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    元スレ岡部「ロボティクス・ノーツ」

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    1 :

    ――2019年6月8日(土)

    岡部「この大檜山ビルを解体!? 本当なのですか、ミスターブラウン」

    ブラウン「あぁ。このビルもずいぶんとガタが来てるからな……正直、よくここまでもったと思っている」

    岡部「それなら修理をすれば……」

    ブラウン「修理したいのはやまやまなんだがな……最近、店が赤字続きでよ」

    岡部「さ、最近?」

    時代錯誤にも程があるブラウン管専門の店なんて、赤字がデフォルトな気がするのだが。

    ブラウン「なにか言いたいことがあるのか岡部ぇ?」

    岡部「いやぁ、何でもないですよミスターブラウン。しかし、一体いくらぐらいかかるのですか?」

    ブラウン「そうだな……だいたい一千万ほどだ」

    2 :

    続けてよろしい

    3 :

    敬語とか

    4 = 1 :

    岡部「い、いっせんまん!? それはボッタクリなのでは……?」

    ブラウン「ビルの修理ってのは結構金がいるんだぜ?」

    岡部「くっ、さすがに俺でもちょっと厳しい額ですね……」

    ブラウン「何言ってるんだが。ま、気持ちだけはありがたく受け取っておくぜ」

    ブラウン「そうだ。壊す前によ、派手にパーティーでもやっちまったらどうだ。どんだけ騒ごうと構わねぇ、俺が許す」

    岡部「パーティー……そうですね、さっそくラボメンに連絡をとらねば。では、失礼します」

    ブラウン「おう。いつやるか決まったら教えてくれよ」

    岡部「分かりました」

    6 :

    もちろんカオへメンバーも来るんですよね

    7 = 1 :

    岡部「ただいま、紅莉栖」

    紅莉栖「あら、おかえりなさい」

    紅莉栖はリビングでテレビを見ながらドクペを飲んでいる。
    大檜山ビルが解体されるという話をせねばな……と思ったその時、テレビから妙ちきりんな台詞が聞こえてきた。

    プレアデス『アルシオーネ、エレクトラ、マイア、タイゲタ、ケラエノ、アステローペ、メロペー』

    プレアデス『七人の女神の祝福により、我、400光年の彼方よりここに降臨――』

    プレアデス『アイアム――ミスター、プレアデス!』

    岡部「な、なんだこの仮面の男は……!?」

    テレビに映しだされていたのは、某ロボット番組のライバル的な仮面をつけ、
    ヒラヒラとした貴族チックな衣装をまとう謎の男だった……!

    紅莉栖「知らないの倫太郎? 彼はミスタープレアデスよ」

    岡部「知らないな。特撮番組か何かか?」

    紅莉栖「やれやれ、なら教えてあげるわ。ミスタープレアデスっていうのはね……」

    9 = 1 :

    岡部「……なるほど」

    どうやらミスタープレアデスというのはロボットを戦わせる大きな大会『ROBO-ONE』でニ年連続優勝している男らしい。
    なるほど、ヒーロー気取りでコスプレをしている訳だな。

    プレアデス『七人の女神に誓って宣言しよう。今年の大会も私が優勝すると――!』

    紅莉栖「ROBO-ONEって優勝したら賞金一千万円なのよね……私も出てみようかな、なんちゃって」

    岡部「一千万円だとっ!?」

    紅莉栖「きゃっ! どうしたのよ、いきなり大声あげて」

    岡部「ROBO-ONEで優勝すれば一千万円もらえる、今そう言ったか?」

    紅莉栖「言ったけど……」
    .                               シュタインズゲート
    岡部「クククッ……フゥーハハハッ! そうか、これも運命石の扉の選択か!」

    10 = 1 :

    紅莉栖「大檜山ビルを直すために一千万円が必要、か。なるほどね……」

    岡部「あぁ。紅莉栖よ……お前ならロボット製作、出来るのではないか?」

    紅莉栖「うーん、出来ないことはないけど……大会は今月の三十日。あと三週間しかないのよ……さすがに無理ね」

    岡部「いや、ダルも居れば!」

    紅莉栖「そうねぇ……私がソフト面、橋田がハード面を担当すれば、なんとかなるかもしれない」

    岡部「よし、ならばダルに連絡をしなければ!」

    意気込んだ俺は、ポケットに入れてある『ポケコン』を取り出す。
    ポケコンというのは、簡単に言ってしまえば高機能な携帯電話のようなものだ。
    アプリをインストールすることによって、ネット、メール、ゲームなどが出来る。

    12 = 1 :

    岡部「通話、ダル」

    俺はポケコンに向かってそう呟いた。
    フッ、音声認識とは中々にマッドな仕組みだと思わないか?

    ダル『オカリン? うーっす』

    ポケコンの画面いっぱいに映し出されるダルの顔。ポケコンはビデオ通話が可能なのだ。
    というかだな……近い、近いぞダルよ! 野郎の顔のアップなぞ見たくないわ!

    岡部「おう。なぁダルよ、顔をもう少し遠ざけてくれないか」

    ダル『おっとサーセンwww ……これぐらいかな』

    13 :

    見てるぞ

    14 = 1 :

    岡部「うん、それぐらいならいいだろう」

    ダル『で、何か用すか?』

    岡部「あぁ、実はだな……お前にROBO-ONEのロボットを作ってもらいたい」

    ダル『え? オカリンROBO-ONE出るの?』

    岡部「あぁ、これには深い事情があるのだよ」

    ダル『事情? 一体どんな』

    岡部「実はだな……」

    俺はダルにブラウン管工房と未来ガジェット研究所の危機について説明した。

    15 = 1 :

    ダル『把握した。ラボには色々な思い出があるし、なくなって欲しくないね。鈴羽も気に入ってるしさ』

    岡部「鈴羽、か……」

    今は2019年、鈴羽はまだ一歳だ。
    ラボを気に入ってるというのは、まさかリーディング・シュタイナー? いや、そんな訳ないか。

    ダル『鈴羽がどうかしたか、オカリン?』

    岡部「いいや、なんでもないさ」

    17 = 1 :

    ダル『しかし後三週間で作るっていうのはかなりキツイなぁ。僕にも仕事があるわけだし……』

    岡部「うむ……」

    ダル『まぁ既存品をカスタマイズするしかないかな。あ、その前に質問』

    岡部「なんだ?」

    ダル『オペレーターは誰がやるん? オカリン?』

    岡部「オペレーター?」

    ダル『ちょ、知らないのか。ロボットを操縦する人のことな』

    岡部「考えてなかった。俺は操縦なんてしたことないぞ……」

    ダル『ですよねー。いくらロボが良くてもオペレーターの腕がボロクソなら勝てないぜ?』

    ダル『動体視力や反射神経とかが優れてる人とかじゃないとキツイかもな』

    ダル『あとは……心理戦とかも割と重要かもね』

    岡部「どれもこれも俺にはまったくもって無縁な言葉だな……」

    19 :

    オカリンはガラケーだから厨二が引き立ってたのに

    20 = 1 :

    ダル『まぁ僕は牧瀬氏と相談して、どんなロボットにするか考えるわ。電話切るぞ』

    岡部「分かった、頼んだぞ」ピッ

    紅莉栖「橋田の協力は得られたみたいね」

    岡部「うむ、だがオペレーターが問題だな」

    紅莉栖「私はロボット作りで忙しくなるだろうから、オペレーター探しは手伝えないわ」

    岡部「分かっている。俺がなんとかするさ」

    紅莉栖「任せたわよ倫太郎。あ、橋田から電話きてる……着信、応答」

    紅莉栖はダルとどんなロボットにするか相談を始めたようだ。
    さて、俺はロボットのオペレーターを探さねばな。
    残るラボメンというと……まずはまゆりか。あいつはぼーっとしているようで割と反射神経がある。
    オペレーターの適正がありそうだな……候補に入れておこう。

    次、萌郁。ケータイの操作スピードには目を見張るものがある。
    だが反射神経がいいとは思えないな……あと人前に出るの苦手だし、大会出場は厳しいか。

    るか子……は俺より鈍い気がする。厳しいだろう。
                                               チェシャー・ブレイク
    最後、フェイリス。対戦ゲーにはかなり強い。あいつには全てを見通すチェシャ猫の微笑があるからな。
    間違いなく彼女がベストな選択肢だろう。

    21 :

    るみぽさんがやっぱ適任だよな

    23 :

    俺はコレジャナイ感満載で無理だった

    24 = 1 :

    だがフェイリスはメイクイーン+ニャンニャンの店長だ。
    それに、都市開発の会合などにも出ているVIP。VIPと言ってもVIPPERではないぞ?
    そんな彼女の日曜日が空いてるなんてことは……正直ない気がする。

    岡部「えぇい、何を弱気になっているのだ……とにかく電話しなければ分からん」

    岡部「とは言っても今は19時少し前、店が一番忙しい時間帯だ。後にせざるを得ないな」

    岡部「その間にやれることはやっておかねば……そうだな、情報収集しておこう。ROBO-ONEのことを全然知らないし」

    25 :

    フェリスは俺の嫁

    26 :

    ロボット操作なら得意じゃん
    宮野的に考えて

    27 :

    体験版時点だとまだきな臭さがあんまり無くて青春映画みたいな感じ

    28 = 22 :

    >>23
    やはりそうか……
    しえん

    29 = 1 :

    紅莉栖「はい倫太郎、あーん」

    岡部「あーん……」

    紅莉栖「おいしい?」

    岡部「おいしいよ、紅莉栖」

    紅莉栖「よかった、倫太郎が喜んでくれて」

    岡部「だがカップラーメンだ!」

    紅莉栖「しょうがないでしょ。さっきまで橋田とどんなロボにするか話し合ってたんだから」

    岡部「それは分かっているが、カップラーメンであーんはないだろう……」

    紅莉栖「う、うるさいわねっ! ほら、今度は倫太郎の番よ」

    岡部「ん? あぁ、オペレーター候補か。後でフェイリスにオペレーターをやってもらえないか聞いてみる」

    紅莉栖「確かにフェイリスさんなら適任か……ってそうじゃなくて!」

    岡部「?」

    紅莉栖「だから、その……今度は倫太郎が私にその……あ、あーんを……」

    岡部「やれやれ。これだからクリスティーナは困る……ほれ、あーん」

    紅莉栖「あ、あーん」

    31 = 13 :

    みるぽっ

    32 = 18 :

    >>31
    ャニッ!

    33 = 1 :

    岡部「23時……そろそろいいだろう。通話、フェイリス」

    呼び出し音が鳴り続ける。だが一向に出る気配はない。
    残業だろうか? 仕方ない、明日かけ直そう……そう思った時、人の姿が画面に映し出された。

    フェイリス『キョーマ!』

    だがその姿は、バスタオルだけを身に着けているという非常に扇情的なものだった。

    岡部「なっ、なななななななんて格好をしているのだ!」

    フェイリス『あれ、キョーマの顔真っ赤だよ? どうかしたのかなー?』

    岡部「あ、当たり前だろう! は、早く何か着てくれ!」

    フェイリス『ふーん、私が着替えている所を見たいってこと?』

    岡部「ば、馬鹿者っ! 一度切るからな! 着替えたら電話かけ直してくれ」

    フェイリス『はいはい♪』ピッ

    岡部「まったく、なんて恐ろしい女だ……フェイリス・ニャンニャン」

    34 :

    ブラポ

    35 = 1 :

    5分ほど待っていたら着信音が鳴った、フェイリスだ。身にまとっているのはピンク色のファンシーなパジャマ。
    26歳でそのパジャマか……まぁ、なかなか似合ってるのだが。

    岡部「……どうやら着替えは終わったようだな」

    フェイリス『うん。それで、キョーマは私に何か用かな? それとも、私の声が聞きたくなったとか?』

    岡部「用事だ」

    フェイリス『そっかー、残念』

    岡部「なぜ残念なのか分からないが、まぁいい」

    岡部「用事というのはだな……フェイリス、ロボットのオペレーターになってくれないか?」

    36 = 1 :

    フェイリス『ニャニャッ!? まさか奴らに対抗するために、古代に封印されたあの巨人を復活させるのかニャ!?』

    岡部「違う、そういうのではない! ……しかし、フェイリスのそれはなんだか懐かしいな」

    フェイリス『あはは……さすがに今の歳であのキャラは厳しいかな。お店の中ならともかく』

    岡部「フッ、昔は町中だろうとやってたのにな……おっと、話を戻すぞ」

    岡部「フェイリス、ROBO-ONEのオペレーターになってロボットを操縦してくれないか?」

    フェイリス『ROBO-ONE……なるほど、賞金目当てかな? 確か優勝賞金が一千万円だよね』

    岡部「くっ、電話越しでも相手の心を読むとは……やるな!」

    フェイリス『キョーマはなんでそんな大金が欲しいの?』

    岡部「それはだな……」

    38 = 1 :

    フェイリス『ビルの修理のため、か……』

    岡部「あぁ、だからフェイリス。お前の力を貸して欲しい」

    フェイリス『私としては手伝ってあげたいんだけど、日曜に店を開けるのはちょっと……』

    フェイリス『それにROBO-ONEって日曜日は予選で、予選を勝ち抜いたら月曜日の本戦にもでるんだよね?』

    フェイリス『二日間店を開けるのは無理……かな。しかも最近バイトの子がやめちゃってね、人手不足なの』

    岡部「そうだったのか……。それなら、仕方ないな」

    フェイリス『本当にごめんね、キョーマ』

    岡部「いや、こちらこそ無理を言ってすまなかった。店が大変だろうが、頑張ってくれ。おやすみ」

    フェイリス『うん……おやすみ』ピッ

    岡部「…………」

    フェイリスはやはり厳しかったか。しかし店の方がかなり大変そうだな……彼女なら大丈夫だとは思うが、心配だ。
    ロボットのオペレーターは、まゆりに頼むしかないな。
    しかしこんな遅くに電話しては迷惑だろう。明日の朝にでも電話をかけるか。

    39 = 22 :

    40 = 1 :

    ――2019年6月9日(日)

    岡部「おはよう紅莉栖」

    紅莉栖「おはよう、倫太郎。朝ごはん出来てるわよ」

    岡部「あぁ……頂こうか」

    テーブルの上にはご飯、豆腐の味噌汁、野菜の炒めもの、焼き鮭が置いてある。
    昔は料理が壊滅的にできなかった紅莉栖も、今では普通に料理ができる……人というのは成長する生き物なのだ。

    紅莉栖「どうしたの、ぼーっとして? 冷めちゃうわよ」

    岡部「あぁ……おいしそうでつい見とれていた」

    紅莉栖「ちょ、ちょっと! 朝から何言ってるのよ! おいしそうだなんて……このHENTAI!」

    岡部「はぁ? 俺はご飯がおいしそうだと言っただけだぞ。なぜHENTAIになるのだ」

    紅莉栖「え? あ、あぁ……ご飯ね! うん、分かってるわよそんなこと!」

    岡部「やれやれ。HENTAIなのはお前のほうだな、クリスティーナッ!」

    紅莉栖「ティーナをつけるな!」

    41 = 30 :

    これはなんだかんだでオカリンがオペいる流れ
    主人公対決良いと思います

    42 = 1 :

    岡部「飯も食ったし、まゆりに連絡しなければな。通話、まゆり」

    まゆり『トゥットゥルー♪ まゆしぃです。こんな朝早くに電話だなんて、オカリンにしては珍しいねぇ』

    岡部「あぁ、なにぶん急用でな。今、時間は大丈夫か?」

    まゆり『大丈夫だよー』

    岡部「分かった。実はお前に頼みたいことがあってだな……」

    まゆり『頼みごと? なにかなー』

    岡部「実は――」

    43 :

    ナイトハルト勢は……全員苦手そうか

    44 = 1 :

    まゆり『ラボのためにROBO-ONEに?』

    岡部「あぁ。そしてお前にはロボットを操縦してほしいんだ」

    まゆり『うーん、そういうのはフェリスちゃんの方がいいんじゃないのかな?』

    岡部『最初、フェイリスに頼んだんだがな……店のほうが忙しくて無理らしい」

    まゆり『そっかぁ……』

    岡部「ラボメンの中で次に操縦が出来そうなのはお前なんだ。頼む!」

    まゆり『うん、分かったよ。オカリンがそう言うなら、まゆしぃ頑張ってみるのです』

    岡部「ありがとう、まゆり」

    45 = 1 :

    紅莉栖「その様子だと上手く行ったみたいね」

    岡部「あぁ。ロボットの方はどうなった?」

    紅莉栖「橋田と相談しておおまかな構想は決まったわ」

    岡部「ほう、さすがだな」

    紅莉栖「問題は、ロボットやパーツを買うのに二十万円ちょいかかるのよね。半分は橋田が出してくれるって」

    岡部「ならば十万か……了解した」

    紅莉栖「あとまゆりの操作練習の為に本来のロボットと似た操作系統の安価なロボを買いたいの」

    岡部「そうか、実際に使うロボは改造などしなければならんからな……まゆりが触る時間がさほど取れん」

    紅莉栖「そういうこと。ま、これは大した値段じゃないから大丈夫」

    岡部「ではその練習用ロボはまゆりの家に送っておいてくれ」

    紅莉栖「オーケー。今日頼めば明日には届くはずよ」

    46 = 1 :

    ――2019年6月10日(月)

    岡部「ただいま、紅莉栖」

    紅莉栖「お帰りなさい、倫太郎。残業お疲れ様……ご飯食べる? それともお風呂? それとも……」

    岡部「ロボットだ!」

    紅莉栖「……言うと思った。素組みして、動作テストしてた所よ」

    岡部「さすがは助手だ」

    紅莉栖「助手って言うな」

    岡部「すまんすまん。つい興奮してな……」

    47 = 1 :

    岡部「ほう、これが……」

    目の前にある小さなロボットは、全体的に赤い人型ロボットだった。これはあれだな、なんかガンバムみたいだ。

    岡部「いいデザインだが……俺的にはもっとこう、悪役っぽいロボットがよかったな」

    紅莉栖「性能重視で選ばせてもらったからね。あと拡張性と値段」

    岡部「ふむ……まぁそこらへんは紅莉栖とダルを信用しているさ」

    紅莉栖「でもよく考えたら、こいつは橋田の元に送ればよかったわね。ハードウェア担当はあいつなんだし」

    紅莉栖「ソースコードはメールで送ってもらえばいい……まぁ、今更言っても仕方ないんだけど」

    岡部「いや、実際に見てみるのは大事だと思うぞ。俺も操縦したかったし」

    紅莉栖「そうかもね。はい、これがコントローラー」

    岡部「これは……なんだかPSコンそっくりだな」

    紅莉栖「オーソドックスなのを選んだだけよ」

    岡部「とりあえず左スティックを倒してみよう……おお、立った! ロボ子が立った!」

    紅莉栖「クララじゃないから。ていうかこの見た目でロボ子はないだろjk」

    俺と紅莉栖は一時間ほど遊んだ……もといテストした後、ロボットとパーツをダンボールに入れた。
    明日、ダルの家に郵送するとしよう……とか考えていたらメール着信。
    送り主はダル。どうやらダルの嫁である由季さんが、明日の朝早くに俺の家にロボットを取りに来てくれるようだ。
    正直助かる、さすがはマイフェイバリットライトアームだ。

    48 :

    ほう

    49 :

    なんだろう・・・この>>1はできる子・・・
    でも、なにかが足りない・・・なにかが・・・

    50 = 1 :

    ――2019年6月11日(火)

    岡部「しかし、紅莉栖の料理の腕は本当にすごくなったな」

    紅莉栖「えへへ、そう?」

    岡部「あぁ。昔の狂気でマッドな料理は一体なんだったのか」

    紅莉栖「あの頃は料理なんて全然したことなかったからね。でもまゆりが料理できないなんて思わなかったわ」

    紅莉栖「だって、すごく家庭的なイメージがあったもん。裁縫できるし……」

    岡部「そうだな……あいつの衣装作りの腕前は神がかっていた。今ならきっと料理も出来る気がする」

    こんな風に食事をしながら話していたら、ピンポーンという軽快な音が家中に響き渡った。

    岡部「由季さんだろうか。出てくる」


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