜「なぁ……りゅうか……」
竜華「…………」
竜華「…………」
竜華「…………」
竜華「……怜のいない大学なんて、行っても無駄や」
竜華「…………」
竜華「でも……それじゃ怜に顔向けできへんやん……」
竜華「なぁ……怜」
竜華「うち……あんたになにが出来るん……」
竜華「うち、なにをしたらええの……?」
竜華「…………」
竜華「…………」
竜華「……怜のいない大学なんて、行っても無駄や」
竜華「…………」
竜華「でも……それじゃ怜に顔向けできへんやん……」
竜華「なぁ……怜」
竜華「うち……あんたになにが出来るん……」
竜華「うち、なにをしたらええの……?」
竜華「大晦日やなぁ……」
竜華「夜中やっちゅーのに外がにぎやかやわ」
竜華「ああ、もう日付変わってたんやな」
竜華「初詣かぁ……」
竜華「…………」
竜華「怜と一緒に行きたかったなぁ」
竜華「…………」
竜華「…………」
竜華「…………」
竜華「夜中やっちゅーのに外がにぎやかやわ」
竜華「ああ、もう日付変わってたんやな」
竜華「初詣かぁ……」
竜華「…………」
竜華「怜と一緒に行きたかったなぁ」
竜華「…………」
竜華「…………」
竜華「…………」
怜「…………」
怜「…………」
怜「…………」
怜「はっぴー、にゅう、いやー、やな……」
怜「…………」
怜「…………」
怜「…………」
怜「……らいねんは、どうなって、るんやろ、な……」
怜「…………」
怜「…………」
怜「……いきて、いたいなぁ」
怜「…………」
怜「…………」
怜「はっぴー、にゅう、いやー、やな……」
怜「…………」
怜「…………」
怜「…………」
怜「……らいねんは、どうなって、るんやろ、な……」
怜「…………」
怜「…………」
怜「……いきて、いたいなぁ」
コンコン
怜「………?」
怜「…………」
怜「…………」
カチャ
怜「あけた、で」
怜「…………」
竜華「よいっしょ……っと」
怜「……りゅうか」
竜華「ふふっ、あけましておめでとう、怜」
怜「………?」
怜「…………」
怜「…………」
カチャ
怜「あけた、で」
怜「…………」
竜華「よいっしょ……っと」
怜「……りゅうか」
竜華「ふふっ、あけましておめでとう、怜」
怜「あんた、なんじやと、おもてんの……」
竜華「あー、あはは……ごめん、来ちゃった」
怜「…………」
竜華「…………」
怜「……ぷっ、くくく」
竜華「……あはっ、あはは」
怜「あんたは、あほやなぁ」
竜華「うちもそう思うで」
怜「でも……」
竜華「うん」
怜「あいたかったで」
竜華「……うちもや、怜」
竜華「あー、あはは……ごめん、来ちゃった」
怜「…………」
竜華「…………」
怜「……ぷっ、くくく」
竜華「……あはっ、あはは」
怜「あんたは、あほやなぁ」
竜華「うちもそう思うで」
怜「でも……」
竜華「うん」
怜「あいたかったで」
竜華「……うちもや、怜」
竜華「…………」
竜華「なぁ怜、今からこそっと抜けださへんか」
怜「…………」
竜華「ずっと病院の中やったし、この時間なら病院のセンセーにもばれへんやろ」
怜「…………」
竜華「もちろん、無理せん程度にやけどな?」
怜「……うん」
怜「りゅうかと、いっしょに、なら」
怜「わたしも、そとに、でたい……」
竜華「そっか、わかった」
竜華「なぁ怜、今からこそっと抜けださへんか」
怜「…………」
竜華「ずっと病院の中やったし、この時間なら病院のセンセーにもばれへんやろ」
怜「…………」
竜華「もちろん、無理せん程度にやけどな?」
怜「……うん」
怜「りゅうかと、いっしょに、なら」
怜「わたしも、そとに、でたい……」
竜華「そっか、わかった」
竜華「あ、しまったわ……あんたの上着もってこんかったわ」
怜「あんたは、いつも、どこか、ぬけてるなぁ」
竜華「ま、ええわ。ほなこれ着とき」
怜「…………」
怜「それじゃ、あんたのが……」
竜華「うちなんか怜に比べたら全然へっちゃらや。ここまで自転車で来たから体暖まっとるし」
怜「……ありがと」
竜華「ええってええって。ほんで、行きたいとこある?神社に初詣でもどこでも」
怜「…………」
怜「…………」
怜「……がっこう、いきたい」
怜「あんたは、いつも、どこか、ぬけてるなぁ」
竜華「ま、ええわ。ほなこれ着とき」
怜「…………」
怜「それじゃ、あんたのが……」
竜華「うちなんか怜に比べたら全然へっちゃらや。ここまで自転車で来たから体暖まっとるし」
怜「……ありがと」
竜華「ええってええって。ほんで、行きたいとこある?神社に初詣でもどこでも」
怜「…………」
怜「…………」
怜「……がっこう、いきたい」
竜華「…………」
怜「…………」
竜華「…………そか。わかった」
怜「…………うん」
竜華「センセーの見回りが来るまでの間のお出かけやけど、ほな、いこか」
怜「…………うん」
竜華「怜の病室が一階でよかったなぁ」
怜「…………」
竜華「はい、怜。おんぶ」
怜「…………わたし、こどもや、ないで」
竜華「わかっとるって。ほら、しっかりつかまっとくんやで?」
怜「…………うん」
怜「…………」
竜華「…………そか。わかった」
怜「…………うん」
竜華「センセーの見回りが来るまでの間のお出かけやけど、ほな、いこか」
怜「…………うん」
竜華「怜の病室が一階でよかったなぁ」
怜「…………」
竜華「はい、怜。おんぶ」
怜「…………わたし、こどもや、ないで」
竜華「わかっとるって。ほら、しっかりつかまっとくんやで?」
怜「…………うん」
竜華「怜は後ろな。自転車から落ちんようにまたちゃんとつかまっとるんやで」
怜「…………うん」
竜華「ほな、出発や!」
怜「…………」
竜華「なんや、怜軽いなぁ。一人で乗ってるのと大して変わらんで?」
怜「…………」
竜華「怜―、寒くないかー?」
怜「…………」コクン
竜華「そっかー。それにしても二人乗りなんて久しぶりやなぁ」
竜華「昼間はおまわりさんがおってできんようになったからなぁ」
竜華「…………」
怜「……かぜが、きもち、ええわ」
竜華「……そうやな」
怜「…………うん」
竜華「ほな、出発や!」
怜「…………」
竜華「なんや、怜軽いなぁ。一人で乗ってるのと大して変わらんで?」
怜「…………」
竜華「怜―、寒くないかー?」
怜「…………」コクン
竜華「そっかー。それにしても二人乗りなんて久しぶりやなぁ」
竜華「昼間はおまわりさんがおってできんようになったからなぁ」
竜華「…………」
怜「……かぜが、きもち、ええわ」
竜華「……そうやな」
竜華「こうやって夜中に外出るとちょっと新鮮やな」
竜華「いつもと同じ道なのに、真っ暗なだけで全然違うようにみえるなぁ」
怜「…………うん」
竜華「ついこの間まで一緒に通ってた道なのに……不思議やなぁ」
怜「…………」
竜華「こんな冷えてんのに……今はなんかあったかいわ」
怜「……そうやな」
竜華「ぽっかぽかやでぇ……」
怜「わたしも、あったかいわ……」
竜華「いつもと同じ道なのに、真っ暗なだけで全然違うようにみえるなぁ」
怜「…………うん」
竜華「ついこの間まで一緒に通ってた道なのに……不思議やなぁ」
怜「…………」
竜華「こんな冷えてんのに……今はなんかあったかいわ」
怜「……そうやな」
竜華「ぽっかぽかやでぇ……」
怜「わたしも、あったかいわ……」
竜華「ほな、着いたで」
怜「…………」
竜華「自転車はこの辺にとめといて……はい、またおんぶ」
怜「…………」
竜華「あんたは病人なんやから遠慮せんでもええの」
怜「…………うん」
竜華「よいしょっと」
竜華「…………」
怜「…………」
怜「…………」
竜華「自転車はこの辺にとめといて……はい、またおんぶ」
怜「…………」
竜華「あんたは病人なんやから遠慮せんでもええの」
怜「…………うん」
竜華「よいしょっと」
竜華「…………」
怜「…………」
竜華「思った通りやけど……正面玄関はカギしまっとるな」
怜「…………どうするん」
竜華「こうするんよ」
怜「…………それ」
竜華「うん。部室棟のカギ」
怜「……なんで、あんたが、もってんねん」
竜華「それはまぁ……元麻雀部部長の権限で?」
怜「……ぷっ。なんや、それ」
竜華「ふふっ、まぁいくで」
怜「…………どうするん」
竜華「こうするんよ」
怜「…………それ」
竜華「うん。部室棟のカギ」
怜「……なんで、あんたが、もってんねん」
竜華「それはまぁ……元麻雀部部長の権限で?」
怜「……ぷっ。なんや、それ」
竜華「ふふっ、まぁいくで」
題名的に怜が未来視して竜華の命を死守するSSの続きかと思ったんだが違うか
竜華「当たり前やけど、真っ暗やな」
怜「……うん」
竜華「でもお月様が出とるからちょっとはマシか」
竜華「はい、開いたで」
怜「……おりるで」
竜華「うん」
怜「…………」
竜華「…………」
怜「……ぶしつ、なつかしいわ……」
竜華「そうやな……」
怜「……うん」
竜華「でもお月様が出とるからちょっとはマシか」
竜華「はい、開いたで」
怜「……おりるで」
竜華「うん」
怜「…………」
竜華「…………」
怜「……ぶしつ、なつかしいわ……」
竜華「そうやな……」
>>141
あれは竜華がアレだったから今度は怜の番
あれは竜華がアレだったから今度は怜の番
竜華「宿直のセンセーとかに出くわしたらどうしよか?」
怜「…………」
竜華「まあなんとかなるやろ」
怜「…………」
竜華「教室とかにも行く?」
怜「…………ううん、ここが、ええ」
竜華「そっか」
怜「ここが、わたしらの、いばしょ、やから、なぁ……」
竜華「そうやな……教室よりも居た時間長いと思うわ」
竜華「やっぱ部室が一番落ち着くなぁ……」
怜「…………」
竜華「まあなんとかなるやろ」
怜「…………」
竜華「教室とかにも行く?」
怜「…………ううん、ここが、ええ」
竜華「そっか」
怜「ここが、わたしらの、いばしょ、やから、なぁ……」
竜華「そうやな……教室よりも居た時間長いと思うわ」
竜華「やっぱ部室が一番落ち着くなぁ……」
竜華「…………」
怜「…………」
竜華「…………」
怜「…………」
怜「りゅうか」
竜華「ん?」
怜「りゅうかの、ふともも、きもち、ええなぁ……」
竜華「ふふっ、怜はほんまうちの膝枕が好きやなぁ」
怜「……うん、だいすき、や」
怜「……ずっと、こうして、いたい」
竜華「うん……うちもやで……」ナデナデ
怜「…………」
竜華「…………」
怜「…………」
怜「りゅうか」
竜華「ん?」
怜「りゅうかの、ふともも、きもち、ええなぁ……」
竜華「ふふっ、怜はほんまうちの膝枕が好きやなぁ」
怜「……うん、だいすき、や」
怜「……ずっと、こうして、いたい」
竜華「うん……うちもやで……」ナデナデ
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