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    元スレ恒一「有田さんが普通じゃなくなる現象……?」

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    みんなの評価 :
    タグ : - アナザー + - 有田松子 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    201 = 123 :

    204 = 1 :

    今帰ってきた。ご飯食べてくる

    206 :

    >>204
    おかえり

    207 = 123 :

    よっしゃああああああぁ
    あと少しだ野郎ども!

    208 = 185 :

    ヒャッハー待ってました

    209 = 171 :

    210 :

    パンツ脱いだ

    211 :

    シャツ脱いだ

    212 = 62 :

    早くしてくれー

    213 :

    早く

    215 = 171 :

    高林

    216 = 1 :

    とりあえず、保守さんくす


    次の日、学校

    赤沢(結局、あれから皆、流れ解散になってしまった)

    赤沢(今日、有田さんがどういう形で入ってくるかで、今後の対策も変わる……)

    赤沢(呪いが解けていれば、悲しい話だけれど、有田さんの恋は破れたという事)

    赤沢(そうなってくれれば、後輩達に有益な情報を作る事が出来る)

    赤沢(……嫌なものね、私は彼女がふられる事を望んでいる)

    赤沢(もし、呪いが解けていなければ、「アリタ」の呪いは、一度恋をしたら、学年の終わりまで解けないという事。最悪のケースね)

    赤沢(それとも、有田さんが、まだ……)

    217 = 1 :

    赤沢(何にせよ、いつもの有田さんなら、そろそろ入ってくるはず……)

    恒一「…………」

    赤沢(榊原君も、心なしか緊張した様子ね……)

    ガラララ

    ??「恒一おにーちゃーん! おっはよーっ!」

    クラス一同「!?」

    218 = 1 :

    ロリ有田「あれ? 皆早いね、えへへ、松子寝坊しちゃったかな?」ギュー

    赤沢(なんという事……あれは、どう見ても普通には見えないわ!)

    小椋(見た目が松子そのままなだけに……)

    綾野(マニアックだね……)

    見崎(幼児プレイ……)

    恒一「有田さんっ! その、抱きつくのはちょっと……」

    ロリ有田「えー、やだやだー! 松子、お兄ちゃんから離れたりしないもん!」

    恒一(くっ…………)

    219 :

    待ってました!

    220 = 1 :

    恒一「で、でも、授業が始まったらこんな事は……」

    ロリ有田「授業が始まってもするのーっ! そうだ、なら……ねえ、水野君」

    水野「は、はいっ!」

    ロリ有田「恒一お兄ちゃんと、席を交換して」

    恒一「そんな事、出来るわけが……」

    赤沢(ぶっちゃけ、現象のせいだし出来るわ)

    221 = 1 :

    久保寺「ようし、お前らせきにつk……」

    ロリ有田「あっ! せんせーっ! ねぇ、松子のお願い聞いてくれる?」

    ロリコン久保寺「うん! いいよっ!」ニッコリ

    ロリタ「水野君の席と、恒一お兄ちゃんの席を交換してほしいんだ!」

    ロリ寺「もちろんおっけーさ!」ニッコリ

    ロリタ「やったーっ! お兄ちゃん、これで隣同士だね!」

    恒一「あぁ、うん……そうだね」

    222 = 170 :

    おかえりいい

    223 = 73 :

    おい…久保寺…

    224 = 1 :

    授業中

    恒一「ねえ、有田さん」

    ロリタ「んー? なぁに、お兄ちゃん」ギュー

    恒一「どうして、席がずれて、僕の席にくっついてるの?」

    ロリタ「松子ね、今日の用意を全部忘れて来ちゃったの! だから、お兄ちゃんの教科書を見せてもらうんだ!」

    恒一「じゃあ、どうして僕にくっついてるの?」

    ロリタ「え? 何でそんな事を聞くの?」

    小椋(授業中くらい、静かにしてほしい限りね……)

    佐藤(黒板が見えないわ……)

    見崎(有田さん、アホ毛が立ってる……)

    226 = 1 :

    昼休み

    ロリタ「お兄ちゃん、あーんしてっ!」

    恒一「えぇっ!?」

    ロリタ「後でお兄ちゃんにもあーんしてあげるから、お願いー」ギュー

    恒一「もう、仕方が無いなぁ、ほら、あーん」

    ロリタ「あむっ! えへへ、おいしいね!」

    綾野(すっかりこういっちゃんが懐柔されてるね。午前中抱きしめられ続けたのは、やっぱり影響があったのかな?)

    227 :

    画像班はまだか!

    228 = 1 :

    赤沢(この場合の対策……何か、何か手を打たないと!)

    赤沢「おい、中尾!」

    中尾「イエス、ボス」シュタッ

    赤沢「千曳先生に、現状を伝えに行きなさい。そして、どうにかする方法を聞く事。三十秒で図書室まで、良いわね?」

    中尾「イエス、ボス」ヒュオン

    赤沢(もっとも、対策案なんて、一つしか無いでしょうけど)

    229 = 62 :

    こんな有田さんなら理性飛ぶ

    230 = 53 :

    この現象は止めなくてもいいな

    231 = 1 :

    赤沢(有田さんのあの様子、間違えようがない)

    ロリタ「お兄ちゃん、もう一回食べさせてっ!」ウフフ

    恒一「えーっ、僕まだ食べさせてもらってないよ」アハハ

    赤沢(有田さんは、榊原君の事を諦めていない)

    ロリタ「仕方が無いなぁ、お兄ちゃんは。ほら、あーんっ!」ウフフ

    恒一「ありがとう、有田さん」アハハ

    ロリタ「だーめっ! 『松子』って呼んでくれるまで、食べさせてあげないっ!」ウフフ

    恒一「松子……さん?」

    ロリタ「だめ! 呼び捨てっ!」

    恒一「お願いだよ、松子」

    ロリタ「仕方が無いなぁっ! あーんっ!」

    赤沢(でも、私はあんなに楽しそうな榊原君に、もう一度有田さんを振れって言うの?)

    232 :

    久保寺先生www

    233 = 1 :

    赤沢(三年三組演劇部、緊急対策会議を行うわ)アイコンタクト

    小椋、綾野(わかったよ、泉美)

    廊下

    赤沢「……見ての通り、呪いはかかったままよ」

    小椋「……うん」

    赤沢「友人として、二人に聞くわ。どうすればいいと思う?」

    綾野「私は、このままでいいと思うよ」

    小椋、赤沢「えっ……」

    綾野「松子のあの姿。昨日、こういっちゃんがああ言ったから、ああなったんだと、私は思う。そう考えてみれば、あのスケバン松子も、きっと『伝えたい事を伝えたい人に伝えれる自分』のイメージなんじゃなかったかな。根っこの所で松子のままだったから、失敗だったけど」

    綾野「だから、私が思うに松子は、こういっちゃんに好かれる自分になろうとしてるんだよ。それは、現象なんて関係ない、普通の恋愛でもする事だ」

    小椋「私は……彩の意見には反対かな」

    小椋「私の知ってる松子は、あんな前向きに、好きな男子に抱きつけるような、そんな恋が出来る子じゃない。なら、あれは現象が引き起こした、偽物の松子の姿だよ。今は良いかもしれないけれど、卒業した後、松子がすべてを知った時に、絶対に悲しむ」

    小椋「松子の為を思うなら、私は榊原君が、もう一度松子をふるべきだと、思う」

    234 :

    すばらしい

    235 = 73 :

    さすが俺のおぐりん
    いいこと言う

    236 = 1 :

    赤沢「……二人の意見はわかったわ。難しい問題ね」

    中尾「……ボス、ミスター千曳から伝言が」ヒュオン

    赤沢「聞くわ」

    中尾「『榊原君だって、事情はわかっているはずだ。これはもう、クラスの問題というよりは、二人の問題だ。あまり口をはさむべきではない』だそうです」

    赤沢「……そう、下がりなさい」

    中尾「イエス、ボス」ヒュオン

    237 = 1 :

    小椋「それで、どうするの? 現状維持? 振ってもらう? 二人に任せる?」

    赤沢「……わからないわ。何が正解なのか、わからない。現象のパターンが掴めていないのもあるけれど、私は心のどこかで、私の都合で榊原君が有田さんをふる事を望んでいる。こんな精神状態じゃ、対策係として正しい判断が出来ない」

    赤沢「無能と罵ってくれて結構よ。私には、その自覚がある」

    綾野「そんな事、無いよ。今日、もう一度クラス会議を開こう」

    小椋「そうだね、まだ呪いは始まったばかりだもん、どうにかなるよ」

    238 = 1 :

    放課後

    ロリタ「おにーちゃーんっ! 一緒に帰ろっ!」

    恒一「……うん、良いよ!」

    ロリタ「えへへ、やったぁ!」

    恒一「…………」

    239 = 1 :

    廊下

    ロリタ、恒一「ねえ」

    恒一「有田さんから、言ってよ」

    ロリタ「『松子』って呼んでくれなかったから、お兄ちゃんから言ってっ!」

    恒一「……松子は、今、幸せ?」

    ロリタ「うん? 松子はお兄ちゃんさえいれば、幸せだよ?」

    恒一「じゃあ、君の中の『有田さん』は今、幸せ?」

    ロリタ「何の事を言ってるの? 松子は松子だよ? 変なお兄ちゃん、怒っちゃうよ?」

    恒一「ごめんごめん……じゃあ、松子は何を聞きたかったの?」

    ロリタ「お兄ちゃん……今日の私、どうだった?」

    恒一「どうって?」

    ロリタ「お兄ちゃんの好きな私だった? お兄ちゃんにとって特別な私だった? お兄ちゃんが好きになれる私だった?」

    恒一「……有田さん?」

    ロリタ「松子は松子だよ。お兄ちゃん、昨日、嘘ついたの?」

    241 :

    中尾が役に立ってるぞー

    242 = 1 :

    恒一「……何が言いたいの? 松子」

    有田「昨日、お兄ちゃん言ったよね。幼い子が好きだって。愛してるって」

    有田「だから私、頑張ったんだよ。榊原君が好きになってくれるような、そんな女の子になりたいって、すっごく頑張ったんだよ」

    有田「でも、今日の榊原君、ちっとも嬉しそうじゃない。ずっと、寂しそうな目で私の事を見ていた」

    有田「ねえ、私は、何に失敗しちゃったの? まだ、私は普通の女の子なの?」

    恒一「有田さんっ!?」

    有田「ごめんね! 私、先に帰るっ!」タタタタ

    243 = 1 :

    恒一「有田さん……」

    恒一(今、ほんの少しの間だけど、『普通の有田さん』だった気がする)

    恒一(僕は、どうすればいい? 僕は有田さんに何が出来る?)

    恒一「そうだ、怜子さんなら、昔の呪いの事、知ってるかも……」

    恒一(まだ、部活にいるかな。家にいるかな……あぁ、望月が今日は休みだって言ってたっけ)

    恒一「急いで、家に帰ろうっ!」

    244 = 170 :

    しえん

    245 :

    どうしても有田って聞くと
    上田じゃないほうが出てくる

    246 = 1 :

    恒一宅

    恒一「はぁっはぁっ、怜子さんっ!」

    「おかえり恒一く……どうしたの? そんなに走ったら、また体がっ!」

    恒一「今はそんな事は良いんだッ! お願いだよ、怜子さんが中学三年生だったころ、何組だった?」

    「そんな事って……えっと、三組だったわ」

    恒一「なら、『アリタの呪い』を見たんだよね?」

    「ええ……受験勉強に、とても触ったわ」

    247 = 1 :

    恒一「ねえ、その時の事、何でも良いんだ。少しでも情報が欲しいんだ。怜子さん、教えてくれる?」

    「そうね、私が教えられる事なんて限られているけど……」

    「私達の代の「アリタ」は一目惚れだったわ。今はブラジルにいるんだったかしらね、この前テレビに出ていたわ」

    「一目惚れされた女の子は、私の友達だったんだけど、最初は本気でうざがってたわね」

    「まぁ、クラスの中で大音量でサンバの音楽を流され、踊られるわけだから、嫌に決まってるわよ」

    「でも、その原因も女の子に有ったのよ」

    「運が悪かったと言うか、なんと言うか。三年三組になった頃、丁度五年とか呪いがない年だったから、アリタの呪いの事は七不思議程度にしか思ってなかったのよ」

    248 = 1 :

    「だから、誰も気にしてなかった。あぁ、思い出した。あの子と私が話している時、彼は横から見ていたわ」

    「あの子、その頃ダンスに嵌っててね。いっつもその話を、していたわ。そして、いつものようにおしゃべりをしていて、『ダンサーってかっこいい』って話をしたのよ」

    「次の日、サンバ男が現れたわ」

    「うん、そっからはどうしようも無い日々だったわね。来る日も来る日もサンバサンバサンバ。飽きたわ」

    「会話もまともに出来ないし、彼を止める手段は無かったの……あれ? でも、一回何かあったわね……何だったかしら」

    250 = 1 :

    恒一「ね、ねえ、何があったの?」

    「ごめんなさい。何せ十五年も前の話だか ら、覚えて無いわ。知り合いに確認しておくか ら、ちょっと待ってて。来週には伝えれるよう にするから」

    恒一「……わかった」

    「貴方に差し迫った事だから、しょうがな いとは思うけど……普通に、面と向かってふる、 で解決出来ないの?」

    恒一「それは、出来ないよ」

    「でも、ただのクラスメイトでしょう? 理由もあるし、クラスに居づらくなるわけじゃ ……」

    恒一「違うんだよ、怜子さん」

    「えっ?」

    恒一「僕は、いつからか……有田さんをふるなん て選択肢を、無くしちゃったんだ。それに、そ の選択肢を選ぶつもりも、無い」


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