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元スレ綾野「こういっちゃんと体育倉庫に閉じこめられた」
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綾野「……ごめんね、本当はすごく、怖いの……」
恒一「あ……」
綾野「さっき、ああいう怖い話したでしょ? だから、もしかしたらって」
綾野「でも、でもこういっちゃんが頑張ってくれてた姿を見て、私がくじけちゃったら……だから、こんなの駄目なはずなんだけど」フルフル
恒一「大丈夫だよ」ギュッ
綾野「ふえっ」ドキッ
恒一「絶対大丈夫。誰かが見つけてくれる。見つけてくれなくても、一日くらいなら耐えられるよ。僕も、一人だったらきっと辛かっただろうけど」
恒一「あ、綾野さんが隣にいるなら……」
綾野「うえっ、う、うん……私も、頑張るっ」フルフル
恒一「あ……」
綾野「さっき、ああいう怖い話したでしょ? だから、もしかしたらって」
綾野「でも、でもこういっちゃんが頑張ってくれてた姿を見て、私がくじけちゃったら……だから、こんなの駄目なはずなんだけど」フルフル
恒一「大丈夫だよ」ギュッ
綾野「ふえっ」ドキッ
恒一「絶対大丈夫。誰かが見つけてくれる。見つけてくれなくても、一日くらいなら耐えられるよ。僕も、一人だったらきっと辛かっただろうけど」
恒一「あ、綾野さんが隣にいるなら……」
綾野「うえっ、う、うん……私も、頑張るっ」フルフル
恒一「……」ナデナデ
綾野「……こ、こういっちゃん、流石にそこまでは……」
恒一「えっ? あっ、ご、ごめん」
綾野(こ、こんな状況でなくてもやってほしいことでは、あるけどっ)
恒一「……」
綾野「……」
恒一(落ち着いて考えてみると……僕は綾野さんが好きなんだろうか……)
恒一(綾野さん、かあ。確かに元気があるし、真っ先に声をかけてくれた女子ではあるし……)
恒一(普段特別話が弾むわけでもない見崎や、ちょっと距離がある赤沢さんに比べても……)
綾野「すぅー……はぁー……」
恒一(……噂が本当だと決まったわけじゃないじゃないか。それに綾野さんが、僕を……)
綾野(汗がほんのりと漂ってくる……もうちょっとひっつきたいな。でも、そんな場合じゃ、ああでも……)ギュッ
恒一(……だとしたら、どうしよう……?)
綾野「……こ、こういっちゃん、流石にそこまでは……」
恒一「えっ? あっ、ご、ごめん」
綾野(こ、こんな状況でなくてもやってほしいことでは、あるけどっ)
恒一「……」
綾野「……」
恒一(落ち着いて考えてみると……僕は綾野さんが好きなんだろうか……)
恒一(綾野さん、かあ。確かに元気があるし、真っ先に声をかけてくれた女子ではあるし……)
恒一(普段特別話が弾むわけでもない見崎や、ちょっと距離がある赤沢さんに比べても……)
綾野「すぅー……はぁー……」
恒一(……噂が本当だと決まったわけじゃないじゃないか。それに綾野さんが、僕を……)
綾野(汗がほんのりと漂ってくる……もうちょっとひっつきたいな。でも、そんな場合じゃ、ああでも……)ギュッ
恒一(……だとしたら、どうしよう……?)
恒一(……なんていうんだっけ。心臓の拍動を恋をしてるときのドキドキと勘違いしてっていう話。うん、きっとそれだ。落ち着こう)
恒一(綾野さん、髪の毛から良い匂いがするな。体も柔らかいし……)
恒一(……あ、あらゆる意味で落ち着けない……っ)
綾野(……ちょっとくらい、強くしがみついても、いいよね?)ギュッ
恒一「!(いや、ここで反応しちゃったら綾野さんが遠慮しちゃうかもしれないし……)」
綾野(優しいな、こういっちゃんは……きっと私じゃなくても、女の子だったらこうしてあげるんだろうな……)
恒一(綾野さん、髪の毛から良い匂いがするな。体も柔らかいし……)
恒一(……あ、あらゆる意味で落ち着けない……っ)
綾野(……ちょっとくらい、強くしがみついても、いいよね?)ギュッ
恒一「!(いや、ここで反応しちゃったら綾野さんが遠慮しちゃうかもしれないし……)」
綾野(優しいな、こういっちゃんは……きっと私じゃなくても、女の子だったらこうしてあげるんだろうな……)
恒一「そ、そうだ、携帯!」
綾野「え?」
恒一「思えば携帯電話を取りに僕達はここに来たんだよ。あれさえあれば、ここから簡単に助かるはずだよ」
綾野「あっ、そっか!」
恒一「可能性は、まあ分が悪いけれど最善は尽くしてみよう」
恒一(綾野さんには悪いけれど一旦頭を冷やそう……きっと僕も動揺してるんだ……)
綾野「うん。じゃあ私はあっちを……」スッ
恒一(か、かがんだことでスカートがめくれてっ)
恒一「あ、綾野さん、スカート、スカート!」フイッ
綾野「え? ……う、うわぁっ!?」
恒一(僕はすこし悟った気がする……落ち着け、だなんて無理だということを……)
綾野「え?」
恒一「思えば携帯電話を取りに僕達はここに来たんだよ。あれさえあれば、ここから簡単に助かるはずだよ」
綾野「あっ、そっか!」
恒一「可能性は、まあ分が悪いけれど最善は尽くしてみよう」
恒一(綾野さんには悪いけれど一旦頭を冷やそう……きっと僕も動揺してるんだ……)
綾野「うん。じゃあ私はあっちを……」スッ
恒一(か、かがんだことでスカートがめくれてっ)
恒一「あ、綾野さん、スカート、スカート!」フイッ
綾野「え? ……う、うわぁっ!?」
恒一(僕はすこし悟った気がする……落ち着け、だなんて無理だということを……)
恒一「……」カリカリ
綾野「……」モジモジ
恒一(オーケー、一旦認めよう。仮に我々がお互いを好きであることでこの体育倉庫に閉じ込められたということを)
恒一(避けようとするからかえって意識することになるのだ。だから一旦考えに考え抜いて答えを出せば邪念はなくなるだろう)
恒一(我々はそんな理不尽な事件に巻き込まれたことで何が起こるというのだ? 我々ではなく、外的な要因によって何か恐ろしいことでも起こるというのか?)
恒一(起こらないとしたら? こんな狭く暗い部屋で、思春期の男女が、二人でいることで、何が起こる……?)
綾野「な、なんか暑いねっ。ちょっとベスト脱ぐよ……」パサッ
恒一「……水色……」
綾野「えっ? ……っ」バッ
恒一(……本当に何が起こるんだよ……)
綾野「……」モジモジ
恒一(オーケー、一旦認めよう。仮に我々がお互いを好きであることでこの体育倉庫に閉じ込められたということを)
恒一(避けようとするからかえって意識することになるのだ。だから一旦考えに考え抜いて答えを出せば邪念はなくなるだろう)
恒一(我々はそんな理不尽な事件に巻き込まれたことで何が起こるというのだ? 我々ではなく、外的な要因によって何か恐ろしいことでも起こるというのか?)
恒一(起こらないとしたら? こんな狭く暗い部屋で、思春期の男女が、二人でいることで、何が起こる……?)
綾野「な、なんか暑いねっ。ちょっとベスト脱ぐよ……」パサッ
恒一「……水色……」
綾野「えっ? ……っ」バッ
恒一(……本当に何が起こるんだよ……)
綾野「み、見つからないねー……どうしよっか……」パタパタ
恒一(どうしようかって……どうしよっかって……)
綾野「こ、こういっちゃん?」
恒一「そんな、そんな……」ブツブツ
綾野「こういっちゃん! ねえ、ねえってば!」ユサユサ
恒一「はっ! ……あ、綾野さん? 僕は、一体……」
綾野「よかった……そうだよね、こういっちゃんも辛いよね……」ギュッ
恒一「!(か、顔に胸の柔らかい感触がっ)」
綾野「私が、私がしっかりしてないからだよね、ごめんね、こういっちゃん……」ギュウッ
恒一「」
恒一(どうしようかって……どうしよっかって……)
綾野「こ、こういっちゃん?」
恒一「そんな、そんな……」ブツブツ
綾野「こういっちゃん! ねえ、ねえってば!」ユサユサ
恒一「はっ! ……あ、綾野さん? 僕は、一体……」
綾野「よかった……そうだよね、こういっちゃんも辛いよね……」ギュッ
恒一「!(か、顔に胸の柔らかい感触がっ)」
綾野「私が、私がしっかりしてないからだよね、ごめんね、こういっちゃん……」ギュウッ
恒一「」
>>76
大は小を兼ねる
大は小を兼ねる
綾野「こういっちゃん、落ち着いた?」
恒一「うん」
綾野「よかったぁ……私が言える立場じゃないかもしれないけど、無理しないでね? 一緒に力を合わせていこう」
恒一「うん」
綾野「そ、それじゃ、私離れるね……」
恒一「うん」
綾野(い、今になって考えてみたら、汗かいてたところにあんなことしちゃったんだよね……うわあ、どうしよう……)
綾野(部活終わった後にスプレーはやってきたけど……まさかこんなところでもう一回つけるわけにもいかないし)
綾野(何より私からも抱きしめて……あぁ色々と恥ずかしいよぉ……)
恒一「うん」
恒一「うん」
綾野「よかったぁ……私が言える立場じゃないかもしれないけど、無理しないでね? 一緒に力を合わせていこう」
恒一「うん」
綾野「そ、それじゃ、私離れるね……」
恒一「うん」
綾野(い、今になって考えてみたら、汗かいてたところにあんなことしちゃったんだよね……うわあ、どうしよう……)
綾野(部活終わった後にスプレーはやってきたけど……まさかこんなところでもう一回つけるわけにもいかないし)
綾野(何より私からも抱きしめて……あぁ色々と恥ずかしいよぉ……)
恒一「うん」
恒一「……」パリッ モグモグ
綾野「……」ペロペロ コロコロ
綾野「ごくっ……はい、こういっちゃんどうぞ」
恒一「うん」
綾野(あ、間接……でも正直、今更だよね……)
恒一(自分と他人とは結局一対なのだろう。自分なしでは他人もない、他人なしでは自分もない……)ゴクゴク
綾野「……っ?」モゾッ
綾野(あ、あれ、もしかして……)モジモジ
恒一「どうしたんだい、綾野さん」
綾野「んっ? ううん、なんでもないのっ」
恒一「そう。困ったことがあったらなんなりと言い合おうね、僕らはここでは一つの存在みたいなものだからさ」ニコッ
綾野「う、うん……」
綾野「……」ペロペロ コロコロ
綾野「ごくっ……はい、こういっちゃんどうぞ」
恒一「うん」
綾野(あ、間接……でも正直、今更だよね……)
恒一(自分と他人とは結局一対なのだろう。自分なしでは他人もない、他人なしでは自分もない……)ゴクゴク
綾野「……っ?」モゾッ
綾野(あ、あれ、もしかして……)モジモジ
恒一「どうしたんだい、綾野さん」
綾野「んっ? ううん、なんでもないのっ」
恒一「そう。困ったことがあったらなんなりと言い合おうね、僕らはここでは一つの存在みたいなものだからさ」ニコッ
綾野「う、うん……」
綾野(これって……うわぁ、どうしようどうしようどうしようっ)
綾野(が、我慢するしかないよね、窓もないんだし……)モジモジ
恒一「綾野さん、大丈夫? ちょっと震えてるけど」
綾野「えっ、う、うん大丈夫大丈夫!」
恒一「目がうろたえてるよ? そっか、僕がさっき醜態をみせちゃったもんね。ごめん。僕もまだまだだ」
綾野「ち、違うよっ、こういっちゃんのせいじゃないよっ」
恒一「僕は未熟者だ……綾野さんと一つの存在にならなくちゃいけないのに、自分だけで勝手にうろたえて、その結果綾野さんまでも……」
綾野「な、何言ってるのかわかんないよ……?」
恒一「綾野さん、僕らはここを乗り越えた時にこれまでの僕らではない僕らになれると思うんだ」ズイッ
綾野(わっ、顔近っ! は、恥ずかし……あ、力抜けて……)チョロッ
綾野(が、我慢するしかないよね、窓もないんだし……)モジモジ
恒一「綾野さん、大丈夫? ちょっと震えてるけど」
綾野「えっ、う、うん大丈夫大丈夫!」
恒一「目がうろたえてるよ? そっか、僕がさっき醜態をみせちゃったもんね。ごめん。僕もまだまだだ」
綾野「ち、違うよっ、こういっちゃんのせいじゃないよっ」
恒一「僕は未熟者だ……綾野さんと一つの存在にならなくちゃいけないのに、自分だけで勝手にうろたえて、その結果綾野さんまでも……」
綾野「な、何言ってるのかわかんないよ……?」
恒一「綾野さん、僕らはここを乗り越えた時にこれまでの僕らではない僕らになれると思うんだ」ズイッ
綾野(わっ、顔近っ! は、恥ずかし……あ、力抜けて……)チョロッ
恒一「綾野さん、落ち着いて。心をクリアにするんだ。色即是空の空とはそういうことだと思うんだ。そして空になった時自他の境は……」ギュッ
綾野(何言ってるのか本気でわかんないっ! わかんないから顔に集中しちゃって恥ずかしくなっちゃう!)
綾野(こういっちゃんの目、すごく澄んでてきれいで、こんな弱い私なんかどうでもよくなって、力が、力が……)チョロッ
チョロロロロ……
綾野「あっ、あっ……」ポロッ
恒一「あ、あれっ、綾野さん、太股から何かが垂れて……」
ポタポタ……
綾野「う、うえっ、えぐっ、と、止まんない……」グスッ
恒一「こ、これって……」
ピチャッピチャッ
綾野「いやぁ……みないでぇ……」シクシク
綾野(何言ってるのか本気でわかんないっ! わかんないから顔に集中しちゃって恥ずかしくなっちゃう!)
綾野(こういっちゃんの目、すごく澄んでてきれいで、こんな弱い私なんかどうでもよくなって、力が、力が……)チョロッ
チョロロロロ……
綾野「あっ、あっ……」ポロッ
恒一「あ、あれっ、綾野さん、太股から何かが垂れて……」
ポタポタ……
綾野「う、うえっ、えぐっ、と、止まんない……」グスッ
恒一「こ、これって……」
ピチャッピチャッ
綾野「いやぁ……みないでぇ……」シクシク
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