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元スレほむら「さやかの唄」
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えー、そこで分岐かよ
後でもう一方も書いてくんねえかな
連れてくほうを見たかった
後でもう一方も書いてくんねえかな
連れてくほうを見たかった
「……ごめんなさい、まどか」
私は彼女を優しく抱き寄せると、盾からスタンガンを取り出しす。
音のない空間に強い破裂音がしたかと思うと、まどかはそのまま気を失った。
「まあ妥当な判断だね」
「跡になってしまったらごめんなさいね、でも貴方にこれ以上ひどい傷を負わせる訳にはいかないから……」
気絶しているまどかの体を抱き上げると、階段の踊場まで戻り、彼女を座らせた。
「インキュベーター、貴方に頼みがあるわ」
「なんだい?」
私の肩から降りると、インキュベーターはまどかの顔をまじまじと覗きこんだ。
「しばらく起きる気配はないね」
「ええ、だから彼女が起きるまでここで様子を見ていて欲しい……
あと、万が一彼女の身に危険が及ぶようならこれを」
私はまどかのスクールバッグの中に自動小銃を忍ばせた。
インキュベーターは怪訝そうに私の顔をのぞき込んだ。
「君が居ない間に僕がまどかに契約を迫らないとも限らないのに、いいのかい?」
わざとらしく問いかけるインキュベーターを、私は髪をかきあげ一蹴した。
「えぇ、協力関係である以上、そういうことはしないと信じているわ」
「それをちらつかせられては困ったね。分かった。彼女の様子を見ていよう」
私は彼女を優しく抱き寄せると、盾からスタンガンを取り出しす。
音のない空間に強い破裂音がしたかと思うと、まどかはそのまま気を失った。
「まあ妥当な判断だね」
「跡になってしまったらごめんなさいね、でも貴方にこれ以上ひどい傷を負わせる訳にはいかないから……」
気絶しているまどかの体を抱き上げると、階段の踊場まで戻り、彼女を座らせた。
「インキュベーター、貴方に頼みがあるわ」
「なんだい?」
私の肩から降りると、インキュベーターはまどかの顔をまじまじと覗きこんだ。
「しばらく起きる気配はないね」
「ええ、だから彼女が起きるまでここで様子を見ていて欲しい……
あと、万が一彼女の身に危険が及ぶようならこれを」
私はまどかのスクールバッグの中に自動小銃を忍ばせた。
インキュベーターは怪訝そうに私の顔をのぞき込んだ。
「君が居ない間に僕がまどかに契約を迫らないとも限らないのに、いいのかい?」
わざとらしく問いかけるインキュベーターを、私は髪をかきあげ一蹴した。
「えぇ、協力関係である以上、そういうことはしないと信じているわ」
「それをちらつかせられては困ったね。分かった。彼女の様子を見ていよう」
沙耶の唄は設定だけ見てて怖くてプレイしてねえんだよなぁ
追いつき支援
追いつき支援
扉の前に戻ると、私は思い出したように盾の中からボンベと魔法瓶を取り出した。
これから戦うに当たり、杏子が既に消耗していた場合ほぼ一人で沙耶と戦わなくてはならない。
その場合、このかなりの重量があり嵩張る窒素ボンベではかなり不利な戦いを強いられる。
「確か病院では消毒の時に魔法瓶に入った液体窒素を使っていたはずだから大丈夫よね」
二つの魔法瓶に小分けにすると、私は再び立てに収納し魔女空間へと潜入した。
相変わらず下水管を通っているようなベタついた空気ではあるが、今度は私の足に杏子の命がかかっている。
ここまできて足元の肉片を気にするのは野暮だ。構わず踏みつけながら中へ中へと進んでゆく。
コンサートホールの入り口までやってきた。私はゆっくりと扉を開く。
昨夜と同じように扉と床の隙間に巻き込まれた肉片が赤黒い跡を残す。どうやらあの後ここにあった「何か」は元通りになったようだ。
(恐ろしいまでの回復力だわ……)
ホールをくまなく見渡すが、杏子の姿は見えない。さやかの魔女もおとなしくしており、触手は露出していない。
……まさか。そんな事って。
(ホ蟲騾カ?)
これから戦うに当たり、杏子が既に消耗していた場合ほぼ一人で沙耶と戦わなくてはならない。
その場合、このかなりの重量があり嵩張る窒素ボンベではかなり不利な戦いを強いられる。
「確か病院では消毒の時に魔法瓶に入った液体窒素を使っていたはずだから大丈夫よね」
二つの魔法瓶に小分けにすると、私は再び立てに収納し魔女空間へと潜入した。
相変わらず下水管を通っているようなベタついた空気ではあるが、今度は私の足に杏子の命がかかっている。
ここまできて足元の肉片を気にするのは野暮だ。構わず踏みつけながら中へ中へと進んでゆく。
コンサートホールの入り口までやってきた。私はゆっくりと扉を開く。
昨夜と同じように扉と床の隙間に巻き込まれた肉片が赤黒い跡を残す。どうやらあの後ここにあった「何か」は元通りになったようだ。
(恐ろしいまでの回復力だわ……)
ホールをくまなく見渡すが、杏子の姿は見えない。さやかの魔女もおとなしくしており、触手は露出していない。
……まさか。そんな事って。
(ホ蟲騾カ?)
聞き覚えのある唸り声が聞こえる。怪物特有の、あの湿った言葉が。
だが、私の耳に聞こえるわけではない。つまりこれの意味するところは。
(聞コえル插、ホ蟲騾)
……やはりそうなのか。
(杏子……杏子なのね)
答えを聞きたい。だがこの憶測が事実であることは同時に私にとって恐怖でもあった。
(盂ン)
多分これは肯定だ。杏子、貴方もそんな姿になってしまったというの……?
頬から血の気が引いて行く。方々で怪物が地面を這いずりまわっている。この中の一人が、杏子という事実。
「あぁ……なんてこと」
私はその場に崩れ落ちた。
だが、私の耳に聞こえるわけではない。つまりこれの意味するところは。
(聞コえル插、ホ蟲騾)
……やはりそうなのか。
(杏子……杏子なのね)
答えを聞きたい。だがこの憶測が事実であることは同時に私にとって恐怖でもあった。
(盂ン)
多分これは肯定だ。杏子、貴方もそんな姿になってしまったというの……?
頬から血の気が引いて行く。方々で怪物が地面を這いずりまわっている。この中の一人が、杏子という事実。
「あぁ……なんてこと」
私はその場に崩れ落ちた。
けっこう読ませるなぁとか思うんだけど
頻繁に差し挟まれる誤字はなんとかならんかww
頻繁に差し挟まれる誤字はなんとかならんかww
もうディスプレイが肉塊にしか見えないから仕方ないんだよきっと
想定はしていたが、それが現実となって目の前に突きつけられ、私は愕然とした。
私は、この邪悪な存在と、たった一人で戦わなくてはいけないという事実がたまらなく怖くなった。
足がガクガクと震え、頭がクラクラと揺れた。そんな馬鹿な話があって良いのか。
その時、再びあのテレパシーが頭の中で木霊した。
(落チ着罫、ホ蟲騾)
……落ち着け。私にはそう聞き取れた。
(嚮ス縷シカ那華ッたん橢。
幸イ、テ禮パ弑ナラ、少シ慧聞キ酉ヤ簾イみ弖エ橢)
(ええ……注意深く聞けば、聞き取れるわ)
(ア夛シモ龕張禮バお眞エノ言發ガ慧カ縷ヨ)
だが、私があの怪物のような姿になった時とは違い、どの怪物も人間とはかけ離れた姿をしている。
(貴方は何処に居るの?)
(壹リ口ト反體臥ワにい縷。
時關経っチ眞っ夛聲デス臥夛モ大賦変わっ夛ッ弖、沙耶臥壹ッて夛)
(時間が……って、姿が……ダイ……変わった?)
時間経過とともに体があの怪物に侵食されていく、ということだろうか。
そうなると早めに杏子を救い出さねばならない。
私は壁沿いに立ち上がると、盾から魔法瓶を取り出した。
私は、この邪悪な存在と、たった一人で戦わなくてはいけないという事実がたまらなく怖くなった。
足がガクガクと震え、頭がクラクラと揺れた。そんな馬鹿な話があって良いのか。
その時、再びあのテレパシーが頭の中で木霊した。
(落チ着罫、ホ蟲騾)
……落ち着け。私にはそう聞き取れた。
(嚮ス縷シカ那華ッたん橢。
幸イ、テ禮パ弑ナラ、少シ慧聞キ酉ヤ簾イみ弖エ橢)
(ええ……注意深く聞けば、聞き取れるわ)
(ア夛シモ龕張禮バお眞エノ言發ガ慧カ縷ヨ)
だが、私があの怪物のような姿になった時とは違い、どの怪物も人間とはかけ離れた姿をしている。
(貴方は何処に居るの?)
(壹リ口ト反體臥ワにい縷。
時關経っチ眞っ夛聲デス臥夛モ大賦変わっ夛ッ弖、沙耶臥壹ッて夛)
(時間が……って、姿が……ダイ……変わった?)
時間経過とともに体があの怪物に侵食されていく、ということだろうか。
そうなると早めに杏子を救い出さねばならない。
私は壁沿いに立ち上がると、盾から魔法瓶を取り出した。
(い壹カヨ矩葵キ勲だ、ホ蟲騾。ア夛シに慧沙耶を見倭ケ縷コト臥デ葵縷。
ダ殻ア夛シ倭ワざ砥丸腰デ撰ニュ宇シテ鼓ノ簾臥タ煎ナッ夛ん橢)
(……わざと敵に取り入ったということね?)
(夛分痾ッ弖る)
杏子の言葉を聞くには全神経をテレパシーに集中させる必要がある。
奏している間にも一部の怪物は私に警戒し始め、逃げるように私から遠ざかってゆく。
(時關がナ壹。ア夛シは凝レ插騾沙耶ニ近ヅ居幣取リ淤さ繪縷。
淤前ニ倭時間稼魏を夛の蟲。沙耶の葵を脾ケ)
(沙耶の気を引けばいいのね)
(痾ア。幸イに裳奴倭テ禮パ駟イに気付壹弖イ那壹)
私は一旦魔法瓶を盾にしまうと、中からアサルトライフルを取り出した。
そしてさやかの魔女を向き直ると深く腰を落とし身構える。
(さや插ニ倭悪壹ガ魔女を狙繪)
(わかってるわよ。私からじゃ貴方達は見分けがつかないもの)
(よ駟、頼ン橢)
私は跳躍すると魔女の肉壁めがけて乱射をはじめる。
効き目がないのは最初からわかっている。だが、明らかな陽動と分からない用、できる限り有効な手立てを選び攻撃を行う。
(杏子……頼んだわよ)
ダ殻ア夛シ倭ワざ砥丸腰デ撰ニュ宇シテ鼓ノ簾臥タ煎ナッ夛ん橢)
(……わざと敵に取り入ったということね?)
(夛分痾ッ弖る)
杏子の言葉を聞くには全神経をテレパシーに集中させる必要がある。
奏している間にも一部の怪物は私に警戒し始め、逃げるように私から遠ざかってゆく。
(時關がナ壹。ア夛シは凝レ插騾沙耶ニ近ヅ居幣取リ淤さ繪縷。
淤前ニ倭時間稼魏を夛の蟲。沙耶の葵を脾ケ)
(沙耶の気を引けばいいのね)
(痾ア。幸イに裳奴倭テ禮パ駟イに気付壹弖イ那壹)
私は一旦魔法瓶を盾にしまうと、中からアサルトライフルを取り出した。
そしてさやかの魔女を向き直ると深く腰を落とし身構える。
(さや插ニ倭悪壹ガ魔女を狙繪)
(わかってるわよ。私からじゃ貴方達は見分けがつかないもの)
(よ駟、頼ン橢)
私は跳躍すると魔女の肉壁めがけて乱射をはじめる。
効き目がないのは最初からわかっている。だが、明らかな陽動と分からない用、できる限り有効な手立てを選び攻撃を行う。
(杏子……頼んだわよ)
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杏子が沙耶を取り押さえ、ほむらに分かるようにして沙耶を殲滅する作戦
杏子が沙耶を取り押さえ、ほむらに分かるようにして沙耶を殲滅する作戦
――目覚めると、夕日の差しこむ階段に座っていた。
私が追いかけていたはずのほむらちゃんはいつの間にか立ち去ってしまったのか、姿はない。
ビルには相変わらず微かに鼻を刺激する腐敗臭が漂っている。
「もう目覚めたのかい、鹿目まどか」
「キュウベェ……」
踊り場から数えて3段目にキュウべぇが座ってしっぽをせわしなく動かしながらこちらの様子を伺っていた。
私は立ち上がると当たりを見回した。首筋に攣ったような痛みが走る。
携帯電話の時計を確認する。……このビルに入ってからまだ30分も経っていない。
「驚いたよ、まさかこんなにも早く目が覚めるとはね。
暁美ほむらの予定よりもかなり早いんじゃないかな」
「ほむらちゃんはどうしたの?」
「魔女と戦ってるよ。どうやら杏子と一緒らしい」
私はカバンを手に取ると階段を駆け上がった。
「何処に行くんだいまどか!そっちは危険だ!」
「だめだよ、ほむらちゃんが、杏子ちゃんが、それに……さやかちゃんを助けなきゃ!」
私が追いかけていたはずのほむらちゃんはいつの間にか立ち去ってしまったのか、姿はない。
ビルには相変わらず微かに鼻を刺激する腐敗臭が漂っている。
「もう目覚めたのかい、鹿目まどか」
「キュウベェ……」
踊り場から数えて3段目にキュウべぇが座ってしっぽをせわしなく動かしながらこちらの様子を伺っていた。
私は立ち上がると当たりを見回した。首筋に攣ったような痛みが走る。
携帯電話の時計を確認する。……このビルに入ってからまだ30分も経っていない。
「驚いたよ、まさかこんなにも早く目が覚めるとはね。
暁美ほむらの予定よりもかなり早いんじゃないかな」
「ほむらちゃんはどうしたの?」
「魔女と戦ってるよ。どうやら杏子と一緒らしい」
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