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    元スレ男「カードゲーム?」

    SS覧 / PC版 /
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    101 = 58 :

    はしょりおったで…

    102 = 1 :

    一ヵ月後

    最終決戦が始まった


    ボス「ふはは!!これで終わりだ!」

    ボス「滅ぼせ!『終焉の竜』!」


    『終焉の竜』 コスト99 HP∞ ATK∞ 
    効果:このカードが場に出た時相手プレイヤーのライフは0になる
    この効果はいかなるカードの効果を受け付けない


    男 LP1 → LP 0

    「ぐわあああああああ!?」ドーン

    「男おおおおおおおおお!!」

    「そ……そんな!」

    おじさん「男くーーーーーーん!!」

    103 :

    ならば肉体言語にて語るしかないな

    104 = 1 :

    ボス「ははははは!貴様の負けだ!」

    「……っまだ終わってない」ヨロッ

    ボス「何を言う!!貴様のLPは0!負けだ!」

    「……この瞬間」

    ボス「っ!?」

    「『大逆転』を発動する!」


    『大逆転』 コスト0
    このカードはLPが0になった時に発動できる
    効果:このゲームの勝者となる、いかなる手段を使っても無効にできない


    ボス「なんだとおおおおおおおっ!?」

    105 :

    チートすぎる・・・・

    106 = 95 :

    これはひどい

    107 = 1 :

    「俺の勝ちだ!!」

    「やったな!男」

    「流石ね!」

    おじさん「まさか、こんな奇跡的な勝利をするとは」

    「……なに、自分のデッキを信じたまでさ」

    「俺の最高の仲間達をな……」

    _________
    _______
    ____
    __
    _

    108 = 58 :

    >>105
    チートバトラーズだからな

    109 = 1 :

    そして、それから三日後


    「……第二回世界大会のデッキどうしようかな?」

    「今までの逆転デッキじゃダメなのか?」

    「ああ、今の流行は『絶対勝利』だからな」


    『絶対勝利』 コスト0 
    効果:勝ち、なにがなんでも勝ち


    「『あべこべ』はダメなのか?」

    「それは禁止になった」

    「……そうか」

    「そうね、まずはそれをメタれるデッキから作らないと」

    「ん?おい二人とも、あの公園のベンチで座ってるの」

    「おじさんだ!」

    110 = 1 :

    おじさん「……」

    「おじさん、ベンチであんなにうな垂れてどうしたんだろ?」

    「また、神のカードでも奪われたんじゃね?」

    「また?」

    「おじさーん!」

    おじさん「っ!!……男君か」

    「何か会ったの?」

    おじさん「まぁ、色々とね」

    111 :

    クソゲーワロタwww

    112 = 1 :

    「どうせまた、神のカードを奪われたんだろ?」

    「相変わらずのザル警備ね」

    「そうだ!おじさん、このデッキを見てくれよ」

    おじさん「……どれ」パラパラ

    おじさん「……すばらしいね」

    「まじで!!これなら世界大会に出場できる!」

    おじさん「……男君」

    「ん?」

    おじさん「全国大会は中止になったんだ」

    113 = 1 :

    「そ、そんな!?」

    「どういう事だ?」

    おじさん「……すまない」

    「まさか……また闇の組織が?」

    おじさん「いや、そうじゃない」

    「じゃあ一体なにが……」


    モブ「おーい!お前ら、ニュースだニュース!」

    114 = 1 :

    「モブか、どうした?」

    モブ「大変だぞ!」

    「?」

    モブ「チートバトラーズの会社が倒産したらしいぞ!」

    「え」

    「え」

    「……どうゆうこと?」

    おじさん「……」

    115 = 111 :

    ワロタ……

    116 = 33 :

    そらまーな……

    117 = 6 :

    まじかよ……

    118 = 1 :

    おじさん「実はな、大規模なボイコットが起きたんだ」

    「……どうして?」

    おじさん「皆、作るのに飽きたらしい」

    「え?」

    おじさん「段々ゲームのルールも強引になっていったし」

    おじさん「新しいパックを出すたびに、ルールブックは辞書並の厚さになっていくし」

    おじさん「正直、屁理屈ゲーになっていったんだ」

    「言われてみれば……」

    おじさん「皆、飽きていって……気が付いたら、私一人になっていた」

    「おじさん……」

    119 = 1 :

    おじさん「さらばだ、男君」

    おじさん「……クソゲーを見極める力もつけるんだぞ?」トコトコ


    「」

    「」

    「」

    モブ「……あれ?」


    こうして俺達のチートバトラーズは終わりを告げた
    _______
    ____
    __
    _

    120 :

    >>1が飽きただけだろ

    121 = 1 :

    「暇だなーなにか楽しい事は無いかなー?」

    「ゲーム飽きちゃったし、漫画も最近のはつまらないし」

    「なにかないかなー?」


    ???「そこの少年!」

    122 = 1 :

    「誰だ!?」

    ???「どうやら君は暇みたいだね!」

    「う、うん、そうだけど……おじさん誰?」

    おじさん「私?私は通りすがりのおじさんだ!

    「お……おじさん?」

    おじさん「そうだ!決してゲーム会社の社長ではないぞ!」

    123 = 1 :

    「ふーん、ところで」

    おじさん「ん?」

    「なんで俺に声をかけたの?」

    おじさん「ああ、君が暇だと言っていたのを聞いてね」

    「……聞いてたんだ」

    おじさん「ところで、君?」

    「なに?」

    おじさん「カードゲームに興味は無いかい?」

    124 = 1 :

    「カードゲームか……確かに好きだけど」

    おじさん「ほうほう、何をやったことがある?」

    「うーん、何種類かはやったことがあるけど」

    おじさん「経験は?」

    「基本的にはそのカードゲームのテンプレデッキを組んで全国大会に出てベスト4までは」

    おじさん「そうか……」

    「でも飽きちゃったんだよね」

    125 = 1 :

    おじさん「それなら!このカードゲームをやってみないかい?」スッ

    「……最弱バトラーズ?」

    おじさん「そうだ!」


    ベシャッ!!


    「……」

    おじさん「なんで地面にたたきつけるんだ!」

    「なんでって」

    126 = 1 :

    「クソゲーを見極める力も必要なんでしょ、おじさん?」

    「じゃあね」トコトコ


    おじさん「」




    地面に落ちた、『敗』『北』のカードを見つめるおじさんは

    まさに敗者だった

    それから、しばらくしない間に最弱バトラーズの会社も潰れたらしい


    おしまい

    127 = 33 :



    男はちゃんと成長したんだな

    129 :

    いいはなしだなー


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