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元スレ恒一「赤沢さんと付き合いたい?」 中尾「おう!!」

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綾野「ね、ねぇ、こういっちゃん。見崎さんの人形の趣味とかも知ってるってことはもしかして、家にも行ったことがあるとか……?」
恒一「えっ、えっと……」ギクッ
赤沢(今ギクッてしてた……っていう事は……)ズーン
小椋(しかも榊原くんはそれを隠したがってる。つまり何かやましい事が……)
恒一(あそこに軟禁されたりしたとか言ったら、面倒な事になりそうだな……)
恒一「……何回か行ったことはあるよ。お母さんにも何度か会ってるし」
綾野「お、お義母さん!?」
赤沢「うそ……」ペタン
小椋「もう……そこまで…………」グスッ
恒一「え、あ、違うよ!? 見崎のお母さんって事ね!?」
小椋「え?」
綾野「そ、そっかそっか! もう、紛らわしいよこういっちゃん!」ホッ
恒一(普通中学生がお義母さんなんて言うかな……)
>>153
そんなわけないだろ
そんなわけないだろ
赤沢「――――ねぇ、恒一くん」
恒一「な、なに?」
赤沢「恒一くんは見崎さんの事が……好きなの?」
恒一「え……」
綾野・小椋「「…………」」ゴクリ
赤沢「…………」ジー
恒一(な、何か絶対に答えなきゃいけないって雰囲気になってる……)
恒一「一応聞いておくけど、その好きっていうのは……」
赤沢「もちろんloveの方よ」
恒一「…………あー、その、正直見崎をそういう風に見た事なかった、かな」
小椋「そ、そうなんだ」ホッ
綾野(よし、まだあたしにもチャンスが……!)
恒一「でも、何ていうかな。側に居ると落ち着く、というか、居ないと何か物足りないというか……そんな感じはあるかな」
コナン第1話 だな ジェットコースター乗ってる時に涙流したら後ろに水平に飛んでいくってのが証拠になった奴
綾野・小椋「orz」ガクッ
恒一「ふ、二人共?」
赤沢「恒一くん……たぶん、いや絶対それって好」ズーン
ガシッ!!
赤沢「もごっ!?」
綾野「(何言おうとしてんの泉美!!)」ヒソヒソ
赤沢「(だって、恒一くん明らかに見崎さんの事が……)」ショボン
小椋「(大丈夫! 榊原くんはまだ自分の気持ちに気付いてないのよ?)」ヒソヒソ
赤沢「(え……?)」
綾野「(だから、これからあたし達がアタックしていけば、まだ分からないって事だよ! もしかしたら振り向かせられるかもしれない!)」
小椋「(自分の事を好きでいてくれる子が気になってくるなんて良くあることだし!)」
赤沢「(……そ、そうね)」ゴクッ
恒一「えっと、どうしたの……? 赤沢さん、何か言おうとしてたみたいだけど……」
赤沢「な、何でもないわ!!」アセアセ
恒一「……? それならいいんだけど」
綾野「それよりこういっちゃんは見崎さんへ買うものは決まったの?」
恒一「うん、このライオンのぬいぐるみにするよ。もしかしたらこれで、こういうのも好きになるかもしれないし」ニコ
三人((恒一くんからのプレゼント……いいなぁ…………))
・
・
・
中尾「…………」
勅使河原「…………」
ザワザワ……
赤沢「明らかに見られまくってるわね。あの二人」
小椋「そりゃ、男二人で膝枕って……」
綾野「……うん。ちょっとキツイかも」
赤沢「何か話しかけるのも気が引けるわ。こっからは私達だけで周りましょうか」
恒一「赤沢さん、さすがにそれは酷い」
【観覧車前】
綾野「うーん!! たくさん遊んだね!!」
赤沢「えぇ、ここまで遊んだのは久しぶりね。いつの間にかもう夕方だし」ニコ
恒一「もうアトラクションはあらかた乗り終えたし、後は観覧車だけだね」
赤沢(結局一度も恒一くんとペアになれなかったわね)
小椋「(ちょっと、二人共! せっかくのチャンスなんだから、もっと泉美にアピールしないと!!)」ヒソヒソ
中尾「……はは」ズーン
勅使河原「アッー、だってよ……」ズーン
綾野(こりゃ予想以上に精神的ダメージが大きいっぽい……)
小椋「(でも次は観覧車だよ! 一番のアピールチャンスだって!)」
中尾・勅使河原「…………」
中尾「…………そうだな、終わりくらいはきっちり決めないとな」キリッ
勅使河原「中尾、お前には譲らないぜ」
>>157
再放送で吹いた
再放送で吹いた
綾野「よっし、その調子! じゃあ最後はフェアにジャンケンで決めよう!」
高林「呼んだ?」
中尾「よし、やるぞ勅使河原!!」
勅使河原「男には負けらんねえ時があるんだ!!!」
小椋「彩、私達もジャンケンよ!!」
綾野「……ふふ、これが最後で最大の勝負ね」
小椋「絶対に負けない……!!!」
恒一(勅使河原と中尾くんはともかく、何で女子の方も真剣になってるんだろう……)
赤沢「こそこそ何やってるの?」ヒョコ
恒一「わっ!! な、何でもないよ!!」ビクッ
赤沢「ふーん」ジトー
中尾「なん……だと…………」
勅使河原「勝った……!!! 人生の勝負に俺は勝ったんだああああああ!!!!!」グッ
小椋「きたああああああああああ!!!」
綾野「うぅ、何でグーなんか出したのよあたしの右手ぇ…………」
恒一「ちょ、そんな騒いだら赤沢さんにバレちゃうって!」
赤沢「さっきから何やってんのよ。ほら、クジ引きなさいって。さっさとペア決めるわよ」
小椋(……計画通り)ニヤァ
綾野(これは、誰かが男子の名前が書かれた3つの割り箸を持って、女子に引かせるというもの……)
小椋(泉美はその性格から、クジを持って引かせる役をやりたがる。わざわざ男子に持たせて、女子三人で引くよりも効率的だしね)
綾野(そしてクジを作ったのがてっしーっていうのも、あたし達は細工をしていないっていう先入観を持たせる)
小椋(確かに細工したのは勅使河原。でも私達はその細工について知ってて、どのクジが誰のものなのかハッキリと見分けることができる)
綾野(つまり、誰を泉美とペアにするかも、誰がこういっちゃんとペアになるかも、全部思い通りってわけよ!)
小椋「よっし、じゃあ私から!」スッ
小椋(待っててね、榊原くん!!)
綾野「じゃあ次はあたし」スッ
綾野(まぁ負けは負けだし、しょうがないかぁ)
小椋「…………」
綾野「ん、どうしたの由美? そんな、まるで自分が死者だと知ったみたいな顔して」
小椋「……て」
恒一「手?」
小椋「勅使河原のクジなの……これ…………」
勅使河原「はっ!?」
>>164
中尾がカルテック行くSS書いてやったからそれで我慢しろ
中尾がカルテック行くSS書いてやったからそれで我慢しろ
中尾「(え……でも、どういう事だよそれ?)」ヒソヒソ
綾野「(由美、ちゃんと恒一くんのクジ引いたの?)」
小椋「引いたに決まってるじゃない! 何でわざわざ勅使河原のを!」
勅使河原「な、なんかその言い方もアレだな。まぁでも俺も赤沢となるはずだったのに……」
恒一「……赤沢さん?」
赤沢「――――ふふ」ニヤ
「「!!!!!」」
小椋「い、泉美。あんたのペアの相手は……?」
赤沢「気になる? ほら」スッ
小椋「ぐっ……!!!」
勅使河原「!!!」
恒一「え……僕?」
小椋「こ、これは罠よ!!! 私が榊原くんとペアじゃないなんておかしいじゃない!! それが罠であるという証拠!!!」ビシッ
中尾「……いや、それは色々とおかしくないか?」
赤沢「ふふ、アンタ達がクジに細工してるなんていう事は分かってたのよ。いや、それは勅使河原ね。アンタ達はグルってだけで」
綾野「えっ!?」
小椋「細工に気付いてた、ですって……?」
赤沢「まぁ途中からだけどね。最初はまんまと騙されたわ。でも、そっからは逆にこの細工を利用してやろうと思った」ニヤ
小椋「細工を利用…………ま、まさか…………」
赤沢「えぇ、細工も含めて本物そっくりの偽物を作ったの。恒一くんと勅使河原の名前の部分だけ変えてね」
中尾「さ、さすが赤沢さん……!!」
小椋「何感心してんのよ!!」
勅使河原「けど、そんなものいつの間に……」
赤沢「隙を見つけてちょっとずつね。幸い、勅使河原の細工もショボイものだったし、ジェバンニじゃなくても割と簡単にできたわ」
綾野「あっちゃー、人選ミスだったか」
勅使河原「うぐ……」
恒一(ていうかわざわざクジの偽物作んなくても、名前のとこだけ塗りつぶしたりして変えちゃえば良かったんじゃ……)
綾野「あれ、でも待って待って。泉美は、あたし達が今回誰を泉美とペアにしようとしたのかは分からなかったよね?」
小椋「……そうよ。泉美は勅使河原と榊原くんのクジを逆にした。でも、もし私達が中尾を泉美のペアにしようとしてたら、泉美にはそのまま中尾のクジが手元に残るじゃない!」
綾野「ていうか、3人の名前をバラバラにしても、こういっちゃん以外のどっちを赤沢さんのペアにしようとするか分かんないから、結局、確実にこういっちゃんと一緒になれるわけでもないよね。
それなら、自分がクジを引いて恒一くんを当てたほうが……」
赤沢「最後になって私が自分で引くって言ったら、アンタ達警戒するでしょ。私はこの観覧車だけをずっと狙ってたの」
綾野・小椋「「!!」」
赤沢「普通にやったら3分の1だけど、これなら確実に2分の1。恒一くんを狙った人は確実に外れるからね。
2分の1の確率で恒一くんと観覧車に乗れるなら、私はその可能性にかける。細工に気付いた時点でそれを言わずに、あえて泳がせたのもそれが理由よ」
小椋「泉美、あんたそこまで……」
綾野「え、えっと……ごめんね? ちょっと悪ふざけのつもりでさー」アハハ
赤沢「イノヤのコーヒーで手を打ってあげるわ」
綾野・小椋「「はい、ごめんなさい……」」
赤沢「あと勅使河原は1ヶ月トイレ掃除。中尾は1ヶ月日直ね」
勅使河原・中尾「「いいいいいいいいい!?」」
恒一「ぼ、僕は……?」ドキドキ
赤沢「恒一くんは私と一緒に観覧車に乗ってくれればチャラ」ニコ
勅使河原「フェアじゃねえ!!!」
高林「フェアじゃないよ!!!」
赤沢「うっさい、トイレ掃除2ヶ月にするわよ」ギロ
勅使河原「な、何でもないです……」
恒一「えっと、本当にそれだけで許してくれるの?」
赤沢「もちろん。早く乗りましょ?」
綾野「うぅ、ここは認めるしかないね……」
小椋「何か嫌な予感がする……」
【観覧車】
赤沢「こうやって高いところから夕日の染まる夜見山を見るのもいいわね」
恒一「赤沢さんって、意外とロマンチスト?」
赤沢「意外とって何よ。女の子はこういうのが好きなものなの」
恒一「アカザワサンラシイネ」
赤沢「何で棒読みなのよ!!」
恒一「はは、ごめんごめん。前に赤沢さんにこういう時はウソでもこう言った方がいいって言われたからさ」
赤沢「ウソって言っちゃったら意味ないじゃない。もう……」ハァ
恒一「……そういえば赤沢さんは、何で僕と一緒に観覧車乗りたかったの?」
赤沢「えっ!? あ、いや、その……そう! 何かああいう悪ふざけされると、意地でも逆らってみたくなるじゃない!!」アタフタ
恒一「あー、赤沢さんらしいかも」ハハ
赤沢「……バカ」
恒一「へ?」
赤沢「私が、って事よ」ハァ
恒一「?? えーと、そうだ観覧車といえば、見崎は乗りたくないって言ってたんだよね。こんなに景色も綺麗なのに。
見崎も結構ロマンチストだと思うんだけどなー。いや、ちょっと方向が違うのかな……?」
赤沢「ふーん、恒一くんってよく見崎さんの話するわよね」ジト
恒一「え、そうかな?」
赤沢「…………」
恒一「…………赤沢さん?」
赤沢(……まだ恒一くんは自分の気持ちに気付いていない。今告白すれば、私の方に振り向いてくれるかもしれない。
そうすれば、見崎さんの事が好きだっていう気持ちもいつの間にか無くなって私だけを…………)
恒一(き、気まずい……なんか赤沢さんはじっとこっち見てるし…………)
赤沢「――――ねぇ、恒一くん」
恒一「な、なに?」
赤沢「…………」
恒一「…………」ゴクッ
赤沢「……ごめん、何でもないわ」
恒一「え?」
赤沢「呼んでみただけよ」ニコ
恒一「そ、そう……」
赤沢(やっぱり、それはちょっとズルイわね。でも――――)
赤沢「恒一くん、隣行ってもいい?」
恒一「隣? うん、いいけど何で……」
赤沢「いいからいいから♪」
赤沢(一緒に居た時間はまだ短いかもしれないけど……これから、ゆっくりでいいから、見崎さん以上に私を好きにさせてみせる!)
>>196
高早死乙
高早死乙
これはフェアとはいわない これが無能なんだよ!
行けよ!!!
行けよ!!!
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