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元スレ男「親父が小学生の女の子を家に連れ込んできた」
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男「なんだそれ?」
友『勿論、問題になってこれは研究テーマとしては認められなかったみたいだ』
男「いや、なんだよ、そのテーマ」
友『要は脳移植じゃなくて、脳の結合を試みたんだろうな』
男「脳の結合!?」
友『お前、見たことないか?頭がくっついて生まれた双子とか』
男「ある」
友『弟が握ったものを兄が感じとったり、兄が見たものを弟が記憶したりしてるらしい』
男「それで?」
友『あの女医さんはそんな脳を人工的に作ろうとしたかったみたいだ。幾人もの脳を一つにしたら、様々な知識や経験が一気に手に入るかもしれないからな』
男「じゃあ、今うちにいるのは……」
友『そのプロトタイプかもしれない』
男「……」
友『一時期、脳死者の脳をかき集めてたらしいし、間違いないと思う』
男「なんだよ……それ……」
友『勿論、問題になってこれは研究テーマとしては認められなかったみたいだ』
男「いや、なんだよ、そのテーマ」
友『要は脳移植じゃなくて、脳の結合を試みたんだろうな』
男「脳の結合!?」
友『お前、見たことないか?頭がくっついて生まれた双子とか』
男「ある」
友『弟が握ったものを兄が感じとったり、兄が見たものを弟が記憶したりしてるらしい』
男「それで?」
友『あの女医さんはそんな脳を人工的に作ろうとしたかったみたいだ。幾人もの脳を一つにしたら、様々な知識や経験が一気に手に入るかもしれないからな』
男「じゃあ、今うちにいるのは……」
友『そのプロトタイプかもしれない』
男「……」
友『一時期、脳死者の脳をかき集めてたらしいし、間違いないと思う』
男「なんだよ……それ……」
友『俺から言わせたら、正直化け物だと思う』
男「これからどうすればいいんだ……?」
友『そうだよな。義妹さんが何なのか分かったところで、どうしようもないよな』
男「……もう一回、話にいこう」
友『え?』
男「とにかく、このことを話そう」
友『否定されて終わるぞ』
男「でも……」
友『なら、義妹さんも連れて行ったらどうだ?もうパニック障害みたいなの起こってるんだろ?』
男「ああ」
友『アンタの実験は失敗だーって言うしかないかもな』
男「一緒に行ってくれるか?」
友『じゃあ、義妹さん紹介してくれ』
男「化け物なのに?」
友『可愛いは正義なんだぜ』
男「これからどうすればいいんだ……?」
友『そうだよな。義妹さんが何なのか分かったところで、どうしようもないよな』
男「……もう一回、話にいこう」
友『え?』
男「とにかく、このことを話そう」
友『否定されて終わるぞ』
男「でも……」
友『なら、義妹さんも連れて行ったらどうだ?もうパニック障害みたいなの起こってるんだろ?』
男「ああ」
友『アンタの実験は失敗だーって言うしかないかもな』
男「一緒に行ってくれるか?」
友『じゃあ、義妹さん紹介してくれ』
男「化け物なのに?」
友『可愛いは正義なんだぜ』
数日後 駅
少女「お兄ちゃん、今日はどこ行くの?」
男「ちょっとな」
少女「ふーん」
男(変に刺激しなけりゃ、普通だ。きっと姉ちゃんの記憶を引っ張り出して自我を保ってるんだろうな)
友「おーい」
男「おそいぞ」
友「悪い悪い。―――こんにちは、噂をきいてるよ」
少女「だ、だれ……?」
男「俺の友達。いい奴だけど、近づいちゃダメだ」
少女「わ、わかった……」
友「ひでー」
男「……行くか」
友「おう」
少女「……?」
少女「お兄ちゃん、今日はどこ行くの?」
男「ちょっとな」
少女「ふーん」
男(変に刺激しなけりゃ、普通だ。きっと姉ちゃんの記憶を引っ張り出して自我を保ってるんだろうな)
友「おーい」
男「おそいぞ」
友「悪い悪い。―――こんにちは、噂をきいてるよ」
少女「だ、だれ……?」
男「俺の友達。いい奴だけど、近づいちゃダメだ」
少女「わ、わかった……」
友「ひでー」
男「……行くか」
友「おう」
少女「……?」
病院 面談室
看護師「では、こちらでお待ちください」
男「はい」
少女「ねえ、ここ……」
男「覚えてるのか?」
少女「うん……私、ずっとここにいたから」
友「そっか。一年ぐらいいたんだっけ?」
少女「うん。多分」
友「なんかされた?」
少女「良く覚えてない」
男「覚えてないほうがいいと思う」
友「だな」
少女「なんの話?」
女医「―――お待たせしました」
男「こんにちは」
看護師「では、こちらでお待ちください」
男「はい」
少女「ねえ、ここ……」
男「覚えてるのか?」
少女「うん……私、ずっとここにいたから」
友「そっか。一年ぐらいいたんだっけ?」
少女「うん。多分」
友「なんかされた?」
少女「良く覚えてない」
男「覚えてないほうがいいと思う」
友「だな」
少女「なんの話?」
女医「―――お待たせしました」
男「こんにちは」
少女「先生、久しぶりー」
女医「……何か?」
男「この子に見覚えはありますよね?」
女医「当然です。私が脳移植を―――」
男「違う」
女医「……」
友「卒論、読みました。すごいですね」
女医「貴方、医学生だったのですか?」
友「いえ。普通に文系です」
女医「じゃあ、理解なんてできなかったのでは?」
友「いやー、貴女の卒論はすごいですよ。だって、医学とか全然しらない俺でも、アンタの脳がいかれるのは理解できましたから」
女医「……私の崇高な研究を三流大学生が読み解けるわけありません」
男「読み解けなくてもいい。あんたは異常。それが分かれば十分だ」
女医「……」
少女「お兄ちゃん……?」
女医「……何か?」
男「この子に見覚えはありますよね?」
女医「当然です。私が脳移植を―――」
男「違う」
女医「……」
友「卒論、読みました。すごいですね」
女医「貴方、医学生だったのですか?」
友「いえ。普通に文系です」
女医「じゃあ、理解なんてできなかったのでは?」
友「いやー、貴女の卒論はすごいですよ。だって、医学とか全然しらない俺でも、アンタの脳がいかれるのは理解できましたから」
女医「……私の崇高な研究を三流大学生が読み解けるわけありません」
男「読み解けなくてもいい。あんたは異常。それが分かれば十分だ」
女医「……」
少女「お兄ちゃん……?」
女医「……何がいいたいのですか?」
男「俺の姉ちゃんの脳だけじゃなくて、何人の脳を弄ったんだ?」
女医「モルモットの死骸をいちいち数える研究員がいると思いますか?」
男「……!!!」ガタッ
友「おい!!」
少女「え……?え……?」
友「……貴女、脳の結合の研究ずっと続けてきたんですか?」
女医「小学生のときに思いついたことだから、もう30年近いかもしれません」
男「なんでこんなことができるんだ……?」
女医「人間は脳を全て使うことができない」
男「は?」
女医「体重のたった2%の重さしかない脳を人間は殆ど使うことができない。本来なら一瞬だけ見たものでも長期記憶として保持できるのに」
友「……」
女医「私はどうしたら100%脳を使えるか、考えました。そして行き着いた結果が、脳の結合なのです」
少女「先生……?」
男「俺の姉ちゃんの脳だけじゃなくて、何人の脳を弄ったんだ?」
女医「モルモットの死骸をいちいち数える研究員がいると思いますか?」
男「……!!!」ガタッ
友「おい!!」
少女「え……?え……?」
友「……貴女、脳の結合の研究ずっと続けてきたんですか?」
女医「小学生のときに思いついたことだから、もう30年近いかもしれません」
男「なんでこんなことができるんだ……?」
女医「人間は脳を全て使うことができない」
男「は?」
女医「体重のたった2%の重さしかない脳を人間は殆ど使うことができない。本来なら一瞬だけ見たものでも長期記憶として保持できるのに」
友「……」
女医「私はどうしたら100%脳を使えるか、考えました。そして行き着いた結果が、脳の結合なのです」
少女「先生……?」
女医「人はそれぞれよく使う部位が違うというのはわかっていました」
女医「なら、その人たちの脳のいいところを結合してしまえば、完璧な脳が出来上がりますよね?」
男「アンタ……」
友「じゃあ……記憶野だけを結合させたわけじゃないんですか?」
女医「それはただの通過点にすぎませんでした。文字通り、全ての脳を結合してこそ私の研究は完成する」
女医「彼女には記念すべき1作目の脳を提供したに過ぎません。記憶野が発達したのも、研究途中での副産物です」
少女「ど、どういうことですか……?」
女医「貴女は完璧な人間というわけです」
友「完璧って……」
女医「記憶にすぐれ、思考力も、インパルスも……全部、人間の頂点です」
男「お前……」
友「この子は誰なんですか?被験者ってことですか?」
女医「この子の肉体は孤児でした。私は結婚もしているので簡単に養子縁組が成立しました」
男「な……!?」
友「養子を弄ったのか……?」
女医「なら、その人たちの脳のいいところを結合してしまえば、完璧な脳が出来上がりますよね?」
男「アンタ……」
友「じゃあ……記憶野だけを結合させたわけじゃないんですか?」
女医「それはただの通過点にすぎませんでした。文字通り、全ての脳を結合してこそ私の研究は完成する」
女医「彼女には記念すべき1作目の脳を提供したに過ぎません。記憶野が発達したのも、研究途中での副産物です」
少女「ど、どういうことですか……?」
女医「貴女は完璧な人間というわけです」
友「完璧って……」
女医「記憶にすぐれ、思考力も、インパルスも……全部、人間の頂点です」
男「お前……」
友「この子は誰なんですか?被験者ってことですか?」
女医「この子の肉体は孤児でした。私は結婚もしているので簡単に養子縁組が成立しました」
男「な……!?」
友「養子を弄ったのか……?」
女医「そのあとで元の親が来た。それだけの話です」
男「親父か……!!」
友「なんのためにコイツの親父さんを?」
女医「貴方のお姉さんの記憶が一番強かったのですよ。主人格といってもいいかもしれません」
少女「先生……なにを……?」
女医「だから貴方の親御さんに引き取ってもらいました。結合した脳はちゃんと機能し、意識まで保っていたのですから」
男「……」
女医「しかし、ここまで貴方が来たということは違和感を覚えたのでしょうね」
男「ああ……」
女医「所詮は試作品でしたか。そのうちボロがでるとは思っていました」
友「アンタなぁ……」
女医「それで、用件はなんでしょうか?その子を引き取って欲しいという相談でしょうか?」
男「……」
友「……」
少女「なに……なんなの……?おにいちゃん……どういうこと……?」
男「親父か……!!」
友「なんのためにコイツの親父さんを?」
女医「貴方のお姉さんの記憶が一番強かったのですよ。主人格といってもいいかもしれません」
少女「先生……なにを……?」
女医「だから貴方の親御さんに引き取ってもらいました。結合した脳はちゃんと機能し、意識まで保っていたのですから」
男「……」
女医「しかし、ここまで貴方が来たということは違和感を覚えたのでしょうね」
男「ああ……」
女医「所詮は試作品でしたか。そのうちボロがでるとは思っていました」
友「アンタなぁ……」
女医「それで、用件はなんでしょうか?その子を引き取って欲しいという相談でしょうか?」
男「……」
友「……」
少女「なに……なんなの……?おにいちゃん……どういうこと……?」
男「元に戻せ」
女医「え?元に?冗談でしょう?」
男「おまえ!!」グッ
女医「くっ……!」
友「やめろ!!」
少女「やめてお兄ちゃん!!」
男「元に戻せ。この子を元に戻せよ!!」
女医「ふっ。これだから文系は。偉大な進歩を倫理観だけで排斥しようとするんですね」
男「なんだと……!!」
女医「彼女は人類の可能性。進化した人間。新人類」
友「……」
少女「せんせい……」
女医「私ならきっとヒトを導ける。そう。進化という希望に」
男「……アンタの奇天烈な文言はどうでもいい。とにかくこの子を元に戻せ」
女医「いいのですか?お姉さんが完全にこの世から死んでしまうということですよ?」
女医「え?元に?冗談でしょう?」
男「おまえ!!」グッ
女医「くっ……!」
友「やめろ!!」
少女「やめてお兄ちゃん!!」
男「元に戻せ。この子を元に戻せよ!!」
女医「ふっ。これだから文系は。偉大な進歩を倫理観だけで排斥しようとするんですね」
男「なんだと……!!」
女医「彼女は人類の可能性。進化した人間。新人類」
友「……」
少女「せんせい……」
女医「私ならきっとヒトを導ける。そう。進化という希望に」
男「……アンタの奇天烈な文言はどうでもいい。とにかくこの子を元に戻せ」
女医「いいのですか?お姉さんが完全にこの世から死んでしまうということですよ?」
少女「死ぬ……?」
男「……っ」
女医「そんなこと無理ですよね?だって、彼女は間違いなく貴方の姉でもあるのですから」
友「それは……」
女医「それに彼女を元に戻すことは不可能です。―――だって、その子の脳どこかにいっちゃいましたから」
男「……!!」ガタッ
女医「……?!」
友「やめろって」ガシッ
男「離せ……」
友「義妹さんが泣きそうだぞ?」
少女「おにい、ちゃん……」
女医「もういいですか?診察の時間ですので」
友「待ってください。―――ふざけんな!!」ドガッ!
女医「ぎっ……!??」
男「お前……!?」
男「……っ」
女医「そんなこと無理ですよね?だって、彼女は間違いなく貴方の姉でもあるのですから」
友「それは……」
女医「それに彼女を元に戻すことは不可能です。―――だって、その子の脳どこかにいっちゃいましたから」
男「……!!」ガタッ
女医「……?!」
友「やめろって」ガシッ
男「離せ……」
友「義妹さんが泣きそうだぞ?」
少女「おにい、ちゃん……」
女医「もういいですか?診察の時間ですので」
友「待ってください。―――ふざけんな!!」ドガッ!
女医「ぎっ……!??」
男「お前……!?」
友「元に戻せ」
女医「だ、だれかー!!たすけてー!!!」
男「おい!!やばいって!!」
少女「うぅ……」
友「元に戻せよ……!!」
女医「だれかー!!!」
看護師「ど、どうされ―――ひっ!?」
女医「警備員を!!あと警察!!」
看護師「は、はい!!」
男「おい!!逃げるぞ!!」
友「元に戻せ」
女医「だ、だから……もう脳が―――」
友「このやろ!!」ドガッ!
女医「ぐっ!?」
警備員「―――やめろ!!!」
女医「だ、だれかー!!たすけてー!!!」
男「おい!!やばいって!!」
少女「うぅ……」
友「元に戻せよ……!!」
女医「だれかー!!!」
看護師「ど、どうされ―――ひっ!?」
女医「警備員を!!あと警察!!」
看護師「は、はい!!」
男「おい!!逃げるぞ!!」
友「元に戻せ」
女医「だ、だから……もう脳が―――」
友「このやろ!!」ドガッ!
女医「ぐっ!?」
警備員「―――やめろ!!!」
警備員「くっ……!!4番だ!!応援を頼む」
友「はなせ!!くそがぁ!!」
女医「はぁ……はぁ……」
男「……」
少女「お、おにいちゃん……」
男「……帰ったら全部話す」
少女「え……?」
男「……」スタスタ
女医「な……!?」
警備員「君……!?」
男「元に戻せよ!!」ドガッ!!
女医「ぎゃぁ!?」
男「このやろう!!!」
少女「お兄ちゃん!!やめてー!!!」
警備員「取り押さえろ!!はやく!!」
友「はなせ!!くそがぁ!!」
女医「はぁ……はぁ……」
男「……」
少女「お、おにいちゃん……」
男「……帰ったら全部話す」
少女「え……?」
男「……」スタスタ
女医「な……!?」
警備員「君……!?」
男「元に戻せよ!!」ドガッ!!
女医「ぎゃぁ!?」
男「このやろう!!!」
少女「お兄ちゃん!!やめてー!!!」
警備員「取り押さえろ!!はやく!!」
>>231
俺のイメージだとドSでド淫乱
俺のイメージだとドSでド淫乱
警察署 取調室
警官「―――それであの女医さんを殴ったの?」
男「そうです」
警官「……」
男「俺、反省はしてません」
警官「立派な傷害罪だけど」
男「はい」
警官「……君のお友達も同じ事をいっているそうだ」
男「だと思います」
警官「どうしたいの?」
男「裁判してください」
警官「そりゃなるだろうけど」
男「そこで今、話したこと全部いいます。それでどうなるか分からないけど、誰かに知って欲しいから」
警官「……そう」
男「お願いします」
警官「―――それであの女医さんを殴ったの?」
男「そうです」
警官「……」
男「俺、反省はしてません」
警官「立派な傷害罪だけど」
男「はい」
警官「……君のお友達も同じ事をいっているそうだ」
男「だと思います」
警官「どうしたいの?」
男「裁判してください」
警官「そりゃなるだろうけど」
男「そこで今、話したこと全部いいます。それでどうなるか分からないけど、誰かに知って欲しいから」
警官「……そう」
男「お願いします」
自宅
男「ただいま」
父「……」
男「親父、ごめん」
父「おかえり」
男「姉ちゃんは?」
父「もう寝た」
男「話したい事があるんだ」
父「なんでも聞く」
男「怒らないのか?」
父「話をきいてから決める」
男「あっそ」
父「とりあえず風呂はいってこい」
男「うん」
男「ただいま」
父「……」
男「親父、ごめん」
父「おかえり」
男「姉ちゃんは?」
父「もう寝た」
男「話したい事があるんだ」
父「なんでも聞く」
男「怒らないのか?」
父「話をきいてから決める」
男「あっそ」
父「とりあえず風呂はいってこい」
男「うん」
父「―――なるほど」
男「……」
父「その話、どうするんだ?」
男「とりあえず俺の友達が色んなところにリークしてみるって」
父「それであの医者を追放できても」
男「うん。何の意味もないだろうな」
父「どうするんだ?」
男「どうしたらいい?」
父「私に聞くな」
男「そうだよなぁ」
父「お前はあの子をどうしたい?」
男「……」
父「このままでいいのか?」
男「とりあえず、妹の寝顔でもみてくる」
父「そうか」
男「……」
父「その話、どうするんだ?」
男「とりあえず俺の友達が色んなところにリークしてみるって」
父「それであの医者を追放できても」
男「うん。何の意味もないだろうな」
父「どうするんだ?」
男「どうしたらいい?」
父「私に聞くな」
男「そうだよなぁ」
父「お前はあの子をどうしたい?」
男「……」
父「このままでいいのか?」
男「とりあえず、妹の寝顔でもみてくる」
父「そうか」
ガチャ……
男「……」
少女「……おにいちゃん?」
男「ただいま」
少女「おかえり」
男「……今から全部話す」
少女「うん」
男「……でも、先にこれだけは言っとくな。君は俺の姉であり、妹だ」
少女「そうなの……?」
男「ああ。それは間違いない」
少女「そっか……よかった……」
男「……」
少女「最近、もしかしたら私はお兄ちゃんのお姉ちゃんじゃないかもって思ってて……」
男「そんなことない」
少女「ありがとう……」
男「……」
少女「……おにいちゃん?」
男「ただいま」
少女「おかえり」
男「……今から全部話す」
少女「うん」
男「……でも、先にこれだけは言っとくな。君は俺の姉であり、妹だ」
少女「そうなの……?」
男「ああ。それは間違いない」
少女「そっか……よかった……」
男「……」
少女「最近、もしかしたら私はお兄ちゃんのお姉ちゃんじゃないかもって思ってて……」
男「そんなことない」
少女「ありがとう……」
翌日
男「じゃあ、行って来る」
少女「お兄ちゃん……」
男「すぐ戻ってくるから」
少女「私は……」
男「俺の妹で姉」
少女「……」
男「それさえ分かってればいいから」
少女「うん」
父「いくぞ」
男「おう」
少女「お兄ちゃん!!」
男「ん?」
少女「大好きだから!!」
男「俺も」
男「じゃあ、行って来る」
少女「お兄ちゃん……」
男「すぐ戻ってくるから」
少女「私は……」
男「俺の妹で姉」
少女「……」
男「それさえ分かってればいいから」
少女「うん」
父「いくぞ」
男「おう」
少女「お兄ちゃん!!」
男「ん?」
少女「大好きだから!!」
男「俺も」
数週間後 居間
『すいません。非人道的な研究を長年続けていたことに対して何か』
女医『何もありません』
『例の裁判で貴女の研究が公にされて医学会では―――』
男「おはよう」
父「おはよう」
男「またこのニュースか」
父「無断で脳死者から脳を摘出していたこともあったらしいからな」
男「いい薬だ」
父「じゃあ、そろそろ行って来る」
男「行ってらっしゃい」
『数多くの人命を奪ったことに対してなにか』
女医『私は人間の進化のために―――』
男「俺もそろそろ行くかな」
『すいません。非人道的な研究を長年続けていたことに対して何か』
女医『何もありません』
『例の裁判で貴女の研究が公にされて医学会では―――』
男「おはよう」
父「おはよう」
男「またこのニュースか」
父「無断で脳死者から脳を摘出していたこともあったらしいからな」
男「いい薬だ」
父「じゃあ、そろそろ行って来る」
男「行ってらっしゃい」
『数多くの人命を奪ったことに対してなにか』
女医『私は人間の進化のために―――』
男「俺もそろそろ行くかな」
大学構内
友「よっ」
男「謹慎やっととけたな」
友「ま、あれだけのことして退学にならなかったのはラッキーだな」
男「まぁな」
友「で、義妹さんは?」
男「まだ」
友「また、弄くられてるんじゃないだろうな?」
男「しばらく入院して様子を見るってだけだし。俺、毎日見舞いにいってるけど、変わった様子はねえよ」
友「本当か?」
男「ただ、一個だけ。脳への負担が大きいらしい。長くは生きられないだろうって」
友「また脳移植するのか?」
男「いいや。それは多分、アイツが一番嫌がるだろうし」
友「俺たちのやったこと意味あったのか?」
男「あの女医の研究が潰せただけでも意味はあったんじゃないか?」
友「よっ」
男「謹慎やっととけたな」
友「ま、あれだけのことして退学にならなかったのはラッキーだな」
男「まぁな」
友「で、義妹さんは?」
男「まだ」
友「また、弄くられてるんじゃないだろうな?」
男「しばらく入院して様子を見るってだけだし。俺、毎日見舞いにいってるけど、変わった様子はねえよ」
友「本当か?」
男「ただ、一個だけ。脳への負担が大きいらしい。長くは生きられないだろうって」
友「また脳移植するのか?」
男「いいや。それは多分、アイツが一番嫌がるだろうし」
友「俺たちのやったこと意味あったのか?」
男「あの女医の研究が潰せただけでも意味はあったんじゃないか?」
病院
男「よー」
少女「お兄ちゃん」
男「もうすぐ退院できるんだってな」
少女「うん」
男「よかったな」
少女「またお兄ちゃんと一緒に過ごせるね」
男「俺も姉ちゃんがいないと寂しいな」
少女「もう、甘えん坊なんだから」
男「帰ったら何する?」
少女「たこやき一緒に食べたいな」
男「それいいな」
少女「うん。あの夏祭りで食べたたこやき、美味しかったもんね」
男「そうだね、姉ちゃん」
少女「えへへ」
男「よー」
少女「お兄ちゃん」
男「もうすぐ退院できるんだってな」
少女「うん」
男「よかったな」
少女「またお兄ちゃんと一緒に過ごせるね」
男「俺も姉ちゃんがいないと寂しいな」
少女「もう、甘えん坊なんだから」
男「帰ったら何する?」
少女「たこやき一緒に食べたいな」
男「それいいな」
少女「うん。あの夏祭りで食べたたこやき、美味しかったもんね」
男「そうだね、姉ちゃん」
少女「えへへ」
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