私的良スレ書庫
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元スレ恒一「有田さんがモテまくる現象……?」
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恒一「つ、疲れた……途中から、二対一でぼこぼこにされた……」
有田「もう無理……今日だけで痩せた気がする……」
江藤「明日筋肉痛になりそう……」
怜子「はーいじゃあ皆、着替えてバーベキューするわよー」
恒一「あ、あれ? 待ち合わせた人は……?」
怜子「貴方達がきゃっきゃっしてた間に、一通りの話は聞いたわよ?」
恒一(楽しみすぎたかな……)
有田「もう無理……今日だけで痩せた気がする……」
江藤「明日筋肉痛になりそう……」
怜子「はーいじゃあ皆、着替えてバーベキューするわよー」
恒一「あ、あれ? 待ち合わせた人は……?」
怜子「貴方達がきゃっきゃっしてた間に、一通りの話は聞いたわよ?」
恒一(楽しみすぎたかな……)
怜子「お肉頂戴」
恒一「それなら、もう焼けてますよ」
江藤「恒一、お肉とって」
恒一「僕は使い魔か、ほら、野菜も」
有田「恒一君、どのお肉がおいしいかな?」
恒一「うーん、この辺りのなら、もう焼けてるから良いと思うよ」
怜子「次は次は?」
恒一「僕にも食べるタイミングをくださいっ! あとみんな、野菜も食べてっ!」
江藤「野菜……あーん」
恒一「それ僕が悠にあげたやつじゃ……あーん」モグモグ
恒一「それなら、もう焼けてますよ」
江藤「恒一、お肉とって」
恒一「僕は使い魔か、ほら、野菜も」
有田「恒一君、どのお肉がおいしいかな?」
恒一「うーん、この辺りのなら、もう焼けてるから良いと思うよ」
怜子「次は次は?」
恒一「僕にも食べるタイミングをくださいっ! あとみんな、野菜も食べてっ!」
江藤「野菜……あーん」
恒一「それ僕が悠にあげたやつじゃ……あーん」モグモグ
有田「……あーん」
恒一「お肉……いいの? あーん」モグモグ
怜子「あ、私はやらないからお肉とって」
恒一「まったく……」
有田「あーん」
恒一「あ、あーん」モグモグ
江藤「あーん」
恒一「モグモグ……あーん」モグモグ
有田「あーん」
恒一「両極端だよっ!」
恒一「お肉……いいの? あーん」モグモグ
怜子「あ、私はやらないからお肉とって」
恒一「まったく……」
有田「あーん」
恒一「あ、あーん」モグモグ
江藤「あーん」
恒一「モグモグ……あーん」モグモグ
有田「あーん」
恒一「両極端だよっ!」
帰りの車内
有田「……くー、くー」モタレェ
江藤「んん……だめだよぉ……松子も恒一もそんな……えへへ……」モタレェ
怜子「行きは両側から抱きつかれて、プールでは水のかけ合いをして、バーベキューではあーんってして、帰りは眠った二人にもたれ掛かられる……中尾君あたりが聞いたら、我を忘れて暴れそうだねモテ一君」
恒一「そ、そんなんじゃ無いですよっ!」
怜子「そういうのはね、客観的にみた判断の方が、結局正しかったりするからね」
恒一「……それで、今日の目的は、どうなったんですか?」
怜子「彼から聞いた話だけどね……」
有田「……くー、くー」モタレェ
江藤「んん……だめだよぉ……松子も恒一もそんな……えへへ……」モタレェ
怜子「行きは両側から抱きつかれて、プールでは水のかけ合いをして、バーベキューではあーんってして、帰りは眠った二人にもたれ掛かられる……中尾君あたりが聞いたら、我を忘れて暴れそうだねモテ一君」
恒一「そ、そんなんじゃ無いですよっ!」
怜子「そういうのはね、客観的にみた判断の方が、結局正しかったりするからね」
恒一「……それで、今日の目的は、どうなったんですか?」
怜子「彼から聞いた話だけどね……」
恒一「旧校舎の三年三組、ですか」
怜子「そゆこと、あんまり目立って入られても困るから、自習の時にでも探してもらえる?」
恒一「わかりました」
怜子「ごめんね、もっと核心に迫れると思ったんだけど……」
恒一「いえ、手がかりの在処がわかるだけで、充分です」
怜子「……頑張ってね」
恒一「はい」
怜子「そゆこと、あんまり目立って入られても困るから、自習の時にでも探してもらえる?」
恒一「わかりました」
怜子「ごめんね、もっと核心に迫れると思ったんだけど……」
恒一「いえ、手がかりの在処がわかるだけで、充分です」
怜子「……頑張ってね」
恒一「はい」
江藤宅前
恒一「それじゃ、おやすみ、えとうさ……」
江藤「悠」
恒一「……悠」
江藤「うん、おやすみ。松子は……まだ寝てるか、今日ははしゃいだから、仕方ないかな。ちゃんと王子様が、家までエスコートしてくれるし」
恒一「そんな良いもんじゃないよ」
江藤「またまた」
恒一「でも、お姫様をエスコートはするけどね」
江藤「……なら、いいよ。ちゃんと連れてってあげてね」
恒一「もちろんだよ。じゃあ、おやすみ、悠」
江藤「おやすみ、恒一」
恒一「それじゃ、おやすみ、えとうさ……」
江藤「悠」
恒一「……悠」
江藤「うん、おやすみ。松子は……まだ寝てるか、今日ははしゃいだから、仕方ないかな。ちゃんと王子様が、家までエスコートしてくれるし」
恒一「そんな良いもんじゃないよ」
江藤「またまた」
恒一「でも、お姫様をエスコートはするけどね」
江藤「……なら、いいよ。ちゃんと連れてってあげてね」
恒一「もちろんだよ。じゃあ、おやすみ、悠」
江藤「おやすみ、恒一」
有田宅前
恒一「松子ー、家についたよー?」ユサユサ
有田「う、うーん……ぐぅ……」
怜子「中まで運んであげたら? 部屋の場所はわかるんでしょ?」
恒一「うん、じゃあそうするね。松子、ちょっと失礼するよ!」グイッ
怜子「大丈夫? 荷物くらいは持って行こうか?」
恒一「ううん、大丈夫だよ、怜子さんは車で待ってて」
恒一「松子ー、家についたよー?」ユサユサ
有田「う、うーん……ぐぅ……」
怜子「中まで運んであげたら? 部屋の場所はわかるんでしょ?」
恒一「うん、じゃあそうするね。松子、ちょっと失礼するよ!」グイッ
怜子「大丈夫? 荷物くらいは持って行こうか?」
恒一「ううん、大丈夫だよ、怜子さんは車で待ってて」
恒一「ふぅ……さすがに着替えさせるわけにもいかないしなぁ……」
有田「恒一、くん……本当に、好き?」
恒一(寝言か……本当に、好き……僕も、そうであってほしいよ)
有田「私……は、本当に好き、だよ)
恒一(っ!?)
有田「でも、悠ちゃんの……事も、好き」
恒一(…………)
有田「でも、二人は……私を……」
恒一(僕は、どうなんだろうな……)
恒一「おやすみ、松子」
有田「恒一、くん……本当に、好き?」
恒一(寝言か……本当に、好き……僕も、そうであってほしいよ)
有田「私……は、本当に好き、だよ)
恒一(っ!?)
有田「でも、悠ちゃんの……事も、好き」
恒一(…………)
有田「でも、二人は……私を……」
恒一(僕は、どうなんだろうな……)
恒一「おやすみ、松子」
月曜日、旧校舎元三年三組
恒一「と、いうわけで、うん、これは1日かかりそうだね」
江藤「マスク持ってきて、正解だったね」
有田「へっくしょん! 埃っぽいよ……」
江藤「マスクを鼻までかけないからだよ」
有田「うぅ、そうすると息がしにくいよぉ……」
江藤「くしゃみが止まらないよりは、マシなんじゃない?」
有田「うぅ……」
恒一「とりあえず、手分けして探そうか」
恒一「と、いうわけで、うん、これは1日かかりそうだね」
江藤「マスク持ってきて、正解だったね」
有田「へっくしょん! 埃っぽいよ……」
江藤「マスクを鼻までかけないからだよ」
有田「うぅ、そうすると息がしにくいよぉ……」
江藤「くしゃみが止まらないよりは、マシなんじゃない?」
有田「うぅ……」
恒一「とりあえず、手分けして探そうか」
恒一(とは言っても……これだけ物があると、どれから手をつけていいか……)
有田(なんか可愛い髪飾りがあるよ! つけたら怒られるかな、学校の備品だもんね……)
江藤(あの窓、割れそうだな、離れとこう)
恒一(そもそも、隠した物が何かわからないんじゃなぁ……)
有田(なんか可愛い髪飾りがあるよ! つけたら怒られるかな、学校の備品だもんね……)
江藤(あの窓、割れそうだな、離れとこう)
恒一(そもそも、隠した物が何かわからないんじゃなぁ……)
三時間後
恒一「あった!」
江藤「まさしく、って感じだね……表面には「将来このクラスで有り得ない恋をさせられた後輩達へ」か……」
有田「あ、開けてみよう!」
ビリビリペリペリ
恒一「カセットテープ?」
江藤「そんなの、聴ける機械が……」
有田「私の家にあるよ!」
恒一「千曳先生に言って、学校早退しようか」
恒一「あった!」
江藤「まさしく、って感じだね……表面には「将来このクラスで有り得ない恋をさせられた後輩達へ」か……」
有田「あ、開けてみよう!」
ビリビリペリペリ
恒一「カセットテープ?」
江藤「そんなの、聴ける機械が……」
有田「私の家にあるよ!」
恒一「千曳先生に言って、学校早退しようか」
有田宅
松永「これを聴いてる三年三組の生徒の皆、俺は「始まった」生徒だ。いや、皆が言うには、正確にはだった、らしい。俺は皆と違って、今でも、怜子の事が好きなのに……!」
恒一「だ、大胆だね」
江藤「本当に未来に残す気あるの?」
松永「とりあえず、結果として、呪いは解けた。当事者でも何があったのか、わけがわからないが、それでも、後輩達に、俺がわかる範囲で、何をしたのか伝えたいと思う」
松永「きっかけは、怜子だった。怜子のお姉さんが、提案したらしい」
恒一「お母さんが……?」
松永「○○なら、きっと、とかそんな事を言っていたらしい。よくわからない。とりあえず、夏休みに俺たち五人……怜子と「始まった」四人で、学校に泊まったんだ。三年三組に」
松永「これを聴いてる三年三組の生徒の皆、俺は「始まった」生徒だ。いや、皆が言うには、正確にはだった、らしい。俺は皆と違って、今でも、怜子の事が好きなのに……!」
恒一「だ、大胆だね」
江藤「本当に未来に残す気あるの?」
松永「とりあえず、結果として、呪いは解けた。当事者でも何があったのか、わけがわからないが、それでも、後輩達に、俺がわかる範囲で、何をしたのか伝えたいと思う」
松永「きっかけは、怜子だった。怜子のお姉さんが、提案したらしい」
恒一「お母さんが……?」
松永「○○なら、きっと、とかそんな事を言っていたらしい。よくわからない。とりあえず、夏休みに俺たち五人……怜子と「始まった」四人で、学校に泊まったんだ。三年三組に」
松永「その夜の事だった。突然○○が起きていや、○○じゃなくて○○なのか、まぁ、俺にも訳が分からなかったけど、○○だった。俺達は○○と話をした」
松永「悪い、会話の内容は、思い出せないんだ。塗りつぶされたみたいに、わからない」
恒一「なんか、たまに音が聞き取れないね」
有田「古いテープだからね、仕方がないよ」
松永「俺に言える事はこれだけだ、三年三年で、呪われた生徒と始まった生徒が全員集まって夜を迎えると、○○が○て○○○○○○は○○になるんだ。そしてそれが、呪いを解く方法だ」
松永「誰も、あの出来事を覚えちゃいねぇ。いや、俺だけが覚えていることがおかしいくらいだ。理由はわからない、俺だっていつ忘れるかわからない。だから、こうして記録する」
松永「役に立つことを願うよ、頑張ってほしい、後輩達」
プツン
松永「悪い、会話の内容は、思い出せないんだ。塗りつぶされたみたいに、わからない」
恒一「なんか、たまに音が聞き取れないね」
有田「古いテープだからね、仕方がないよ」
松永「俺に言える事はこれだけだ、三年三年で、呪われた生徒と始まった生徒が全員集まって夜を迎えると、○○が○て○○○○○○は○○になるんだ。そしてそれが、呪いを解く方法だ」
松永「誰も、あの出来事を覚えちゃいねぇ。いや、俺だけが覚えていることがおかしいくらいだ。理由はわからない、俺だっていつ忘れるかわからない。だから、こうして記録する」
松永「役に立つことを願うよ、頑張ってほしい、後輩達」
プツン
恒一「重要な所はわからないけど、とりあえず、旧校舎の三年三組に何かがあるみたいだね」
江藤「で、でもさ、本当に信じるの? あの様子だと、何が起きてたのかわからないみたいだったよ?」
有田「……呪いを解く方法は、これしかないんだよね?」
恒一「うん、おそらくはこれしか」
有田「……なら、やろう? 十五年前みたいに夏休みってわけにはいかないから、明日にでも」
江藤「うん……」
江藤「で、でもさ、本当に信じるの? あの様子だと、何が起きてたのかわからないみたいだったよ?」
有田「……呪いを解く方法は、これしかないんだよね?」
恒一「うん、おそらくはこれしか」
有田「……なら、やろう? 十五年前みたいに夏休みってわけにはいかないから、明日にでも」
江藤「うん……」
恒一宅
怜子「三組にお泊まり……うん、もう好きにやりなよ。職員会議だろうと何だろうと、校長がその身をかけて、ねじ伏せてくれるから」
恒一「ありがとう、怜子さん。これで、終わってくれるかな?」
怜子「私には記憶が無いから……でもまぁ、終わるんじゃないかな。姉さんの助言なら、それこそなんとこなりそうだよ」
恒一「うん、そうだね。じゃあ、行ってきます」
怜子「行ってらっしゃい」
怜子「三組にお泊まり……うん、もう好きにやりなよ。職員会議だろうと何だろうと、校長がその身をかけて、ねじ伏せてくれるから」
恒一「ありがとう、怜子さん。これで、終わってくれるかな?」
怜子「私には記憶が無いから……でもまぁ、終わるんじゃないかな。姉さんの助言なら、それこそなんとこなりそうだよ」
恒一「うん、そうだね。じゃあ、行ってきます」
怜子「行ってらっしゃい」
旧校舎三年三組
江藤「昨日、ある程度は掃除しておいて良かったね」
恒一「でも、もう少し生活出来るスペースが欲しいな」
有田「あ、じゃあ、窓開けてくるね!」
江藤、恒一「危ないっ!」ダッ
パリン
恒一「この窓、割れそうだから、気をつけてね」
江藤「昨日、言っておけばよかったね。ごめん、松子。怪我は無い?」
有田「うん、二人のお陰で無事だよ。ありがとう!」
江藤「昨日、ある程度は掃除しておいて良かったね」
恒一「でも、もう少し生活出来るスペースが欲しいな」
有田「あ、じゃあ、窓開けてくるね!」
江藤、恒一「危ないっ!」ダッ
パリン
恒一「この窓、割れそうだから、気をつけてね」
江藤「昨日、言っておけばよかったね。ごめん、松子。怪我は無い?」
有田「うん、二人のお陰で無事だよ。ありがとう!」
夜
恒一「ふぅ……体育ようのマットとか、何でここにあるんだろう? おかげで寝やすそうだけど……」
有田「実は、前にもこんな事があったのかもね。体育館から持ってきたとか」
江藤「一番の問題は、シャワーを浴びれない事だね。着替えもあるけど……ねぇ」
恒一「僕、向こうを見てようか?」
有田「じゃあ、お願いしよっかな」
恒一「ふぅ……体育ようのマットとか、何でここにあるんだろう? おかげで寝やすそうだけど……」
有田「実は、前にもこんな事があったのかもね。体育館から持ってきたとか」
江藤「一番の問題は、シャワーを浴びれない事だね。着替えもあるけど……ねぇ」
恒一「僕、向こうを見てようか?」
有田「じゃあ、お願いしよっかな」
シュル
恒一(はっ!? 布の擦れる音が……っ! いかんいかん)
シュルルル
恒一(今、二人はどんな学校なんだろうか……)
有田「悠ちゃん、またおっきくなった?」
恒一(何がっ!?)
江藤「ま、松子!? 何でこんな所でそんなっ!?」
有田「え? だってほら、身長が……」
江藤「あ、うん……ゴメン、ちょっと伸びた……」
恒一(はっ!? 布の擦れる音が……っ! いかんいかん)
シュルルル
恒一(今、二人はどんな学校なんだろうか……)
有田「悠ちゃん、またおっきくなった?」
恒一(何がっ!?)
江藤「ま、松子!? 何でこんな所でそんなっ!?」
有田「え? だってほら、身長が……」
江藤「あ、うん……ゴメン、ちょっと伸びた……」
有田「くぅ……」
江藤「これ、で、私の勝ちっ!」
有田「うー、また負けちゃったよー!」
恒一「松子は顔に出すぎなんじゃないかな。どれがジョーカーかすぐにわかるよ」
江藤「ポーカーフェイスの練習の為に、ポーカーでもする?」
有田「トランプはもうやだよぉ……」
江藤「これ、で、私の勝ちっ!」
有田「うー、また負けちゃったよー!」
恒一「松子は顔に出すぎなんじゃないかな。どれがジョーカーかすぐにわかるよ」
江藤「ポーカーフェイスの練習の為に、ポーカーでもする?」
有田「トランプはもうやだよぉ……」
恒一「さて、そろそろ寝ようか」
江藤「そう、だね。テープの通りなら、目が覚めるらしいけど、その後に記憶を消されてるってことは、これが最後の会話になるのかな」
有田「最後……」
恒一「言いたいことは、今の内に言った方が、良いかもね」
江藤「……私は、松子が好き」
江藤「そう、だね。テープの通りなら、目が覚めるらしいけど、その後に記憶を消されてるってことは、これが最後の会話になるのかな」
有田「最後……」
恒一「言いたいことは、今の内に言った方が、良いかもね」
江藤「……私は、松子が好き」
江藤「でも、恒一の事もそれと同じくらい好き。呪いだろうと、何だろうと、私は二人の事が大好き」
江藤「……あんまり驚かないね、恒一」
恒一「ちょっとだけ、予想してたから」
江藤「そっか……」
有田「わ、私も!」
江藤「……あんまり驚かないね、恒一」
恒一「ちょっとだけ、予想してたから」
江藤「そっか……」
有田「わ、私も!」
有田「私も、悠ちゃんの事が大好きだし、それと同じくらいに……恒一君の事が好きだよっ!」
恒一「ええっ!?」
有田「私のは、驚くんだ……」
恒一「ご、ごめん……予想してなかった……」
江藤「松子……」ギュッ
有田「悠ちゃん……」ギュッ
江藤「それで、恒一の返答は? 二人から告白されて、何もいわないとけは無いよね?」
恒一「……うん」
恒一「ええっ!?」
有田「私のは、驚くんだ……」
恒一「ご、ごめん……予想してなかった……」
江藤「松子……」ギュッ
有田「悠ちゃん……」ギュッ
江藤「それで、恒一の返答は? 二人から告白されて、何もいわないとけは無いよね?」
恒一「……うん」
恒一「僕も、好きだよ。二人のこと、どっちも、かけがえのない、僕の、好きな人だ。二人とも、愛してる」
有田「えへへ」
江藤「……ばか」
恒一「驚かないんだね」
江藤「驚かないよ、私達三人は、こうなる気がしてたもん」
恒一「そっか、なら、これで何事もなく朝が来たら、きっと呪いなんて、関係がなかったってわけだね」
有田「……うん、きっとそうだよ。だから、皆、おやすみ」
江藤「おやすみ、二人とも」
恒一「おやすみ」
有田「えへへ」
江藤「……ばか」
恒一「驚かないんだね」
江藤「驚かないよ、私達三人は、こうなる気がしてたもん」
恒一「そっか、なら、これで何事もなく朝が来たら、きっと呪いなんて、関係がなかったってわけだね」
有田「……うん、きっとそうだよ。だから、皆、おやすみ」
江藤「おやすみ、二人とも」
恒一「おやすみ」
深夜
??「ねぇ、起きて」
恒一(誰だ? 松子?)
恒一「松子……?」
??「松子? あぁ違うんだ。今はちょっと、体を借りてるだけ。僕は岬。夜見山岬だ。はじめまして、理津子の息子の恒一君」
恒一「夜見山岬……? 二十六年前の?」
夜見山岬「そう。君は、どことなく理津子のおもかげがあるね」
恒一「……松子の、呪いを解いてくれるの?」
岬「うん? 君はもしかして、勘違いをしてる?」
??「ねぇ、起きて」
恒一(誰だ? 松子?)
恒一「松子……?」
??「松子? あぁ違うんだ。今はちょっと、体を借りてるだけ。僕は岬。夜見山岬だ。はじめまして、理津子の息子の恒一君」
恒一「夜見山岬……? 二十六年前の?」
夜見山岬「そう。君は、どことなく理津子のおもかげがあるね」
恒一「……松子の、呪いを解いてくれるの?」
岬「うん? 君はもしかして、勘違いをしてる?」
岬「呪われたのは、君だよ、榊原恒一君」
恒一「えっ?」
岬「この二人は、君達の言葉で言えば「始まった」子だよ」
恒一「じゃあ、悠が松子の事を好きになったのは……」
岬「僕の知ったことじゃないね」
恒一「……良かった」
岬「へぇ……何が良かったの?」
恒一「だってそれなら、二人の想いは、呪いのせいで生まれた物じゃないって、断言できるから」
岬「君はつくづく理津子の息子だね。言ってる事がそっくりだ」
恒一「えっ?」
岬「この二人は、君達の言葉で言えば「始まった」子だよ」
恒一「じゃあ、悠が松子の事を好きになったのは……」
岬「僕の知ったことじゃないね」
恒一「……良かった」
岬「へぇ……何が良かったの?」
恒一「だってそれなら、二人の想いは、呪いのせいで生まれた物じゃないって、断言できるから」
岬「君はつくづく理津子の息子だね。言ってる事がそっくりだ」
岬「君たちはそうやって、自分を無視した正義を振りかざして、満足する」
恒一「どういう……」
岬「後の二人の、君に対する想いは、呪いから出来てるんだよ? それでいいの?」
恒一「……良くは無いよ。でも、僕や悠から、松子への想いが消されるよりは、あの二人の間が残るだけ、ずっといいんじゃないかな?」
岬「嫌いだよ、そういう考え。それは、二人の気持ちは考えて無い」
恒一「でも、じゃあ!」
岬「だって、彼女達に記憶は残るんだよ? ただ、恋だけ消え去って。それがどんな気分か想像できる? 出来ないよね? 君達はそういう人達だ」
恒一「どういう……」
岬「後の二人の、君に対する想いは、呪いから出来てるんだよ? それでいいの?」
恒一「……良くは無いよ。でも、僕や悠から、松子への想いが消されるよりは、あの二人の間が残るだけ、ずっといいんじゃないかな?」
岬「嫌いだよ、そういう考え。それは、二人の気持ちは考えて無い」
恒一「でも、じゃあ!」
岬「だって、彼女達に記憶は残るんだよ? ただ、恋だけ消え去って。それがどんな気分か想像できる? 出来ないよね? 君達はそういう人達だ」
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