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元スレ恒一「赤沢さんと付き合いたい?」 中尾「おう!!」

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三神「」ポカーン
恒一「三神先生?」
三神「あっ、ごめんなさい! そのままでいいわよ! うん、正解!!」
「「うおおおおおおおおおおおおおお!!!」」
女子((カッコイイ……///))キュン
勅使川原「すっげえええ!!! 何でできんだよサカキ!」
恒一「昔父さんに習ったことがあったんだよ。…………それにしても三神先生?」
三神「は、はい?」
恒一「これ量子力学ですよね? 全然前回の復習とかじゃないと思うんですけど……」
三神「……間違えちゃった」テヘペロ
望月「」ブッ!!
ガシャーン!!
「うわあああ、望月が鼻血出してぶっ倒れたぞ!!」
「早く保健室運べー!!!」
バタバタ……
中尾(く、くそ……榊原のやつ…………)グヌヌ
中尾(そうだ、赤沢さんは……)チラッ
赤沢「…………恒一きゅん///」ポー
中尾「」
・
・
・
中尾「――――って事だったんだよ! お前のせいで失敗したじゃねえか!」
恒一「なるほど、そういう事だったんだ……ていうか、何で三神先生もそんなのに協力したのかな…………」ハァ
中尾「いっ!? あー、いや、何でかなー」ギクッ
勅使川原「つーか、赤沢の性格的に、あんな訳分かんねえものを理解もしねえでそのまま書くわけねえだろ」
中尾「……い、言われてみてば
勅使川原「ったく、分かってねえな。気遣いができるってのはさり気なくアピールするんだよ。ちょっと見てろよ」スタスタ
恒一「嫌な予感しかしない」
・
・
・
勅使川原「赤沢、髪にゴミがついてんぞ」サッサッ
赤沢「えっ? あー、ありがと」
勅使川原「リボンも少し曲がってるな」クイクイ
赤沢「……そう」
勅使川原「おっ、制服の襟も少し……」スッ
赤沢「きゃあ!!! ど、どこ触ってんのよ変態!!!」バシン!!
勅使川原「いってえ!! 何だよ、襟が曲がってるから直してやろうとしてんのに!」
赤沢「アンタは私の母親か!! もういいから、どっか行きなさいよ!!」
勅使川原「な、何だよ、お前やたらイライラしてねえか?」
赤沢「うっさい!!」
勅使川原「何がそんなに気に入らねえんだって…………はっ!!」ピコーン
赤沢「今度は何?」イライラ
勅使川原「そっか、ごめんな気付いてやれなくて。お前――――」
勅使川原「今、生理なのか」
バキッ!!!!! ドゴォ!!! グチャ!!!
・
・
・
勅使川原「…………」ボロボロ
恒一「大丈夫? 生きてる?」
中尾「派手にやられたな」
勅使川原「次は……ミステリアスな所を攻めるぜ……」ゼェゼェ
恒一「いや、今のその顔はミステリーっていうかホラーだよ」
中尾「つか順番的には次は俺だろ!」
勅使川原「頼む!! このままだと赤沢に口利いてもらえないんだよ!!」
恒一「完全に自業自得だけどね……」
中尾「はぁ、仕方ねえなぁ。なんか策はあんのかよ?」
勅使川原「おう! 俺は元々ミステリアスな男なんだぜ!」
恒一「それはない」
・
・
・
勅使川原「えっと……赤沢?」オソルオソル
赤沢「なに?」ギロ
勅使川原「悪かったって、どうすれば許してくれるんだよ?」
赤沢「とりあえず、今すぐ私の視界から消えて」
勅使川原「うぐ……」
勅使川原(負けるな! ここはミステリアスに……)
勅使川原「なぁ、赤沢。さっきの俺の発言なんだけどさ……」
赤沢「何よ? 言い訳?」
勅使川原「つい言ってしまったんだ……円環の理に導かれて…………」ドヤァ
赤沢「…………」
勅使川原「…………」
赤沢「……は?」
勅使川原「え?」
勅使川原(今のはダメだったのか!?)
赤沢「言いたいことはそれだけ? しかも意味不明だし」
勅使川原「い、いやいや! まだあってな……」
赤沢「もうしつこい! アンタは今までだって何回私を怒らせてきたと思ってんのよ!」
勅使川原「お前は今まで食ってきたパンの枚数を覚えているのか?」ジョジョダチ
ドカッ!!! ボキッ!!!
・
・
・
勅使川原「」ピクピク
恒一「これは再起不能だね」ツンツン
中尾「無茶しやがって……」
恒一「まぁ自業自得だから仕方ないよ。アレはどう見てもケンカ売ってたし」
中尾「よし、じゃあ次は俺がいくか。勅使川原とは違う所を見せなきゃな!」
恒一「何か策はあるの?」
中尾「いや、まだ……。ミステリアスってのは難しいな……」
見崎「話は聞かせてもらった。私に任せて」
恒一「うわっ、ビックリした!!!」
中尾「み、見崎? まさか今までの会話……」
見崎「全部聞いてた。中尾くんと勅使川原くんが赤沢さんの事が好きなのは知ってる」
中尾「お、おいおいおい!!! じゃあ他の奴らにもバレてんじゃ……!!」キョロキョロ
見崎「大丈夫、私は榊原くんをストーキングしてたら偶然知っただけだから、他の人は気付いていないはず」
中尾「そっか、良かった」ホッ
恒一「いやいやいや、僕は全然良くないんだけど。え、なに、ストーキング?」
見崎「それより、ミステリアスといったら私でしょう。完璧な作戦があるわ」
中尾「本当か!?」
恒一「ねえ、ちょっと待ってよ。それよりさっき言ってたストーキングがどうのこうのって――――」
見崎「まず携帯電話を使って、このセリフを読み上げるの。それで――――」
恒一「おい」
・
・
・
赤沢「そうそう、それで勅使川原の奴が――――」ムカムカ
中尾「そりゃ酷いなー」
中尾(よし、ここら辺で……)
中尾「あっ、ごめん赤沢さん。電話だ」スッ
赤沢「えっ? あぁ、うん、構わないわよ」
中尾「……俺だ」
赤沢「え??」
赤沢(電話でいきなり『俺だ』で始めるってどうなの……?)
中尾「何? くっ、まさか機関の工作がそこまで進んでいるとは……っ!!!」ギリッ
赤沢(機関? え?)
中尾「……あぁ、分かってる。この世界のためだ、多少の犠牲も止むを得ないさ」フッ
赤沢「……うわぁ」
中尾「あぁ、そっちも死ぬなよ。エル・プサイ・コングルゥ」ピッ
中尾「ごめんごめん、赤沢さん」ニコ
赤沢「…………え、えぇ! 別に気にしてないわよ!」
中尾(動揺してる!! 俺のミステリアスな部分を見たからか!! よし、それならこのまま……)
中尾「ぐっ、ぐううううああああああああ!!!」ガクッ
赤沢「な、中尾!? どうしたの!?」
中尾「ぐううう、俺の右目が……疼く…………!!!」プルプル
赤沢「えっ、あ、あー、大丈夫……?」
中尾「収まれ……魔眼リーディング・シュタイナー!!」
赤沢「…………」
中尾「……あれ?」
赤沢「…………あはは、大丈夫?」
中尾「…………うん」
赤沢「…………」
中尾「…………」
・
・
・
中尾「おい見崎!! なんかメチャクチャ微妙な雰囲気になったぞ!!」
見崎「おかしい。あそこはギアスで攻めるべきだったのか。いや、それかデウス・エクス・マキナを……」ブツブツ
恒一「ミステリアスっていうか、ただ単にわけがわからないよ。それより、さっきのストーキングの話なんだけど――」
見崎「――何も知らないのね。サ・カ・キ・バ・ラくん」ニコ
恒一「…………」
見崎「…………」
恒一「いやいやいや!! まさかそれで誤魔化せるとは思ってないよね!?」
見崎「……ちっ」
勅使川原「まぁまぁ、サカキ。見崎も悪気があってそんな事したわけじゃねえって」
中尾「勅使川原復活したのか。まっ、とにかくストーキングくらい許してやれよ。実はお前もやった事あったりするんじゃねえの?」ニヤ
恒一「ッ!!」ギクッ
勅使川原「おいその反応……マジ?」
見崎「榊原くん?」
恒一「ち、違うんだ! 僕は最初はいないものなんて知らなかったから、ちょっと気になって……! 別に見崎の事をストーキングするつもりは……!!」アセアセ
見崎「榊原くん」
恒一「ごめん、見崎! 本当にそういうつもりはなくて……!!」
見崎「榊原くんなら……いいよ? むしろ嬉しいかもしれない」ニコ
恒一「……え、それって」
見崎「///」
勅使川原「あー、アチーアチー!!」パタパタ
中尾「見せつけてくれんのもいいが、俺らの次の作戦も考えてくれよ。何とかして赤沢さんに振り向いてもらえるように……」
綾野「へぇ~、何か面白い話してるね~」ニヤニヤ
小椋「ごめん、聞いちゃった」
中尾「」
勅使川原「おい中尾おおおおおお!!!」
恒一「あー、二人共。できればこれは赤沢さんには内緒に……」
綾野「こういっちゃんも泉美の事好きなの?」
見崎「…………」ムッ
恒一「えっ、いや、僕はそういう気持ちはないよ」
小椋「……そっかそっか! 安心して、泉美には絶対に言わないから!」
中尾「助かる……」
綾野「むしろ、あたし達も協力したげるよ!」ニコ
勅使川原「本当か!?」
小椋「えぇ、もちろん!」
綾野(泉美がこの二人のどっちかとくっついてくれれば……)
小椋(榊原くんを巡るライバルが一人いなくなる!!)
綾野「それじゃ、さっそく次の日曜にアクション起こそう!」
勅使川原「今度の合コンの事か!」
見崎「合コン……?」ピクッ
小椋「うん、その時に泉美と仲良くなれるようにしてあげる!」
中尾「おぉ、頼もしいな!」
見崎「ねぇ、榊原くん。合コンってどういう事?」クイクイ
恒一「あー、なんか成り行きで……。まぁでも僕も中尾くん達には協力してあげたいし……」
見崎「……榊原くん、お願いがあるの」
恒一「お願い?」
【日曜日・イノヤ】
勅使河原「ついにこの日がやってきた!」
中尾「赤沢さん赤沢さん赤沢さん…………」
恒一「…………」ボー
勅使河原「ん、どうしたんだよサカキ。あっ、もしかしてお前楽しみすぎてろくに寝れなかったんだろ?」ニヤ
中尾「お前もか榊原。まぁそれでも俺はこれから赤沢さんに会えると思うだけで全然平気だけどな」
恒一「いや、うん、まぁ……」
恒一(今日まで見崎の家に軟禁されてた何て言えない……)
勅使河原「――――おっ、赤沢達来たみたいだぜ!」
中尾「赤沢さんの私服……!!」
赤沢「あら、もう男子は揃ってるみたいね……ん?」
小椋「……あれは」
綾野「…………」
赤沢(座ってる順番は奥から恒一くん、中尾、勅使河原。つまり――――)
((急がないと向かいの席がとれない!!))
小椋「!!」スタスタ
赤沢「あっ、ちょっと! 待ちなさいよ!」タッタッタ
綾野「走るなんて卑怯だよ!」タッタッタ
小椋「ふん!!」ガシッ
赤沢「なっ、掴まないでよ!」
綾野「由美も行かせないよ!!」ガシッ
小椋「くっ……!」
中尾「……何してんだあれ?」
勅使河原「さぁ……」
恒一「ほら、三人とも。あんまりやると、お店にも迷惑だからさ」
赤沢「うっ、そ、そうね」
小椋「じゃあ私が奥の席に……」スタスタ
綾野「何ちゃっかり自分だけ得しようとしてんの!」ガシッ
恒一「えーと、そんなに奥の席がいいなら、僕も代わってあげるから……」
三人「「それじゃ意味ないの!!!」」
恒一「え、ご、ごめん」
赤沢「仕方ないわね。私に考えがあるわ」
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