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元スレ亜美「真美が思春期をこじらせて厨二病になった」
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>>138
ハグだけにはぐらかすってか!
ハグだけにはぐらかすってか!
真美「ね、ねぇ兄ちゃーん……その、もっかい頭撫でてよー」
P「ああ、いいぞ!」 ナデナデ
真美「……! ふへへ……」
P(かわいい。それに昨日や一昨日に比べたら、随分と扱いやすい真美だな。しかし……)
真美(撫でられてる……気持ちいー……あーもう、これだけでいいかなーもう) ニマニマ
亜美「……お姫ちん」
貴音「はい、なんでしょう?」
亜美「今みたいにお願いするのって、甘えるって言うのかなー?」
貴音「そうですね……まだ双海真美には、少々の羞恥心があるようです」
亜美「甘えん坊ってのはさ、もっとこう……べたべたーっとするもんだよNE
貴音「……」
貴音「……いいことを思いつきました!」 ティン
亜美「なになに→?」
貴音「双海亜美。あなたも行くのです」
亜美「兄ちゃん兄ちゃーん!」 タタタ ダキッ
真美「!?」
P「うぉ、なんだ亜美!? お前まで……」
亜美「んっふっふ……兄ちゃんはイイ匂いがしまんがな」 スンスン
P「や、やめろって……そんな、首を……あひん」
真美(ちょちょちょどーいうこと!?)
貴音「ふふ……元来、あの双子は二人でひとつのあいどるであったと聞きました」
貴音「つまり、双海真美そろではなく、そこに双海亜美が加わることによって……このようになるのです」
真美「ま、真美も→!」 ギュー
亜美「お、兄ちゃん両手に花ですな~」 ギュー スンスン
P「はは……身動きがとれない。あ、そこは、だめっ」
真美(亜美には負けないんだからっ!) スンスン
>>164
やめろ
やめろ
P「……お、俺もう外行って来るな! 営業営業!」
亜美「えー、もう行っちゃうのーん?」
真美「そんなー、まだ始まったばっかじゅあ~ん」
P「ほら一応な、俺だってプロデューサーだし、仕事しなきゃ! それじゃ!」 タタタ
亜美「あーん」
真美「まだかわいがってもらってなーいー」
P(いかんいかん、あのふたりが案外発育がいいんだ。サンドイッチなんかされてたら理性が……)
真美「……」
亜美「んっふっふ~……」
真美「……ん、ふ、ふふふ……」
亜美「真美ちゅあん?」
真美「な、なんだい亜美君? そんな顔して」
亜美「すんすんしてたね!」
真美「ひぃいいいいいいいい」
小鳥「ふぅ……」
真美「あれ、ピヨちゃんいたの?」
小鳥「最初からいたわよ? うふふ……真美ちゃんの甘えん坊姿、この目でばっちり見させてもらいました」
真美「……」
小鳥「でも、まだまだね! いーい? お姉さんが甘えるとはどんなことなのか……教えてあ・げ・る」
真美「い、いいよ、エンリョしとく!」
小鳥「いいからいいから~♪」
貴音「小鳥嬢はどうやら、異性へ甘えることに関して熟知しているようですね。さすがは、にじゅうきゅ
亜美「わーわー! あ、あれはたぶん、マンガの知識だYO!」
小鳥「……ごにょごにょ……」
真美「うえっ!? そんなことまで……な、なるほど……」
小鳥「……あ、新刊出てる……チェックチェック……」 カタカタカタ…
亜美「~♪」 パタパタ
貴音「ずるずる……もぐもぐ」
真美「……」
真美(兄ちゃんが外に行ってしばらくすると、この事務所は一種の部室状態になっちった)
真美(みんな思い思いの過ごし方をしてるNE)
真美(ピヨちゃんは事務のお仕事。亜美はソファで寝転がってマンガ。お姫ちんはカップラーメン(3杯目)……)
真美(そして真美は……亜美と一緒にソファの上で……)
真美「……」 モンモン
真美「……うひゃー! む、むりっしょー! そんな、そんな甘え方なんてっ!」 ジタバタ
亜美「ぐへっ! ま、真美、暴れないでよ~」
真美(真美はきっと、兄ちゃんのことがダイスキ……)
真美(どんなにイタズラしても笑ってくれる、一緒に遊んでくれる)
真美(真美のこと、ちゃんと……ひとりの女の子として、大事に扱ってくれる……)
真美(優しい優しい、兄ちゃん……)
真美「……はやく、帰ってこないかなぁ……」
亜美「……んふふ」
ガチャ
P「ただいま戻りましたー」
真美「!」 ピコン
真美「にいちゃーん!」 タタタ
P「おお、どうした真美。さっきの続きか?」
真美「うん……あのね、その……」
P「どうした?」
小鳥『いい? 甘えるってのは本当は、キャラ作ってするものじゃないの。それだと、ただのぶりっ子になっちゃうから』
小鳥『真美ちゃん自身が、プロデューサーさんにどうしたいか、そしてどうして欲しいかってことが大事なのよ』
小鳥『ま、アイドルとしてのキャラを変えたいってことが本気なら、またハナシは別だけど……』
小鳥『あんなの、その場でついつい出ちゃった嘘でしょ? ふふふ』
真美「おかえり、なさい……ずっと待ってた。兄ちゃんの顔、見たかった……」
P「!?」
P「そ、そっか。ありがとな、そう言ってくれると嬉しいよ」
真美「兄ちゃんが嬉しいなら、真美も嬉しいよ……えへへ」
P(なんだ? なにが起きている……)
真美「兄ちゃん! お、お腹空いてない!?」
P「あ、ああ、そうだな。いい時間だし、ちょっとばかし小腹が……」
真美「よかった……おとといジュースおごってもらったお礼にさ、実は今日……」 ガサゴソ
真美「じゃーん! お菓子作ってきたの! 食べて食べてー!」
P「おお、わざわざすまんな。それじゃあ、遠慮なくいただくよ……これは、ドーナッツか!」
真美「スウィートドーナッツだよ! んふふ……お口に合えばいいんだけど」
貴音「双海真美、わたくしも……もがもが」
亜美「お姫ちん! 今だけはだめっ!」
小鳥「まだよ……まだ慌てるような時間じゃないわ」
P「うん、これはなかなか……」 モグモグ
真美「ど、どうかな? あんまり、お菓子作りとか慣れてないから……」
P「……美味しいよ! 最高に決まってるじゃないか!」
真美「ホント!? で、でも……やっぱはるるんとかが作ったやつのほーが、いいよね」
P「そんなことないさ、決して負けてやいない」
P(真美の作ってくれたお菓子は、確かにうまかった。多少甘すぎる感はあったが、それでもだ)
P(そりゃ、正直に言ってしまえば……春香の作った物のほうが、見栄えや味はいい)
P(だが……俺のためだけに一生懸命に作ってくれている、真美のそんな姿を想像すると……)
P(それだけで、俺の心はいっぱいになってしまうのであった)
真美「えへへ……う、嘘でも嬉しいよ」
P「はは、真美が嬉しいなら俺も嬉しい。それに、もちろん嘘なんかじゃないよ。ありがとな……」 ナデナデ
真美「……~!」
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