私的良スレ書庫
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元スレえる「いつもご苦労様です、折木さん」 折木「毎度どうも」
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折木「反論は?」
える「…………ありません」
折木「そうか。じゃあ今になって二階を俺に見せた理由は置いておくか」
える「!」
折木「次はそうだな……何であの文庫本が書庫に入っていたことにしたんだ?」
える「!!!………そこまでわかるのですか?」
折木「俺は書店員だぞ?その本が棚にどれくらいの期間納められていたかくらいわかる」
そうでなくても、あの書庫……とは名ばかりの納屋は、
間違いなく元々書籍を保管するために建てられたものではない。
空調設備も、湿気対策も施されていない書庫など聞いたことがない。
える「…………ありません」
折木「そうか。じゃあ今になって二階を俺に見せた理由は置いておくか」
える「!」
折木「次はそうだな……何であの文庫本が書庫に入っていたことにしたんだ?」
える「!!!………そこまでわかるのですか?」
折木「俺は書店員だぞ?その本が棚にどれくらいの期間納められていたかくらいわかる」
そうでなくても、あの書庫……とは名ばかりの納屋は、
間違いなく元々書籍を保管するために建てられたものではない。
空調設備も、湿気対策も施されていない書庫など聞いたことがない。
折木「それでも本が傷んでいなかったのは定期的に虫干しをしていたからだろう」
える「…………その通りです」
折木「だろうな。しかしそれもせいぜい数カ月に一回だろう。
それだけ動かしていない本にはま、埃がたまるんだよ」
える「!」
折木「もう俺が何を言いたいか分かるな。
今日の文庫本には、ほとんど埃がついていなかった」
える「………」
折木「あれはここ数週間の間に誰かが新たに運び込んだものだ」
える「…………その通りです」
折木「だろうな。しかしそれもせいぜい数カ月に一回だろう。
それだけ動かしていない本にはま、埃がたまるんだよ」
える「!」
折木「もう俺が何を言いたいか分かるな。
今日の文庫本には、ほとんど埃がついていなかった」
える「………」
折木「あれはここ数週間の間に誰かが新たに運び込んだものだ」
ひぎゃああミスったああああああああ
×>折木「だろうな。しかしそれもせいぜい数カ月に一回だろう。
それだけ動かしていない本にはま、埃がたまるんだよ」
○>折木「だろうな。しかしそれもせいぜい数カ月に一回だろう。
それだけ動かしていない本にはな、埃がたまるんだよ」
×>折木「だろうな。しかしそれもせいぜい数カ月に一回だろう。
それだけ動かしていない本にはま、埃がたまるんだよ」
○>折木「だろうな。しかしそれもせいぜい数カ月に一回だろう。
それだけ動かしていない本にはな、埃がたまるんだよ」
える「折木さん…………」
千反田が不安そうな目でこちらを凝視している。
安心しろ。コレが最後だ。
折木「単刀直入に言おう。あの文庫本はお前のものだな?」
える「……………」
千反田の沈黙を、俺は肯定と受け取った。
折木「俺の仮説を説明する。
お前の目的は………あの本棚を俺に見せることだったんだな」
千反田が不安そうな目でこちらを凝視している。
安心しろ。コレが最後だ。
折木「単刀直入に言おう。あの文庫本はお前のものだな?」
える「……………」
千反田の沈黙を、俺は肯定と受け取った。
折木「俺の仮説を説明する。
お前の目的は………あの本棚を俺に見せることだったんだな」
ホウタローはいいな
最初見た時はまた脱力系主人公だってうんざりしてたけど
最初見た時はまた脱力系主人公だってうんざりしてたけど
える「………………………」
最初は、自意識過剰にもほどがあると思った。
しかし、作業を進めるうちに、その予感は確信へと変わっていった。
折木「やけに見覚えのある本ばかり並んでいるな、と思った。
俺も本は読む方だったから、そんな偶然もあるだろうと考えていたよ。
だけど、奥付の発行年を見たときに『おや?』っと思った。
俺が高校生の時に読んでいた本が、俺が高校生だった頃に買われている。
――――そんな偶然はないだろう」
そして、休憩時の千反田との会話。
あれがきっかけだった。
折木「………どうしてあのときまで気づかなかったんだろう。
いや、忘れていたんだろうな」
える「折木、さん………」
折木「あれは、俺がお前に薦めた本ばかりだったな」
最初は、自意識過剰にもほどがあると思った。
しかし、作業を進めるうちに、その予感は確信へと変わっていった。
折木「やけに見覚えのある本ばかり並んでいるな、と思った。
俺も本は読む方だったから、そんな偶然もあるだろうと考えていたよ。
だけど、奥付の発行年を見たときに『おや?』っと思った。
俺が高校生の時に読んでいた本が、俺が高校生だった頃に買われている。
――――そんな偶然はないだろう」
そして、休憩時の千反田との会話。
あれがきっかけだった。
折木「………どうしてあのときまで気づかなかったんだろう。
いや、忘れていたんだろうな」
える「折木、さん………」
折木「あれは、俺がお前に薦めた本ばかりだったな」
>>285
何故かブシドーで再生された
何故かブシドーで再生された
俺たちが高校2年生に上がったころから、俺と千反田はたまに本の貸し借りをするようになった。
千反田は借りた本は一週間以内に必ず返してくれたし、
俺としても相手が千反田なら物の貸し借りにも抵抗がなかった。
序盤だけ抜けているシリーズ物は、最初の方だけ俺が貸して、
申し訳ないので残りは自分で手に入れる、と言われたものだった。
そんな風にいつものように千反田に本を貸してやった時のことだ。
里志『いやーホータローも変わったよねえ』
里志が妙なことを言いだしたのは。
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