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元スレ春香「永遠に」
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なんか勘違いさせたみたいですまん
下手くそだが楽しんでくれたら嬉しい
ほら、なんかあるだろ
断りを入れたほうがいいかなっていうような感じ
自分に合わないと思ったら見るのをやめてくれよ
下手くそだが楽しんでくれたら嬉しい
ほら、なんかあるだろ
断りを入れたほうがいいかなっていうような感じ
自分に合わないと思ったら見るのをやめてくれよ
「千早は本格的に歌手として売ることになった」
「……」
私は何も言えなかった。
プロデューサーの疲れきった顔の中で、目だけは期待に輝いていたから。
社長がみんなにプロデューサーさんのことを発表してもあまり騒ぎにはならなかった。
勘のいい数人は既に気づいていたし、新プロに移籍と言っても実際は765プロであることが理由だった。
「……」
私は何も言えなかった。
プロデューサーの疲れきった顔の中で、目だけは期待に輝いていたから。
社長がみんなにプロデューサーさんのことを発表してもあまり騒ぎにはならなかった。
勘のいい数人は既に気づいていたし、新プロに移籍と言っても実際は765プロであることが理由だった。
社長の発表の翌日に、プロデューサーさんの私物は新しい事務所に運ばれて行った。
そして、それと入れ替わるように、新しいマネージャーが三人増えた。
社長がスカウトして来たらしい。
小鳥さんは、年が近い女性が増えて嬉しそうだった。
そして、それと入れ替わるように、新しいマネージャーが三人増えた。
社長がスカウトして来たらしい。
小鳥さんは、年が近い女性が増えて嬉しそうだった。
「もうこんな時間……」
マフラーを編んでいるといつの間にか時間が立っている。
時計を見たら、既に午前4時だ。
明日、というか今日は朝からバラエティの収録があるのに。
早く寝なくちゃ、と思うのに手が止まらない。
布団に入った時には既に5時近かった。
頭が重い。
胃がむかついて、気持ち悪い。
無理やり目を瞑ると何時の間にか眠りに落ちていた。
「お疲れ様でしたー!」
バラエティ番組の収録が終わった。
「お疲れ様、春香」
律子さんが労いの言葉をかけてくれる。
胃がむかついて、気持ち悪い。
無理やり目を瞑ると何時の間にか眠りに落ちていた。
「お疲れ様でしたー!」
バラエティ番組の収録が終わった。
「お疲れ様、春香」
律子さんが労いの言葉をかけてくれる。
私はそれに答えようとするけど、口がうまく動かなかった。
「春香?大丈夫!?春香!」
視界から色が消えていき、灰色の世界に変わっていく。
本当に辛い時は体が自分のものじゃないみたい。
そんなことを思っている内に意識は途切れた。
「春香?大丈夫!?春香!」
視界から色が消えていき、灰色の世界に変わっていく。
本当に辛い時は体が自分のものじゃないみたい。
そんなことを思っている内に意識は途切れた。
頭の上で誰かが話している。
この声は律子さんとプロデューサーさん?
「医者はなんて?」
「寝不足とストレスだろう、って言ってました」
「そうか……」
「すみません。私の注意不足でした」
「いや、律子のせいじゃない」
「春香は……春香だけはギリギリまで俺が見るよ」
「ご迷惑をおかけします……」
「だから、律子のせいじゃないって」
「いや、律子のせいじゃない」
「春香は……春香だけはギリギリまで俺が見るよ」
「ご迷惑をおかけします……」
「だから、律子のせいじゃないって」
再び意識が戻った時、まず目に入ったのは、プロデューサーさんの顔だった。
「お、春香。気づいたか?」
「プロデューサーさん……?」
「なんでここにいるか分かるか?」
ここって……病院だろうか。
「分かりません」
「バラエティ番組が終わってすぐ倒れたそうだ」
そうだ。
終わったら、頭がフラフラして……
「律子さんは……?」
「律子は帰った。点滴して貰ったから明日には退院できるだろう」
そうだ。
終わったら、頭がフラフラして……
「律子さんは……?」
「律子は帰った。点滴して貰ったから明日には退院できるだろう」
「あと、お前はやっぱり俺が担当するからな。安心しろ」
「だから、もう一度眠れ」
「分かりました……」
「あ、あのプロデューサーさん?」
「なんだ?」
「だから、もう一度眠れ」
「分かりました……」
「あ、あのプロデューサーさん?」
「なんだ?」
「手、握って貰ってもいいですか?」
「ずっと握っててやるよ」
「ありがとうございます」
目を瞑る。
プロデューサーさんの手の温かさを感じる。
私はまた眠りへ落ちていった。
「ずっと握っててやるよ」
「ありがとうございます」
目を瞑る。
プロデューサーさんの手の温かさを感じる。
私はまた眠りへ落ちていった。
朝日が眩しい。
カーテンの隙間から日差しが差し込んでいる。
私の左手を握ったまま、プロデューサーさんが椅子を並べて寝ていた。
安らかな寝息を立てている。
プロデューサーさんの顔をじっくり眺めると、疲れた顔をしている。
何日も寝ていなかったのだろう。
このままでは、プロデューサーさんが壊れてしまう。
それもこれも全部……
「んぅ……はあぁ……ん?春香起きてるのか?」
「はい、プロデューサーさん」
「体調はどうだ?」
「昨日よりは全然いいです」
それもこれも全部……
「んぅ……はあぁ……ん?春香起きてるのか?」
「はい、プロデューサーさん」
「体調はどうだ?」
「昨日よりは全然いいです」
「そうか……」
「あのお父さんとお母さんは……」
「昨日春香が寝ている間にご両親がお見えになってな」
「そうなんですか?」
「ああ」
「病院に泊まるとおっしゃられたが俺の責任だから俺に面倒を見させてくれるよう頼んだんだ」
「あのお父さんとお母さんは……」
「昨日春香が寝ている間にご両親がお見えになってな」
「そうなんですか?」
「ああ」
「病院に泊まるとおっしゃられたが俺の責任だから俺に面倒を見させてくれるよう頼んだんだ」
「そんな、プロデューサーさんのせいじゃないです!」
「私が夜更かししたから……」
「あまり気にするな」
「朝食を食べて、診察を受けて問題なければ退院だ」
「ところで……」
「はい?何ですか?」
「私が夜更かししたから……」
「あまり気にするな」
「朝食を食べて、診察を受けて問題なければ退院だ」
「ところで……」
「はい?何ですか?」
「手を離してもいいか?」
「は、はい、あの、ありがとうございました」
病院の朝食は思っていたのよりも美味しかった。
昨日の朝から何も食べていなかったのもあるかもしれない。
お母さんが届けてくれた私服に着替えて、病院を後にした。
永遠にィィィィィィィ
一発やるまで死ねるかー
一発やったら終わりかー
一発やるまで死ねるかー
一発やったら終わりかー
「千早ちゃん。一つ聞いていい?」
「何かしら?」
「千早ちゃんはプロデューサーさんのことどう思ってるの?」
事務所で偶然千早ちゃんに会った時に尋ねた。
「……どうって、尊敬してるけど」
「……そういう意味じゃないって分かってるでしょ?」
「そうね、恋愛感情はないわ」
「今は一番大切な時期だから、スキャンダルは困るもの」
「ふーん、そうなんだ」
「なんだか、プロデューサーさんが千早ちゃんだけ大切にしてるから」
「そんなことないわよ、春香」
「プロデューサーさんが一番大切にしているのは春香よ」
「今は一番大切な時期だから、スキャンダルは困るもの」
「ふーん、そうなんだ」
「なんだか、プロデューサーさんが千早ちゃんだけ大切にしてるから」
「そんなことないわよ、春香」
「プロデューサーさんが一番大切にしているのは春香よ」
「その証拠に倒れてからの一週間はずっと春香と一緒でしょ?」
「それは春香のことを気遣ってるからじゃないかしら?」
「それに言動に春香への好意が見え隠れしてるし」
「えへへ、千早ちゃんもそう思う?」
「ええ。春香はプロデューサーに告白しないのかしら?」
「それは春香のことを気遣ってるからじゃないかしら?」
「それに言動に春香への好意が見え隠れしてるし」
「えへへ、千早ちゃんもそう思う?」
「ええ。春香はプロデューサーに告白しないのかしら?」
「えっ?」
「も、もうすぐクリスマスだから、その時にしようかな」
「ふふふ、がんばってね」
「プロデューサーならきっと受けいれてくれるわ」
「そ、そうかな」
「そうかも。ありがとっ、千早ちゃん!」
「も、もうすぐクリスマスだから、その時にしようかな」
「ふふふ、がんばってね」
「プロデューサーならきっと受けいれてくれるわ」
「そ、そうかな」
「そうかも。ありがとっ、千早ちゃん!」
「プロデューサーさんっ!クレープですよ!クレープ!」
「春香、クレープを食べるには寒くないか?」
私が倒れてから、仕事がある日は毎日プロデューサーが付き添ってくれるようになった。
だから、帰りはちょっとしたデート気分だ。
「じゃあ、暖房が効いたプロデューサーさんの部屋でたべましょうよ!」
「全く、仕方が無いな」
プロデューサーさんは優しい。
私にだけ優しいのだ。
「はい、どうぞ」
「お邪魔しまーす」
「プロデューサーさんの部屋、結構片付いてますね」
プロデューサーさんは優しい。
私にだけ優しいのだ。
「はい、どうぞ」
「お邪魔しまーす」
「プロデューサーさんの部屋、結構片付いてますね」
「私、もっと汚いかと思ってました」
「ははは、元々物が少ないからな」
「その分、片付いて見えるんじゃないか?」
「それじゃクレープを食べましょう」
「今、紅茶をいれるから少し待っててくれ」
「ははは、元々物が少ないからな」
「その分、片付いて見えるんじゃないか?」
「それじゃクレープを食べましょう」
「今、紅茶をいれるから少し待っててくれ」
メインヒロインにしてトップアイドル
そして恋愛禁止ときたら...orz
そして恋愛禁止ときたら...orz
テーブルにつきながら、ベッドの下にいかがわしい本とか無いか調べる。
「ん?見られてやましい物は無いぞ」
「それとも春香はそういうのが見たかったのか?」
「もう、プロデューサーさんったら!」
「はは、悪い悪い。はい、紅茶」
「ありがとうございます」
「いただきまーす。あ、これすごく美味しいですよ!」
「お、そうかそうか」
「プロデューサーさんは何にしたんですか?」
「俺は、抹茶だな」
「あーん」
「どうした?雛みたいに口を開けて」
「お、そうかそうか」
「プロデューサーさんは何にしたんですか?」
「俺は、抹茶だな」
「あーん」
「どうした?雛みたいに口を開けて」
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