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    元スレ恒一「見崎がウザい」

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    51 = 45 :

    >>48続けたまえ >>1消え失せろ

    52 :

    赤沢「ねぇ恒一くん 私も一緒にお昼良い?」

    恒一「あっ赤沢さんも来る? もちろん良いよ じゃあ屋上で良いね」

    赤沢「うん 良いわよ」

    「私ももちろん行って良いよね?」

    恒一「‥‥」

    「‥‥榊原くん? どうして無視するの?」

    恒一「‥‥」

    「わざとやってるの? 私何か悪いことした?」

    赤沢「‥‥」ニヤリ

    赤沢「恒一くん♪ 行きましょ」ダキッ

    恒一「あっうん」

    「‥‥‥‥」

    53 = 48 :

    >>49 助言サンクス!! 助かる
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    杉浦「突然立ち上がってどうしたの泉美?」

    赤沢「ちょっと黙ってて。今いいことだから」

    昼食中の赤沢は箸を止め、見崎の動向を注視することにした。
    クラス内で公認の夫婦だったはずの榊原夫妻に
    異変が起き始めているのだ。

    「……うっ……えぐっ……榊原君ひどいよぉ……」

    何の前触れもなく、今日の朝から無視され続けた鳴。
    もしかして彼を怒らせるようなことでもしたのかと不安に思ったが、
    訊いても一言も答えてくれない。ついに泣き出してしまったのだ。

    勅使河原「お……おい。なんだよこの雰囲気は……」

    54 = 52 :


    (‥‥?  私の声小さいのかな?)

    スタスタスタ

    「有田さんこんにちは」

    有田「あっ見崎さんこんにちは」

    「‥‥」

    有田「‥‥どうしたの?」


    ジャイコーゼ ミンナデオヒルダー ワーイ

    「あっちょっと待って 置いていかないで」

    タッタッタ

    55 = 52 :

    >>53
    続けろください

    56 = 48 :

    勅使河原が周囲を見渡しながら言った。

    昼食中のクラスメイトらは声をあげながら
    泣いてる見崎鳴のことを注目してみていた。

    一緒に食事をしていた有田や小椋は、珍しいものでも
    見るような目でぼーっとしていた。風見はなぜかワクワクしながら
    見守ってる。他の奴らも大半がおもしろがって見ていた。

    望月「ねえ、さっきから皆に注目されてるよ。
       どうにかしてよ榊原君」

    榊原「ん? さっきから何の話をしてるの?」

    勅使河原「今日はどうしたんだよサカキ。見崎のことだよ。
         おまえが派手に無視してるから泣いちまってるじゃないか」

    「うっ……ぐすっ……」

    57 = 48 :

    彼女が人前で泣くことなどめったにない。
    何よりショックだったのが、昨日まで普通に食事してくれた榊原が、
    もう自分のことを「いないもの」のように扱っていることだった。

    恒一(ふふふ。いい感じだな……)

    ダークサイドに堕ちてしまった恒一は、
    鳴に見えない角度でにやけていた。

    恒一(フラグを立てたところで一気に突き落す。
       いい作戦だろ? 見崎の奴はいずれ僕と
       付き合えるとでも思ってたに違いない)

    彼は、後に今日のことをこう語る。

    『楽しいからやりました。反省なんてしてません』

    まさにクズである。

    58 = 1 :

    酒鬼薔薇くんだったか…

    59 = 48 :

    勅使河原や望月の必死の説得にもかかわらず、
    恒一は教室を出て行ってしまった。

    屋上では多々良さんと待ち合わせてしてある。

    恒一「待たせちゃってごめんね」

    多々良「いえ、私も今来たところですから」

    恒一「へえ。多々良さんって自分でお弁当作ってるの?」

    多々良「時間があるときだけですけどね。
        で、なんで見崎さんも一緒にいるんですか?」

    恒一「え?」

    振り返ると、背後霊のようにぴったりと鳴がしがみついていた。
    人ひとり分の重量を抱えていたはずなのに、なぜ今まで気づかなかったのか。

    60 = 48 :

    背中に女の子がしがみついてる。こんな経験をすることは稀だろう。
    それでも多々良に指摘されるまで気づかなかったのは、鳴の体重が
    軽かったからに違いない。

    恒一「何言ってるのさ多々良さん。
       今後ろを見たけど誰もいなかったよ?」

    多々良「えっ。でも見崎さんがしがみついてるじゃないですか」

    恒一「はははっ。多々良さんはジョークのセンスもあるんだね。
       それよりお弁当食べさせっこしようよ。今日のは自信作なんだ」

    自然を装ってお弁当箱を広げる恒一。
    このような状況でも無視し続けるのは並大抵の技ではない。

    望月(くそう……どうして見崎さんを泣かせるようなことをするんだよ……)

    屋上の影で見守っていた望月が爪を噛む。あきれてしまった勅使河原は
    教室に残ったが、彼は密かに尾行していたのだ。

    62 = 48 :

    望月(見崎さんだってあきらめが悪いのは確かだよ?
       でもいきなり無視するなんて榊原君ひどいじゃないか)

    高林と親しかったため、フェアプレイの精神が身についていたのだ。

    鬼畜榊原の行動には論理性が皆無で、まるで鳴をいじめてるように
    しか見えなかった。というよりその通りなのだが。

    望月「榊原君!! もういい加減に……!!」

    屋上の隅から身をだし、榊原に怒鳴り込んでやろうと思ったところ、
    携帯の着信が鳴る。それは一通のメールだった。

    『望月。あとで怜子さんのパンツをやる。だから黙ってろ』

    この恒一からの指示により、望月は態度を一変させ、
    大人しく教室へ帰ったのだった。

    63 :

    もっちー安定してるなwww

    64 = 48 :

    多々良「今誰かの叫ぶような声が聞こえませんでしたか?」

    榊原「気のせいじゃない? 
    それより食べさせてあげるよ。あーんして」

    多々良「そ……そんないきなり////」

    多々良が食事に誘われたのは今日が初めてだった。
    彼女は内気だから自分から恒一に話しかけることはなかった。

    以前から恒一と鳴はクラス公認のカップルだと思ってたから、
    まさか自分に誘いが来るとは思ってなかった。

    恒一に差し出されたミートボールを食べる。
    彼は自信作だと言っていたが、どう見ても
    レトルトの味だった。あえて指摘はしなかったが。

    「サ・カ・キ・バ・ラ君……私にもあーんして?」

    65 = 48 :

    恒一(ち……うざいな)

    せっかくの多々良との昼食タイムの邪魔だった。
    ちなみに鳴は、座ってる恒一の背中に抱き着いてる。
    いうなれば親に甘える子供のような体勢である。

    恒一「あー。なんだか無性に背伸びがしたい気分だなぁ」

    したがってこのように椅子から立ち上がれば、
    鳴はバランスを失って倒れてしまう。

    「いたた……どうして酷いことするの榊原君?」

    恒一(うっ……こいつ腐っても美少女だな。
       そんな子犬のような目で見てくるなよ。
       でも僕は容赦しないぞ)

    勃起した股間を巧妙に隠しながら、光の速さでメールを打つ。

    『望月。怜子さんのブラジャーも追加する。見崎をなんとかしろ』

    66 = 48 :

    多々良「急に携帯を開いてどうしたんですか?
        それに前かがみになってますよ」

    恒一「なんでもないよ。気にしないで。
       それにしても今日は空が青くていい天気だなぁ」

    多々良(どう見ても曇り空ですけど)

    いぶかしむ目で彼を見続ける多々良。
    先ほどから不審な言動が多すぎるのだ。
    気になっていた彼が、実は変人だったんじゃないかと思っていた。

    いきり立った望月が到着するのに一分もかからなかった。

    望月「あーおほん。君たち!! いないものの相手をするのは止めたまえ!!」

    意味不明な文句を言いながら、鳴を引きづって退散しようとしたが、
    逆上した鳴に殴り飛ばされてしまう。でも恒一は気にしなかった。

    67 = 1 :

    支援

    68 = 48 :

    多々良「あの……榊原君。さっきからずっと
        訊こうと思ってたことがあるんですけど」

    恒一「なんだい?」

    多々良「どうして見崎さんのことを無視してるんですか?
        あと望月君がボコボコにされてますけど、
        助けに行かなくていいんですか?」

    恒一「望月か。あれはボクシングの練習してるだけだから心配いらないよ。
       見崎の件だけど、あいつは僕のストーカーなんだ」

    多々良「ええっ!! 見崎さんがストーカー!?」

    恒一「そうなんだよ。初めて会ったのは僕が入院してた病院だったんだけど、
       しつこく質問攻めされちゃってさ。今日にいたるまで勝手に彼女づら
       して僕に付きまとってくるんだ。本当に困ってるよ」

    「さかきばら……くん? 何を言ってるの?」

    もっちーを再起不能にした鳴の服が血で染まっている。

    69 = 48 :

    たまにはアンカで進行するか(細かい描写は俺が考えるから)
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    裏切られた鳴。最初話しかけてきたのは恒一の方だった。
    目の前で浮気現場まで見せられ、どうしたらいいか分からない。

    ここで鳴が言った一言とは……

    >>73

    70 = 1 :

    ksk

    72 :

    逃がさないから

    73 = 52 :

    >>72

    74 = 48 :

    「逃がさないから」

    恒一「」ゾクッ

    その一言は、メイがダークサイドへ堕ちたことの証明だった。
    恒一とは異なる方向の闇へ。

    多々良「あの……見崎さんが怒ってるようですけど」

    恒一「ふ……こんなこと気にしてたらキリがないよ。
       さあ、そろそろ昼休みも終わるし、教室に戻ろうか」

    「ダメ。ニゲちゃ、だめ」

    恒一「」ゾクッ

    思わず目を見張った。鳴は太い縄を手にし、
    今にも恒一を拘束しようとしていた。

    75 :

    ヤンデレルートか…

    76 = 11 :

    ヤンデレ鳴ちゃんprpr

    77 = 48 :

    多々良「見崎さん!! そんな太くて固くて艶っぽい縄を取り出して
        ナニをするつもり!? あなたまだ榊原君のこと諦めてないのね!!」

    「浮気相手は黙ってみてて。コロサレたくなかったらネ……」

    多々良「うっ……」

    圧倒的な殺意だった。仮に止めに入れば、
    瞬時に抹殺されるだろうと直感で分かった。

    恒一「ク、クソ……。情けないけど怖くて一歩も動けない……」

    多々良「榊原君。先生か誰かを呼んだ方がいいですよ……」

    鳴がじりじりを二人との距離を詰める。
    捕まればすべてが終わる。調教と称した拷問などを
    軽く実行してきそうな気配だ。

    唐突だが、ここで中尾が現れて>>80と言った。

    80 :

    俺はお前に殺されたい

    81 :

    臭い臭すぎる

    82 = 48 :

    中尾「俺はおまえに殺されたい」

    「中尾君。そこどいて。邪魔」

    中尾「それより訊いてくれよ見崎。
       俺はずっと赤沢が好きだった。何を隠そう俺は
       巨乳好きだったからな。だがある日貧乳も悪くないと
       思うようになった。なぜか分かるか?」

    「知らない。早くどいて」

    中尾「おまえと榊原のイチャイチャタイムを見るようになってからだ。
       あっ。言っておくけどまだ赤沢のことは諦めてないからな?
       ただお前のその膨らみかけの胸を見てる内にこう……」

    「あっそ。そんなに死にたいんだ」

    どこから取り出したのか、鳴は巨大なオノを構えたのだった。

    83 = 48 :

    中尾「はぁはぁ……いいぞ見崎。お前に殺されるなら本望だ。
       遠慮なんてするなよ? 一思いにやってくれ」

    「あっそ。覚悟はできてるんだ」

    まさに茶番。恒一と多々良は今のうちに逃げ出した。
    息を殺して手を繋ぐ姿は、まるで恋人のようだった。

    『まかせろー』

    断末魔の叫びが聞こえてきたが、無視する。
    恒一たちは無事教室にたどり着いた。
    しかしすぐ鳴が追ってくるだろう。

    恒一「ふぅ。死ぬかと思った。これからどうしようかな」

    風見「榊原君。さっきのやり取り見てたよ。
       なんで見崎さんを裏切って多々良さんとイチャついてるんだい?」

    84 = 48 :

    榊原「そんなことはどうでもいい。皆早くここから逃げないと殺さるよ?」

    風見「どうでもよくないよ。そうやってとぼけようとするのが
       君の悪いところだ。僕はこれでも恋愛については真面目に
       考える方なんだ。君のような浮気する奴は許せないんだよ」

    多々良「あの風見君。本当にふざけてる場合じゃないんです。
        さっき中尾君が見崎さんに殺されたっぽいんです。
        あの子は私たちを追ってすぐ教室にも来ますよ」

    風見「うるさい!!」

    突然怒鳴る風見。またしてもクラス中の視線を集めていた。

    風見「そんな嘘誰が信じるか!! おまえらクラスのみんなの前で
       恋人ごっこするんじゃないよ!! 僕がゆかりが死んでどれだけ
       ショックだったか分かるか!? お前らみたいな奴がいるから
       災厄が終わらないんだ!!」

    さらにヒートアッップする風見。机の中から凶器を取り出した。
    それはなんとバイブだった。電動バイブである。

    85 = 1 :

    86 = 48 :

    事件終了後、警察の取り調べに対し、風見はこう答えたという。

    『むしゃくしゃしてたんで榊原君のケツを開拓してやろうと思いました。
     はい……きっとゆかり……あっクラスメイトの桜木さんのことなんですけど、
     彼女が死んでから頭がおかしくなったんだと思います。動機は……嫉妬ですね』

    少し話がそれた。

    風見「うわあああああ!!」

    奇声をあげながら恒一を組み伏せようとする。

    まさしく修羅場である。常軌を逸した彼の行動に
    恒一は対応しきれず、このまま開拓工事をされてしまうのかと思われたが…

    見崎「さかきばらくん。みーつけた☆」

    恒一「み、みさき……」

    ずっと無視するつもりだったのに、つい名前を呼んでしまった。
    オノで殴られて地に伏せる風見を見て、それほどの衝撃を受けていた。

    87 = 48 :

    有田「いやああああ!!」

    小椋「ちょ……やばいじゃん。風見息してる?」

    教室がどよめき始める。なにせ制服を血で汚した鳴が
    背後から風見を一撃したのだ。殺してはいない。
    彼女は殺人を嫌い、みねうちをしたからだ。

    「風見君って真面目な人だと思ってたんだけどな。
      失望しちゃったよ。それと浮気相手も必要ないよね?
      じゃあね多々良さん」

    多々良「えっ」

    振りかぶった両手。今にも多々良に制裁が加えられようとしていた。

    修羅の極みと化した少女を止める方法はただ一つ。
    ここでなぜか水野が席を立ち、>>90と言ったのだった。

    89 :

    俺の姉さんは水虫なんだ!

    90 :

    びっくりするほどユートピア

    91 :

    フェアじゃないよ

    92 = 48 :

    水野「びっくりするほどユートピア」

    恒一「」

    「」

    多々良「」

    水野(ん? なんだこのしらけた雰囲気は……?
       俺が場を和ませようと盛大なギャグを言ってやったのに)

    「つまんないギャグだね。
      邪魔するなら水野君から死ぬ?」

    水野「えっ」

    江藤「もう止めなよ見崎さん」

    93 = 48 :

    「何の用江藤さん? 言っておくけど今の私は冷静じゃないよ?」

    江藤「さっきから見てれば見苦しいのよあんた!!
       榊原君は多々良さんを選んだんだから諦めなさいよ!!」

    綾野「そうだよ見崎っち。諦めの悪い女は嫌われるよ?」

    水野「そ……そうだ。まさしく俺はそういうことが言いたかったんだ。
       ストーカープレイはやめるんだ見崎!!」

    なぜか恒一に加勢するクラスメイト達。
    事情を知らない人らには鳴が悪人に見えたのだ。

    しここで筆者が言いたいのは、恒一が浮気したということだ。
    繰り返すが、鳴は今日突然無視され、多々良と浮気された。
    この事実だけ見ればどうみても恒一が悪い。

    ここでフェア精神を好む高林が黙ってるわけなかった。

    高林>>98

    95 = 1 :

    フェアだね

    96 :

    浮気ってか付き合ってもないよね?

    97 = 80 :

    じゃあ…見崎さんも浮気すればいいんだよ

    98 = 1 :

    >>96

    99 = 91 :

    フェアだよ‼
    最高にフェアだ‼

    100 = 48 :

    高林「見崎さんちょっと待ってよ!!
       そもそも君たちって付き合ってすらいないよね!?」

    「!?」

    高林「なに驚いた顔してんの!!
       付き合ってないのに榊原君が浮気したっておかしくない!?
       見崎さんが榊原君に付きまとってるだけじゃん!!」

    ――こんなのフェアじゃないよ

    その一言は、鳴の胸に深く突き刺さったのだった。

    恒一「あっごめんね、みんな。実は見崎って僕のストーカーだったんだ。
       いないもの時代にイチャラブしてたのは見崎にオノで脅されてたから
       しかたなくやったことなんだ。今まで黙っててごめん」

    赤沢「ふーん。そうだったの恒一君」


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